JPH067683A - 排ガス触媒用の塗布用分散液 - Google Patents

排ガス触媒用の塗布用分散液

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JPH067683A
JPH067683A JP5023881A JP2388193A JPH067683A JP H067683 A JPH067683 A JP H067683A JP 5023881 A JP5023881 A JP 5023881A JP 2388193 A JP2388193 A JP 2388193A JP H067683 A JPH067683 A JP H067683A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排ガス触媒用の塗布用分散液。 【構成】 本発明は、不活性な構造補強材上に接触作用
促進被覆を製造するための塗布用分散液に関する。分散
液の固体は、異なる粒子フラクチョンで存在し、排ガス
と触媒表面間の良好な交換及びその結果としてより良好
な加熱挙動を有するより粗い被覆表面を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不活性の構造補強体を
有する排ガス触媒上に触媒活性成分用の坦体層を製造す
るための塗布用分散液並びにこの分散液の製法及びこの
分散液で被覆されたモノリス触媒に関する。この塗布用
分散液は、固体として一種又は数種の耐熱性坦体材料並
びに場合により一種又は数種のその他の固体及び/又は
促進剤及び/又は活性成分としての一種又は数種の溶解
した化合物の水性分散液から成る。
【0002】
【従来の技術】排ガス、特に自動車の内燃機関からの排
ガスの有害物質は人間、動物及び植物界の健康に危険で
あり、従って排ガス処理によって出来る限り完全に無害
な化合物に変えるべきである。有害物質とは、特に不燃
焼炭化水素、一酸化炭素及び酸化窒素である。
【0003】排ガスを浄化するために、内燃工程の適当
な過程で有害物質を高い変換率で無害な反応生生成物で
ある二酸化炭素、水蒸気及び窒素に変えることのできる
多機能触媒が有利であると実証されている。
【0004】このために所望される触媒では、始動挙
動、効率、耐久活性及び機械的安定性に関して多くのこ
とが要求される。例えば自動車で使用する場合には、そ
れは、可能な限り低い温度でも有効であり、長時間想定
される温度−及び空間速度範囲で除去すべき有害物質の
高い変換率が保証されるべきである。
【0005】従来、ばら材料(Schuettgut)
触媒と並んで、特にモノリス触媒が使用されている。こ
れらは不活性の金属蜂巣状体から成るか又は多くの平行
路が貫通している、不活性の低表面積セラミック成形体
から成る。セラミック材料としては、例えばキン青石、
ムル石又はα−酸化アルミニウムを使用することができ
る。その際、キン青石から成る成形体が一番有利である
と実証された。この材料は有利な熱膨張係数を有するの
で、坦体は、自動車排ガス浄化装置中の急激な温度変化
で必要とされる様な良好な熱衝撃特性を有する。
【0006】モノリス触媒の構造補強体上に耐熱性層が
活性触媒成分の坦体として塗布される。この坦体層は、
一般に場合により安定化された高表面積の遷移系の酸化
アルミニウムの混合物及び一種又は数種の促進剤酸化
物、例えば希土類酸化物、酸化ジルコン、酸化ニッケ
ル、酸化鉄、酸化ゲルマニウム及び酸化バリウムから成
る。好適な安定化された酸化アルミニウムは西ドイツ特
許第3839580号明細書に記載されている。
【0007】活性触媒成分には、一般に白金群の金属、
例えば白金、パラジウム及び/又はロジウムが挙げられ
るが、その際、西ドイツ特許公開公報第3830318
号明細書によれば、白金及び/又はパラジウム及び場合
