JPH06824A - 中子突き出し装置 - Google Patents
中子突き出し装置Info
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- JPH06824A JPH06824A JP4184331A JP18433192A JPH06824A JP H06824 A JPH06824 A JP H06824A JP 4184331 A JP4184331 A JP 4184331A JP 18433192 A JP18433192 A JP 18433192A JP H06824 A JPH06824 A JP H06824A
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- Japan
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- core
- mold
- intermediate plate
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1756—Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/30—Mounting, exchanging or centering
- B29C33/306—Exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds, mould inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2673—Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds
- B29C45/2675—Mounting of exchangeable mould inserts
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中子交換式金型を用いる成形機において、金
型の母型に埋まり込んだ状態の中子を突き出し、ロボッ
トによる中子の交換を容易にする装置の提供。 【構成】 中子交換式金型１における相補金型２の母型
７が、本体１６とその後面側に配置され前後方向に駆動
される中間板６で構成される。中間板６に中子固定・解
放機構１４が設けられる。また、中間板６が後方に移動
しているとき本体１６と中間板６の間隙に配置される突
き出し体５を備える。突き出し体５は、中子８の前面に
当接する面と本体１６の後面に当接する面を有する。突
き出し体５が、成形機に付設されたロボット３３のアー
ム３２先端に前後方向で摺動可能に、かつ、後方に移動
するよう付勢されて配置されることがある。
型の母型に埋まり込んだ状態の中子を突き出し、ロボッ
トによる中子の交換を容易にする装置の提供。 【構成】 中子交換式金型１における相補金型２の母型
７が、本体１６とその後面側に配置され前後方向に駆動
される中間板６で構成される。中間板６に中子固定・解
放機構１４が設けられる。また、中間板６が後方に移動
しているとき本体１６と中間板６の間隙に配置される突
き出し体５を備える。突き出し体５は、中子８の前面に
当接する面と本体１６の後面に当接する面を有する。突
き出し体５が、成形機に付設されたロボット３３のアー
ム３２先端に前後方向で摺動可能に、かつ、後方に移動
するよう付勢されて配置されることがある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、中子交換式金型を利
用する成形機の成形作動を自動化する際に必要となる中
子の突き出し装置に関する。
用する成形機の成形作動を自動化する際に必要となる中
子の突き出し装置に関する。
【０００２】
【従来技術】射出成形、粉末成形など金型を利用する成
形作動では、成形ロットが多種少量である場合、金型交
換の能率上、中子交換式金型が用いられる。この種の金
型は固定側母型に固定側中子を脱着可能に装着した固定
側金型と、可動側母型に可動側中子を脱着可能に装着し
た可動側中子で構成され、使用時に一対に組み合わされ
る固定側金型と可動側金型は、相互に補って一つの機能
を果たすという意味でそれぞれが相補金型である。
形作動では、成形ロットが多種少量である場合、金型交
換の能率上、中子交換式金型が用いられる。この種の金
型は固定側母型に固定側中子を脱着可能に装着した固定
側金型と、可動側母型に可動側中子を脱着可能に装着し
た可動側中子で構成され、使用時に一対に組み合わされ
る固定側金型と可動側金型は、相互に補って一つの機能
を果たすという意味でそれぞれが相補金型である。
【０００３】そして、従来、中子の交換は人手によって
行われ、また、交換しやすいように金型の型閉じ方向と
直交する方向から出し入れして交換するいわゆる角型カ
