JPH0616578B2 - 能動インダクタ - Google Patents

能動インダクタ

Info

Publication number
JPH0616578B2
JPH0616578B2 JP1026036A JP2603689A JPH0616578B2 JP H0616578 B2 JPH0616578 B2 JP H0616578B2 JP 1026036 A JP1026036 A JP 1026036A JP 2603689 A JP2603689 A JP 2603689A JP H0616578 B2 JPH0616578 B2 JP H0616578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fet
field effect
effect transistor
electrode
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1026036A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02205107A (ja
Inventor
信二 原
恒雄 徳満
正義 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EI TEI AARU KODENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
Original Assignee
EI TEI AARU KODENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI TEI AARU KODENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK filed Critical EI TEI AARU KODENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
Priority to JP1026036A priority Critical patent/JPH0616578B2/ja
Publication of JPH02205107A publication Critical patent/JPH02205107A/ja
Publication of JPH0616578B2 publication Critical patent/JPH0616578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電界効果トランジスタ(以下FETと略
記)を用いた能動インダクタに関する。
[従来の技術] 第6図(A)に第1の従来例のスパイラルインダクタの平
面図を示しており、第6図(A)におけるA−A′線の縦
断面図を第6図(B)に示している。
第6図(A)及び第6図(B)において、誘電体基板2の一方
の面上に金属導体パターン1が渦巻状に形成されてお
り、該金属導体パターン1のそれぞれの端部1a,1bを2
端子とするスパイラルインダクタが構成される。
第7図及び第8図に、FETを用いた第2の従来例の能
動インダクタを示している。
第7図において、シングルゲートのFET11のドレイ
ン12とゲート14との間に抵抗16が接続され、FE
T11のソース13とゲート14との間にコンデンサ1
5が接続される。ここで、FET11のドレイン12及
びソース13にそれぞれ接続される端子17及び18か
らFET11側をみたインピーダンスZoが誘導性を示
すことから、第7図のFET回路を能動インダクタとし
て用いている。
第8図において、デュアルゲートのFET21のドレイ
ン22と、第1のゲート24との間に抵抗16が接続さ
れ、FET21のソース23と第1のゲート24との間
にコンデンサ15が接続され、更に、FET21の第2
のゲート25とソース23との間にコンデンサ26が接
続されている。コンデンサ26は第2のゲート25を高
周波的に接地することにより、ドレイン22及び第1の
ゲート24との間の容量性静電荷が抑圧されるので、第
8図の能動インダクタは、第7図の能動インダクタに比
較して高周波特性が改善される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第1の従来例のスパイラルインダクタ
は、上述のごとく簡単な構成であるが、所要インダクタ
ンスを得るためには、このスパイラルインダクタの形状
が大きくなり、それ故、このスパイラルインダクタで発
生する磁界の周辺への漏れが大きくなり、その結果、近
辺の基板上に他の回路パターンを形成できず、実質的に
占有面積が大きくなる等の問題点があった。
これに対して、第2の従来例のFETを用いた能動イン
ダクタは、FET回路自身を第1の従来例に比較して小
型に構成でき、かつ、磁界を発生しないことから、他の
回路パターンを近接して設置できるので、このような能
動インダクタは集積回路の小型化に適している。しかし
ながら、上述の第8図の回路を用いたとき、その回路に
おける静電結合容量を無視できるとしても、以下の理由
により、従来の回路構成ではマイクロ波以上の周波数帯
域で良好な動作を実現できないという欠点があった。
即ち、能動インダクタ回路の解析を簡単化するため、シ
ングルゲートFETあるいはデュアルゲートFETが、
ゲート直下のゲート,ソース間の空乏層容量Cgsと相互
コンダクタンスgmのみで表現されるとすれば、従来例の