により存在するロジウムの重量比は1:1〜30:1で
ある。
【0008】触媒に要求される高表面積坦体層の塗布は
自体公知の塗装方法により行われる。このために、触媒
体を坦体材料の水性分散液(一般にウォッシュコートと
呼ばれる)中に又は熱により坦体材料中に入り込む塩の
溶液中に浸漬する方式で高い比表面積(約50〜250
2/g)の耐熱性の触媒反応促進性の坦体材料を塗布
する。過剰の分散液又は溶液を除去し、引き続き乾燥さ
せた後、被覆された触媒体を大抵は450℃より上の温
度でカ焼する。場合によりこの工程は所望の層厚を得る
ために数回繰り返すべきである。
【0009】原則的に同じ方法により、平らな及び波状
金属板も被覆することができ(フィンランド特許第75
744号明細書参照)、これを順次巻くか又はシート堆
積物を形成し、被覆管を挿入することによってか又は例
えば軸リング又は金属ピンを用いて更に加工して蜂巣状
成形体にする(フィンランド特許第896294号明細
書参照)。この種の触媒体は、例えば西ドイツ特許公開
公報第3939921号明細書又は西ドイツ特許公開公
報第2942728号明細書による触媒被覆された穿孔
金属板と同様に使用される。
【0010】触媒活性の貴金属は、高表面積坦体層に二
つの異なる方法により塗布することができる。
【0011】第一の方法では、塗布用分散液の粒子を全
部又は部分的に触媒体の塗布の前に、貴金属の一種又は
数種の可溶性化合物の水溶液を分散液に添加することに
よって、浸漬する。こうして前もって調製した分散液で
触媒体を引き続き塗布することによって、活性成分の均
一な分配を有する坦体層が得られる。
【0012】第二の方法によれば、先ず触媒体を塗布用
分散液で被覆する。層を乾燥させた後、これを、例えば
触媒体を貴金属化合物の水溶液中へ浸漬することにより
含浸させる。こうして含浸させた坦体層は、原則として
活性成分の不均一な分配を有する。表面では濃度は高
く、層の深部では低い。含浸工程の適切な実施により、
不均一性の程度を抑え、それによって接触工程に最適に
合わせることができる。
【0013】触媒を活性化するために、貴金属成分を一
般に水素を含有するガス流中で温度250〜650℃で
還元する。
【0014】原則として、触媒用に常用の耐熱性で高表
面積の坦体材料全て並びにその前駆物質を使用すること
ができる。即ち、触媒体を、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、スカン
ジウム、イットリウム、ランタニド元素、アクチニド、
ガリウム、イリジウム、珪素、チタン、ジルコン、ハフ
ニウム、トリウム、ゲルマニウム、錫、鉛、バナジウ
ム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングス
テンの酸化物の群並びに遷移金属の炭化物、ホウ化物、
珪化物及び窒化物の群から成る少なくとも一種類の化合
物の水性分散液で被覆することができる。この種の物質
の前駆物質としては、水酸化物、炭酸塩、酸化物水和
物、炭酸水素塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、酢酸塩及び
その他の分解しやすい化合物が挙げられる。
【0015】有利には、固有の触媒活性成分の作用を相
乗的に促進するような耐熱性坦体材料が使用される。こ
の例は、単一又は複合酸化物、例えば活性酸化アルミニ
ウム、酸化ジルコン、酸化錫、酸化セリウム又はその他
の希土類酸化物、酸化珪素、酸化チタン又は珪酸塩、例
えば珪酸アルミニウム又はチタン酸塩、例えばチタン酸
バリウム又はチタン酸アルミニウム及びゼオライトであ
る。
【0016】耐熱性坦体材料としては、特に、種々の相
の遷移系の活性アルミニウム酸化物が有利であると実証
