JPH0684281A - 高速再生装置 - Google Patents

高速再生装置

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JPH0684281A
JPH0684281A JP23557292A JP23557292A JPH0684281A JP H0684281 A JPH0684281 A JP H0684281A JP 23557292 A JP23557292 A JP 23557292A JP 23557292 A JP23557292 A JP 23557292A JP H0684281 A JPH0684281 A JP H0684281A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生速度を高速化した場合でも、ほぼ正確に
データを読み取る事の可能な高速再生装置を提供する。 【構成】 記録媒体1からの再生信号はサンプリング回
路101でサンプリングし、ディジタルフィルタ102
でフィルタリングする。信号処理部103はディジタル
フィルタ102の出力をメインの部分と付加情報に分離
して処理する。次数設定回路104は速度設定回路9か
らの指令に対応する次数を選択してディジタルフィルタ
102の特性を決定させる。そして、高速再生時には速
度設定回路9から速度の設定指令が出て、記録媒体1の
移動速度が高速になり、それに対応して信号処理部10
3から出力されるサンプリングクロック105も周波数
が高く設定される。このようにして、サンプリング周期
を再生速度に合わせて変化させるとともに、ディジタル
フィルタの次数を減少させて信号再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCM信号のディジタ
ル磁気記録等で使用される、高速再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DAT(ディジタルオーディオテ
ープレコーダー)を始めとした高密度ディジタル磁気記
録を行う機器が世に出てきている。このようなディジタ
ルデータを記録する場合には、記録データと同時に、そ
れに同期した見出しや位置情報のような付加情報を記録
しておき、この付加情報を利用して再生時に高度な頭出
しを行う方式が実用化されている。この付加情報は通常
のデータよりデータ量が少ないので、特定の小さい領域
に記録される場合や、記録密度を下げて低い周波数で記
録される場合がある。この付加情報のみを再生する事に
より、通常の再生よりも高速で必要なデータの部分を探
し出す高速再生装置が考案されている。
【0003】以下に、従来の高速再生装置について説明
する。図5は従来の高速再生装置のブロック図である。
図5において、1は記録媒体、2は再生アンプ、3はメ
インデータ、4は付加データ、5は信号メインデータ用
等化フィルタ、6は付加データ用等化フィルタ、7は信
号処理部、8は出力端子、9は速度設定回路である。
【0004】以下、図5を参照しながらその動作につい
て説明する。記録媒体1にはメインデータと付加データ
が時分割で、あるいは記録トラックを分けて別々の領域
に記録されている。これらの信号を再生アンプ2で増幅
して、メインデータ信号3と付加データ信号4とに分け
て出力する。メインデータ信号3は、メインデータに対
応した等化フィルタ5に入力され、記録媒体1の記録特
性により発生する波形歪の補償を行い、信号処理部7へ
出力される。同様にして、付加データ信号4は付加デー
タに対応した等化フィルタ6に入力されて、波形歪の補
償を受ける。この出力が信号処理部7へ出力される。信
号処理部7では入力されたデータの復調処理を行って、
データあるいは付加情報の再生が行われ、出力端子8か
ら外部へ出力される。
【0005】高速再生時には、速度設定回路9から記録
媒体の移動速度、等化フィルタ6の特性、信号処理部7
へ切り換え信号を出力して、記録媒体1を高速に移動さ
せる事で、高速でデータを読み出す事ができる。この場
合には、比較的低い周波数で記録されている付加情報の
みを再生する。再生アンプ2から出力された高速の付加
データは、記録媒体1の移動速度に合わせて切り換えら
れる等化フィルタ6で波形歪の補償を受けた後、信号処
理部7へ出力される。信号処理部7では、付加情報デー
タを再生して、例えば頭出しの信号を検出して、メイン
データの高速アクセスに利用する。
【0006】図6(a)は等化フィルタ5または6のブ
ロック図で、図6(b)は動作説明図である。図6
(a)において、10は入力端子、11〜16は遅延素
