JPH0738023Y2 - 産業車両用シートベルト - Google Patents

産業車両用シートベルト

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JPH0738023Y2
JPH0738023Y2 JP1988004065U JP406588U JPH0738023Y2 JP H0738023 Y2 JPH0738023 Y2 JP H0738023Y2 JP 1988004065 U JP1988004065 U JP 1988004065U JP 406588 U JP406588 U JP 406588U JP H0738023 Y2 JPH0738023 Y2 JP H0738023Y2
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JP
Japan
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tongue
engine hood
seat
webbing
seat belt
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988004065U
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JPH01108859U (ja
Inventor
徹 渡辺
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は産業車両用シートベルトに関する。
本考案の産業車両用シートベルトは、フォークリフト等
のように、上面にシートベルトを載置して後転開閉可能
に枢支されたエンジンフードを有する産業車両に利用で
きる。
〔従来の技術〕
従来より、フォークリフト等の産業車両は、激しい横揺
れや横転を起こした場合に運転者の安全を図るため、ま
た、運転者の運転中の姿勢を良好に保つため、汎用のシ
ートベルトが取り付けられている。このシートベルト
は、通常、シートから延在されてその折り返し端に対の
バックルと噛合するタングが取り付けられたシートベル
トウェビング(以下単にウェビングという)を備えてお
り、シートベルトの装着を容易に行うため、噛合するバ
ックルと干渉しないタングの基部に幾分厚めに形成され
た把持部を有している。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、上記フォークリフト等の産業車両は、機能
上、整備上の要請から後転開閉自在のエンジンフードの
上にシートが載置されている。例えば該フォークリフト
は、第3図の後斜視図に示すように、車体100に2個の
ヒンジ101を介してエンジンフード102が枢支され、この
エンジンフード102の上にシート103が載置されている。
このシート103の片側から前記ウェビング104が延在され
ている。エンジンフード102は、閉じた状態(第3図の
2点鎖線)と比べて、開いた状態(第3図の実線)では
車体100との間に存在する空隙105が一段と拡張される。
この空隙105の変化は、エンジンフード102とヒンジ101
の回転中心101aとの相対位置関係から必然的に生じるも
のである。従って、エンジンフード102の後転に伴って
垂下したウェビング104は、前記幾分厚めの把持部104a
すらごく自然に前記拡張された空隙105に入り込んでし
まう。そしてそのまま不用意にエンジンフード102を閉
じた場合には、噛み込んだ前記把持部104aがエンジンフ
ード102を損傷したり、また、ウェビング104自体まで入
り込んだときは装着時にこれが抜出不能になるという不
都合を生じる。
本考案は、これらの問題点を解決すべくなされたもので
あって、産業車両のエンジンフードと車体間の拡張空隙
に入り込まないシートベルトの提供を技術課題としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の産業車両用シートベルトは、上面にシートを載
置して後転開閉可能に枢支されたエンジンフードを有す
る産業車両において、前記シートから延在されてその折
り返し端に対のバックルと噛合するタングが取り付けら
れたウェビングと、前記エンジンフードと車体間の拡張
空隙を越える高さを有して該タングに装着された合成樹
脂製の握持体とを備え、該握持体はバックルの挿入を許
容する開口を存してタングの全周域を囲覆し、かつ前記
開口縁部がバックルの挿入を案内すべく曲面状に形成さ
れてなるものである。
〔作用〕
本考案の産業車両用シートベルトでは、合成樹脂製の握
持体が少なくともエンジンフードと車体間の拡張空隙を
越える高さに形成されているため、この空隙にウェビン
グが入り込むことは確実に防止される。
とくに前記握持体がバックルの挿入を許容する開口を存
してタングの全周域を囲覆するように形成されているた
め、露出した金属製のタングが衝接して車体を傷つける
ことも同時に防止される。また、握持体の前記開口縁部
がバックルの挿入を案内すべく曲面状に形成されて、タ
ングとバックルの噛合をきわめて円滑にしているので、
素早い装着が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
本実施例のフォークリフト用シートベルトは、第1図及
び第2図に示すように、シート(図示せず)から延在さ
れてその折り返し端に対のバックル9と噛合するタング
2が取付けられたウェビング1と、このタング2に装着