セット式が多い。金型の型閉じ方向から母型に脱着する
丸形カセット式もあるが、このものは小形軽量にできる
利点と共に取出しに際して手掛かりが少なく扱い難いと
いう難点がある。一方、このような成形作動を自動化す
る要求は強く、中子交換をロボットや成形機に付設する
中子交換装置などによって自動的に行おうとする試みが
なされている。
行われ、また、交換しやすいように金型の型閉じ方向と
直交する方向から出し入れして交換するいわゆる角型カ
セット式が多い。金型の型閉じ方向から母型に脱着する
丸形カセット式もあるが、このものは小形軽量にできる
利点と共に取出しに際して手掛かりが少なく扱い難いと
いう難点がある。一方、このような成形作動を自動化す
る要求は強く、中子交換をロボットや成形機に付設する
中子交換装置などによって自動的に行おうとする試みが
なされている。
【０００４】この場合、角型カセット式の中子は重くて
ロボットで取り扱うには困難な面があるので、自動化で
扱うには小形で軽量な丸形カセット式の中子が適してい
る。しかし、取扱い難いのは人手による場合と同じであ
る。特に、母型のパーティング面と中子のパーティング
面とがほぼ同一面になっているような母型に埋まり込ん
だ中子を、この状態からロボットハンドで取出すことは
ほとんど不可能である。このため交換時に中子を背後か
ら何等かの手段で突き出すことが考えられるが、射出成
形機の可動側など構造的にエジェクタ装置やバネを利用
できる個所ではともかく、射出成形機の固定側のように
スプルブッシュ等がある個所では固定側からの機構で中
子を突き出すことは困難である。
ロボットで取り扱うには困難な面があるので、自動化で
扱うには小形で軽量な丸形カセット式の中子が適してい
る。しかし、取扱い難いのは人手による場合と同じであ
る。特に、母型のパーティング面と中子のパーティング
面とがほぼ同一面になっているような母型に埋まり込ん
だ中子を、この状態からロボットハンドで取出すことは
ほとんど不可能である。このため交換時に中子を背後か
ら何等かの手段で突き出すことが考えられるが、射出成
形機の可動側など構造的にエジェクタ装置やバネを利用
できる個所ではともかく、射出成形機の固定側のように
スプルブッシュ等がある個所では固定側からの機構で中
子を突き出すことは困難である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、中子交換
式金型を用いる成形機において、金型の母型に埋まり込
んだ状態の中子を突き出し、ロボットによる中子の交換
を容易にする装置の提供を課題とする。
式金型を用いる成形機において、金型の母型に埋まり込
んだ状態の中子を突き出し、ロボットによる中子の交換
を容易にする装置の提供を課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】中子交換式金型における
相補金型の母型が、本体と、その後面側に配置され前後
方向に駆動される中間板で構成される。中間板に中子固
定・解放機構が設けられる。中間板が後方に移動してい
るとき本体と中間板の間隙に配置される突き出し体が設
けられる。突き出し体は、中子の前面に当接する面と本
体の後面に当接する面を有する。
相補金型の母型が、本体と、その後面側に配置され前後
方向に駆動される中間板で構成される。中間板に中子固
定・解放機構が設けられる。中間板が後方に移動してい
るとき本体と中間板の間隙に配置される突き出し体が設
けられる。突き出し体は、中子の前面に当接する面と本
体の後面に当接する面を有する。
【０００７】突き出し体が、成形機に付設されたロボッ
トのアーム先端に前後方向で摺動可能に、かつ、後方に
移動するよう付勢されて配置されることがある。ロボッ
トがシリンダーとピストンを備えたアクチュエータおよ
びアームで構成されることがある。この場合、アクチュ
エータは成形機のプラテン上面にピストンの軸線をプラ
テン上面と平行にして配置され、アームの基部がプラテ
ン上面に上下回動可能に軸支され、ピストンの先端とア
ームの基端が回動可能に連結される。
トのアーム先端に前後方向で摺動可能に、かつ、後方に
移動するよう付勢されて配置されることがある。ロボッ
トがシリンダーとピストンを備えたアクチュエータおよ
びアームで構成されることがある。この場合、アクチュ
エータは成形機のプラテン上面にピストンの軸線をプラ
テン上面と平行にして配置され、アームの基部がプラテ
ン上面に上下回動可能に軸支され、ピストンの先端とア
ームの基端が回動可能に連結される。
【０００８】相補金型の母型に楔カムとその駆動機構の
設けられることがある。この場合、楔カムは中子の挿入
方向と垂直な方向からスライドされてそのカム面を中子
に接するように配置される。
設けられることがある。この場合、楔カムは中子の挿入
方向と垂直な方向からスライドされてそのカム面を中子