能動インダクタのインピーダンスZoは次式で与えられ
る。
ここでCn=C1+Cgsであり、R及びC1はそれぞれ抵
抗16の抵抗値、コンデンサ15の静電容量である。上
記(1)式を等価回路で表すと、gm2≫ωCn2の条件のも
とでは、第9図に示すように、抵抗値(1/gm)の抵抗6
1と、インダクタンス値(Cn・R/gm)のインダクタンス
62との直列回路に、静電容量Cnのコンデンサ63が
並列に接続された回路と概ね一致する。この場合、コン
デンサ63の影響により周波数が高くなるに従って、
(1)式のインダクタンス成分が急激に減少して、所望の
インダクタンス値が得られなくなる。並列容量Cnの影
響を小さくするために、C1を0にしても、次の(2)式で
示すように、空乏層容量Cgsの影響がいぜんとして残る
ため、能動インダクタンス値の減少を防止するのは困難
であった。又、従来の構成では、直列抵抗成分1/gmを
なくすことはできず損失を生じた。
第10図は、スミスチャート上に、ゲート長0.5μm
のFETを用いた場合の(2)式で求められたインピーダ
ンスZoの周波数軌跡計算値を実線71で示したもので
あり、併せて第6図(A),(B)の従来のスパイラルイン
ダクタの計算例を破線72にて示している。ここで、周
波数を0.5GHzから10GHzまで変化したとき、各
軌跡71,72は、それぞれ71aから71bまで、72
aから72bまで変化する。
この第10図から明らかなように、軌跡72と比較して
軌跡71は、FETのゲート・ソース間の空乏層容量の
影響により、内側に回り込んでいる。このことは軌跡7
1の能動インダクタに損失が大きいことを表している。
この原因は以下の通りである。
端子17−18間に印加された電圧は抵抗Rと容量Cn
により分圧され、その分圧された電圧に比例した電流が
FETに流れ込む。そのため、第7図及び第8図の能動
インダクタは、FETの相互コンダクタンスgmの逆数に
よって表される抵抗分1/gmと、並列容量Cnとを持つ。
マイクロ波帯では、相互コンダクタンスはそれほど大き
くはなく、又、ゲート・ソース間容量も無視できないの
で、該能動インダクタを、マイクロ波帯以上の高周波帯
で動作させることが難しいという問題点があった。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、例えばマイク
ロ波帯以上の高周波帯においてもインダクタンス値が減
少せず、損失が少なく、しかも小型化が可能な能動イン
ダクタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の能動インダクタの基本回路を第1図に示す、第
1図に示すように、第1のFET31と、ソース電極が
前記第1のFET31のドレインに接続され、ゲート電
極が前記第1のFET31のソース電極に接続された第
2のFET35とからなるソース接地のカスコード接続
FETに対し、第2のFET35のドレイン端子から第
1のFET31のゲート端子へ、前記第2のFET35
のドレイン・ゲート電極間の電圧に比例した電流を帰還
するように入力電圧Vinと同相の電流帰還がかかる帰還
回路Wを設けた。
本発明において、上記帰還回路Wは、例えば第3図乃至
第5図に示すように、1つのFET39又は2つのFE
T39,43から構成される能動素子を用いた帰還回路
Wであり、第2のFET35のドレイン電極及びゲート
電極にそれぞれ接続される出力端子17,18間に抵抗
50が接続される。
ここで、帰還回路Wとして1つのFET39を用いる場
合は、例えば第3図又は第5図に示すように、FET3
9のドレイン電極が第1のFET31のゲート電極に接
続され、FET39のソース電極が第2のFET35の
ドレイン電極に接続され、FET39のゲート電極が第
2のFET35のゲート電極に接続される。
また、帰還回路Wとして互いに接続された2つのFET
39,43を用いる場合は、例えば第4図に示すよう
に、FET39のソース電極が第2のFET35のドレ
イン電極に接続され、FET39のゲート電極が第2の
FETゲート電極に接続されるとともに、FET43の
ドレイン電極が第1のFET31のゲート電極に接続さ
れ、FET43のソース電極がFET39のドレイン電
極に接続され、FET43のゲート電極がFET39の
ソース電極に接続される。
さらに、例えば第5図に示すように、第1のFET31
のソース電極とゲート電極との間にコンデンサ15を接
続してもよいし、第2のFET35のソース電極とゲー
ト電極との間にコンデンサ51を接続してもよい。
[作用] 第1図における回路の作用を第2図の位相関係図を参照
して説明する。
交流電圧Vinが入力端子に加わると、帰還回路WにVin
と同相の電流IF3が流れる。この電流IF3により、第
1のFET31のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1
によってIF3より90゜位相の遅れた電圧Vc1が生じ
る。この電圧Vc1によって、第1のFET31にはVc1
と同相の電流IF1が流れ込む。
この電流IF1は、容量Cgs2から流れ込む電流Ic2と、
第2のFET35から流れ込む電流とに分かれる。容量
Cgs2に流れる電圧Ic2によって、第2のFET35の
ソース・ゲート間にIc2より90゜位相の遅れた電圧V
c2が生じ、この電圧Vc2によってFET2にVc2と同相
の電流IF2が流れる。
電流IF2とIF3とのベクトル合成が、入力端からこの
