JPH0697799A - 反射型スイッチ - Google Patents

反射型スイッチ

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Publication number
JPH0697799A
JPH0697799A JP24182992A JP24182992A JPH0697799A JP H0697799 A JPH0697799 A JP H0697799A JP 24182992 A JP24182992 A JP 24182992A JP 24182992 A JP24182992 A JP 24182992A JP H0697799 A JPH0697799 A JP H0697799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fet
via hole
inductor
semiconductor substrate
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP24182992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kawano
肇 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0697799A publication Critical patent/JPH0697799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号を通過させる主線路の一点にFETを接
続し、FETをオン/オフさせることでしゃ断/通過の
状態をつくる反射型スイッチにおいてしゃ断量を大きく
する。 【構成】 主線路とFETとFETのドレイン−ソース
間を接続するインダクタとバイアホールとFETのソー
スとバイアホールを接続するキャパシタと主線路に接続
されたインダクタとインダクタに接続されたバイアホー
ルから構成される。 【効果】 バイアホールのもつ誘導成分と半導体基板上
に設けたキャパシタとを共振させることでFETがオン
の時の接地回路のインピーダンスを下げ、スイッチとし
てのしゃ断量を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波回路に適用する
反射型スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型スイッチの構成を図5に示
す。図において、1は半導体基板、2は高周波信号を通
す主線路、3はドレインが主線路1に接続されたFE
T、4は一端がFET3のドレインに接続され、他端が
FET3のソースに接続され、かつFET3のもつ容量
成分との合成インピーダンスが使用周波数において極大
値をもつインダクタ、6は半導体基板上に設けられたバ
イアホール、7はFET3のゲートに接続されるゲート
電圧印加端子である。図6及び図7に従来のスイッチの
等価回路を示す。図において11はインダクタ4と同じ
インダクタ量をもったインダクタ、14はバイアホール
6のもつインダクタ成分、16はFET3の持つ抵抗成
分、17はFET3の持つ容量成分である。
【0003】次に動作について説明する。図6のFET
3のゲート電圧印加端子7にピンチオフ電圧を印加した
場合、図7における抵抗成分16は主線路のもつ特性イ
ンピーダンスに対し充分高いインピーダンスをもち、か
つ図7における容量成分17とインダクタ11との合成
インピーダンスは使用周波数に対し極大値をもつため、
主線路を通過する高周波信号から図6におけるFET3
は開放端子に相当し、通過する高周波信号に影響を与え
ず、スイッチは通過の状態となる。次に、図5における
FET3のゲート電圧印加端子7にドレインと同じ電位
となるような電圧を印加した場合、図7における抵抗成
分16は極小値をとり、かつ図7における容量成分17
とインダクタ11との合成インピーダンスは使用周波数
に対し大きい値をもつため、主線路を通過する高周波信
号から図6におけるFET3は抵抗成分とバイアホール
を通して接地される接地端子に相当し、接地端子におい
て高周波信号は反射され、スイッチはしゃ断の状態とな
る。この時の通過量はFETの抵抗成分16の抵抗値を
R、バイアホールのもつ誘導成分14のインダクタ量を
Lとして数1で示される。
【0004】
【数1】
【0005】よって、図6におけるしゃ断時の通過量
は、抵抗成分16とバイアホールのインダクタ14の合
成インピーダンスで決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いままでの反射型スイ
ッチは以上のように構成されるため、その最大しゃ断量
は、主線路から接地面までの接地回路のもつインピーダ
ンスつまりスイッチング素子であるFETのもつ抵抗値
と、回路を構成する半導体基板に設けられたバイアホー
ルのもつインダクタ量によって制限をうけるという課題
があった。
【0007】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたもので、回路を構成する半導体基板に設け
られたバイアホールのインダクタを使用周波数において
キャパシタと共振させることで合成インピーダンスを小
さくし、スイッチの最大しゃ断量を大きくとることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる反射型
スイッチはFETのソースと半導体基板上に設けられた
バイアホールとの間にキャパシタを挿入し、その容量値
とバイアホールのもつインダクタとを使用周波数におい
て共振させ、インピーダンスを極小値とすることで、使
用周波数における合成インピーダンスを下げ、高いしゃ
断量を得るものである。
【0009】
【作用】この発明にかかる反射型スイッチは、接地部へ
接続する回路のインピーダンスを下げることで、大きな
しゃ断量を得るものである。
【0010】
【実施例】実施例1.この発明にかかる実施例を図1に
示す。図1において、1は半導体基板、2は高周波信号
を通す主線路、3はドレインが主線路2に接続されたF
ET、4は一端がFET3のドレインに接続され、かつ
他端がFET3のソースに接続されFET3のもつ容量
成分との合成インピーダンスが使用周波数において極大
となる値をもった第1のインダクタ、5は一端がFET
3のソースに接続され、他端が第1のバイアホールに接
続され、第1のバイアホールのもつ誘導成分との合成イ
ンピーダンスが使用周波数において極小値となる容量を
もった薄膜キャパシタ、6は半導体基板上に設けられた
第1のバイアホール、7はFET3のゲートに接続され
るゲート電圧印加端子、8は一端が主線路1に接続さ
れ、使用周波数に対し充分高いインピーダンスをもった
第2のインダクタ、9は主線路の電位を決めるため半導