され、フォークリフトのエンジンフードと車体間の拡張
空隙(第3図参照)を越える高さに形成された握持体3
とからなる。
ウェビング1は、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維
の原糸を所定長さ、所定幅、所定厚さに織製したもので
ある。このウェビング1は、その一端をシートの右側部
に金具(図示せず)を介して固定され、合成樹脂製で断
面ロ字形状の管状のホルダ11で長さを調整される。すな
わち、ウェビング1は、前記シートに固定される一端か
ら所定距離離れた他端側でホルダ11に摺動可能に挿入し
ている第1端部1aと、この第1端部1aより他端側でホル
ダ11への挿入後所定距離おいて上方へ折り返している第
1折り返し部1bと、この第1折り返し部1bよりさらに他
端側で前記第1端部1aの上方で再びホルダ11に摺動可能
に挿入している第2端部1cと、この第2端部1cよりさら
に他端側でホルダ11への挿入後すぐに上方へ折り返して
いる第2折り返し部1dと、この第2折り返し部1dよりさ
らに他端側でホルダ11の上方外面をまたいで前記第2端
部1cに縫い付けられている終端部1eとをもつ。従って、
終端部1eが前記拡張空隙105に入り込むことはない。
タング2は、前記ウェビング1の折り返し部1bをくさび
効果によって緊締するウェビング1の幅より長いほぼ四
角柱状のアジャストバー21と、このアジャストバー21よ
りやや短く、かつウェビング1の幅より長い開口22a及
びバックル9と噛合する開口22bをもつ金属製の平板22
とからなる。
3は、前記タング2に装着され、第3図に示すエンジン
フードと車体間の拡張空隙105を越える高さに形成され
た軟質合成樹脂製の握持体であって、該握持体3は、バ
ックル9の挿入を許容する開口3aを存してタング2の全
周域を囲覆するように形成され、さらに前記開口3aの縁
部30aがバックル9の挿入を案内すべく曲面状に形成さ
れている。なお、該握持体3には、前記アジャストバー
21を安定的に支持する固定部材3bが一体的に形成される
とともに、該握持体3の外面より快適に握持しうるよう
に任意選択的にその形状が設定される。
そして前記握持体3の装着は、例えばタング2の平板22
の開口22aに前記構成のウェビング1の第1折り返し部1
bを挿入し、この第1折り返し部1bににアジャストバー2
1を挿入したのち、タング2の上下面にあらかじめ半截
状に形成された握持体3を接着することによって達成さ
れる。
したがって本実施例になるシートベルトのウェビング1
及び握持体3は、確実に前記拡張空隙105への入り込み
が防止される。
〔考案の効果〕
本考案の産業車両用シートベルトは、産業車両のエンジ
ンフードと車体間の拡張空隙に、少なくともその握持体
を入り込ませることはなく、装着時の不都合が完全に解
消できるとともに、露出した金属製タングの衝接によっ
て車体を傷つけるといった不安もなく、さらには円滑、
迅速な装着も可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案実施例を示す正面図、第2図は同縦断側
面図、第3図は従来のフォークリフトを示す後斜視図で
ある。 1……シートベルトウェビング、2……タング 3……握持体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にシートを載置して後転開閉可能に枢
    支されたエンジンフードを有する産業車両において、前
    記シートから延在されてその折り返し端に対のバックル
    と噛合するタングが取り付けられたシートベルトウェビ
    ングと、前記エンジンフードと車体間の拡張空隙を越え
    る高さを有して該タングに装着された合成樹脂製の握持
    体とを備え、該握持体はバックルの挿入を許容する開口
    を存してタングの全周域を囲覆し、かつ前記開口縁部が
    バックルの挿入を案内すべく曲面状に形成されてなる産
    業車両用シートベルト。
JP1988004065U 1988-01-16 1988-01-16 産業車両用シートベルト Expired - Lifetime JPH0738023Y2 (ja)

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JP1988004065U JPH0738023Y2 (ja) 1988-01-16 1988-01-16 産業車両用シートベルト

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01108859U JPH01108859U (ja) 1989-07-24
JPH0738023Y2 true JPH0738023Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31206247

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816154U (ja) * 1981-07-23 1983-02-01 三菱自動車工業株式会社 シ−トベルト装置
JPS61176052U (ja) * 1985-04-24 1986-11-01

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JPH01108859U (ja) 1989-07-24

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