に接するように配置される。
【０００９】
【作用】中間板は一方の相補金型において中子を実質的
に保持し、また、解放する。突き出し体は、中子突き出
し作動時に中子の前面を支持し、中子が中間板と共に前
方へ移動するのを阻止する。楔カムは、中子に向けて作
動された時、そのカム面によって中子を後方に押出す。
に保持し、また、解放する。突き出し体は、中子突き出
し作動時に中子の前面を支持し、中子が中間板と共に前
方へ移動するのを阻止する。楔カムは、中子に向けて作
動された時、そのカム面によって中子を後方に押出す。
【００１０】
【実施例】図１は、射出成形機における中子交換式金型
１であって、パーティングラインＰを挾んで両側の固定
側金型２と可動側金型３からなる一対の相補金型で構成
されている。符号４はロボットハンドであって、その先
端に突き出し体５が装着されている。
１であって、パーティングラインＰを挾んで両側の固定
側金型２と可動側金型３からなる一対の相補金型で構成
されている。符号４はロボットハンドであって、その先
端に突き出し体５が装着されている。
【００１１】固定側金型２は、１番板(i) 、２番板(i
i)、中間板６からなる固定側母型７と固定側中子８を備
える。１番板(i) は中央にロケートリング９、スプルー
ブッシュ１０を備え、また、前面側のこれらを中心とし
た対称位置に２基のエア・アクチュエータ１１，１１を
備える。２番板(ii)は中央に２番ブッシュ１２を備え、
中間板６は、中央に固定側中子８が装着されると共に、
ソレノイド１３により駆動されるこの中子８に対する中
子固定・解放機構１４を備えている。
i)、中間板６からなる固定側母型７と固定側中子８を備
える。１番板(i) は中央にロケートリング９、スプルー
ブッシュ１０を備え、また、前面側のこれらを中心とし
た対称位置に２基のエア・アクチュエータ１１，１１を
備える。２番板(ii)は中央に２番ブッシュ１２を備え、
中間板６は、中央に固定側中子８が装着されると共に、
ソレノイド１３により駆動されるこの中子８に対する中
子固定・解放機構１４を備えている。
【００１２】そして、エア・アクチュエータ１１のピス
トン１５は、直径に関して２段に構成され、かつ、１番
板(i) 、２番板(ii)を貫通して先端が中間板６に固定さ
れている。これにより、エア・アクチュエータ１１が駆
動されてピストン１５が伸長されると、中間板６が後方
（可動側金型３側）に移動されて１番板(i) と２番板(i
i)とで構成する母型本体１６に対して間隙１７が形成さ
れる。２番板(ii)は中間板６が十分に移動した後、スプ
ルー切断のために１番板(i) からわずかに分離される。
トン１５は、直径に関して２段に構成され、かつ、１番
板(i) 、２番板(ii)を貫通して先端が中間板６に固定さ
れている。これにより、エア・アクチュエータ１１が駆
動されてピストン１５が伸長されると、中間板６が後方
（可動側金型３側）に移動されて１番板(i) と２番板(i
i)とで構成する母型本体１６に対して間隙１７が形成さ
れる。２番板(ii)は中間板６が十分に移動した後、スプ
ルー切断のために１番板(i) からわずかに分離される。
【００１３】固定側中子８は断面円形で中間板６に前後
方向に脱着され、周面に前記の中子固定・解放機構１４
の爪が進入する係合溝１８を備える。可動側金型３は、
可動側母型１９とこれに前後方向で装着された可動側中
子２０、ソレノイド２１で駆動される可動側中子２０に
対する中子固定・解放機構２２を備える。符号２３は、
中子固定・解放機構２２の爪が進入する係合溝であり前
後位置に２個を備える。また、符号２４は、エジェクト
装置の一部で成形品のエジェクトおよび可動側中子を突
き出すためのものである。固定側中子８、可動側中子２
０は一対で丸型カセット式中子を構成する。
方向に脱着され、周面に前記の中子固定・解放機構１４
の爪が進入する係合溝１８を備える。可動側金型３は、
可動側母型１９とこれに前後方向で装着された可動側中
子２０、ソレノイド２１で駆動される可動側中子２０に
対する中子固定・解放機構２２を備える。符号２３は、
中子固定・解放機構２２の爪が進入する係合溝であり前
後位置に２個を備える。また、符号２４は、エジェクト
装置の一部で成形品のエジェクトおよび可動側中子を突
き出すためのものである。固定側中子８、可動側中子２
０は一対で丸型カセット式中子を構成する。
【００１４】なお、この実施例では本発明を固定側金型
２の中子突き出しに適用しているので、可動側母型１９
の具体的構成や可動側中子の突き出し構造などについて
は実願平４−５６３４５号の明細書の説明を援用し、説
明を省略する。
２の中子突き出しに適用しているので、可動側母型１９
の具体的構成や可動側中子の突き出し構造などについて
は実願平４−５６３４５号の明細書の説明を援用し、説
明を省略する。