されたが、これらは、西ドイツ特許3839580号明
細書により、酸化珪素及び酸化ランタンを添加すること
によってか又は酸化ジルコン及び酸化セリウムを添加す
ることによって安定化させることができる。これらの坦
体材料に、例えば全触媒の酸素貯蔵力を高める促進剤を
混合するか又は添加することができる。このために、特
に、セリウム、鉄、ニッケル及び/又はジルコンの酸化
物が好適である。
【0017】これらは、触媒の耐久活性に有利に作用
し、更に唯一の触媒床における内燃機関の有害物質の同
時の酸化及び還元という利点をもたらす。
【0018】強力な機械的及び常に変わる熱による負荷
を受ける自動車の厳しい使用条件下でも触媒の寿命が長
いためには、坦体層が触媒体に良好に接着していること
が前提条件である。分散液塗布の場合には、触媒体に対
する層の接着は、一般に、塗布用分散液の固体が微細で
あればそれだけ良好である。公知技術では今日の塗布用
分散液は、1〜15μmの範囲の固体の粒度を有する。
これを用いて触媒体上に良好に付着する厚さ約5〜20
0μmの坦体層を塗布する。この種の典型的な塗布用分
散液は、西ドイツ特許第2538709号明細書に記載
されている。これは酸化アルミニウム及び酸化セリウム
から成り、その際、両方の成分は3μmより下の粒度を
有する。この種の常用の塗布用分散液の例は、欧州特許
0073703号明細書に記載されている。この明細書
には、1〜15μmの非常に狭い粒度分布を有する塗布
用分散液が記載されている。付着を良好にするために、
この分散液に酸化アルミニウム−水酸化物(例えばベー
マイト、擬ベーマイト)又は水酸化アルミニウム(例え
ば銀星石)から成る結合剤を添加する。
【0019】厳しくなった法律規制の要求基準、特に新
しいカリフォルニア限界値をクリアするためには触媒を
更に改善する必要がある。
【0020】新しい限界値に基づく試験サイクル(US
−FTP 75)から、特に触媒の全寿命にわたる始動
挙動の著しい改善が必要である。それというのも、操業
熱のある触媒では、通常の高い変換率の故に改善するこ
とが非常に困難であるからである。
【0021】同じく省資源の観点から使用される貴金属
量を最も有効に使用することが要求される。従って、同
じ貴金属使用量で従来の触媒よりも良好な活性を示す触
媒用の塗料を開発することが所望される。
【0022】均一に含浸された坦体層の場合の変換率を
上昇させる手段としては、欧州特許第0119715号
明細書より塗布用分散液の微粒子の固体1〜20%を少
なくとも44μmの粒子直径及び巨大孔の比較的高い含
分を有する粗粒子状不活性材料に換えることが提案され
ている。この問題解決案では、微細な固体を、塗布用分
散液を付着させる前に触媒活性貴金属で含浸させるが、
粗粒子の不活性材料は含浸されないままである。粗粒子
不活性材料の課題は、浄化すべき排ガスを巨大孔を通し
て均一に坦体層の深部まで分散させた貴金属成分と接触
させる点だけである。
【0023】この処置の結果は、排ガス浄化に重要な高
表面積固体が部分的に接触工程のためには無価値の低表
面積材料によって置き換えられるので、始動挙動の改善
に関しては疑問である。
【0024】粗粒子材料は、排ガス浄化工程に直接関与
せず、まず触媒活性の固体で起こる発熱反応により加熱
されねばならない。これによって、触媒の操業温度への
加熱が緩慢となり、従って始動挙動が悪化する。
【0025】これらの発明による接触活性を改善するた
めの余地は前記のように限られている:粗粒子の不活性
材料の含分が上昇すると坦体層の深部への排ガス拡散の
改善は、同じ塗布量で触媒活性の微粒子材料の減少に反
する。従って、坦体層の粗粒子材料の含分は明らかに最
高20%に制限される。触媒中の活性酸化アルミニウム
の量は確かにより大きな層厚によって再び高めることが
