JP2008049893A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離強度を増強させることができる上、製造コストの低廉化が可能であるとともに摺動抵抗や音の発生を抑えることができる車両用シートスライド装置を提供する。
【解決手段】ロアレール10と、ベルトアンカ60を固着するベルトアンカブラケット50が固着されたアッパレール20と、アッパレール20をロアレール1に解除可能にロックするロック機構30と、を備えた車両用シートスライド装置である。ベルトアンカブラケット50は、アッパレール20の上面に固着され、この上面と平行な平面からなるレール固着部51と、レール固着部51から下方に伸び、ロアレール10の上面と近接する荷重分散部54と、レール固着部51から上方に伸び、ベルトアンカ60が固着されるアンカ固着部52と、を有しており、アッパレール20の前方に延在している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アッパレールにシートベルトアンカが固着された車両用シートスライド装置に関する。
従来、特許文献1に記載された車両用シートスライド装置が知られている。この車両用シートスライド装置は、特許文献1の図2に示すように、車両のフロア13に固定されるロアレール11と、車両のシートに固定され、ロアレール11に対し移動可能に支持されるとともに、ベルトアンカ20を固着するベルトアンカブラケット(アッパブラケット)30が固着されたアッパレール12を備えている。ロアレール11の下面には係合プレート33が固着され、係合プレート33の一端には係合レール33aが形成されている。また、ベルトアンカブラケット(アッパブラケット)30にはベルトアンカープレート34が固定され、ベルトアンカープレート34の下端部がアッパレール12の側壁部12bに溶接等により固着されている。このベルトアンカープレート34の下端には、係合プレート33の係合レール33aと対向する係合片34aが形成されている。
この車両用シートスライド装置では、ベルトアンカ20に剥離荷重が加わると、この剥離荷重は、ベルトアンカブラケット(アッパブラケット)30とベルトアンカープレート34とを介してアッパレール12全体に分散して伝わるとともに、係合片34aと係合レール33aとが係合することによりロアレール11にも伝わる。したがって、この特許文献1記載の車両用シートスライド装置によれば、ベルトアンカ20で受ける剥離荷重を両レール11、12全体で受けることになり、アッパレール12のロアレール11からの剥離強度が増強される。
また、特許文献2に記載された車両用シートスライド装置も知られている。この車両用シートスライド装置は、特許文献2の図3に示すように、車両のフロアに固定されるロアレール101と、車両のシートに固定され、ロアレール101に対し移動可能に支持されるとともに、ベルトアンカ(シートベルトアンカ)601を固着するベルトアンカブラケットが固着されたアッパレール201を備えている。ベルトアンカブラケット近傍のアッパレール201内には、略逆J字形のフック部材611が固着されている。また、ロアレール101にはねじ棒401が回転不能に固着されている。このねじ棒401は、モータの回転をアッパレール201の前後方向の移動に変換するものである。
この車両用シートスライド装置では、ベルトアンカ(シートベルトアンカ)601に剥離荷重が加わると、この剥離荷重は、アッパレール201に伝わるとともに、フック部材611とねじ棒401とが係合することによりロアレール101にも伝わる。したがって、この特許文献2記載の車両用シートスライド装置によれば、ベルトアンカ(シートベルトアンカ)601で受ける剥離荷重を両レール101、201全体で受けることになり、アッパレール201のロアレール101からの剥離強度が増強される。
実公平8−10038号公報 特開2004−106713号公報
しかし、特許文献1記載の車両用シートスライド装置では、ベルトアンカブラケット(アッパブラケット)30以外に係合プレート33及びベルトアンカープレート34が必要である。また、特許文献2記載の車両用シートスライド装置では、ベルトアンカブラケット以外にフック部材611が必要である。そのため、両車両用シートスライド装置では、部品点数及び締結箇所が増加するため、製造コストが高騰化するとともに摺動抵抗や音の発生が懸念される。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、剥離強度を増強させることができる上、製造コストの低廉化が可能であるとともに摺動抵抗や音の発生を抑えることができる車両用シートスライド装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る車両用シートスライド装置の特徴は、車両のフロアに固定されるロアレールと、車両のシートに固定され、前記ロアレールに対し移動可能に支持されるとともに、ベルトアンカを固着するベルトアンカブラケットが固着されたアッパレールと、該アッパレールを前記ロアレールに解除可能にロックするロック機構と、を備えた車両用シートスライド装置において、前記ベルトアンカブラケットは、前記アッパレールの上面に固着され、該上面と平行な平面からなるレール固着部と、該レール固着部から下方に伸び、前記ロアレールの上面と近接する荷重分散部と、該レール固着部から上方に伸び、前記ベルトアンカが固着されるアンカ固着部と、を有し、前記ベルトアンカブラケットは、前記アッパレールの前方に延在することである。