子であり、20〜26は乗算回路、30は加算回路、3
1は出力端子である。なお、ここではフィルタの次数を
7としている。以下、図6を用いて等化フィルタの動作
に付いて説明する。
【0007】入力端子10に入力された信号は、第1の
遅延素子11と第1の係数回路20に入力され、第1の
遅延素子11の出力は第2の遅延素子12と第2の係数
回路21に入力される。同様にして第3、第4、第5、
第6の遅延素子と係数回路に信号が入力されていき、最
後に第7の係数回路26に入力される。それぞれの係数
回路ではフィルタの特性を決める適当な係数を乗算して
出力し、加算回路30に同時に入力され、合計7つの信
号の和が出力端子31に出力される。
【0008】図6(b)は図6(a)のフィルタをディ
ジタルフィルタで構成した場合のタイミング説明図であ
る。図6(b)において、41は入力データの入力タイ
ミング信号、42は加算回路30の出力、43はフィル
タの出力信号である。処理は乗算と加算を一つの単位と
して、この操作を複数回繰り返す事で最終的にフィルタ
の処理を実現する。この方式を採る事で回路規模の大き
い乗算回路の数を減らしている。
【0009】入力タイミング信号41の立ち上がりで、
入力データ及び各遅延素子の出力が確定して、まず、入
力データに第1の係数回路20で第1の係数を乗算して
加算回路30に出力する。この出力結果が信号42の図
中の1で表されている。次に第1の遅延素子11の出力
を第2の係数回路21で第2の係数と乗算し、その出力
を加算回路30に送り、加算回路30では第1の係数回
路20の出力と第2の係数回路21の出力を加算して結
果を保持する。この結果が信号42の図中の2で表され
ている。同様にして、第3の係数回路22の出力と前回
に保持した加算回路30の出力をさらに加算する。この
処理をフィルタの次数回だけ、この例の場合は7回繰り
返すと、加算回路30の出力にはフィルタの出力が得ら
れる。この出力を保持した信号が43となって、出力端
子31へ出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の回路構成では、通常速度で再生する場合には問題
ないが、高速再生の状態では、再生される信号の周波数
がテープ速度に比例して高くなるために、フィルタ部の
動作速度が間に合わなくなり、再生速度を高速化する場
合の障害になる、という課題があった。
【0011】本発明は上記課題に鑑みて、再生速度を高
速化した場合でも、ほぼ正確にデータを読み取る事の可
能な高速再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の高速再生装置
は、上記の目的を達成するために、記録媒体からの再生
信号をサンプリングする手段と、サンプリングされたデ
ータを処理するディジタルフィルタと、再生速度を設定
する制御手段とを備え、高速再生時に、サンプリング周
期を再生速度に合わせて変化させるとともに、ディジタ
ルフィルタの次数を減少させて信号再生を行うように構
成したものである。
【0013】さらに、複数のチャンネルからなる再生信
号に対しては、高速の再生時にサンプルするチャンネル
数を減少させる様に構成している。
【0014】また、記録媒体からの再生信号を再生速度
に略比例したサンプリング周期でサンプリングする手段
と、サンプリングされたデータを一定量保持する記憶手
段と、前記記憶手段の出力を処理する信号処理手段とを
備え、前記信号処理回路の処理が終了した時点で前記記
憶回路の内容を更新するように構成している。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、フィルタの次数
を削減させる事で、ディジタルフィルタの積和計算の計
算回数が減り、計算時間が短くなる。
【0016】また、計算するチャンネル数が減少する事
で必要な計算量が少なくなり、やはり計算時間を短縮す
る事ができる。
【0017】これにより、入力される信号の周波数が高
くなってもフィルタの動作が間に合うようになり、高速
でのデータ再生が可能になる。
【0018】また、サンプリングされたデータを一定量
保持する記憶手段を設ける事により、適当な間隔でデー
タを前記記憶手段に取り込んで、一旦記憶されたデータ
を信号処理部で処理するので、信号処理部の動作速度を
変更せずに高速でデータの再生を行う事ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例における高速
再生装置のブロック図を示すものである。図1におい
て、サンプリング回路101は再生増幅器2の出力を信
号処理部103からのサンプリングクロック105でサ