できるかもしれないが、このことは一方的に排ガス逆圧
の上昇を惹起し、それによってモーターの出力損失を惹
起することになるであろう。更に、大きな層厚の故に、
微細な材料と一緒に貴金属もより多くの深部に貯蔵さ
れ、それによってガス状の有毒物質がより付着しにくく
なり、このことは粗内部材料により改良された排ガス拡
散の利点を再びだいなしにするであろう。欧州特許第0
119715号明細書によれば、粗粒子材料を製造する
ために、このようにして慎重に処理すべきである精選触
媒が使用される。しかし、キン青石又はコランダムから
成る高か焼触媒体はその高い研磨性の故に磨砕−及び塗
装工具の早期摩滅を惹起するので、これは実際には不利
であると実証された。
【0026】更にこの種の高か焼された、緊密な材料
は、塗布用分散液中で沈澱する傾向があり、僅かな相違
で塗布用分散液の処理(不均一な撹拌)で粘度相違を惹
起し、その結果、不均一な塗装結果をもたらす。このこ
とから、該当する方法は実際に実施することができない
ことは明かである。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従って、特に改善され
た始動挙動、操業時熱い触媒での高い変換率及び良好な
耐久活性を有する触媒を提供する塗布用分散液が要求さ
れる。従って、本発明の課題は、分散液塗膜の塗布後に
初めて触媒活性貴金属成分を含浸し、従ってこの成分の
担体層中での不均一な分配を有するような、特に触媒用
の塗布用分散液を提供することである。
【0028】本発明のその他の課題は、塗布用分散液の
製法及び塗布用分散液を使用するモノリス触媒である。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の最初の課題は、
不活性の構造補強体上に触媒促進性の被覆を得るため
の、固体として一種又は数種の耐熱性坦体物質並びに場
合により一種又は数種のその他の固体及び/又は促進剤
及び/又は活性成分としての一種又は数種の溶解した化
合物の水性分散液から成る塗布用分散液によって解決さ
れるが、この分散液の固体は種々異なる粒子フラクショ
ンを有する多モード粒度分布を有し、微粒子状及び粗粒
子状の固体は高表面積の活性変性で存在し、その際、最
も粗い粒子フラクションは、平均粒子直径20〜100
μmを有することを特徴とする。
【0030】構造補強体として、セラミック又は金属か
ら成るモノリスを使用することもできるが、平らな、波
形の、穿孔された及び/又はスリット付き金属板を使用
することもでき、これを次いでモノリス坦体材料に成形
する。穿孔金属管は、特に二サイクル発動機の排ガス浄
化用に提案されたが、同様に使用可能である。
【0031】多モード粒度分布により、坦体層は非常に
粗い粒子フラクションを含有する。より粗い粒子分は坦
体層に、均一な微粒子材料から成る常用の触媒の坦体層
の平らな表面に比べて著しく拡大して存在しうる粗い表
面を付与する。その直径が平均層厚の2倍に相当する緊
密に詰まった粒子の単層を有する坦体層極端の場合で
は、平らな層に対して1.9倍だけ幾何学的表面積を拡
大することができる。
【0032】純幾何学的表面積拡大と並んで、本発明に
よる塗布用分散液では、更にその他の有利な効果が認め
られた:触媒体の流動路の一般的な寸法及びモーターの
部分負荷範囲に生じるガス流量において、先ず渦巻状の
流れが層状の流れに変わっていく触媒の入口面の後約1
cm長さの移行帯域は除いて、ガス流は触媒路で層状で
ある。
【0033】この運転条件下で達成可能な有害物質の最
高変換率は、一般に触媒成分の活性能によるのではな
く、ガス流の被覆された路壁に対するガス輸送により制
限される。層状の流動状態の故に、この輸送は比較的緩
慢な拡散工程を経て行われるので、触媒活性成分の活性