請求項2に係る車両用シートスライド装置の特徴は、請求項1において、前記レール固着部には、前記ベルトアンカブラケットの剛性を高める補強部材が設けられていることである。
請求項3に係る車両用シートスライド装置の特徴は、請求項2において、前記ロック機構は、前記ロアレールに設けられ、前記ロアレールの長手方向に並設された複数のロック部と、前記アッパレールに設けられ、前記アッパレールの長手方向に伸びる回動軸線回りに回動され、前記ロック部に対し係脱可能なロック部材と、前記回動軸線方向に前記ロック部材を支持するロックブラケットとを有し、前記補強部材は、前記ロックブラケットであることである。
請求項4に係る車両用シートスライド装置の特徴は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記ベルトアンカブラケットの荷重分散部は、前記レール固着部から下方に伸びる側壁部と、該側壁部の下端から水平方向に伸びる水平部とを有していることである。
請求項5に係る車両用シートスライド装置の特徴は、車両のフロアに配設されるロアレールと、車両のシートに配設され、前記ロアレールに対して移動可能に支持されるアッパレールと、前期アッパレールに配設され、ベルトアンカを取り付けるベルトアンカブラケットと、を備えた車両用シートスライド装置において、前記ベルトアンカブラケットは、前記ロアレールに当接可能な荷重分散部を有することである。
請求項6に係る車両用シートスライド装置の特徴は、請求項5において、前記荷重分散部は、前記ベルトアンカブラケットに所定値以上の荷重が作用した場合に前記ロアレールに当接することである。
請求項7に係る車両用シートスライド装置の特徴は、車両のフロアに配設されるロアレールと、車両のシートに配設され、前記ロアレールに対して移動可能に支持されるアッパレールと、前期アッパレールに配設され、ベルトアンカを取り付けるベルトアンカブラケットと、前記アッパレールを前記ロアレールに解除可能にロックするロック機構と、を備えた車両用シートスライド装置において、前記ロック機構は、前記ロアレールと前記アッパレールのどちらか一方に配設されたロック部と、前記ロアレールと前記アッパレールのどちらか他方に配設され、該ロック部に対して係脱可能なロック部材と、該ロック部材を支持するロックブラケットとを有し、前記ベルトアンカブラケットは、前記ロックブラケットを介して前記アッパレールに取り付けられることである。
請求項1に係る車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケットがアッパレールの前方に延在するため、ベルトアンカに剥離荷重が加わると、この剥離荷重はベルトアンカブラケットのレール固着部を介してアッパレールに伝わるとともに、ベルトアンカブラケットの荷重分散部がロアレールを押圧することによりロアレールにも伝わる。そのため、この車両用シートスライド装置では、ベルトアンカで受ける剥離荷重を両レールで受けることができる。また、この車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケット以外に別部材を必要としないため、部品点数及び締結箇所の増加を抑えることができる。したがって、この車両用シートスライド装置によれば、剥離強度を増強させることができる上、製造コストの低廉化が可能であるとともに摺動抵抗や音の発生を抑えることができる。
請求項2に係る車両用シートスライド装置においては、レール固着部にはベルトアンカブラケットの剛性を高める補強部材が設けられているため、これによっても剥離強度を増強させることができる。
請求項3に係る車両用シートスライド装置においては、ロックブラケットが補強部材を兼ねるため、部品点数及び締結箇所の増加を抑えることができる。
請求項4に係る車両用シートスライド装置においては、側壁部の下端から水平方向に伸びる水平部がロアレールを押圧するため、荷重分散部とロアレールとの当接面積が大きくなり、ベルトアンカブラケットの剛性を高めることができる。