体基板上に設けられ、インダクタ8の他端に接続された
第2のバイアホールである。
【0011】実施例2.この発明の他の実施例を図2に
示す。図2において10は一端がFET3のソースに接
続され、他端がバイアホール6に接続されたバイアホー
ル6の誘導成分との合成インピーダンスが極小となる容
量値をもった半導体基板上に金属パターンで構成した櫛
形(インターデジティティッド)キャパシタである。
【0012】また、図1及び図2の等価回路を図3及び
図4に示す。図3において11は、第1のインダクタ4
と同じインダクタ量をもつインダクタ、12はキャパシ
タ5及び10と同じ容量値を持つキャパシタ、13は第
2のインダクタ8と同じインダクタ量をもったインダク
タである。また図4において、16はFET3のもつ抵
抗成分、17はFET3のもつ容量成分、14は第1の
バイアホール6のもつインダクタ成分、15は第2のバ
イアホール9のもつインダクタ成分である。
【0013】次に動作について説明する。説明の簡便の
ため実施例の等価回路図3及び図4にて説明する。図3
のゲート電圧印加端子7にピンチオフ電圧を印加した場
合、図4における抵抗成分16は主線路のもつ特性イン
ピーダンスに対し充分高いインピーダンスをもち、かつ
図4における容量成分17とインダクタ11との合成イ
ンピーダンスは使用周波数に対し極大値をもつため、主
線路を通過する高周波信号から図3におけるFET3は
解放端子に相当し、通過する高周波信号に影響を与え
ず、スイッチは通過の状態となる。次に、図3における
FET3のゲート電圧印加端子7にドレインと同じ電位
となるように電圧を印加した場合、図4における抵抗成
分16は極小値をとり、かつ図4における容量成分17
とインダクタ11との合成インピーダンスは使用周波数
に対し大きい値をもつため、主線路を通過する高周波信
号から図3におけるFET3は、FET3の抵抗成分1
6とキャパシタ12とバイアホールのインダクタ14を
通して接地される接地端子に相当し、主線路とFET3
の接続部において高周波信号は反射され、スイッチはし
ゃ断の状態となる。この時のしゃ断量はFETの抵抗成
分16の抵抗値をR、バイアホールのもつ誘導成分14
のインダクタ量をL、キャパシタ14の容量値をCとし
て数2で示される。
【0014】
【数2】
【0015】よって、図3におけるしゃ断量はバイアホ
ールのインダクタ成分による影響がなくなり、従来より
高いしゃ断量が得られる結果となる。
【0016】
【発明の効果】この発明にかかる反射型スイッチは以上
説明したように、半導体基板上に設ける接地端子バイア
ホールの持つインダクタ量を半導体基板上に直列に設け
た薄膜キャパシタと使用周波数において共振させること
で、使用周波数における合成インピーダンスを下げ、主
線路を通過する高周波信号に対し、高いしゃ断量を得る
効果がある。また、より高周波においてはキャパシタC
を小容量化する必要があり、コンマ数PFの容量を得た
い場合は薄膜キャパシタではなく容量値精度の良い櫛型
キャパシタを設けることで同様の効果を得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す図である。
【図3】この発明の一実施例及び他の実施例の等価回路
を示す図である。
【図4】この発明の一実施例及び他の実施例の等価回路
を示す図である。
【図5】従来の実施例を示す図である。
【図6】従来の実施例の等価回路を示す図である。
【図7】従来の実施例の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 主線路 3 FET 4 第1のインダクタ 5 薄膜キャパシタ 6 第1のバイアホール 7 ゲート電圧印加端子 8 第2のインダクタ 9 第2のバイアホール 10 櫛型(インターデジティティッド )キャパシタ 11 第1のインダクタ4と同じインダクタ量をもつイ
ンダクタ 12 薄膜キャパシタ5及び櫛型(インターデジティテ
ィッド)キャパシタと同じ容量をもつキャパシタ 13 第2のインダクタ8と同じインダクタ量をもつイ
ンダクタ 14 第1のバイアホール6のもつ誘導成分 15 第2のバイアホール9のもつ誘導成分 16 FET3のもつ抵抗成分 17 FET3のもつ容量成分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に構成された一体型マイク
    ロ波集積回路において、信号である高周波を通す主線路
    と、主線路にドレインが接続されたFETと、上記FE
    Tのドレインに一端が接続され、かつ他端が上記FET
    のソースと接続され、上記FETのもつ容量成分との合
    成インピーダンスが使用周波数において極大値を持つよ
    うなインダクタと、一端が上記FETのソースに接続さ
    れ、かつ他端が半導体基板に設けられたバイアホールを
    介して接地され、かつ前記バイアホールの誘導成分との
    合成インピーダンスが使用周波数において極小となるよ
    うな容量値をもった半導体基板上に設けられた薄膜キャ
    パシタとで構成され、上記FETのゲート電圧を変化さ
    せることでオン/オフさせるようにしたことを特徴とす
    る反射型スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記FETのソースに一端が接続され、
    かつ他端が半導体基板に設けられたバイアホールを介し
    て接地され、前記バイアホールの誘導成分との合成イン
    ピーダンスが極小となる容量値をもったキャパシタを、
    半導体基板上に金属パターンの櫛形(インターデジティ
    ティッド)キャパシタで構成したことを特徴とする請求
    項1記載の反射型スイッチ。
JP24182992A 1992-09-10 1992-09-10 反射型スイッチ Pending JPH0697799A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0723338A2 (en) * 1995-01-23 1996-07-24 Sony Corporation Switching circuit
JP2002246633A (ja) * 2001-02-13 2002-08-30 Denso Corp 光制御半導体スイッチ
JP2009219027A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 高周波多分岐スイッチ
JP2020088643A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 住友電気工業株式会社 単極双投スイッチ

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