能は完全に使い果たされ得ない。
【0034】本発明による塗布用分散液は、粗い表面に
より付加的に渦巻流を起こし、それによって排ガスと被
覆表面間の強力な交換を生じるので、この運転条件下で
特に有利であると実証された。これは特に表面近くの層
範囲の最高貴金属濃度を有する不均一な含浸坦体層の場
合に言える。従って、本発明による塗布用分散液は二つ
の相対する増強された有利な作用を生じる、即ち a)有効な幾何学的触媒表面積の拡大及び b)表面付近の排ガスの渦巻流による触媒表面と排ガス
間のより良好な変換作用を生じる。
【0035】この二つの作用により、貴金属成分の活性
力がここではより有効に使用されるので、同じ貴金属使
用量で従来公知の技術に比べて改善された始動挙動及び
有害物質のより良好な変換度が得られる。この有利な作
用の有効利用の前提条件は、もちろん塗布用分散液の固
体の全粒子フラクションが、その大きな比表面積(BE
T表面積、DIN66132により測定)が十分に触媒
活性金属成分の吸収用に使用される有効な高表面積の形
で存在することである。
【0036】本発明による塗布用分散液の表面粗さは、
主として固体の粗粒子分に起因する。粗粒子フラクショ
ンの平均粒子直径が大きくなればなるほど、表面粗さも
大きくなり、それによって排ガス渦巻流の程度も増す。
同時に表面粗さの増加に伴って、排ガス逆圧も簡単に上
昇する。ところで、最適表面粗さはモノリス触媒体の排
ガス路の直径に左右されることが判明した。平均二次粗
面性として測定される、被覆の表面粗さの被覆後の自由
路直径に対する比は、0.02〜0.1である。この実
験により判明した関係は、被覆の層厚及び粗粒子分の平
均粒度を残りの自由路直径を考慮して相互に好適に決め
ることを必要とする。
【0037】20〜40μmの典型的な被覆層厚及び1
mmの一般的な路直径では、20〜100μmの塗布用
分散液の粗粒子分の平均粒子直径が有利であると実証さ
れた。この寸法ではモノリス触媒体の増強された表面粗
さは排ガス逆圧が簡単に高まるので、モーターの測定可
能な出力損失は僅かとなる。
【0038】本発明による塗布用分散液の有利な作用
は、非常に簡単に分散液の全固体の二モード粒度分布に
より達成される。完成した触媒の特性を使用目的に適合
させるために、固体材料の一部又は全部をその都度分散
液の一つの粒子フラクションに属させることが有利であ
る。
【0039】坦体層の最適な表面積拡大及び排ガスの渦
巻を触媒体上の坦体層の良好な接着時と同時に達成する
ために、微粒子フラクションの分配最高値は1〜10μ
mである。極めて微細な物質、例えばゾル、ゲル及び擬
ベーマイトの使用は、これらの物質が粗粒子フラクショ
ンの孔又は粒子間の孔に貼り付き、それによって物質交
換が困難になるために触媒活性が低下するので、不利で
ある。微粒子フラクション対粗粒子フラクションの重量
比は、20:1〜1:2の値に調整することができる。
重量比12:1〜2:1が特に有利であると実証され
た。
【0040】重量比1:2では理想的な条件下で被覆の
理論的に最高に可能な表面積拡大が達成される。しか
し、触媒の始動挙動及び活性に対する本発明による手段
の最適作用は、前記の微粒子フラクション対粗粒子フラ
クションの重量比20:1〜1:2の値で既に発揮され
る。明らかに排ガス渦巻はこの重量比で最高に達する。
粗粒子分を更に高めると、被覆の表面積は更に増大する
が、排ガス渦巻が減少し、表面積拡大の有利な作用を台
無しにすることになるであろう。
【0041】排ガスの渦巻流は、高表面積の坦体材料が
二モード粒度分布を有することで十分である。これに対
して促進剤は、請求項5により微粒子フラクション中に
だけ存在してよい。
【0042】耐熱性坦体材料として、酸化された金属、
