JP2001010444A - シートベルト装置のタングプレート - Google Patents

シートベルト装置のタングプレート

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JP2001010444A
JP2001010444A JP11187431A JP18743199A JP2001010444A JP 2001010444 A JP2001010444 A JP 2001010444A JP 11187431 A JP11187431 A JP 11187431A JP 18743199 A JP18743199 A JP 18743199A JP 2001010444 A JP2001010444 A JP 2001010444A
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tongue plate
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cover
cylindrical body
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Yoshibumi Taoka
義文 田岡
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 衝突初期におけるウェビングの移動を阻止で
き、かつシートベルト着脱時の安全性を確保できるとと
もに、組付け時の作業性を向上できるシートベルト装置
のタングプレートを提供する。 【解決手段】 タングプレート1を、バックル挿入部2
bとウェビング5が挿通されるスリット2dを有する筒
体部2aとからなるタングプレート本体2と、筒体部内
に該筒体部の軸と直角方向に相対移動可能に挿入されウ
ェビング5が巻回されたロック部材6と、ロック部材の
両端面に固着され筒体部の両端開口を覆うカバー部材
3,4とから構成する。ロック部材をウェビングの自由
な移動を許容する通常使用位置に規制するストッパ部6
bを設けるとともに、筒体部とカバー部材との間にロッ
ク部材を上記通常使用位置に付勢するばね8を配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に配設さ
れるシートベルト装置に関し、詳細には車体に固定され
たバックルに着脱可能に接続されるタングプレートの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のシートに配設される3
点支持式のシートベルト装置は、例えば、図10に示す
ように、帯状のウェビング51の一端部51aを車体に
固定し、他端部51bを途中にショルダアンカ52を介
在させてロック機構,プリテンショナ機構が内蔵された
リトラクタ53に接続して巻き取り可能とするととも
に、該ウェビング51にタングプレート54を移動自在
に装着し、該タングプレート54を車体に固定されたバ
ックル55に着脱自在に装着した構造となっている。
【0003】この種のタングプレート54としては、従
来、図8,図9に示すように、凸形状の板金製タングプ
レート本体57の基部57bに樹脂部材58を被覆し、
該樹脂部材58,基部57bにスリット59を貫通形成
し、該スリット59にウェビング51を移動自在に挿通
した構造が一般的である。
【0004】上記シートベルト装置は、通常の使用状態
では乗員の動きを妨げない程度の力でウェビング51を
リトラクタ53で自動的に巻き取り、正面衝突等によっ
てウェビング51に所定速度以上で引張り力が作用する
とリトラクタ53のプリテンショナ機構がウェビング5
1を引き締め固定し、これにより乗員をシート56に拘
束する(図10参照)。
【0005】ところが、上記シートベルト装置では、衝
突発生時にプリテンショナ機構が作動してウェビング5
1を固定するまでにライムラグがあり、乗員の拘束を若
干緩める方向にウェビング51がずれる場合がある。こ
のため、近年の安全性に関する要求品質の高まりから乗
員の拘束性能の向上がより一層期待されている。
【0006】このような衝突初期における乗員の拘束性
能を高めるために、従来、例えば、実開平5−3217
5号公報には、スリップジョイント(ショルダアンカ)
のホルダに隙間をあけて対向する一対のガイドを形成
し、ウェビングが巻回されたロック体をガイド間に臨む
ように配置するとともに、該ロック体に固定された軸部
を上記ホルダの軸孔に移動可能に挿入し、該ロック体を
ばねでガイドから離れる方向に付勢した構造のものが提
案されている。これによれば、通常使用時にはウェビン
グの自由な移動を許容し、衝突時にはロック体が移動し
てウェビングをガイド間で挟持固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来公報のシートベルト装置では、スリップジョイントで
