JPH06255445A - 自動車用4点式シートベルト装置 - Google Patents

自動車用4点式シートベルト装置

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Publication number
JPH06255445A
JPH06255445A JP5048106A JP4810693A JPH06255445A JP H06255445 A JPH06255445 A JP H06255445A JP 5048106 A JP5048106 A JP 5048106A JP 4810693 A JP4810693 A JP 4810693A JP H06255445 A JPH06255445 A JP H06255445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
webbing
seat
belt device
seat belt
buckle
Prior art date
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Pending
Application number
JP5048106A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH06255445A publication Critical patent/JPH06255445A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着が容易で、かつ、シートの補強による重
量増加が避けられる4点式シートベルト装置の提供を目
的とする。 【構成】 一端7がセンタピラ8下部に配設された巻取
装置29に連結されて他端15がアンカプレート16を
介してシートスライドレール17に固定され中間にバッ
クル21を備えた一方のウェビング3と、一端27がセ
ンタピラ8下部に配設された巻取装置9に連結されて他
端35がサイドシル39に固定され中間にタング41を
備えた他方のウェビング5とからなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用4点式シート
ベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用4点式シートベルト装置
としては、例えば実開昭62−23755号公報に図
7、図8に示す装置が開示されている。図7はシートベ
ルト装置の構成を示し、図8はそれの装着状態を示して
いる。
【0003】このシートベルト装置201は,いわゆる
3点式シートベルト装置216と2点式シートベルト装
置232とを併用したものであリ、この併用によりシー
トベルト装置201は4点式シートベルト装置となって
いる。
【0004】まず、図7に示すように、3点式シートベ
ルト装置216のウェビング218の一端は巻取装置2
20に連結され、他端223はアンカプレート222部
で前部シート210に固定されている。またウェビング
218の中間には手動のタング226が設けられ、連結
相手のバックル228が前部シート210に固定されて
いる。一方、2点式シートベルト装置232のウェビン
グ234の一端はシートバックに設けられた巻取装置2
36に連結され、他端にはタング240が設けられてい
る。そして、このタング240の連結相手のバックル2
42が前部シート210に固定されている。
【0005】乗員は着座後、3点式シートベルト装置2
16のタング226を引き寄せ、バックル228と連結
する。この連結により、ウェビング218のアンカプレ
ート近傍部224は乗員の腰部にかかってラップベルト
225となり、巻取装置近傍部227は一方の肩ベルト
となる。つぎに、2点式シートベルト装置232のタン
グ240を引っ張ってバックル242と連結する。この
連結により、ウェビング234はもう一方の肩ベルト2
35となる。
【0006】こうして、この4点式シートベルト装置2
01は、前部座席の乗員の緊急時における拘束性を向上
させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の4点式シートベルト装置201にあっては、
タングとバックルとの連結具セットが2組226,22
8,240,242含まれる構成となっているため、4
点式シートベルト装置として使用する場合には、この連
結具セット226,228,240,242をそれぞれ
連結しなければならない。つまり、シートベルトの装着
行為が2回必要になり、単なる3点式シートベルト装置
に比べて装着に手間が掛かるという問題があった。
【0008】また、巻取装置236がシートバックに配
設されているため、車両衝突時に発生するベルトからの
入力に耐えられるようシートを補強する必要があり、こ
の補強によりシートの大幅な重量増加を招くという問題
があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、従来例の効果に加え、装着が
容易で、かつ、シートの補強による重量増加が避けられ
る4点式シートベルト装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、2本のウェビングをシートの両側でそれ
ぞれ上下方向に配索し、前記2本のウェビングの一端を
車体側に固定し、それぞれの他端を緊急ロック可能な近
接位置の車体側の巻取装置に繰出し巻き取り自在に連結
し、前記シートの両側に配索された各ウェビングの中間
部に、互いに連結される一組の連結具を設けたことを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、乗員は着座後、両肩近傍に配
設された各ウェビングの連結具を引き寄せ、自分の前側
で連結する。この連結具のセットは一組だけであるので