例えば酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化珪素、酸化
錫、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、珪酸アルミ
ニウム、ゼオライト及び/又はアルカリ土類チタン酸塩
を、場合によりドーピングされ形で使用する。ドーピン
グされた坦体材料としては、例えば相変化に対してラン
タン又はジルコニウムで安定化された活性酸化アルミニ
ウム、セリウム又はイットリウムでドーピングされた酸
化ジルコニウム又はイオン交換ゼオライトを使用するこ
とができる。
【0043】促進剤としては、遷移金属、希土類、アル
カリ土類金属の1種又は数種の化合物及び/又は第3〜
5主群の元素の化合物が好適である。
【0044】本発明による塗布用分散液の特に有利な1
態様では、耐熱性坦体材料は、比BET表面積50〜3
50、有利には100〜200m2/gを有する活性
の、場合により安定化された酸化アルミニウムから成
り、総孔容積0.3〜2ml/gを有するが、その際、
微粒子対粗粒子フラクションの重量比は18:1〜1:
1、有利には12:1〜7:1である。特に、その総孔
容積が孔直径2〜50nmを有するメソ孔及び50nm
より大きい孔直径を有する巨大孔がほぼ同分であるよう
な材料が有利であると実証された。
【0045】分散液の乾燥物質は、坦体材料である酸化
アルミニウムの他に促進剤としての酸化セリウム3〜7
0重量%、酸化ジルコニウム0〜25重量%、その他の
希土類酸化物0〜15重量%、酸化ニッケル0〜15重
量%、酸化鉄0〜10重量%、酸化ゲルマニウム0〜1
0重量%及び酸化バリウム0〜10重量%を含有するこ
とができる。
【0046】触媒活性金属成分を均一に添加した被覆を
製造するために、金属成分を分散液に添加することがで
きる。有利には分散液にその乾燥物質に対して貴金属
0.01〜10重量%を元素でか又はその化合物の形
で、有利には白金、パラジウム及び/又はロジウム又は
イリジウムを混入する。その際、白金とパラジウムとの
重量比は1:10〜10:1及び白金及び/又はパラジ
ウムと場合により存在するロジウム又はイリジウムとの
重量比は1:1〜30:1である。
【0047】触媒活性貴金属の塗布に際して、その他の
触媒的に有利な作用は、基層から突出する粒子を有する
粗粒子フラクションが有利には貴金属塩を吸収し、そこ
で金属含有分が増加することによって得られる。この簡
単な方法で、被覆のガス側表面の不均一な貴金属組成が
得られる。比較可能な同様に有利な効果が、粗粒子成分
を先ず貴金属成分で覆い、微粒子固体を混合することに
よって得られる。
【0048】本発明の二番目の課題、即ち請求項2によ
る二モード塗布用分散液の製法という課題は、固体が先
ず、完成した塗布用分散液の粗粒子フラクションに相応
する粒度分布で存在し、その一部を湿式磨砕して微粒子
フラクションの粒度分布にし、引き続きこの磨砕物を残
りの磨砕してない量の固体と均一に混合することによっ
て解決される。もちろん、相応する粒度の微粒子及び粗
粒子状固体を磨砕しないで混合することもできるが、こ
の種の方法はしばしば塗布用分散液の固体への付着が十
分ではないという欠点を有する。
【0049】殊に、坦体材料として活性酸化アルミニウ
ム及び促進剤として酸化セリウム及び酸化ジルコニウ
ム、酸化ニッケル、酸化鉄、酸化ゲルマニウム及び酸化
バリウムを有する塗布用分散液は、請求項9により、そ
の粗粒子フラクションの粒度分布が完成した塗布用分散
液に相当する量の酸化アルミニウムから出発して、所望
の二モード分布を、酸化アルミニウムの一部を所望量の
酸化セリウム、酸化ジルコン、酸化ニッケル、酸化鉄、
酸化ゲルマニウム、酸化バリウム及び水の添加下で水研
ぎして微粒子フラクションの粒度分布にし、引き続き磨