請求項5に係る車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケットがロアレールに当接可能な荷重分散部を有するため、ベルトアンカに剥離荷重が加わると、この剥離荷重はベルトアンカブラケットからアッパレールに伝わるとともに、ベルトアンカブラケットの荷重分散部がロアレールに当接することによりロアレールにも伝わる。そのため、この車両用シートスライド装置では、ベルトアンカで受ける剥離荷重を両レールで受けることができる。また、この車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケット以外に別部材を必要としないため、部品点数及び締結箇所の増加を抑えることができる。したがって、この車両用シートスライド装置によれば、剥離強度を増強させることができる上、製造コストの低廉化が可能であるとともに摺動抵抗や音の発生を抑えることができる。
請求項6に係る車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケットに所定値以上の荷重が作用した場合に荷重分散部がロアレールに当接するため、通常時においてはアッパレールとロアレールとの円滑な摺動が妨げられることがない。
請求項7に係る車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケットは、ロックブラケットを介してアッパレールに取り付けられるため、ロックブラケットがベルトアンカブラケットの剛性を高めることとなり、これによっても剥離強度を増強させることができる。
本発明に係る車両用シートスライド装置を具体化した実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1及び図2に示すように、この車両用シートスライド装置は、車両のフロア90の前後方向に固定される一対のロアレール10と、一対のアッパレール20と、アッパレール20をロアレール10に解除可能にロックするロック機構30とを備えている。一対のアッパレール20の一方には、車両のシート91に固定され、ロアレール10に対し移動可能に支持されるとともに、ベルトアンカ60を固着するベルトアンカブラケット50が固着されている。ここで、図1は車両用シートの斜視図であり、図2は1組のロアレール10及びベルトアンカブラケット50が固着されたアッパレール20の正面図である。
次に、各部について詳細に説明する。図3乃至図5に示すように、ロアレール10の長手方向には、ロック機構30を構成するロック部としてのロック孔13a、13bが複数並設されている。ロアレール10は、車両のフロア90に水平な基底部11と、基底部11の両端から上方に伸びた内側の第1側部12a及び外側の第1側部12bと、両第1側部12a、12bの上端から内方向に伸びた上部14a、14bと、上部14a、14bの内方向の一端から下方に伸びた第2側部15a、15bとを有している。ロック孔13a、13bは、内側の第1側部12a及び外側の第1側部12bに設けられている。
アッパレール20は、車両のフロア90に水平な基板部21と、基板部21の両端から下方に伸びた内側の垂下部22a及び外側の垂下部22bと、両垂下部22a、22bの下端から外方向に伸びた連結部23a、23bと、連結部23a、23bの外方向の一端から上方に伸びた内側の起立部24a、及び外側の起立部24bとを有している。また、両起立部24a、24bにはロック孔13a、13bと対向し得る透孔25a、25bが設けられている。
ロアレール10とアッパレール20との間には、両レール10、20を摺動可能に保持する摺動保持部材40が配設されている。1組のロアレール10とアッパレール20との間には、前後で分割された4つの摺動保持部材40が配設されている。摺動保持部材40は、樹脂製のリテーナ41と、リテーナ41により回転自在に保持されるボール42とからなっている。
ロック機構30は、ロック孔13a、13b、ロック部材としてのロックレバー31、ロックブラケット32及びスプリング35を有している。ロックレバー31には、ロック孔13aに対し係脱可能なロック爪31aが下方に設けられている。また、ロックレバー31には連動部31bが上方に設けられており、この連動部31bには、ロックレバー31を回動操作する図示しない解除レバーの押圧部が係合している。ロックレバー31の両端部には、ロックブラケット32により支持される2個の回動板31cが一体として設けられている。各回動板31cには、半球凹面を有する凹部31dが形成されている。