【００１５】突き出し体５は軸部２５のその前端にフラ
ンジ部２６および後端の受け部２７で構成され、軸部２
５でロボットハンド４の先端に前後方向へ摺動可能に装
着されている。符号２８はスプリングで、ロボットハン
ド４の先端と受け部２７の間に介装され、突き出し体５
を常時、後方へ移動するように付勢している。フランジ
部２６は前記固定側母型７の本体１６の後面に当接する
面を構成し、受け部２７は固定側中子８の前面に当接す
る面を構成する。
ンジ部２６および後端の受け部２７で構成され、軸部２
５でロボットハンド４の先端に前後方向へ摺動可能に装
着されている。符号２８はスプリングで、ロボットハン
ド４の先端と受け部２７の間に介装され、突き出し体５
を常時、後方へ移動するように付勢している。フランジ
部２６は前記固定側母型７の本体１６の後面に当接する
面を構成し、受け部２７は固定側中子８の前面に当接す
る面を構成する。
【００１６】ロボットハンド４は、図４のようにシリン
ダー２９とピストン３０を備えたアクチュエータ３１お
よびアーム３２を備えたロボット３３のアーム３２の先
端にハンドチェンジャ３４を介して取付けられている。
そして、アクチュエータ３１は、射出成形機の固定プラ
テン３５の上面にピストン３０の軸線をプラテン上面と
平行にして配置され、また、アーム３２はその基部が軸
３６でプラテン上面に上下回動可能に軸支され、ピスト
ン３０の先端とアーム３２の基端が軸３７で回動可能に
連結されている。
ダー２９とピストン３０を備えたアクチュエータ３１お
よびアーム３２を備えたロボット３３のアーム３２の先
端にハンドチェンジャ３４を介して取付けられている。
そして、アクチュエータ３１は、射出成形機の固定プラ
テン３５の上面にピストン３０の軸線をプラテン上面と
平行にして配置され、また、アーム３２はその基部が軸
３６でプラテン上面に上下回動可能に軸支され、ピスト
ン３０の先端とアーム３２の基端が軸３７で回動可能に
連結されている。
【００１７】射出成形作動が継続されている間、固定側
金型２の中間板６に固定側中子８が装着されて中子・固
定解除機構１４で固定され、また、中間板６および２番
板(ii)はエア・アクチュエータ１１，１１によって１番
板(i) 側に引き付けられ、１番板(i) と２番板(ii)、２
番板(ii)と中間板６が密着した形で、可動側金型３と型
開閉が行われる。ハンド４に取付けられた突き出し体５
は、ロボット３３のアーム３２に装着されて退避位置
（図４の破線位置）にある。
金型２の中間板６に固定側中子８が装着されて中子・固
定解除機構１４で固定され、また、中間板６および２番
板(ii)はエア・アクチュエータ１１，１１によって１番
板(i) 側に引き付けられ、１番板(i) と２番板(ii)、２
番板(ii)と中間板６が密着した形で、可動側金型３と型
開閉が行われる。ハンド４に取付けられた突き出し体５
は、ロボット３３のアーム３２に装着されて退避位置
（図４の破線位置）にある。
【００１８】必要ロットの成形が終了し、中子を交換す
る際には、概略、つぎの作動となる。可動側金型３が後
退されて型開き位置とされる。エア・アクチュエータ１
１が正方向に駆動されて、中間板６および２番板(ii)が
後方に移動される。２番板(ii)の移動はわずかであり、
２番板(ii)と中間板６との間、すなわち、本体１６との
間に間隙１７が形成される（図５）。２番板(ii)の後方
移動によってスプルーブッシュ１０に残されたスプルー
が切断され除去される。
る際には、概略、つぎの作動となる。可動側金型３が後
退されて型開き位置とされる。エア・アクチュエータ１
１が正方向に駆動されて、中間板６および２番板(ii)が
後方に移動される。２番板(ii)の移動はわずかであり、
２番板(ii)と中間板６との間、すなわち、本体１６との
間に間隙１７が形成される（図５）。２番板(ii)の後方
移動によってスプルーブッシュ１０に残されたスプルー
が切断され除去される。
【００１９】ロボット３３のアクチュエータ３１が駆動
されてピストン３０が伸び出し、アーム３２が軸３６を
中心に回動してハンド４先端の突き出し体５を前記の間
隙１７に移動し、固定側中子２０の前面と本体１６の後
面、すなわち、２番ブッシュ１２との間に配置する。同
時に、可動側金型３側では、中子固定・解放機構２２が
中子を解除すると共に、エジェクト装置２４によって可
動側中子２０が前方に突出されてパーティング面を固定
側中子８のパーティング面に当接させる（図６）。中子
固定・解放機構２２は可動側中子２０の後方側係合溝２
３に係合する。
されてピストン３０が伸び出し、アーム３２が軸３６を
中心に回動してハンド４先端の突き出し体５を前記の間
隙１７に移動し、固定側中子２０の前面と本体１６の後
面、すなわち、２番ブッシュ１２との間に配置する。同
時に、可動側金型３側では、中子固定・解放機構２２が