回路に流れ込む電流Iinである。一方のIF3は電圧Vi
nと同じ向き、即ち抵抗成分を意味する。他方のIF
2は、電圧Vinと同相、即ち、第2図の位相ベクトル図
でわかるように、負の抵抗成分とインダククタンス成分
とを持つ。
以上のことから、正の抵抗成分を負の抵抗成分で相殺す
ることにより、インダクタンス成分のみの能動インダク
タが得られ、その結果、従来の能動インダクタと比較し
てマイクロ波帯においても低損失の能動インダクタを実
現する。
更に、本発明の能動インダクタのインダクタンス成分
は、本回路のFETによる電流/電圧変換作用により、
概略、第1のソース接地FETのゲート・ソース間の容
量を、第1のFETの相互コンダクタンスと帰還FET
の相互コンダクタンスとで除した値となる。一方、浮遊
容量としては、帰還FETのゲート・ソース間の容量が
存在するが、マイクロ波用FETにおいては、電流遮断
周波数の1/3程度以下の周波数においては、gm2≫ω2
Cgs2が成立するため、上記インダクタンス成分に比べ
て、この並列容量によるインピーダンスは費消に大き
く、その影響は、受動素子を用いた帰還回路を備えた従
来例の能動インダクタにおける浮遊容量の影響に比較し
て無視できるので、非常に広帯域となる。
さらに、上述のように、少なくとも1つのコンデンサ1
5,51を接続した場合、当該能動インダクタのインダ
クタンス値をさらに増大させることができる。
[実施例] 入力電圧と同相の電流による帰還をかける帰還回路Wと
して、本発明では、FETの能動素子を用いており、以
下、本発明を実施例に基づき説明する。
第3図は、本発明の第1の実施例である能動インダクタ
100の回路図である。
ソース接地のFET31とゲート接地のFET35とを
カスコード接続するとともに、FET35のドレインか
らFET31のゲートに対し、ゲート接地のFET39
による一方向の帰還をかけていることを特徴としてい
る。
即ち、第3図において、ソース33を接地したFET3
1のドレイン32と、ゲート38を接地したFET35
のソース37とがカスコード接続され、このFET3
1,35の回路に帰還をかけるために、ゲート42を接
地したFET39のドレイン40及びソース41が、F
ET31のゲート34と、FET35のドレイン36と
にそれぞれ接続される。FET35のドレイン36及び
接地ラインが、該能動インダクタの端子17,18とな
り、両端子間には抵抗値R0の抵抗50が接続される、
尚、FET31,35及び39は、図中記したように、
それぞれゲート・ソース間の寄生容量Cgs1,Cgs2及び
Cgsfを有していて、これらの寄生容量Cgs1,Cgs2
びCgsfは、一般にゲート電極直下の空乏層容量に概ね
等しいため、以下、空乏層容量Cgs1,Cgs2,Cgsfと
いう。又、図中の各Pは、高周波を遮断するコイルを介
して電圧が印加されるポイントであり、Cは、直流電圧
阻止用のコンデンサである。
動作としては、端子17,18間に電圧を印加すると、
この電圧がFET39のソース41とゲート42との間
に印加されるので、このFET39のソース41からド
レイン40の向きに前記入力電圧と同相の電流が流れ、
この電流は、FET31のゲート34に帰還電流として
入力される。従って、このFET39が上記帰還回路W
として作用する。
まず、抵抗50を取り外したときの端子17,18から
みた能動インダクタ100のアドミタンスY0を求め
る。ここで、従来例と同様に解析を簡単にするために、
FET31,35及び39がそれぞれ、ゲート直下の空
乏層容量Cgs1,Cgs2及びCgsfと、相互コンダクタン
スgm1,gm2及びgmfとで表現されるとすれば、gm≫ω
・Cgs2という条件のもとでは、アドミタンスY0は次式
で与えられる。
ここで、FET31とFET35が同じFETである場
合、gm1=gm2=gma、又は、Cgs1=Cgs2=Cgsaである
ため、アドミタンス中のコンダクタンスは打ち消し合
い、第3図の回路のインピーダンスZ0は、次式のごと
くインダクタンス成分のみで与えられ、無損失となる。
実際のFETは、gmとCgsのみでは表現できないので、
周波数によって若干の損失がある。又、負性抵抗を生じ
る周波数もある。そこで抵抗50を付加することによ
り、負性抵抗を打ち消し、低損失な能動インダクタとし
て動作させる。
第4図は、本発明の第2の実施例である能動インダクタ
200の回路図であり、第3図と同一の部分には同一の
符号を付している。
この能動インダクタ200は、第3図におけるFET3
9による帰還回路の代わりに、ゲート接地としたカスコ
ード接続のFET39,43による帰還回路を設けたこ
とを特徴としている。
即ち、第4図のおいて、ゲート42を接地したFET3
9のドレイン40及びソース41は、それぞれFET4
3のソース45及びゲート46に接続され、FET39
のソース41がFET35のドレイン36に接続され、
FET43のドレイン44がFET31のゲート34に
接続される。FET31,35、及びFET39,43
は、それぞれゲート・ソース間の浮遊容量Cgsa及びCg
sfを有する。
この回路においても、端子17,18間に印加した電圧
がカスコード接続の一方のFET39のソース41とゲ
ート42との間に印加されるので、このFET39のソ
ース41からドレイン40の向きに前記電圧と同相の電
流が流れ、このようにFET39に電流が流れれば、カ
スコード接続の他方のFET43において、ソース45
からドレイン44の向きにFET39に流れた電流と同