連結が容易である。この連結により、両ウェビングはX
字状を呈し、連結具より上方部分の各ウェビングは肩ベ
ルトとなって上半身を拘束し、連結具より下方部分の各
ウェビングは折り返されて乗員の腰部を通りラップベル
トとなって腰部を拘束する。
【0012】また各ウェビングはこの連結によって交叉
することがないので、乗員が連結を解除して、降車する
とき邪魔にならない。
【0013】さらに車両衝突時にベルト装置からの入力
が直接加わる巻取装置やウェビング端部をシートバック
に配設せずに車体側に配設したからシートの補強が不要
であり、従って補強に伴うシートの重量増加が避けられ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1、図2を用
いて説明する。図1は第1実施例のシートベルト装置の
構成を示す図である。図2はそれの装着状態を示す図で
ある。
【0015】まず構成を説明する。シートベルト装置1
は、シートSに対し車幅方向中央側の第1のウェビング
3と同外側の第2のウェビング5とに大別されて構成さ
れ、シートSの両側で上下方向に配索されている。
【0016】第1のウェビング3は、その前部3aがシ
ートSの中央側で上下方向に配索されている。前部3a
の端部、すなわちウェビング3の一端15はアンカプレ
ート16を介してシートスライドレール17(車体側)
に固定されている。後部3bの端部、すなわちウェビン
グ3の他端7はセンタピラ8(車体側)下部に配設され
た巻取装置9の車体前後方向後側に近接配置されたもう
一つの巻取装置29に連結されている。ウェビング3の
後部3bはシートバックSBのインナショルダスルー1
3を通りシートバックSBの背後を斜めに通って前記巻
取装置29にいたっている。インナショルダスルー13
はシートバックSBの図示しないシートバックフレーム
に固定されている。また、ウェビング3の前部3aの中
間部には連結具としてのバックル21が設けられてい
る。このバックル21はインナショルダスルー13と前
記アンカプレート16との間で移動可能に配置されてい
る。
【0017】一方、第2のウェビング5は、その内側部
5aがシートSの外側で上下方向に配索されている。内
側部5aの端部、すなわちウェビング5の一端35はア
ンカプレート31を介してサイドシル39(車体側)に
固定されている。外側部5bの端部、すなわちウェビン
グ5の他端27はセンタピラ8の下部に配設された巻取
装置9に連結されている。ウェビング5の内側部5aは
ショルダアンカ30を通って前記巻取装置9にいたって
いる。ショルダアンカ30はセンタピラ8の上部に固定
されている。また、ウェビング5の内側部5aの中間部
には連結具としてのタング41が設けられている。この
タング41はショルダアンカ30と前記アンカプレート
31との間で移動可能に配置されている。
【0018】つぎに作用を説明する。乗員がシートSに
着座後、タング41とバックル21とを引き寄せ、自分
の前側にて連結する。この状態において、図2のように
前記ウェビング3と前記ウェビング5とはX字状を呈
し、ウェビング3,5のバックル21およびタング41
より上方部分は肩ベルトとなって上半身を拘束し、同下
方部分の各ウェビングは折り返されて乗員の腰部を通り
ラップベルトとなって腰部を拘束する。
【0019】車両の前面衝突時には、前記巻取装置9,
29は内部に備えられた衝撃感知装置(図示せず)によ
りウェビングは自動的にロックされて繰出し不能となる
ので、乗員の慣性により発生する衝撃引張荷重(入力)
はウェビング3,5を経てウェビング3,5の固定部で
ある前記巻取装置29,9、センタピラ8、シートスラ
イドレール17、およびサイドシル39が受ける。こう
してシートベルト装置1は4点拘束となり、緊急時の乗
員の拘束性が向上する。
【0020】このようにして、本実施例によれば、従来
例と同様の効果に加え、乗員自らの連結動作を要するタ
ングとバックルとの連結具が従来例と異なり一組で済む
ので、装着が容易で、かつ、巻取装置9,29やウェビ
ング端部15,35などの、車両衝突時に発生するベル
ト装置からの入力が直接加わる要素部材をシートバック
SB以外の車体側、すなわちセンタピラ8、シートスラ
イドレール17やサイドシル39にしているので、シー
トの補強が不要となる。従って補強に伴うシートの重量
増加が避けられる。
【0021】つぎに、図3、図4を用いて、本発明の第
2実施例を説明する。図3は本第2実施例の4点式シー
トベルト装置69の装着状態を示す。また、図4は本第
2実施例におけるオートラップベルト装置70の構成を
示す。
【0022】本第2実施例の4点式シートベルト装置6
9の構成は、前記第1実施例の構成にオートラップベル
ト装置70を追加した構成であり、オートラップベルト
装置70以外は前記第1実施例と同じであるので、同様
部材には同符号を付して説明を省略し、相違点のみを説
明する。
【0023】このオートラップベルト装置70は、図4
に示すように、第3のウェビング72の一端73が車幅
方向中央部のフロアトンネル部19(車体側)に配設さ
れた巻取装置71に連結され、他端74のアンカ74a
部がスライダ75に連結されている。スライダ75はド
ア83に配設され、前記アンカ74a部はスライダ75
の両端76,77間をドア83の開閉に応じて移動する
ようになっている。
【0024】つぎに作用を説明する。図4に示すよう
に、ドア83を開いた状態では、ウェビング72の前記
他端74のアンカ74a部はスライダ75の前端76に
位置しているが、乗員が着座しドア83を閉めることに
より、ウェビング72の前記他端74はスライダ75上
を移動しスライダ75の後端77に達し、ウェビング7
2は乗員の腰部にかかる。アンカ74a部の移動はドア
83の開閉に連動して作動するモータによってなされ
る。