中子を解除すると共に、エジェクト装置２４によって可
動側中子２０が前方に突出されてパーティング面を固定
側中子８のパーティング面に当接させる（図６）。中子
固定・解放機構２２は可動側中子２０の後方側係合溝２
３に係合する。
【００２０】固定側中子８の中子固定・解除機構１４が
中子８を解放し、可動側金型３が前方に移動される。エ
ア・アクチュエータ１１はフリーの状態とされる。これ
により、可動側中子２０は固定側中子８を押し、突き出
し体５の受け体２７に固定側中子８の前面が当接すると
共に突き出し体５をスプリング２８を圧縮して前方に移
動し、フランジ部２６を本体１６の２番ブッシュ前面に
当接させる。２番板(ii)は押されて１番板(i) に当接す
る（図３、図７）。
中子８を解放し、可動側金型３が前方に移動される。エ
ア・アクチュエータ１１はフリーの状態とされる。これ
により、可動側中子２０は固定側中子８を押し、突き出
し体５の受け体２７に固定側中子８の前面が当接すると
共に突き出し体５をスプリング２８を圧縮して前方に移
動し、フランジ部２６を本体１６の２番ブッシュ前面に
当接させる。２番板(ii)は押されて１番板(i) に当接す
る（図３、図７）。
【００２１】エア・アクチュエータ１１が逆方向に駆動
されて中間板６が前方に引かれ、固定側中子８が相対的
に後方に移動し、固定側中子８と可動側中子２０のパー
ティング面が、中間板６と可動側母型１９のパーティン
グライン間の間隙に露出する。可動側金型３における中
子固定・解除機構２２およびエジェクト装置２４が可動
側中子２０を解放する（図７）。
されて中間板６が前方に引かれ、固定側中子８が相対的
に後方に移動し、固定側中子８と可動側中子２０のパー
ティング面が、中間板６と可動側母型１９のパーティン
グライン間の間隙に露出する。可動側金型３における中
子固定・解除機構２２およびエジェクト装置２４が可動
側中子２０を解放する（図７）。
【００２２】中子交換用ロボットのハンド３８が接合さ
れた固定側中子８と可動側中子２０をこれらのパーティ
ングライン部分で一挙に把持する。可動側金型３が後退
し、可動側中子２０を分離する。ついで、中子交換用ロ
ボットのハンド３８が後方へ移動して、中子全体を固定
側母型７から抜き取る。このようにして固定側および可
動側の中子８，２０が母型７，１９から外され、中子収
納装置などの所定位置に収納される。突き出し体５の受
け板２７はスプリング２８によって元位置に復帰し、つ
いで、エア・アクチュエータ１１が再度正方向に駆動さ
れて、中間板６が後方へ移動される。そして、ロボット
３２のアクチュエータ３１によって突き出し体５が退避
位置に移動される。
れた固定側中子８と可動側中子２０をこれらのパーティ
ングライン部分で一挙に把持する。可動側金型３が後退
し、可動側中子２０を分離する。ついで、中子交換用ロ
ボットのハンド３８が後方へ移動して、中子全体を固定
側母型７から抜き取る。このようにして固定側および可
動側の中子８，２０が母型７，１９から外され、中子収
納装置などの所定位置に収納される。突き出し体５の受
け板２７はスプリング２８によって元位置に復帰し、つ
いで、エア・アクチュエータ１１が再度正方向に駆動さ
れて、中間板６が後方へ移動される。そして、ロボット
３２のアクチュエータ３１によって突き出し体５が退避
位置に移動される。
【００２３】中子を母型に装着する作動は、本願発明の
要旨に直接に関連しないので省略する。
要旨に直接に関連しないので省略する。
【００２４】前記において、特に固定側中子８は固定側
母型７の中間板６に、これらのパーティング面がほぼ同
じなる程度に埋まり込んでいるが、中間板６が前後に駆
動されることと突き出し体５の作用によって、中子交換
用ロボットが簡単に挟持できる程度に突出される。これ
により、中子の取出し、交換が確実に行われる。また、
突き出し体５を作動するロボット３３は、エア・アクチ
ュエータ３１のシリンダ２９，ピストン３０が固定プラ
テン３５の上面に水平に配置されており、上方に突出し
ないので工場内での配置レイアウトに支障を来さない。
さらに、前記のように突き出し体５が前後に摺動できる
構造であると、固定側中子８が可動側中子２０に押され
て共に移動される時でも、ハンド４やアーム３２に作用
する力はスプリング２８の反力だけであり、負荷が少な
い。
母型７の中間板６に、これらのパーティング面がほぼ同
じなる程度に埋まり込んでいるが、中間板６が前後に駆
動されることと突き出し体５の作用によって、中子交換
用ロボットが簡単に挟持できる程度に突出される。これ
により、中子の取出し、交換が確実に行われる。また、
突き出し体５を作動するロボット３３は、エア・アクチ
ュエータ３１のシリンダ２９，ピストン３０が固定プラ
テン３５の上面に水平に配置されており、上方に突出し
ないので工場内での配置レイアウトに支障を来さない。