相の電流が流れ、この電流がFET31のゲート34に
入力される。従って、カスコード接続したFET39,
43が帰還回路Wとして作用する。
まず、抵抗50を取り外したときの端子17,18から
みた能動インダクタ200のアドミタンスY0を求め
る。ここで、第1実施例と同様に解析を簡単にするため
に、FET31,35及び39,43がそれぞれ、ゲー
ト直下の空乏層容量Cgsa及びCgsfと、相互コンダクタ
ンスgma及びgmfとで表現されるとすれば、gm≫ω・C
gs2という条件のもとでは、アドミタンスY0は次式で与
えられる。
上式は、負性抵抗(Cgsa/Cgsf・gma)と、インダクタ
(Cgsa/gma・gmf)との並列回路を意味する。ここで抵
抗値(Cgsa/Cgsf・gma)の抵抗50を端子17と18
との間に負性抵抗分接続すると、(5)の右辺の第1項の
抵抗分が打ち消され、インピーダンスZ0は、次式で与
えられ無損失となる。
又、第4図の回路において、FET43のゲート46へ
の電圧印加ポイントPの電圧を変化させることにより、
相互コンダクタンスgmfが変化するので、電圧制御型の
能動インダクタを実現できる。
第11図は、スミスチャート上に、ゲート長0.5μm
のFETを用いた場合の第3図及び第4図の回路のイン
ピーダンスZ0の周波数軌跡計算値を、それぞれ実線7
3及び点線74で示したものであり、併せて、第6図
(A),(B)の従来のスパイラルインダクタの計算例を破
線72にて示している。ここで、周波数を0.5GHz
から10GHzまで変化したとき、各軌跡72,73,
74は、それぞれ72aから72bで、73aから73bま
で、74aから74bまで変化する。第11図における能
動インダクタ100及び200に対する軌跡73及び7
4は、第10図で示した従来の能動インダクタの軌跡7
1と比較してわかるように、極めて低損失であり、マイ
クロ波帯においても良好に動作することがわかる。
第5図は、本発明の第3の実施例である能動インダクタ
300を示しており、第3図の能動インダクタ100に
対し、FET31のゲート34・ソース33間及び、F
ET35のソース37・ゲート38間にそれぞれ容量が
1,C2のコンデンサ15及び51が接続されたもので
ある。
第5図において、抵抗50を取り外したときの、端子1
7,18からみた能動インダクタ300のアドミタンス
0は、(3)式において、容量Cgs1を(C1+Cgs1)で置
き換えるとともに、容量Cgs2を(C2+Cgs2)で置き換
えることによって第1の実施例と同様にして、コンデン
サC1及びC2が比較的小さい場合、次式で与えられる。
この(7)式からわかるように、第3の実施例である能動
インダクタ300は、第1の実施例である能動インダク
タ100と比較して大きなインダクタンス値を実現でき
る。又、適当な素子値、例えばFET31と35が同じ
FETで、かつ、C1=C2、とすることにより、インピ
ーダンスZ0は、次式で与えられ無損失のインダクタを
実現できる。
尚、第2の実施例に対しても、第5図で設けたコンデン
サ15及び51を接続することにより、インダクタンス
値の増大を期待できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の能動インダクタは、カ
スコード接続のFET31,35に対して、1つのFE
T39又は2つのFET39,43から構成される能動
素子を用いた帰還回路にて、FET35のドレイン・ゲ
ート電極間の電圧に比例した電流を帰還するように入力
電圧と同相の電流帰還をかけた構成としたので、受動素
子を用いた従来の帰還回路と比較して、マイクロ波帯の
周波数においても低損失であってしかも広帯域の特性を
実現でき、更には、電界効果トランジスタと抵抗とで構
成できるので磁界漏れがなく、小型化を達成できる。
さらに、少なくとも1つのコンデンサ15,51を備え
ることによって、当該能動イダクタのインダクタンス値
をさらに増大させることができるという特有の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の能動インダクタの回路図、第2図は第
1図における位相関係を示すベクトル図、第3図は本発
明の第1の実施例を示す回路図、第4図は本発明の第2
の実施例を示す回路図、第5図は本発明の第3の実施例
を示す回路図、第6図(A)は、第1の従来例のスパイラ
ルインダクタの平面図、第6図(B)は第6図(A)におけ
るA−A′線の縦断面図、第7図及び第8図はそれぞれ
第2の従来例のシングルFET及びデュアルFETを用
いた能動インダクタの回路図、第9図は第7図及び第8
図の回路の等価回路図、第10図は第7図の能動インダ
クタ及び第6図のスパイラルインダクタのインピーダン
スにおける周波数軌跡計算値を示すスミスチャート、第
11図は第1図及び第2図の能動インダクタ及び第6図
のスパイラルインダクタのインピーダンスにおける周波
数軌跡計算値を示すスミスチャートである。 31,35,39,43……FET、32,36,4
0,44……ドレイン、33,37,41,45……ソ
ース、34,38,42,46……ゲート、17,18
……端子、50……抵抗、15,51……コンデンサ。