ンプルして、ディジタルフィルタ102へ出力する。デ
ィジタルフィルタ102では、次数設定回路104で指
定された特性のフィルタリングを行って、歪を補正した
信号を信号処理部103へ出力する。次数設定回路10
4は速度設定回路9からの指令に対応する次数を選択し
てディジタルフィルタ102の特性を決定させる。
【0021】以上のように構成された本実施例の高速再
生装置について、以下その動作について説明する。な
お、従来例と同じ部分については同じ番号を付し、その
説明を省略する。
【0022】まず、通常再生を行う場合を考える。速度
設定回路9で決められた速度で記録媒体1を移動させる
と、記録されている信号は通常の再生周波数で再生さ
れ、再生増幅器2で適当な振幅まで増幅された信号がサ
ンプリング回路101に入力される。サンプリング周波
数は、速度設定回路9からの指令に対応して、信号処理
部103が通常再生時のサンプリングクロック105を
サンプリング回路101に与える。サンプリング回路1
01では、与えられたサンプリングクロックで入力信号
をサンプルしてディジタルフィルタ102へ出力する。
このとき、入力信号に、メインの信号と付加情報のよう
に複数のチャンネルの信号が含まれている場合でも、そ
れらの信号を時分割でまとめてサンプルしてしまうこと
が可能である。サンプリング回路101は一般的なA/
Dコンバータで容易に構成できる。
【0023】ディジタルフィルタ102では、サンプリ
ングクロック105に同期して再生信号のフィルタリン
グを行う。次数設定回路104からの設定信号は通常再
生時には従来例と同様の7次となっているので、図6と
同様の構成が適用されて、フィルタ出力が信号処理部1
03に出力される。メインの部分と付加情報は時分割で
処理される。
【0024】信号処理部103では、ディジタルフィル
タ102の出力をメインの部分と付加情報に分離して処
理を行い、それぞれのデータを再生して出力端子8へ出
力する。
【0025】高速再生モードの場合には、速度設定回路
9から速度の設定指令が出て、記録媒体1の移動速度が
高速になり、それに対応して信号処理部103から出力
されるサンプリングクロック105も周波数が高く設定
される。
【0026】図2は高速モード時のディジタルフィルタ
102の動作を説明するための説明図で、図2(a)に
おいて、10は入力端子、111,112は遅延素子、
120〜123は計数回路、130は加算回路、31は
出力端子である。また、図2(b)において、141は
入力データタイミング信号、142は係数回路出力、1
42はフィルタ出力を示している。以下、図2も使用し
ながらディジタルフィルタ102の動作について説明し
ていく。
【0027】次数設定回路104では、速度設定指令に
対応して、ディジタルフィルタ102の動作速度が間に
合う範囲に次数を制限してフィルタの次数を設定する。
例えば速度が通常の4倍になった場合には、サンプリン
グクロック105も通常の4倍に設定される。これに対
応して次数設定回路104では、図2のようにフィルタ
の次数が3になるように設定する。この場合には、入力
信号と係数回路120の計算、遅延素子111の出力と
係数回路121の計算と加算回路130の計算、遅延素
子112の出力と係数回路123の計算と加算回路13
0の計算、の3段階の計算が必要になる。上記のそれぞ
れが図2(b)の波形142中の1,2,3で表されて
いる。この合計の計算時間を考えると、入力データタイ
ミング141が通常の4倍の周波数になっているので、
このフィルタの計算時間は通常時を1とすると1/4*7/3=
7/12となり、約1/1.7倍の計算時間になる。従って、フ
ィルタ回路の動作速度を1.7倍の速度で動くように設計
しておけば、4倍の速度での信号再生が可能となる。フ
ィルタの次数を減少させることによりフィルタの特性が
要求されている特性から少しはずれる場合も発生する
が、最悪の場合でも信号処理回路103に含まれる誤り
のチェック回路で訂正あるいは補正の処理が可能なので
大きな問題は生じない。
【0028】以上のように本実施例によれば、再生速度
に対応してフィルタの次数を制御する次数設定回路を設
けることにより、高速再生時にフィルタを正常に動作さ
せることが可能となり、これにより高速でのデータ再生
を行うことができる。
【0029】図3は本発明の第2の実施例を示す高速再
生装置のブロック図である。同図において、201は複
数チャンネルの信号が記録されている記録媒体、202
は前記複数のチャンネルに対応した再生増幅回路、20
3はサンプリング回路、204は等化フィルタ、205
は等化フィルタ204の次数設定回路、206は信号処
理部、207はサンプリングクロック、8は出力端子、
9は速度設定回路で、図1と異なるのはサンプリング回
路203に速度設定回路9からの指令を受けてサンプリ
ングチャンネルを制限する機能を設けた点である。
【0030】上記のように構成された本実施例の高速再
生装置について、以下その動作を説明する。
【0031】高速再生モード時には、記録媒体に記録さ
れている全ての情報を再生する必要はない場合が多く、
例えば頭出しに必要な信号さえ読めれば、その時点から
通常の再生モードに切り換えて全ての情報を再生すれば
良い。
【0032】高速再生モード時には、記録媒体201か
ら再生された複数チャンネルの信号は再生増幅回路20
2で増幅されてサンプリング回路203に入力される。
サンプリング回路203では、速度設定回路9からの指
令に従って、速度が通常の8倍の場合には、入力4チャ
ンネルの内の2チャンネルを選択してサンプリングを行
う。この2チャンネルの中に前記頭出し信号が含まれる
ようにチャンネルを選択しておけば、選択されているチ
ャンネルだけで、必要な情報が再生できる。こうしてサ
ンプリングされた信号は、全てのチャンネルをサンプリ
ングした場合の半分のデータ量になって、第1の実施例
と同様のデータ周期で等化フィルタ204へ出力され
る。等化フィルタ204では、第1の実施例の場合と同
様に、次数設定回路205からの指令に従って入力され
てくる信号のフィルタリングを行って信号処理部206
へ出力する。信号処理部206では、速度設定回路9か
らの指令に従って必要なサンプリングクロック207を
生成し、等化フィルタ204の出力信号から必要な頭出
し信号やデータを再生して出力端子8へ出力する。
【0033】以上のように本実施例によれば、複数のチ
ャンネルからなる再生信号に対して、高速の再生時にサ
ンプルするチャンネル数を減少させるサンプリング回路
203を設けることにより、この場合では8倍となるよ
うに、さらに高速でのデータ再生が可能になる。なお、
第2の実施例では第1の実施例と組み合わせて次数設定
回路205を設けているが、簡易的には、等化フィルタ
204の次数を変更せずに通常再生時と同様の構成とす
る事もできる。
【0034】図4は本発明の第3の実施例の高速再生装
置を示すブロック図である。同図において、301は信
号が記録されている記録媒体、302は再生増幅回路、
303はサンプリング回路、304は記憶回路、305
は等化フィルタ、306は信号処理部、307はサンプ
リングクロック、308は許可信号、309は等化フィ
ルタ305の次数設定回路、8は出力端子、9は速度設
定回路で、図1と異なるのはサンプリング回路303の
後段に記憶回路304を設け、信号処理部306からの
許可信号308で記憶回路304の読み書きを制御する
機能を設けた点である。
【0035】上記のように構成された本実施例の高速再
生装置について、以下その動作を説明する。
【0036】データ等を記録媒体に記録する場合には、
記録されるデータを適当な大きさに分割して、それを一
つのブロックとして扱う方式が多く用いられている。そ
こで、高速で再生を行う場合にもこの一つのブロックを
単位として、特定のブロックを読み出す事ができれば良
い場合も考えられる。たとえば各ブロックに1回、目次
情報が書き込んであるとすれば、この情報を読み取る事
で現在位置が認識でき、必要な位置で記録媒体を通常再
生にしてデータを読み出す事ができる。
【0037】高速再生モード時には、記録媒体301か
ら再生された信号は再生増幅回路302で増幅されてサ
ンプリング回路303に入力される。サンプリング回路
303では、サンプリングクロック307で信号をサン
プルして記憶回路304へ出力する。記憶回路304は
記録されている信号の1ブロックより大きい容量を持
ち、信号処理部306からの書き込み許可信号308に
より入力データを記憶する。一旦記憶された信号は比較
的自由に読み出す事ができるので、この記憶された信号
を例えば通常再生時と同じ速度で読み出す事ができる。
この場合には次数設定回路309はシステムの動作に影
響しないが、さらにデータの記憶回路304への書き込
み周期を短くしたい場合には、次数を下げて高速のデー
タ再生を行う事もできる。
【0038】こうして比較的低い周波数で読み出された
再生データは等化フィルタ305で通常再生時と同様に
波形歪を補償されて信号処理部306へ出力される。信
号処理部306では、速度設定回路9からの指令により
適当なサンプリングクロックを発生させ、入力されたデ
ータの1ブロック分を単位として処理を行い、必要な目
次情報やメインの記録データを再生して、出力端子8へ