さらに、前記のように突き出し体５が前後に摺動できる
構造であると、固定側中子８が可動側中子２０に押され
て共に移動される時でも、ハンド４やアーム３２に作用
する力はスプリング２８の反力だけであり、負荷が少な
い。
【００２５】図９〜図１０は、第２の実施例を示し、楔
カム３９の使用を特徴とする。楔カム３９は先端に傾斜
面を備え、これに接する固定側中子８を後方（図では上
方）に押出す構造を備え、固定側母型７に対向して配置
される。楔カム３９は図示していないが、エア・アクチ
ュエータ、ソレノイド、モータによる駆動機構あるいは
ロボットのハンドによる押し込み力で、固定側中子８の
装着孔４０に向けて、すなわち、固定側中子８の挿入方
向と垂直な方向からスライド可能とされている。
カム３９の使用を特徴とする。楔カム３９は先端に傾斜
面を備え、これに接する固定側中子８を後方（図では上
方）に押出す構造を備え、固定側母型７に対向して配置
される。楔カム３９は図示していないが、エア・アクチ
ュエータ、ソレノイド、モータによる駆動機構あるいは
ロボットのハンドによる押し込み力で、固定側中子８の
装着孔４０に向けて、すなわち、固定側中子８の挿入方
向と垂直な方向からスライド可能とされている。
【００２６】固定側母型７に固定側中子８が装着されて
いるとき、楔カム３９が押し込まれると、その傾斜面に
よって固定側中子８が後方に突き出される。なお、固定
側中子８の前面は楔カム３９の傾斜面と接する個所が相
応した傾斜面とされている。したがって、固定側中子８
が押し込まれると前記の楔カム３９が元位置に戻され
る。また、所定位置まで押し込まれた固定側中子８に
は、前記と同様に中子固定・解放機構１４が作動して、
中子の脱落が防止される。第２実施例は、構造が簡単で
安価に構成することができる。
いるとき、楔カム３９が押し込まれると、その傾斜面に
よって固定側中子８が後方に突き出される。なお、固定
側中子８の前面は楔カム３９の傾斜面と接する個所が相
応した傾斜面とされている。したがって、固定側中子８
が押し込まれると前記の楔カム３９が元位置に戻され
る。また、所定位置まで押し込まれた固定側中子８に
は、前記と同様に中子固定・解放機構１４が作動して、
中子の脱落が防止される。第２実施例は、構造が簡単で
安価に構成することができる。
【００２７】以上は実施例であり、本発明は射出成形機
に限定されず、また、図示した具体的構成に限定されな
い。例えば、突き出し体５はロボットハンド４に固定的
に取付けたものであっても良いし、また、これを中子交
換ロボットのハンドによって間隙１７に配置することも
できる。金型、母型および中子に関して固定側、可動側
との用語は相対的なものであって本発明はいずれの側に
も適用できる。また、前、後との方向は説明の都合上で
付したものである。
に限定されず、また、図示した具体的構成に限定されな
い。例えば、突き出し体５はロボットハンド４に固定的
に取付けたものであっても良いし、また、これを中子交
換ロボットのハンドによって間隙１７に配置することも
できる。金型、母型および中子に関して固定側、可動側
との用語は相対的なものであって本発明はいずれの側に
も適用できる。また、前、後との方向は説明の都合上で
付したものである。
【００２８】
【発明の効果】ロボットハンドによる丸形カセット式中
子の把持が容易となり、ロボットによるこの種中子の自
動交換が可能となる。
子の把持が容易となり、ロボットによるこの種中子の自
動交換が可能となる。
【図１】機構的に示す正面図。
【図２】要部の断面で示す正面図。
【図３】要部の断面で示す正面図。
【図４】側面図。
【図５】作動の順序を示す正面図。
【図６】作動の順序を示す正面図。
【図７】作動の順序を示す正面図。
【図８】作動の順序を示す正面図。
【図９】第２の実施例の断面で示す正面図。
【図１０】第２の実施例の断面で示す正面図。
【図１１】第２実施例の側面図。
１ 中子交換式金型 ４ ロボット
ハンド ５ 突き出し体 ６ 中間体 ７ 固定側母型 ８ 固定側中
子 １６ 母型本体 １７ 間隙 １９ 可動側母型 ２０ 可動側
中子 ２９ シリンダー ３０ ピスト
ン ３１ アクチュエータ ３２ アーム ３９ 楔カム
ハンド ５ 突き出し体 ６ 中間体 ７ 固定側母型 ８ 固定側中
子 １６ 母型本体 １７ 間隙 １９ 可動側母型 ２０ 可動側
中子 ２９ シリンダー ３０ ピスト
ン ３１ アクチュエータ ３２ アーム ３９ 楔カム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年５月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】なお、この実施例では本発明を固定側金型
２の中子突き出しに適用しているので、可動側母型１９
の具体的構成や可動側中子の突き出し構造などについて