ウェビングをロックする構造であり、従って、ウェビン
グのタングプレート折り返し部分での移動を確実に阻止
することができず、結果的に乗員の拘束性能は必ずしも
十分であるとは言えない。
【0008】また上記従来公報では、スリップジョイン
トを組付けるには、2つ折りしたウェビングを下方から
ガイド間を挿通し、該ウェビングの折り返し部を一旦外
方に引き出し、該折り返し部にまずロック体を挿入し、
該ロック体とともに折り返し部をホルダ内に配置する。
この状態で軸部をホルダの軸孔から挿入して上記ロック
体に固定するという手間のかかる組付け作業が必要とな
り、作業性が低いという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、衝突初期におけるウェビングの移動を確実に
阻止して拘束性能を向上でき、かつ組付け時の作業性を
向上できるシートベルト装置のタングプレートを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
衝突時に乗員をシートに拘束するようにしたシートベル
ト装置のタングプレートにおいて、該タングプレート
を、バックル挿入部とウェビングが挿通されるスリット
を有する筒体部とからなるタングプレート本体と、上記
筒体部内に該筒体部の軸と直角方向に相対移動可能に挿
入され上記ウェビングが巻回されたロック部材と、該ロ
ック部材の両端面に固着され上記筒体部の両端開口を覆
うカバー部材とから構成し、上記ロック部材を上記ウェ
ビングの自由な相対移動を許容する通常使用位置に規制
するストッパ部を設けるとともに、該ロック部材を通常
使用位置に付勢するばねを配設し、上記ウェビングに所
定値以上の引張り力が作用したときには上記ロック部材
が上記タングプレート本体とで上記ウェビングを挟持す
るロック時位置に移動することを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、上
記ストッパ部は、上記ロック部材のウェビングの幅方向
外側の両端部に突出形成され、かつ上記筒体部のバック
ル挿入部側内面に当接していることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項1において、上
記ストッパ部は、上記カバー部材に筒体部の外面を覆う
ようにかつ上記筒体部の外面のバックル挿入部の反対側
に当接するように形成されていることを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の作用効果】本発明のタングプレートによれば、
タングプレート本体の筒体部内にロック部材を移動可能
に挿入し、該ロック部材の両端面にカバー部材を固着
し、該カバー部材又はロック部材とタングプレート本体
との間に、該ロック部材をウェビングの自由な移動を許
容する通常使用位置に規制するストッパ部を設けるとと
もに、該通常使用位置に付勢するばねを配設したので、
通常の使用状態では、タングプレートとウェビングとが
自由に相対移動できることからウェビングを巻き取った
り,引き出したりする際にタングプレートが引っ掛かる
ことはなく、着脱時の取り扱いが容易である。
【0014】そして車両衝突等によってウェビングに引
張り力が作用したときには上記ロック部材が移動して該
ロック部材とタングプレート本体とでウェビングが挟持
固定される。これにより衝突初期におけるウェビングの
タングプレートの折り返し部での移動が阻止され、従来
公報のスリップジョイントでウェビングをロックする場
合に比べて乗員の前方移動をより確実に抑制でき、乗員
の拘束性能を向上できる効果がある。
【0015】また本発明では、上記タングプレート本体
の筒体部の両端開口をカバー部材で覆うようにしたの
で、タングプレートの取り扱い時に筒体部内に指が入り
込んで挟まれるといった問題を回避でき、安全性を確保
できる効果がある。
【0016】本発明のタングプレートを組付けるには、
ウェビングを2つ折りにして筒体部内にスリットから挿
入し、ロック部材を筒体部の開口からウェビングの折り
返し部内に挿通し、この状態でカバー部材を配置すると
ともに、ロック部材の端面に固定する。このようにウェ
ビングを筒体部内に挿入した状態でロック部材を挿通す
るという簡単な作業で済み、組立作業性を向上できる効
果がある。
【0017】請求項2の発明では、上記ストッパ部をロ
ック部材のウェビングの幅方向外側の両端部に突出形成
したので、該ロック部材と筒体部との間にウェビングの
自由な移動を許容する隙間を設けることができ、取り扱
いを容易に行える。
【0018】請求項3の発明では、上記ストッパ部を上
記カバー部材に筒体部の外面を覆うように形成したの
で、該筒体部とロック部材との間にウェビングの自由な