フロントページの続き (72)発明者 相川 正義 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール光電波 通信研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−219150(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電界効果トランジスタと、 ソース電極が前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第1の電界効果ト
    ランジスタのソース電極に接続された第2の電界効果ト
    ランジスタと、 ドレイン電極が前記第1の電界効果トランジスタのゲー
    ト電極に接続され、ソース電極が前記第2の電界効果ト
    ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前
    記第2の電界効果トランジスタのゲート電極に接続され
    た第3の電界効果トランジスタと、 前記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極との間に接続される抵抗と、を備え、 上記第2の電界効果トランジスタのドレイン電極とゲー
    ト電極とを2端子としたことを特徴とする能動インダク
    タ。
  2. 【請求項2】第1の電界効果トランジスタと、 ソース電極が前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第1の電界効果ト
    ランジスタのソース電極に接続された第2の電界効果ト
    ランジスタと、 ソース電極が前記第2の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第2の電界効果ト
    ランジスタのゲート電極に接続された第3の電界効果ト
    ランジスタと、 ドレイン電極が前記第1の電界効果トランジスタのゲー
    ト電極に接続され、ソース電極が前記第3の電界効果ト
    ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前
    記第3の電界効果トランジスタのソース電極に接続され
    た第4の電界効果トランジスタと、 前記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極との間に接続された抵抗と、を備え、 上記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極とを2端子としたことを特徴とする能動イ
    ンダクタ。
  3. 【請求項3】第1の電界効果トランジスタと、 ソース電極が前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第1の電界効果ト
    ランジスタのソース電極に接続された第2の電界効果ト
    ランジスタと、 ドレイン電極が前記第1の電界効果トランジスタのゲー
    ト電極に接続され、ソース電極が前記第2の電界効果ト
    ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前
    記第2の電界効果トランジスタのゲート電極に接続され
    た第3の電界効果トランジスタと、 前記第1の電界効果トランジスタにおけるゲート電極と
    ソース電極との間に接続されたコンデンサと、 前記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極との間に接続された抵抗と、を備え、 上記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極とを2端子としたことを特徴とする能動イ
    ンダクタ。
  4. 【請求項4】上記第2の電界効果トランジスタにおける
    ソース電極とゲート電極との間に更にコンデンサを接続
    した請求項3記載の能動インダクタ。
  5. 【請求項5】第1の電界効果トランジスタと、 ソース電極が前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第1の電界効果ト
    ランジスタのソース電極に接続された第2の電界効果ト
    ランジスタと、 ソース電極が前記第2の電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ゲート電極が前記第2の電界効果ト
    ランジスタのゲート電極に接続された第3の電界効果ト
    ランジスタと、 ドレイン電極が前記第1の電界効果トランジスタのゲー
    ト電極に接続され、ソース電極が前記第3の電界効果ト
    ランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が前
    記第3の電界効果トランジスタのソース電極に接続され
    た第4の電界効果トランジスタと、 前記第1の電界効果トランジスタにおけるゲート電極と
    ソース電極との間に接続されたコンデンサと、 前記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極との間に接続された抵抗と、を備え、 上記第2の電界効果トランジスタにおけるドレイン電極
    とゲート電極とを2端子としたことを特徴とする能動イ
    ンダクタ。
  6. 【請求項6】上記第2の電界効果トランジスタにおける
    ソース電極とゲート電極との間に更にコンデンサを接続
    した請求項5記載の能動インダクタ。