は特願平４−５６３４５号の明細書の説明を援用し、説
明を省略する。
２の中子突き出しに適用しているので、可動側母型１９
の具体的構成や可動側中子の突き出し構造などについて
は特願平４−５６３４５号の明細書の説明を援用し、説
明を省略する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 纐纈 晃 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 伊島 一誠 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 中子交換式金型における相補金型の母型
が、本体とその後面側に配置され前後方向に駆動される
中間板で構成され、中間板に中子固定・解放機構が設け
られると共に、中間板が後方に移動しているとき本体と
中間板の間隙に配置され、中子の前面に当接する面と本
体の後面に当接する面を有する突き出し体を備えている
ことを特徴とした中子突き出し装置。 - 【請求項２】 突き出し体が、成形機に付設されたロボ
ットのアーム先端に前後方向で摺動可能に、かつ、後方
に移動するよう付勢されて配置されていることを特徴と
した請求項１に記載の中子突き出し装置。 - 【請求項３】 ロボットがシリンダーとピストンを備え
たアクチュエータおよびアームを備え、アクチュエータ
が成形機のプラテン上面にピストンの軸線をプラテン上
面と平行にして配置されると共にアームの基部がプラテ
ン上面に上下回動可能に軸支され、ピストンの先端とア
ームの基端が回動可能に連結されていることを特徴とし
た請求項１または請求項２に記載の中子突き出し装置。 - 【請求項４】 中子交換式金型における中子を突き出す
装置であって、相補金型の母型に設けられ、中子の挿入
方向と垂直な方向からスライドされてカム面を中子に接
する楔カムと、その駆動機構を備えたことを特徴とする
中子突き出し装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4184331A JPH06824A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 中子突き出し装置 |
| PCT/JP1993/000775 WO1993025363A1 (en) | 1992-06-18 | 1993-06-10 | Core projecting device |
| KR1019940700498A KR970009918B1 (ko) | 1992-06-18 | 1993-06-10 | 중자를 밀어내는 장치 |
| US08/196,119 US5445511A (en) | 1992-06-18 | 1993-06-10 | Core push-out apparatus |
| EP93913499A EP0598915A4 (en) | 1992-06-18 | 1993-06-10 | FURNISHING THAT ALLOW THE PROJECTION OF CORE. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4184331A JPH06824A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 中子突き出し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06824A true JPH06824A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16151449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4184331A Pending JPH06824A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 中子突き出し装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5445511A (ja) |
| EP (1) | EP0598915A4 (ja) |
| JP (1) | JPH06824A (ja) |
| KR (1) | KR970009918B1 (ja) |
| WO (1) | WO1993025363A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8905321B2 (en) | 2009-04-02 | 2014-12-09 | Manitowoc Crane Companies, Llc | System for supplying heat to construction equipment cab |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5731013A (en) * | 1995-09-13 | 1998-03-24 | The Whitaker Corporation | Reconfigurable mold having travelling separator assist |