移動を許容する隙間を設けることができるとともに、タ
ングプレートを把持する際の指の挟み込みをより確実に
防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、請求項
1,2の発明の一実施形態によるシートベルト装置のタ
ングプレートを説明するための図であり、図1はタング
プレートの斜視図、図2はタングプレートの分解斜視
図、図3はタングプレートの通常使用状態の断面図(図
1のIII-III 線断面図) 、図4はタングプレートのロッ
ク状態の断面図、図5は衝突時におけるシートベルト装
置の動作を示す模式図である。
【0020】図において、50はシートベルト装置であ
り、これは図5に示すように、着脱機構の一方側部品を
構成するタングプレート1に移動自在に挿通されたウェ
ビング5の一端5c(ラップ側)を車体アウタ側に固定
するとともに、他端5b(ショルダ側)を途中にショル
ダアンカ52を介在させてリトラクタ53に接続してな
り、上記タングプレート1を車体インナ側に固定された
上記着脱機構の他方側部品を構成するバックル9に接続
することにより乗員をシート56に拘束するものであ
り、基本的な構造は従来と同様である。
【0021】上記タングプレート1は主として板金製の
タングプレート本体2と樹脂製の第1,第2カバー部材
3,4とから構成されている。上記タングプレート本体
2は、側面視で大略菱形状をなす筒体部2aの前側部分
にバックル挿入部2bを一体に突出形成するとともに、
該筒体部2aの後側壁2cにウェビング5が挿通可能な
大きさを有するスリット2dを形成した構造のものであ
る。上記バックル挿入部2bには矩形状のロック孔2e
が形成されており、また上記後側壁2cの両端部にはば
ね係止孔2f,2fが形成されている。このタングプレ
ート本体2は展開状態で大略長方形帯板状をなすプレー
トを折り曲げ、端縁部2gをバックル挿入部2bの基部
に溶接等により結合することにより形成されたものであ
る。
【0022】上記第1カバー部材3は、上記筒体部2a
の一方の端面開口を覆うとともに、該筒体部2aの後側
壁2cから後方に延びるように形成された略楕円状のカ
バー本体部3aと、該カバー本体部3aの後端部に一体
形成されたコ字状の側壁部3bとから構成されており、
該側壁部3bの後端壁にはばね係止孔3cが上記ばね係
止孔2fと同軸をなすように形成されている。
【0023】また上記第2カバー部材4は、上記第1カ
バー部材3と同様の形状からなるものであり、上記筒体
部2aの他方の端面開口を覆うカバー本体部4aの後端
部にコ字状の側壁部4bを一体形成したものであり、該
側壁部4bにはばね係止孔4cが上記ばね係止孔2fと
同軸をなすように形成されている。
【0024】上記第1カバー部材3のカバー本体部3a
の内面にはロック部材6が一体形成されており、該ロッ
ク部材6は上記筒体部2aの菱形状と略相似形の横断面
形状を有し、上記筒体部2a内に軸方向に挿入されてい
る。このロック部材6の端面6aは上記第2カバー部材
4のカバー本体部4aの内面に複数本の止めねじ7によ
り締付け固定されており、またカバー本体部3a,4a
の内面が筒体部2aの端面に当接し、上記側壁部3b,
4bは筒体部2aの端面の後部を囲んでいる。このよう
にしてロック部材6は、第1,第2カバー部材3,4間
に架け渡して固着されており、かつ筒体部2aに対して
該筒体部2aの軸に直角の方向に相対移動可能となって
いる。
【0025】上記ロック部材6には筒体部2aのスリッ
ト2dから挿通されたウェビング5の折り返し部5aが
巻き掛けられている。このウェビング5の乗員の胸部を
支持するショルダ側部分5bは上記ショルダアンカ52
を介してリトラクタ53に巻き取られるようになってお
り、腰部を支持するラップ側部分5cは車体アウタ側に
固定されている。
【0026】上記ロック部材6は上記筒体部2aの内周
面に大略沿う横断面くさび形状のものであり、該ロック
部材6が筒体部2aに対して相対的に後方に移動したと
き、該ロック部材6の後部外面6cが筒体部2aの後部
内面2hに当接するようになっている。上記ロック部材
6をくさび形状としたので、後方移動したときの筒体部
2aとの当接面積を大きくでき、ひいてはウェビング5
の挟持力を大きくできる。
【0027】上記ロック部材6の軸方向両端部にはスト
ッパ部6b,6bが突出形成されている。このストッパ
部6b,6bはロック部材6に巻き掛けられたウェビン
グ5の幅方向外側に形成されており、上記筒体部2aの
バックル挿入部2b側の内面に当接するようになってい
る。このようにストッパ部6bが筒体部2aに当接する
とロック部材6と筒体部2aとの間にはウェビング5の
自由な移動を許容する隙間が形成されている。
【0028】そして上記筒体部2aと第1,第2カバー
部材3,4との間にはスプリング8,8が架設されてお
り、該各スプリング8は各ばね係止孔2f,3c,4c
に係止されている。このスプリング8により各カバー部
材3,4はタングプレート本体2に対してバックル装着
方向aに上記ストッパ部6bが筒体部2aの内面に当接
するよう付勢されており、これによりロック部材6は上
記ウェビング5の自由な移動を許容する通常使用位置に
位置決めされている。
【0029】ここで、タングプレート1をバックル9に
装着すると、ロック部材6はウェビング5に作用するリ
トラクタ53の巻き取り力によってバックル装着方向a
と反対方向に引っ張られることとなる。この場合、上記
スプリング8の付勢力は、上記巻き取り力よってロック
部材6が後方に引っ張られてウェビング5がロック部材
6と筒体部2aとによって挟持されてしまうことのない
大きさに設定されている。
【0030】次に上記タングプレート1の組付け手順を
説明する。まずウェビング5を2つ折りにして折り返し
部5aを形成し、該折り返し部5aを筒体部2a内にス
リット2dから差し込み、筒体部2aの内面に押し付け
る。すると折り返し部5aが筒体部2aの内面に沿って
大きく開き、この状態で第1カバー部材3のロック部材
6を筒体部2a内に挿入して該ロック部材6にウェビン
グ5を巻き掛ける。そして第2カバー部材4を筒体部2
aの端面開口に配置するとともにロック部材6の端面6
aに各止めねじ7により締結する。しかる後、スプリン
グ8,8をタングプレート本体2と各カバー部材3,4
との間に係止させる。
【0031】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態のシートベルト装置50は、図5に示す
ように、車両衝突時の衝撃力によってウェビング5に所
定速度以上で引張り力が作用するとリトラクタ53のプ
リテンショナ機構がウェビング5を引き締め固定し、こ
れにより乗員をシートに拘束する。この場合、従来装置
では、ウェビング5の折り返し部5aがずれることによ
り腰部が前方に移動する懸念があり、これが拘束性能を
さらに向上させる場合の障害となっていた。
【0032】これに対して本実施形態では、ウェビング
5に引張り力が作用するとロック部材6がばね8の付勢
力に抗して後方に移動し、該ロック部材6と筒体部2a
とでウェビング5の折り返し部5aが挟持固定され、上
記衝突初期におけるウェビング5のずれが阻止される。
これにより乗員の腰部及び胸部が拘束され、腰部の前方
への移動を抑制でき、乗員の拘束性能を向上できる(図
5(a),(b)参照)。
【0033】一方、通常の使用状態では、ロック部材6
はストッパ部6bが筒体部2aのバックル挿入側内面に
当接する通常使用位置にスプリング8により付勢されて
いることから、筒体部2aとロック部材6との間にはウ
ェビング5が移動可能な隙間が生じており、シートベル
ト脱着時にタングプレート1がウェビング5に引っ掛か
ったりすることはなく、取り扱いを容易に行える。
【0034】本実施形態では、上記タングプレート本体
2の筒体部2aの両端開口を第1,第2カバー部材3,
4で覆ったので、タングプレート1の取り扱い時に筒体
部2内に指が入り込むのを防止でき、安全性を確保でき
る。
【0035】また上記タングプレート1を組付けるに
は、上述のように2つ折りしたウェビング5の折り返し
部5aを筒体部2aのスリット2dから挿入し、第1カ
バー部材3のロック部材6を筒体部2aの開口から上記
折り返し部5a内に挿通してウェビング5を巻き掛け、
この状態で第2カバー部材4をロック部材6の端面6a
に止めねじ7で締め付け固定するだけでよく、組付け作
業が容易である。
【0036】図6及び図7は、請求項3の発明の一実施
形態によるシートベルト装置のタングプレートを説明す
るための図であり、図6はタングプレートの分解斜視
図,図7はタングプレートの断面図である。図中、図1
と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0037】本実施形態のタングプレート10は、バッ
クル挿入部2bと筒体部2aとを有するタングプレート
本体2と、該筒体部2aの両端開口を覆う樹脂製の第
1,第2カバー部材3,4とから構成されており、基本
的な構造は上述の実施形態と略同様であることから、以
下異なる部分について説明する。
【0038】上記筒体部2aは側面視で楕円状の楕円部
2a´と、これに続いて後方に延びる矩形部2a〃とか
らなる略鍵孔形状のものであり、この筒体部2aの楕円
部2a´内には上記第1カバー部材3に一体形成された
円柱状のロック部材11が挿入されており、該ロック部
材11の端面11aには第2カバー部材4がボルト12
により締結固定されている。
【0039】上記第1カバー部材3のカバー本体部3a
の内壁には筒体部2aの上,下面を覆う大きさのカバー
部13,13が形成されている。また上記第2カバー部