JP1026036A 1989-02-02 1989-02-02 能動インダクタ Expired - Fee Related JPH0616578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026036A JPH0616578B2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 能動インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026036A JPH0616578B2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 能動インダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02205107A JPH02205107A (ja) 1990-08-15
JPH0616578B2 true JPH0616578B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=12182473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1026036A Expired - Fee Related JPH0616578B2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 能動インダクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616578B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04284005A (ja) * 1991-03-13 1992-10-08 Sharp Corp 発振回路
JP3216693B2 (ja) * 1995-02-01 2001-10-09 日本電信電話株式会社 能動インダクタ
US5726613A (en) * 1995-02-01 1998-03-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Active inductor
KR100439734B1 (ko) * 1996-12-28 2004-10-08 주식회사 하이닉스반도체 반도체 인덕터
JP3599627B2 (ja) 2000-02-21 2004-12-08 シャープ株式会社 能動インダクタ
JP2002185253A (ja) * 2000-12-13 2002-06-28 Seiko Epson Corp 発振回路
US9774315B2 (en) * 2015-11-05 2017-09-26 Xilinx, Inc. Method for increasing active inductor operating range and peaking gain

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63219150A (ja) * 1987-03-07 1988-09-12 A T R Hikari Denpa Tsushin Kenkyusho:Kk 能動インダクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02205107A (ja) 1990-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3888785B2 (ja) 高周波電力増幅器
JP4206589B2 (ja) 分布増幅器
US6211754B1 (en) Integrated resonance circuit consisting of a parallel connection of a microstrip line and a capacitor
JP2002076845A (ja) 能動インダクタ
US5233313A (en) High power field effect transistor amplifier
JPH0616578B2 (ja) 能動インダクタ
JP2000312122A (ja) 高周波入力整合回路装置及び高周波出力整合回路装置及び、半導体集積回路
JPH06152206A (ja) 無反射終端
JPS63219150A (ja) 能動インダクタ
JP3634223B2 (ja) 移相器
US5099155A (en) Active element filter network
JP3204481B2 (ja) 能動インダクタ
JP3211859B2 (ja) 能動フィルタ
JPH08274584A (ja) 能動インダクタ
JPH10200302A (ja) 可変移相器
JP2771861B2 (ja) 移相器
JPH07312508A (ja) 可変減衰器
JPH08321726A (ja) 増幅回路
JPH0766659A (ja) マイクロ波増幅器
JP3216686B2 (ja) 移相器
JP2537518B2 (ja) 移相器
JP3150806B2 (ja) マイクロ波フィルタ回路
JP3216687B2 (ja) 移相器
JP2001352204A (ja) 伝送線路およびそれを用いた回路素子およびそれらを用いた電子回路およびそれを用いた電子装置
JPH04287507A (ja) 電界効果トランジスタ増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees