JP2000132911A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JP2000132911A
JP2000132911A JP10302359A JP30235998A JP2000132911A JP 2000132911 A JP2000132911 A JP 2000132911A JP 10302359 A JP10302359 A JP 10302359A JP 30235998 A JP30235998 A JP 30235998A JP 2000132911 A JP2000132911 A JP 2000132911A
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JP10302359A
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Hiroaki Miura
啓彰 三浦
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間にわたり記録された音声データファイル
の指定位置へのアクセスをスムーズに行うと同時に、複
数チャンネルでの同時記録、同時再生を効率的に違和感
無く行なうことができる音声記録再生装置を提供する。 【解決手段】ブロック単位の音声データをファイル毎に
記録媒体に記録する際に、各チャンネル間で同一のタイ
ミングで記録される音声データブロックについての記録
位置情報を一定時間毎に検出して記録するとともに、記
録媒体に記録された各チャンネルに対応する複数の音声
ファイルを読み出す際に、記録媒体に記録された記録位
置情報に基づいて目的の音声ブロックを算出することで
音声データの任意の時間位置にアクセスするシステム制
御部14を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声記録再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米国の裁判所などでは裁判の記録
や会議の摘録等、多チャンネルで数時間以上連続して音
声を録音し続ける特殊なレコーダが使用される場合があ
る。この様にして記録された音声データは厖大なデータ
量となる。また、録音された音声データは後で文字化す
る必要があり、トランスクリプション時には何度も同じ
位置を聞き返したり、前後の任意の位置へジャンプした
りと記録した音声データを検索する機会は非常に多い。
【0003】また、このようなレコーダにおいては、上
記チャンネル数に対応して複数のマイクロホンを裁判
官、検察側、弁護側、証人席、陪審員席等に設置し、そ
れぞれのマイクロホンから入力される音声を別々に録音
する。こうすることにより、複数の人が同時に声を発し
た場合でも、チャンネル毎に別々に録音できるので、後
に再生したときに誰が何を言ったかを明確に再生するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デジタル信号
に音声データを変換してメディアに記録する場合、記録
を開始した時間情報はファイルヘッダに記録されるが録
音中の時間データは通常記録されない。よって、目的と
する記録時間位置にジャンプするには、上記ファイルヘ
ッダの情報と、セクタ内のフレーム数等を書き込んだセ
クタヘッダからフレーム数を計算して記録時間位置を特
定する必要がある。
【0005】この場合でも、1ファイル内の記録モード
が一定で1セクタ当たりの記録時間が一定であれば、何
セクタ目に目的の音声情報が記録されているかの検索は
比較的高速に行うことができる。しかし、録音の途中で
音声起動を使ったり、サンプリング周波数を変更して録
音を行った場合には単純な計算だけで無く、いちいち各
セクタにアクセスしてセクタヘッダに記録された情報を
読み出し、目的とする記録位置を算出する必要がある。
【0006】また、ディスク状記録媒体の場合、一回の
アクセスで読み出すデータ単位が決まっているので、セ
クタヘッダだけを読み出すことはできず、毎回数百バイ
トから数キロバイト単位でデータを読み出さなければな
らない。よってジャンプ位置が遠くなればなるほど計算
に時間がかかり、実用上の不快感があった。
【0007】更に、多チャンネルで同時に録音されたフ
ァイルを同時に再生する時には、上記の作業がファイル
数分発生することになり、実用上の不快感は更に増加し
てしまう。
