JP2701529B2 - オーディオカセット収納用上ケースの成形装置 - Google Patents

オーディオカセット収納用上ケースの成形装置

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JP2701529B2
JP2701529B2 JP2293382A JP29338290A JP2701529B2 JP 2701529 B2 JP2701529 B2 JP 2701529B2 JP 2293382 A JP2293382 A JP 2293382A JP 29338290 A JP29338290 A JP 29338290A JP 2701529 B2 JP2701529 B2 JP 2701529B2
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upper case
movable
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plate
protruding pin
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与志信 武田
良浩 清野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオーディオカセットを収納するケースの上ケ
ースを射出成形法などにより成形するためのオーディオ
カセット収納用上ケースの成形装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のものとして特開昭61−291113号公報に
は可動型と、この可動型に突き合わされる固定型と、こ
の可動型と固定型との突き合わせ面間に形成される空間
内に一部が位置し箱状をなす上ケースのポケットを形成
するためのスライドコアを備え、これら可動型、固定
型、スライドコアとによって形成されるキャビティ内に
溶融樹脂を注入するゲートを設けたオーディオカセット
収納用上ケースの成形用金型が提案されている。そして
この成形用金型により成形された上ケースを下ケースに
夫々の基端をヒンジを介して一体的に連結し、オーディ
オカセットのヘッド対応部を前記ポケットに遊嵌してオ
ーディオカセットを収納するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術により成形されるような上ケースを有するオ
ーディオカセット収納用ケースにおいては、ヘッド対応
部を前記ポケットに遊嵌するものであったため、オーデ
ィオカセットの摘み箇所がヘッド対応部と直交する短い
オーディオカセットの側部となり、操作性に劣るという
問題点があった。
このような問題点を解決するものとして第6図及び第
7図に示すケース1が考えられる。このケース1は平板
部2,3の基端4,5に設けられた孔6、ヒンジ軸7を介して
一体に連結した上ケース8と下ケース9を有し、前記上
ケース8には、オーディオカセット10の側部11、すなわ
ちヘッド対応部12と直交する部位が遊嵌するポケット13
を前記上ケース8の基端4に形成されている。尚、13A
はポケット13の底板部、15は上ケース8の平板部2の長
手方向縁部に形成された側縁たるリブである。したがっ
て比較的長いヘッド対応部12あるいはその反対側を摘ん
でオーディオカセット10の側部11をポケット13に遊嵌す
ることにより簡単にオーディオカセット10を収納するこ
とができる。
しかしながらこのような縦長な上ケース8を成形する
場合には、突出ピンを前記ポケット13及び平板部2側に
各々対応して設ける必要がある。すなわち従来の成形装
置においては製品取出用の突出ピンはポケットのみに対
応して設けられていたものであるが、前記上ケース8の
ように縦長な場ポケット13のみに対応させて突出ピンを
設けた場合には離型性に問題があるためである。
本発明はオーディオカセットを収納するための長手方
向の基端にポケットを形成したオーディオカセット収納
用上ケースを成形する成形装置において、離型性を向上
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明のオーディオカセッ
ト収納用上ケースの成形装置は、可動板に設けられる可
動型と、この可動型に対向する固定型と、これら可動
型、固定型間に形成される空間の一部にスライドコアを
設けるとともに突出可能な突出ピンを設けた成形装置に
おいて、上ケースのポケットに対応して第1の突出ピン
を設け、前記上ケースの平板部の側縁に対応して第2の
突出ピンを設け、さらに前記可動受板と可動型間に弾性
手段を介在して構成される。
[作 用] 本発明のオーディオカセット収納用上ケースの成形装
置にあっては、型締状態にキャビティに溶融樹脂が注入
されて成形され、次に型開き開始直後には弾性手段によ
りキャビティとスライドコアが突き合わせ状態のままや
や移動し、さらに型開きを行うとスライドコアが抜け出
た後第1の突出ピンが上ケースのポケットに当接すると
ともに突出し、また第2の突出ピンが上ケースの平板部
の縁部に当接するとともに突出して上ケースを取り出す
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第5図を用いて
具体的に説明する。
前記第6図及び第7図で示した上ケース8を成形する
金型16は可動受板17に設けられる可動型たる可動型板18
と、この可動型板18に対向して設けられる固定型たる固
定型板19と、これら可動型板18と固定型板19との突き合
わせ面20間に形成するスライドコア21とを主な構成とし
ている。さらに前記可動受板17には可動スペーサ22を介
して可動取付板23が設けられている。前記可動受板17の
上面には凹部24が形成されるとともに、この凹部24には
前記可動型板18を常時上方へ付勢する弾性手段たるスプ
リング25が収納されている。また前記固定型板19は固定
取付板(図示せず)に取り付けられている。前記スライ
ドコア21にはアンギュラピン26が斜め方向に挿入される
とともに、このスライドコア21の後部にはロッキング27
が設けられている。
前記金型16のキャビティ28により成形される製品たる
上ケース8を離型させるために第1及び第2の突出ピン
29,30が設けられている。前記第1の突出ピン29の先端3
1は前記上ケース8のポケット13の底板部13Aの両側部に
各々当接するように前記可動受板17、可動型板18を貫挿
するとともに、前記先端31は型締状態のとき突き合わせ
面20と同一面状に設けられ、またその基端32は上部突出
部33、中央部突出板34及び下部突出板35に連結されてい
る。前記第2の突出ピン30の先端36は型締状態のときは
前記上ケース8の各リブ15の略中央に対応するように設
けられており、また第2の突出ピン30の基端38は前記上
部突出板33、中央部突出板34、下部突出板35に連結され
ている。そして前記第1および第2の突出ピン29,30は
エジェクタロッド39を作動することにより前記上部突出
板33、中央部突出板34、下部突出板35を介して作動でき
るようになっている。また第4図に示すように固定型板
19の一側には上ケース8の孔6を形成するためのコアロ
ッド40が設けられている。
次に前記のように構成された装置を用いて上ケースを
成形する場合には、まず第1図及び第4図に示すように
可動型板18と固定型板19を型締状態として、キャビティ
28内へゲート(図示せず)を介して溶融樹脂Pを充填し
て成形を行う。この際第1の突出ピン29の先端31は突き
合わせ面20と同一平面状に設けられ、また第2の突出ピ
ン30の先端36は前記上ケース8のリブ15に対応するよう
に設けられている。このようにして成形が行われた後、
型開き開始状態においては第2図に示すようにスプリン
グ25の付勢力によりいったん可動型板18と固定型板19が
突き合わせ状態のまま可動型板18と固定型板19が離れ、
この結果第1の突出ピン29の先端31が突き合わせ面20よ
り降下し、また第2の突出ピン30の先端36が突き合わせ
面20と同一面状になるようにあるいは突き合わせ面20よ
り降下する。尚、この型開き状態のときには予めコアロ
ッド40はキャビティ28より抜け出るようになっている。
さらに型開きが行われると第3図及び第5図に示すよう
に可動型板18と固定型板19が離れ、該作動によりアンギ
ュラピン26、ロッキング27がスライドコア21から離れ、
この結果スライドコア21が後退する。このスライドコア
21の後退後に前記第1のエジェクタロッド39が作動し、
該作動に伴なって第1の突出ピン29が可動型板18より突
出して上ケース8のポケット13の底板部13Aに当接して
該箇所を離型する。同時に第2の突出ピン30が可動型板
18より突出して上ケース8のリブ15に当接して該箇所を
離型する。
このようにして製品たる上ケース8を取り出した後、
再度型締めするときは、エジェクタロッド39を作動せし
めて、前記第1の突出ピン29を可動型板18の表面より降
下させるとともに第2の突出ピン30を可動型板18の表面
と同一面状になるようにあるいはやや降下せしめる。次
にスライドコア21を所定の位置までスライドさせ、この
後型締めする。
この型締めのときには第1の突出ピン29の先端31が突
き合わせ面20と同一平面となるように、また第2の突出
ピン30の先端36が前記リブ15に対応するようにし、そし
て第1図のように再度成形するものである。
このように上ケース8のポケット13の底板部13Aに対
応して第1の突出ピン29を設けるとともに上ケース8の
リブ15に対応して第2の突出ピン30を設けたことによ
り、成形後の上ケース8の離型時においては上ケース8
の長手方向の両側が突き出されるため離型を良好に行う
ことができる。
さらに前記第2の突出ピン30は予め降下し、そしてス
ライドコア21が後退した後突出するものであるため、ス
ライドコア21と第2の突出ピン30が摩擦するようなこと
はなく良好な成形を行うことができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば弾性手段を弾性ゴムなどにより構成してもよいな
ど種々の変形が可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は上ケースの底板部に対
応して第1の突出ピンを設け、前記上ケースの側縁に対
応して第2の突出ピンを設け、さらに可動受板と可動型
間に弾性手段を設けたことにより、可動型より製品たる
上ケースを良好に離型できるとともに良好に成形でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示しており、第1図は型締状
態を示す断面図、第2図は型開き開始状態を示す断面
図、第3図は型開き完了状態を示す断面図、第4図は型
締状態におけるコアロッドまわりの断面図、第5図は型
開き完了状態における第2の突出ピンまわりの断面図、
第6図はケースの分解斜視図、第7図は上ケースの底面
図である。 2……平板部 4……基端 13……ポケット 13A……底板部 15……リブ(側縁) 17……可動受板 18……可動受板(可動型) 19……固定型板(固定型) 20……突き合わせ面 21……スライドコア 25……スプリング(弾性手段) 29……第1の突出ピン 30……第2の突出ピン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−164509(JP,A) 特開 昭58−78735(JP,A) 特開 平2−151415(JP,A) 特開 平2−255314(JP,A) 特開 平2−238915(JP,A) 特開 昭47−22951(JP,A) 実開 平1−62018(JP,U) 実開 昭62−189118(JP,U) 実開 昭63−116320(JP,U) 実開 昭63−33913(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動受板に設けられる可動型と、この可動
    型に対向して設けられる固定型と、前記可動型と固定型
    の突き合わせ面に形成される空間に一部が設けられるス
    ライドコアと、前記可動受板及び可動型を貫通して突出
    可能に設けられる突出ピンとを備え、平板部の長手方向
    の基端に前記スライドコアによりポケットを形成するオ
    ーディオカセット収納用上ケースの成形装置において、
    前記ポケットの底板部に対応して第1の突出ピンを設
    け、前記平板部の側縁に対応して第2の突出ピンを設
    け、前記可動受板と可動型間に介在する弾性手段を設け
    るように構成されたことを特徴とするオーディオカセッ
    ト収納用上ケースの成形装置。
JP2293382A 1990-10-29 1990-10-29 オーディオカセット収納用上ケースの成形装置 Expired - Lifetime JP2701529B2 (ja)

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