ロックブラケット32は、第1ブラケット33及び第2ブラケット34を有している。ロックブラケット32は、ロアレール10の上方でアッパレール20の基板部21に固定され、ロアレール10の内側の第1側部12aの外部に沿って延在している。第1ブラケット33及び第2ブラケット34の両端部には、ロックレバー31を支持する2個の支持板33a、34aが一体として設けられている。各支持板33a、34aには、凹部31dに嵌合する凸部33b、34bが、回動板31cの凹部31dと対向して形成されている。この凸部33b、34bが凹部31dに嵌合することにより、ロックレバー31がロックブラケット32に支持され、ロックレバー31はアッパレール20の長手方向に伸びる回動軸線31e回りに回動可能にされる。また、第1ブラケット33の下部にはロック孔13aと対向し得る透孔33cが設けられている。アッパレール20がロアレール10にロックされている状態において、ロックレバー31のロック爪31aは透孔25a、33cを貫通するとともにロック孔13aに対し係合している。スプリング35は、ロックレバー31及びロックブラケット32に係止されている。このスプリング35はロック爪31aがロック孔13aに係入される方向にロックレバー31を付勢している。
ベルトアンカブラケット50は、レール固着部51とアンカ固着部52とシート固定部53と荷重分散部54とを有している。レール固着部51は、アッパレール20の上面である基板部21と平行な平面であり、基板部21に固着されている。アンカ固着部52は、レール固着部51の外側から上方に伸び、アンカ固定ボルト52a及びシート固定孔52bが設けられている。シート固定部53は、レール固着部51の内側から上方に伸び、シート固定孔53aが設けられている。このシート固定孔53a、52bによりシート91の一部が固定される。
また、レール固着部51の前方には延長部51aが延在し、延長部51aの外側から荷重分散部54が下方に伸びている。荷重分散部54は、延長部51aの外側から下方に伸びる側壁部54aと、側壁部54aの下端から外側水平方向に伸びる水平部54bとを有し、水平部54bがロアレール10の上部14bと近接している。また、水平部54bの外側からアンカ固着部52が上方に伸びている。このように、ベルトアンカブラケット50は、従来のものに比べ、アッパレール20の前方に延在する部分を有している。さらに、延長部51aとアッパレール20の基板部21との間には、ベルトアンカブラケット50の剛性を高める補強部材としてのロックブラケット32が設けられている。
ベルトアンカ60は、バックル61とバックル保持部材62と固定部材63とを有している。固定部材63がアンカ固着部52のアンカ固定ボルト52aに嵌合されナット64により締結されることにより、ベルトアンカ60がベルトアンカブラケット50に固着される。
以上の構成をした車両用シートスライド装置では、図6に示すように、ベルトアンカ60に非常に大きな剥離荷重Fが加わると、両レール10、20に垂直な方向の分力F1により、中心Oに対して左回転のモーメント(F1×L1)が働く。このため、ベルトアンカブラケット50は中心Oを中心として左回転をし始め、これによりアッパレール20がロアレール10に対して後方から剥離するように変形し始める。しかし、荷重分散部54の水平部54bがロアレール10の上部14bと当接して押圧すると、水平部54bはロアレール10からロアレール10に垂直な方向に反力F2を受ける。この反力F2により、ベルトアンカブラケット50には中心Oに対して右回転のモーメント(F2×L2)が働く。こうして、反力F2によるモーメント(F2×L2)により、分力F1によるモーメント(F1×L1)が弱められ、アッパレール20のロアレール10からの剥離が抑制される。
本実施形態の車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケット50がアッパレール20の前方に延在するため、ベルトアンカ60に剥離荷重Fが加わると、この剥離荷重Fはベルトアンカブラケット50のレール固着部51を介してアッパレール20に伝わるとともに、ベルトアンカブラケット50の荷重分散部54がロアレール10を押圧することによりロアレール10にも伝わる。そのため、この車両用シートスライド装置では、ベルトアンカ60で受ける剥離荷重Fを両レール10、20で受けることができる。また、この車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケット50以外に別部材を必要としないため、部品点数及び締結箇所の増加を抑えることができる。したがって、実施形態の車両用シートスライド装置によれば、剥離強度を増強させることができる上、製造コストの低廉化が可能であるとともに摺動抵抗や音の発生を抑えることができる。
また、この車両用シートスライド装置においては、レール固着部51にはベルトアンカブラケット50の剛性を高める補強部材としてロックブラケット32が設けられているため、これによっても剥離強度を増強させることができるとともに、部品点数及び締結箇所の増加を抑えることができる。
さらに、この車両用シートスライド装置においては、側壁部54aの下端から水平方向に伸びる水平部54bがロアレール10を押圧するため、荷重分散部54とロアレール10との当接面積が大きくなり、ベルトアンカブラケット50の剛性を高めることができる。