【0008】また、チャンネル毎にファイルを分けて録
音した場合には、1チャンネルだけを再生することは問
題無く行なえるが、複数チャンネルを合成して同時に再
生する必要がある場合には、時間的な同期をとることが
難しく、チャンネル間で時間的なズレが生じ違和感があ
った。このような問題を解決する技術として、特開平9
−147485が考案されているが、この場合には所定
長さのブロック単位毎に、数バイトの録音時刻情報を属
性情報として付加する必要があり、録音時間が短くなっ
てしまう問題があった。
【0009】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、長時間にわた
り記録された音声データファイルの指定位置へのアクセ
スをスムーズに行うとともに、複数チャンネルでの同時
記録、同時再生を効率的に違和感無く行なうことができ
る音声記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る音声記録再生装置は、複数チャ
ンネルで音声データを入力する入力手段と、入力された
音声データをチャンネル毎に所定長さのブロック単位の
音声データに変換する変換手段と、該ブロック単位の音
声データをファイル毎に記録する際に、各チャンネル間
で同一のタイミングで記録される音声データブロックに
ついての記録位置情報を一定時間毎に検出する検出手段
と、この検出手段により検出された前記記録位置情報
を、前記ブロック単位の音声データとともに記録媒体に
記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された各チャ
ンネルに対応する複数の音声ファイルを読み出す際に、
前記記録媒体に記録された前記記録位置情報に基づいて
音声データの任意の時間位置にアクセスする読み出し手
段と、読み出した複数の音声ファイルの音声信号を合成
する合成手段とを具備する。
【0011】また、第2の発明に係る音声記録再生装置
は、第1の発明に係る音声記録再生装置において、前記
記録位置情報が検出される時間間隔は、任意の大きさに
設定可能である。
【0012】また、第3の発明に係る音声記録再生装置
は、第1又は第2の発明に係る音声記録再生装置におい
て、前記記録媒体に記録された複数の音声ファイルを同
時に再生する場合のファイル間の時間的なズレを、前記
記録媒体に記録された記録位置情報を用いて補正する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。 (第1実施形態)複数チャンネル同時録音を行う一つの
例として裁判の記録が考えられる。そこで、本実施形態
における音声記録再生装置を裁判所での裁判記録用に用
いるものとし、その記録媒体として光磁気ディスクを用
いた場合を例として説明する。更に、本実施形態では光
磁気ディスクとしてMO(Magneto-optical disc)を用い
るものとする。
【0014】裁判所での裁判は、広いスペースの中で複
数の人が離れた位置で音声を発することになる。そこ
で、このような裁判の録音は、発言者それぞれ、例え
ば、裁判長、検察官、弁護人、証人、陪審員等それぞれ
にマイクを配置して録音を行う。各マイクから入力され
る音声をアナログ信号のままテープ状記録媒体に記録ト
ラックに分けて録音することも考えられるが、多チャン
ネル化の難しさや録音時間、及び、長時間記録が可能な
記録メディアの問題からデジタルデータに変換して記録
を行うことが一般的に行われる。
【0015】更に、本実施形態の様に、長時間記録を目
的とする記録再生装置では1メディア当たりの記録時間
を長くする必要があり、データの圧縮は必要不可欠な要
素となっている。特に、波形合成符号化技術を用いて音
声圧縮を行った場合には非常に高い圧縮率となるが、そ
の反面、複数の人間が同時に音声を発した場合等には元
の音声を再現することが難しく、場合によっては何を言
っているのか分からないこともある。よって、入力する
複数チャンネルの音声信号をアナログ的に合成してデジ
タル変換し、圧縮することは実用上問題がある。更に、
トランスクリプションのために一人の音声だけを聞きた
くても聞くことはできない。以上の理由により各マイク
から入力される音声データは、チャンネル毎にデジタル
信号に変換され別々に記録される。
【0016】この圧縮されデジタル化された音声信号を
記録する記録媒体として、ディスク状記録媒体、テープ
状記録媒体、そして固体メモリー等が考えられるが、本
実施形態では上記したように、ディスク状記録媒体であ
る光磁気ディスクとしてのMOに音声データを記録する
場合を例として説明を行う。
【0017】ここで、1チャンネル分の音声データに対
し、任意の記録時間位置へジャンプする場合について考
える。音声信号をデジタルデータに変換してメディアに
記録する場合、記録を開始した時間情報はファイルヘッ
ダに記録されるが録音中の時間データは通常記録されな
い。よって、目的とする記録時間位置にジャンプするに
は上記ファイルヘッダの情報と、セクタ内のフレーム数
等を書き込んだセクタヘッダからフレーム数を計算して
位置を特定する必要がある。この場合でも1ファイル内
の記録モードが一定で1セクタ当たりの記録時間が一定
であれば、何セクタ目に目的の音声情報が記録されてい
るかの検索は比較的早く行うことができる。しかし、録
音の途中で音声起動を使ったり、サンプリング周波数を
変更して録音を行った場合には単純な計算だけでなく、
いちいち各セクタにアクセスしてセクタヘッダに記録さ
れた情報を読み出して目的とする記録位置を算出する必
要がある。
【0018】また、MOの場合、一回のアクセスで読み
出すデータ単位が決まっているので、セクタヘッダだけ
を読み出すことはできず、毎回数百バイトから数キロバ
イト単位でデータを読み出さなければならない。
【0019】更に、多チャンネルで同時に録音されたフ
ァイルを同時に再生する時には、上記の作業がチャンネ
ル数分発生することになり、ジャンプする時間位置が遠
くなればなる程、チャンネル数が増えれば増える程ジャ
ンプ位置の検索に時間がかかり、実用上の問題となって
しまう。
【0020】そこで、本実施形態では、ファイル管理テ
ーブル(FAT)とは別に、ファイル検索用の情報を記
録しておく。この検索情報には一定間隔、例えば、1分
毎にその1分ジャストのタイミングで記録された音声デ
ータフレームが、何処のセクタのどのアドレスに記録さ
れたかについての記録位置情報、及びFATとの関連情
報を記録する。多チャンネルでの録音時には同じタイミ
ングの情報を各チャンネル毎に記録を行う。そして検索
時にはまずこの検索情報から大体の位置を特定し、その
フレームが記録されているセクタをメディアから読み出
して正確な位置へのジャンプを行う。
【0021】以下に、図面を参照して本実施形態の音声
記録再生装置における実際の処理動作についての説明を
行う。図1は、本発明の一実施形態である音声記録再生
装置の構成を示すブロック図である。図1に示す様に、
本実施形態の音声記録再生装置は、装置全体の制御を司
るとともに、検出手段、記録手段、読み出し手段として
の機能を備えたシステム制御部14を有しており、この
システム制御部14にはシステムバス19−1を介して
デジタル信号処理部(DSP)9が接続されている。さ
らにこのデジタル信号処理部(DSP)9には、A/D
コンバータ4、ローパスフィルタ(LPF)3、増幅器
(AMP)2、マイク1が順に接続されるとともに、D
/Aコンバータ5、ローパスフィルタ(LPF)6、増
幅器(AMP)7、信号合成器(合成手段)8が順に接
続されている。デジタル信号処理部(DSP)9、A/
Dコンバータ4、ローパスフィルタ(LPF)3、増幅
器(AMP)2、マイク1、D/Aコンバータ5、ロー
パスフィルタ(LPF)6、増幅器(AMP)7、信号
合成器8は、録音再生ブロック(以下、録再ブロックと
呼ぶ)10を構成する。
【0022】システム制御部14にはさらにシステムバ
ス19−3を介して複数の釦からなる外部入力装置16
が接続されており、この外部入力装置16の操作に応じ
て各部動作を制御する。また、ユーザがシステムを操作
するのに必要な各種情報は、システム制御部14からシ
ステムバス19−2を介して駆動回路17に送られ表示
器18で表示される。
【0023】図2は上記録再ブロック10を複数備えた
音声記録再生装置の構成を示す図である。図2に示すよ
うに、システム制御部14にはシステムバス19−1を
介して複数の録再ブロックch.1〜ch.n(10)
が接続されるとともに、システムバス19−4を介して
信号合成器8、スピーカ11が接続されている。さらに
システムバス19−7を介して記録媒体12が、システ
ムバス19−6を介してデータバッファ13が、システ
ムバス19−5を介して電源制御部15が追加されてい
る。
【0024】図3は上記した信号合成器8周辺の構成を
示す図である。各チャンネルごとの録再ブロックch.
1〜ch.n(10)の出力部は、コンデンサ20、抵
抗21を介して一本にまとめられた後、スピーカアンプ
22、コンデンサ23を介してスピーカ11に接続され
ている。
【0025】上記した構成に係る音声記録再生装置の基
本的動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
図4において、まず初期設定、初期表示を行ない(ステ
ップS1)、外部入力装置16の操作により録音が選択
されたかどうかを判断する(ステップS2)。ここでY
ESの場合にはシステム制御部14は録再ブロック10
に録音開始の指示を行う。この指示により録再ブロック
10は録音状態となり録音処理(ステップS3)を行な
ってステップS2に戻る。また、ステップS2の判断が
NOの場合には、外部入力装置16の操作により再生が
選択されたかどうかを判断する(ステップS4)。ここ
でYESの場合にはシステム制御部14は録再ブロック
10に再生開始の指示を行う。この指示により録再ブロ
ック10は再生状態となり再生処理(ステップS5)を
行なってステップS2に戻る。また、ステップS4の判
断がNOの場合には時間位置指定スキップを選択したか
どうかを判断する(ステップS6)。ここでYESの場
合にはシステム制御部14は録再ブロック10にスキッ
プ処理の指示を行う。この指示により録再ブロック10
はスキップ処理(ステップS7)を行なってステップS
2に戻る。
【0026】次に上記したステップS3の録音処理につ
いて説明する。録音処理時においては、マイク1より入
力されたアナログ信号は増幅器(AMP)2で増幅さ
れ、ローパスフィルタ(LPF)3で不要な高周波成分
を除去され、A/Dコンバータ4でデジタル信号に変換
された後、デジタル信号処理部(DSP)9に入力され
る。デジタル信号処理部9では一定時間毎にデジタル音
声データを圧縮処理し、音声データブロックとしてシス
テム制御部14へ送る。
【0027】また、録再ブロック10を複数備えた音声
記録再生装置の場合には図5のフローチャートに従った
処理を行なう。まず、録音時、外部入力装置16から録
音で使用する録音ブロック数(チャンネル数)を指定し
て(ステップS8)、録音(REC)を開始する(ステ
ップS9)。
【0028】各録再ブロック10はシステム制御部14
から録音の指示を受け取ると上記録音処理を行う。シス
テム制御部14では、各録再ブロック10から受け取っ
た音声データブロックをチャンネル(1〜n)毎にデジ
タルデータに変換して一旦データバッファ13に記録す
る(ステップS10〜S15)。記録された音声データ
をセクタ単位とし、このセクタ単位毎にセクタ内の情報
を書き込んだセクタヘッダを付加する。音声データの記
憶と同時に、一定間隔毎、例えば1分毎のタイミングを
判断し(ステップS16)、この1分ごとのタイミング
における全チャンネルの検索情報を音声データとは別個
にデータバッファ13に記録する(ステップS17)。
ここでは多チャンネル同時録音を行っているので、チャ
ンネル毎に同一タイミングの検索情報がFATとの関連
情報とともに記録される。
【0029】次に、ステップS18において音声データ
が一定量以上蓄積されたチャンネルがあるかどうか、す
なわち、記録媒体12への書き込み最小サイズのクラス
タサイズになったチャンネルがあるかどうかを判断し
(ステップS18)、一定量以上となったチャンネルの
音声データを記録媒体12に記録する(ステップS1
9)。次に録音停止(STOP)が選択されたかどうか
を判断し(ステップS20)、録音停止が選択された場
合には録音(REC)を終了(ステップS21)してリ
ターンする。
【0030】次に上記したステップS5の再生処理につ
いて説明する。再生処理時においては、システム制御部
14は記録媒体に記録された音声データを読み出してデ
ジタル信号処理部(DSP)9に送る。デジタル信号処
理部9では一定時間毎にデジタル音声データを伸長処理
する。伸長された音声データはD/Aコンバータ5にて
アナログ信号に変換され、ローパスフィルタ(LPF)
6にて不要な成分が除去された後、増幅器(AMP)7
にて増幅されて信号合成器8に供給される。
【0031】また、録再ブロック10を複数備えた音声
記録再生装置の場合には図6のフローチャートに従った
処理を行なう。まず、ステップS22において同時に再
生すべきチャンネルを選択する。次に、システム制御部
14は録再ブロック10に再生(PLAY)開始の指示
を行う(ステップS23)。この指示により録再ブロッ
ク10は再生状態となり、システム制御部14は記録媒
体12から上記した録音方法により記録された音声ファ
イルを読み出す。すなわち、記録媒体12からデータバ
ッファ13に検索情報と音声データとを読み出す(ステ
ップS24、S25)。
【0032】ここで、任意の記録時間位置へジャンプす
る場合、まず、録音時に1分毎に記録した検索情報とジ
ャンプ時間から、目的のデータ記録位置を±1分の精度
で計算して該当するセクタを読み出して、このセクタの
ヘッダ情報から正確なフレーム位置を計算してジャンプ
を行う。これによりステップS32の検索情報のアドレ
スに到達したかどうかの判断がYESとなり、全チャン
ネルの再生を検索情報のフレームで同期を取って再生を
継続する(ステップS33)。次に全チャンネルの音声
信号を信号合成器8により合成してスピーカ11から出
力する(ステップS34)。次にデータバッファ13が
空かどうかを判断し(ステップS35)、空になったと
きに再生停止の選択がされたかどうかを判断して(ステ
ップS36)、再生停止が選択された場合には再生を終
了(ステップS37)してリターンする。
【0033】次に図7を参照して上記したスキップ処理
(ステップS7)の詳細を説明する。まず、スキップす
るチャンネルを選択する(ステップS38)。次にスキ
ップする時間を指定する(ステップS39)。次に、記
録媒体12からデータバッファ13に上記検索情報を読
み出す(ステップS40)。次に、スキップする時間以
下で検索データが示す最も近い位置の音声データが記録
されたセクタデータを記録媒体12から読み出す(ステ
ップS41)。次に、読み出したセクタの、セクタヘッ
ダから指定されたデータ記録位置を算出する(ステップ
S42)。次に指定位置へスキップする(ステップS4
3)。次に、再生(PLAY)を開始する(ステップS
44)。
【0034】上記した実施形態では光磁気ディスク(M
O)を記録媒体としているが、それ以外にも、光ディス
ク、相変化型光ディスク、磁気ディスク等のディスク状
記録媒体、DAT、8ミリテープ、VHSテープ、Cカ
セット等の磁気テープを使ったテープ状記録媒体、半導
体メモリ、ICカードなどを挙げることができる。
【0035】テープ状の記録媒体では、その記録容量の
多さから数百時間から数千時間に渡る連続長時間録音が
可能となるので、メディアの変更回数を少なくしたい用
途に特に有効となる。また、ディスク状の記録媒体で
は、テープ状記録媒体には劣るものの長時間記録が可能
であり、更に、ランダムアクセスが可能である。よっ
て、目的とするファイル、或いは特定の会話位置に瞬時
にアクセスしたり、特定の部分をリピート再生したりと
いった用途に有効な媒体である。
【0036】上記実施形態の記録再生装置にオペレータ
からの命令を入力する装置として、キーボードを例とし
ているが、タッチパネル等の対話式メニューで行っても
良い。或いは、数メートルの通信ケーブルや、数十メー
トルからそれ以上のLANケーブル等でパソコン等と接
続し、外部の制御装置から遠隔操作しても良い。
【0037】上記した第1実施形態によれば、多チャン
ネルで数時間以上連続して音声を録音し続けた厖大なデ
ータ量の音声ファイルでトランスクリプションする場合
でも、操作上の不快感無く任意の記録時間位置にスムー
ズにジャンプすることが可能となる。 (第2実施形態)以下に本発明の第2実施形態を説明す
る。第2実施形態の構成は上記した第1実施形態の構成
と同様であるので、ここでは第2実施形態の特徴となる
部分についてのみ説明する。
【0038】複数のマイクによる多チャンネルでの同時
録音を長時間にわたって行い、その記録媒体としてMO
等、ディスク状記録媒体を用いる場合、音声のアナログ
信号はデジタルデータに変換されてメディアに記録され
る。任意のファイルや任意の記録位置へのランダムアク
セス性ではテープ状記録媒体より圧倒的に優れている
が、各チャンネルの音声データを別ファイルで記録する
と、各チャンネルのデータはたとえ同時に録音されたと
しても時間的な相関関係は無く全く個別のデータとな
る。
【0039】したがって、このような同時記録された音
声データを同時再生する場合には、ファイルヘッダ等に
記録された記録開始時間等の情報でのみ同期が取られる
か、或いは、特開平09−147485号公報に開示さ
れているように、単位時間毎に時間情報データを記録し
てそのデータを基準に同期をとる方法が考えられる。し
かし、単位時間毎、例えば時間ズレを最小にする目的
で、デジタル変換のフレーム単位毎に時間データを入れ
るとすると、年、月、日、時、分、秒、更に細かい単位
の時間データまで記録する必要があり、そのデータ量は
かなりのものとなる。
【0040】よって、マイク毎(チャンネル毎)に音声
を別々に録音し、再生時にはそれぞれを合成して出力し
たい場合には、チャンネル間の時間ズレを容認するか、
或いは、記録時間を犠牲にして単位時間毎に時間情報デ
ータを入れる必要があった。そこで、第2実施形態で
は、上記した検索情報を多チャンネルでの同時再生時に
おけるチャンネル間の時間的なズレを補正するための同
期情報として使用するようにする。すなわち、多チャン
ネルでの録音ファイルを同時再生するにあたって、上記
1分間隔で記録された検索情報を用いてファイル間の同
期を取ることによりファイル間の時間的なズレを補正す
る。
【0041】取り出された音声データはチャンネル毎に
録再ブロック10でアナログ信号に変換され、図3に示
す信号合成器8へ送られる。信号合成器8ではコンデン
サ20、抵抗21を通した各チャンネルからの音声信号
をアナログ的に合成し、スピーカアンプ22で増幅して
スピーカより音として出力する。この様にして音声を再
生することでチャンネル間の時間ズレが無く、違和感を