【0025】こうして、乗員が着座しドアを閉めると、
腰部を拘束するオートラップベルト70が自動的に装着
状態になる。この後、乗員自らがタング41とバックル
21とを自分の前側にて連結させることにより、4点式
シートベルト装置69は図3に示すような装着状態にな
る。
【0026】このようにして、本第2実施例によれば、
前記第1実施例の効果に加え、自動装着されるオートラ
ップベルト装置70を設けているので、乗員の腰部の拘
束性が、さらに高まる。
【0027】また、本第2実施例において、緊急時に乗
員がマニュアルでこのオートラップベルト装置70を外
すことができるように、ウェビング72の途中にまたは
前記他端74の近傍にタングとバックルの連結部を設け
ることもできる。
【0028】つぎに図5、図6を用いて、本発明の第3
実施例を説明する。図5は本第3実施例の4点式シート
ベルト91の装着状態を示す。また、図6は本第3実施
例におけるウェビング93の連結時のタング位置近傍を
示す部分拡大図である。
【0029】本第3実施例の4点式シートベルト装置9
1の構成は、前記第1実施例の構成と大部分が同じであ
り、ウェビング93,95だけが異なる。そこで同部材
には同符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明す
る。
【0030】図5,図6に示すように、ウェビング9
3,95にはそれぞれ複数個の突起物97がタング41
とバックル21との連結時位置の近傍に固着されてい
る。
【0031】こうすることによって、乗員が自分の前側
にてタング41とバックル21とを連結すると、タング
41とバックル21はそれぞれ前記突起物97に引っ掛
かり、装着後、連結位置がずれることなく確実に乗員の
腹部下方に位置し、腰部の拘束性が高まる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来例と同様の効果に加え、乗員自らの連結
動作を要するタングとバックルとの連結具が従来例と異
なり一組で済むので、装着が容易であり、かつ、巻取装
置やウェビング端部などの、車両衝突時に発生するベル
ト装置からの入力が直接加わる要素部材をシートバック
以外の車体側部材にしているので、シートの補強が不要
となり、従って補強に伴うシートの重量増加が避けられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の装着状態を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例の装着状態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例におけるオートラップベル
ト装置の構成図である。
【図5】本発明の第3実施例の装着状態を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例における説明図である。
【図7】従来例の構成図である。
【図8】従来例の装着状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,69,91 4点式シートベルト装置 3,5,72,93,95 ウェビング 8 センタピラ(車体側) 9,29,71 巻取装置 17 シートスライドレール(車体側) 21 バックル(連結具) 39 サイドシル(車体側) 41 タング(連結具) 70 オートラップベルト装置 S シート SB シートバック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のウェビングをシートの両側でそれ
    ぞれ上下方向に配索し、 前記2本のウェビングの一端を車体側に固定し、それぞ
    れの他端を緊急ロック可能な近接位置の車体側の巻取装
    置に繰出し巻き取り自在に連結し、 前記シートの両側に配索された各ウェビングの中間部
    に、互いに連結される一組の連結具を設けたことを特徴
    とする自動車用4点式シートベルト装置。
JP5048106A 1993-03-09 1993-03-09 自動車用4点式シートベルト装置 Pending JPH06255445A (ja)

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JP5048106A JPH06255445A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 自動車用4点式シートベルト装置

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JP (1) JPH06255445A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6042190A (en) * 1997-09-19 2000-03-28 Daimlerchrysler Ag Vehicle seat
DE19828255C2 (de) * 1997-09-19 2000-04-27 Daimler Chrysler Ag Fahrzeugsitz
US6375270B1 (en) 2000-01-13 2002-04-23 Ford Global Technologies, Inc. Seat belt restraint system
US6682094B1 (en) 2000-08-25 2004-01-27 Ford Global Technologies, Llc Restraint system
US6726287B1 (en) * 2002-11-02 2004-04-27 Norbert Janz Belt deflector on a seat

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