また、この車両用シートスライド装置においては、ベルトアンカブラケット50に所定値以上の荷重が作用した場合に荷重分散部54がロアレール10に当接するため、通常時においてはアッパレール20とロアレール10との円滑な摺動が妨げられることがない。
以上、本発明の車両用シートスライド装置を実施形態に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態の車両用シートの斜視図。 実施形態に係り、1組のロアレール、アッパレールの正面図。 実施形態に係り、1組のロアレール、アッパレールの分解斜視図。 実施形態に係り、図2におけるIV−IV矢視断面図。 実施形態に係り、図2におけるV−V矢視断面図。 実施形態に係り、ベルトアンカに剥離荷重が加わった場合のベルトアンカブラケットに加わる力を示す図。
符号の説明
10…ロアレール、13a、13b…ロック部(ロック孔)、20…アッパレール、30…ロック機構、31…ロック部材(ロックレバー)31e…回動軸線、32…補強部材(ロックブラケット)、50…ベルトアンカブラケット、51…レール固着部、52…アンカ固着部、54…荷重分散部、54a…側壁部、54b…水平部、60…ベルトアンカ、90…フロア、91…シート。

Claims (7)

  1. 車両のフロアに固定されるロアレールと、
    車両のシートに固定され、前記ロアレールに対し移動可能に支持されるとともに、ベルトアンカを固着するベルトアンカブラケットが固着されたアッパレールと、
    該アッパレールを前記ロアレールに解除可能にロックするロック機構と、を備えた車両用シートスライド装置において、
    前記ベルトアンカブラケットは、前記アッパレールの上面に固着され、該上面と平行な平面からなるレール固着部と、該レール固着部から下方に伸び、前記ロアレールの上面と近接する荷重分散部と、該レール固着部から上方に伸び、前記ベルトアンカが固着されるアンカ固着部と、を有し、
    前記ベルトアンカブラケットは、前記アッパレールの前方に延在することを特徴とする車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1において、前記レール固着部には、前記ベルトアンカブラケットの剛性を高める補強部材が設けられていることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項2において、前記ロック機構は、前記ロアレールに設けられ、前記ロアレールの長手方向に並設された複数のロック部と、前記アッパレールに設けられ、前記アッパレールの長手方向に伸びる回動軸線回りに回動され、前記ロック部に対し係脱可能なロック部材と、前記回動軸線方向に前記ロック部材を支持するロックブラケットとを有し、
    前記補強部材は、前記ロックブラケットであることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記ベルトアンカブラケットの荷重分散部は、前記レール固着部から下方に伸びる側壁部と、該側壁部の下端から水平方向に伸びる水平部とを有していることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 車両のフロアに配設されるロアレールと、
    車両のシートに配設され、前記ロアレールに対して移動可能に支持されるアッパレールと、
    前期アッパレールに配設され、ベルトアンカを取り付けるベルトアンカブラケットと、を備えた車両用シートスライド装置において、
    前記ベルトアンカブラケットは、前記ロアレールに当接可能な荷重分散部を有することを特徴とする車両用シートスライド装置。
  6. 請求項5において、前記荷重分散部は、前記ベルトアンカブラケットに所定値以上の荷重が作用した場合に前記ロアレールに当接することを特徴とする車両用シートスライド装置。
  7. 車両のフロアに配設されるロアレールと、
    車両のシートに配設され、前記ロアレールに対して移動可能に支持されるアッパレールと、
    前期アッパレールに配設され、ベルトアンカを取り付けるベルトアンカブラケットと、
    前記アッパレールを前記ロアレールに解除可能にロックするロック機構と、を備えた車両用シートスライド装置において、
    前記ロック機構は、前記ロアレールと前記アッパレールのどちらか一方に配設されたロック部と、前記ロアレールと前記アッパレールのどちらか他方に配設され、該ロック部に対して係脱可能なロック部材と、該ロック部材を支持するロックブラケットとを有し、
    前記ベルトアンカブラケットは、前記ロックブラケットを介して前記アッパレールに取り付けられることを特徴とする車両用シートスライド装置。
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