出力する。このとき、信号処理部306が必要とするデ
ータを読み出し終わった段階で、次の再生データを記憶
回路304に書き込む許可を与える許可信号308を記
憶回路304へ出力する。
【0039】なお、一般に、高速再生時の記憶媒体の移
動速度はそれほど正確なものではないため、記憶回路3
04の容量は2ブロック+α程度が望ましい。
【0040】以上のように本実施例によれば、比較的高
速で動作が可能な前記記憶回路の動作速度で高速にデー
タを記憶回路に記憶し、この記憶された信号を比較的遅
い速度の信号処理部で処理する事が可能となり、間欠的
ではあるが非常に高速でのデータの再生が可能となる。
また、記憶回路304からの読み出し速度は、信号処理
部306及び等化フィルタ305の最高動作速度の遅い
方の限界まで速くする事ができ、フィルタの次数選択回
路309を動作させてフィルタの次数を下げてフィルタ
305の動作速度を向上させる事は、前記間欠的なデー
タの再生頻度を増やす事を意味し、これにより、再生デ
ータの信頼性を向上させる事が可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、記録媒体からの
再生信号をサンプリングする手段と、サンプリングされ
たデータを処理するディジタルフィルタと、再生速度を
設定する制御手段を備え、高速再生時に、サンプリング
周期を再生速度に合わせて変化させ、ディジタルフィル
タの次数を減少させて信号再生を行うように構成してい
るので、さらに、複数のチャンネルからなる再生信号に
対して、高速の再生時にサンプルするチャンネル数を減
少させるように構成しているので、フィルタ部の動作速
度を上げる事ができ、高速でのデータ再生が可能とな
る。
【0042】また、記録媒体からの再生信号を再生速度
に略比例したサンプリング周期でサンプリングする手段
と、サンプリングされたデータを一定量保持する記憶手
段と、前記記憶手段の出力を処理する信号処理手段とを
備え、前記信号処理回路の処理が終了した時点で前記記
憶回路の内容を更新するように構成しているので、信号
処理部の動作速度を最大限に利用して高速でデータの再
生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高速再生装置の
構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における等化フィルタ部の内部
構成を示すブロック図とその動作説明に供する波形図
【図3】本発明の第2の実施例における高速再生装置の
構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における高速再生装置の
構成を示すブロック図
【図5】従来例における高速再生装置の構成を示すブロ
ック図
【図6】同従来例における等化フィルタ部の内部構成を
示すブロック図とその動作説明に供する波形図
【符号の説明】
1,201,301 記録媒体 2,202,302 再生増幅回路 103,206,306 信号処理部 8 出力端子 9 速度設定回路 10 フィルタの入力端子 111,112 遅延素子 120〜122 係数回路 130 加算回路 31 フィルタの出力端子 101,203,303 サンプリング回路 102,204,305 ディジタルフィルタ 104,205,309 次数設定回路 304 記憶回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からの再生信号をサンプリング
    する手段と、サンプリングされたデータを処理するディ
    ジタルフィルタと、再生速度を設定する制御手段とを備
    え、高速再生時に、サンプリング周期を再生速度に合わ
    せて変化させ、前記ディジタルフィルタの次数を減少さ
    せて信号再生を行う高速再生装置。
  2. 【請求項2】 複数のチャンネルからなる再生信号に対
    して、高速の再生時にサンプルするチャンネル数を減少
    させる請求項1記載の高速再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体からの再生信号を再生速度に略
    比例したサンプリング周期でサンプリングする手段と、
    サンプリングされたデータを一定量保持する記憶手段
    と、前記記憶手段の出力を処理する信号処理手段とを備
    え、前記信号処理回路の処理が終了した時点で前記記憶
    回路の内容を更新する高速再生装置。
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