感じない合成再生が可能となる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、長時間
にわたり記録された音声データファイルの指定位置への
アクセスをスムーズに行うことが可能となる。また、請
求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に
加えて、状況に応じて時間間隔を任意に設定することが
できる。また、請求項3に記載の発明によれば、複数チ
ャンネルでの同時記録、同時再生を効率的に違和感無く
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である音声記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す録再ブロック10を複数備えた音声
記録再生装置の構成を示す図である。
【図3】信号合成器8周辺の構成を示す図である。
【図4】音声記録再生装置の基本的動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】複数備えた音声記録再生装置により録音動作を
行う場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】複数備えた音声記録再生装置により再生動作を
行う場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】スキップ処理の詳細を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…マイク、 2…増幅器(AMP)、 3…ローパスフィルタ(LPF)、 4…A/Dコンバータ、 5…D/Aコンバータ、 6…ローパスフィルタ(LPF)、 7…増幅器(AMP)、 8…信号合成器、 9…デジタル信号処理部(DSP)、 10…録音再生ブロック(録再ブロック)、 11…スピーカ、 12…記録媒体、 13…データバッファ、 14…システム制御部、 15…電源制御部、 16…外部入力装置、 17…駆動回路、 18…表示器、 19−1〜19−7…システムバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 BC01 BC06 CC03 CC04 DE03 DE12 DE14 EF02 FG09 GK02 HL11 JJ06 JJ07 5D045 DB01 5D077 CA02 CB06 DC22 DF01 5D080 AA07 BA02 CA03 DA07 DA08 EA01 EA03 FA02 GA01 GA18 GA23 HA18 JA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルで音声データを入力する
    入力手段と、 入力された音声データをチャンネル毎に所定長さのブロ
    ック単位の音声データに変換する変換手段と、 該ブロック単位の音声データをファイル毎に記録する際
    に、各チャンネル間で同一のタイミングで記録される音
    声データブロックについての記録位置情報を一定時間毎
    に検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記記録位置情報を、前
    記ブロック単位の音声データとともに記録媒体に記録す
    る記録手段と、 前記記録媒体に記録された各チャンネルに対応する複数
    の音声ファイルを読み出す際に、前記記録媒体に記録さ
    れた前記記録位置情報に基づいて音声データの任意の時
    間位置にアクセスする読み出し手段と、 読み出した複数の音声ファイルの音声信号を合成する合
    成手段と、 を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録位置情報が検出される時間間隔
    は、任意の大きさに設定可能であることを特徴とする請
    求項1記載の音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体に記録された複数の音声フ
    ァイルを同時に再生する場合のファイル間の時間的なズ
    レを、前記記録媒体に記録された記録位置情報を用いて
    補正することを特徴とする請求項1又は2記載の音声記
    録再生装置。
JP10302359A 1998-10-23 1998-10-23 音声記録再生装置 Withdrawn JP2000132911A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002049392A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Olympus Optical Co Ltd 音声記録再生装置
JP2006138968A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Clarion Co Ltd データ処理装置及びその制御方法

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