| US5783224A (en) * | 1995-10-31 | 1998-07-21 | The Whitaker Corporation | Mold laminate assembly for an injection mold machine |
| US5908643A (en) | 1996-06-12 | 1999-06-01 | Sturm, Ruger & Company, Inc. | Injection mold apparatus for producing a pattern |
| US6789301B1 (en) | 2001-03-21 | 2004-09-14 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method for spotting movable mold cores |
| KR101042295B1 (ko) * | 2010-08-12 | 2011-06-17 | 동신산업(주) | 캐비티와 코어 교체식 발포 폼 성형 금형 |
| GB2533408B (en) * | 2014-12-19 | 2020-03-11 | Coopervision Int Holding Co Lp | Method and apparatus relating to manufacture of molds for forming contact lenses |
| US9938034B2 (en) | 2014-12-19 | 2018-04-10 | Coopervision International Holding Company, Lp | Method and apparatus relating to manufacture of molds for forming contact lenses |
| CN111906999B (zh) * | 2020-08-05 | 2021-03-12 | 广东百赞智能装备有限公司 | 一种全自动注塑机模具装卸设备 |
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| JPS61160214A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | 射出成形機 |
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| JPS6292819A (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-28 | Fanuc Ltd | 金型自動交換方法 |
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| JPH0515410Y2 (ja) * | 1986-10-31 | 1993-04-22 | ||
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1992
- 1992-06-18 JP JP4184331A patent/JPH06824A/ja active Pending
-
1993
- 1993-06-10 WO PCT/JP1993/000775 patent/WO1993025363A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1993-06-10 EP EP93913499A patent/EP0598915A4/en not_active Ceased
- 1993-06-10 KR KR1019940700498A patent/KR970009918B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-06-10 US US08/196,119 patent/US5445511A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0598915A1 (en) | 1994-06-01 |
| EP0598915A4 (en) | 1995-03-22 |
| KR970009918B1 (ko) | 1997-06-19 |
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