材4のカバー本体部4aの内壁には上記各カバー部13
の外縁13aが係合する上,下一対のフランジ部4d,
4dが突出形成されており、両者4d,13aは接着剤
等により固着されている。これにより筒体部2aは第
1,第2カバー部材3,4及び上,下カバー部13,1
3により囲まれている。
【0040】上記各カバー部13の後縁にはストッパ部
13b,13bが内側に屈曲形成されており、各ストッ
パ部13bは筒体部2aの外面の楕円部2a´と矩形部
2a〃との境界部に当接している。これによりロック部
材11と筒体部2aとの間にはウェビング5の自由な移
動を許容する隙間が設けられている。また上記筒体部2
aと第1,第2カバー部材3,4との間にはスプリング
8,8が架設されており、該スプリング8により各カバ
ー部材3,4はタングプレート本体2に対してバックル
装着方向aに付勢されている。
【0041】本実施形態によれば、通常の使用状態で
は、各カバー部13のストッパ部13bが筒体部2aの
境界部に当接して通常使用位置に規制しており、かつ該
位置にスプリング8で付勢されているので、筒体部2a
とロック部材11との間にはウェビング5の自由な移動
を許容する隙間が生じており、取り扱いを容易に行え
る。
【0042】また衝突等によりウェビング5に引張り力
が作用するとロック部材11が後方に移動してウェビン
グ5の折り返し部5aを筒体部2aとで挟持固定するこ
ととなり、衝突初期におけるウェビング5のずれを防止
でき、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0043】また本実施形態では、第1カバー部材3に
筒体部2aの外面を覆うカバー部13を形成したので、
タングプレート1を把持し易く、着脱時の取り扱いをさ
らに容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の一実施形態によるシート
ベルト装置のタングプレートを説明するための斜視図で
ある。
【図2】上記タングプレートの分解斜視図である。
【図3】上記タングプレートの通常使用状態の断面図
(図1のIII-III 線断面図) である。
【図4】上記タングプレートのロック状態の断面図であ
る。
【図5】上記シートベルト装置の動作を説明するための
模式図である。
【図6】請求項3の発明の第2実施形態によるタングプ
レートを示す分解斜視図である。
【図7】上記タングプレートの断面図である。
【図8】従来のタングプレートの平面図である。
【図9】従来のタングプレートの断面図である。
【図10】従来の一般的なシートベルト装置の動作を示
す模式図である。
【符号の説明】
1,10 タングプレート 2 タングプレート本体 2a 筒体部 2b バックル挿入部 2d スリット 3,4 カバー部材 5 ウェビング 6,11 ロック部材 6b 13b ストッパ部 8 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突時に乗員をシートに拘束するよ
    うにしたシートベルト装置のタングプレートにおいて、
    該タングプレートを、バックル挿入部とウェビングが挿
    通されるスリットを有する筒体部とからなるタングプレ
    ート本体と、上記筒体部内に該筒体部の軸と直角方向に
    相対移動可能に挿入され上記ウェビングが巻回されたロ
    ック部材と、該ロック部材の両端面に固着され上記筒体
    部の両端開口を覆うカバー部材とから構成し、上記ロッ
    ク部材を上記ウェビングの自由な相対移動を許容する通
    常使用位置に規制するストッパ部を設けるとともに、該
    ロック部材を通常使用位置に付勢するばねを配設し、上
    記ウェビングに所定値以上の引張り力が作用したときに
    は上記ロック部材が上記タングプレート本体とで上記ウ
    ェビングを挟持するロック時位置に移動することを特徴
    とするシートベルト装置のタングプレート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ストッパ部は、
    上記ロック部材のウェビングの幅方向外側の両端部に突
    出形成され、かつ上記筒体部のバックル挿入部側内面に
    当接していることを特徴とするシートベルト装置のタン
    グプレート。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記ストッパ部は、
    上記カバー部材に筒体部の外面を覆うようにかつ上記筒
    体部の外面のバックル挿入部の反対側に当接するように
    形成されていることを特徴とするシートベルト装置のタ
    ングプレート。
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