砕物を残りの磨砕してない量の酸化アルミニウムと均一
に混合することによって製造することができる。
【0050】本発明の三番目の課題である、請求項14
の概念によるモノリス触媒は、本発明によれば、酸化物
塗布用分散液として請求項1から10に記載の多モード
分散液を使用し、触媒容量1l当り乾燥物質30〜40
0、有利には100〜300、特に120〜270gの
量で触媒体上に塗布されていることによって解決され
る。その際、塗布量は、被覆すべき触媒体の幾何学的表
面に左右され、例えば貫流可能な自由管を有する常用の
モノリスでは室圧に左右される。
【0051】この触媒の完成した被覆は、被覆の深部ま
で均一な貴金属分布を有する。請求項14の概念による
本発明の触媒の特に有利な態様は、塗布用分散液として
請求項1から9に記載の分散液を使用する場合に得られ
るが、これは、触媒体1l当り30〜400、有利には
100〜300、特には120〜270gの量で触媒上に塗布
される。その後初めて、触媒に触媒活性金属成分を含浸
させ、従って一般に、その表面における濃度が層の深部
より大きい、不均一な金属分布を有する。
【0052】本発明による塗布用分散液の利点は、触媒
体の、特に無孔の路壁を有する様なもの、例えば金属坦
体の通路を常用の塗布用分散液よりも均一に被覆する可
能性でもある。常用の塗布用分散液では、分散液の表面
張力により路隅に層材料が極端に集まることが観察され
る。粗粒子分によってこの作用は本発明による塗布用分
散液では減少する。触媒活性、従って発熱反応工程によ
る加熱も触媒路の断面上でより均一である。これは排ガ
スの通路中の触媒表面との強力な交換と一緒に、触媒体
の全断面にわたって均一な温度分配を生ぜしめる。
【0053】体として平らな、波形、穿孔された及び/
又はスリットのある金属板を使用する限り、本発明によ
る触媒は、前成形、切断、堆積、巻取りによりモノリス
状成形体を製造するために使用することによっても得ら
れる。この態様では、製造条件により通路隅に層材料の
蓄積を考慮する必要はないが、しかしこの場合でも本発
明による分散液の粗粒子が排ガスの渦巻に関して有利で
あると実証された。更に、被覆された金属板の接触部分
で、粗粒子が噛み合い、二つの板の揺動を相互に重くす
ることによって有益である。
【0054】前処理されてない物体を被覆する場合と同
じ利点が、多モード塗布用分散液を被覆層として触媒的
に中性及び/又は触媒的に活性の材料から成る中間層に
塗布する場合に得られる。
【0055】その際、触媒的に中性とは、例えば接着改
善のために塗布用分散液の前に塗布される中間層である
(西ドイツ特許公開公報第2304351号明細書)。
触媒の特別な態様では、例えば西ドイツ特許公開公報第
3835184号明細書では、これを異なる組成の数層
の上下に存在する層から構成することが提案されてい
る。この種の触媒構造では、固有の利点を獲得するため
に、触媒をただ本発明による多モード塗布用分散液の被
覆層だけを用いて製造することが全く可能であり、十分
である。
【0056】この触媒のもう1つの態様は、多モード塗
布用分散液を用いて得られる被覆上に、活性及び/又は
保護作用をする微粒子材料から成る被覆層を塗布するこ
とである。薄い被覆層の場合には、本発明による分散液
の利点は、下の層だけが本発明による高い表面粗さを有
する場合にも得られる。その際、粗粒子分の選択される
粒度は塗布される被覆層の厚さによる。
【0057】この種の比較的薄い被覆層は、例えば西ド
イツ特許公開公報第3835184号明細書によるよう
に、層状構造を有する触媒の場合には触媒活性材料の形
であってよい。同様に、触媒的に不活性の、微粒子状材
料から構成されていてもよく、その下に存在する触媒層
の例えば触媒毒に対する保護の役割を果たすか(西ドイ
ツ特許公開公報第3146004号明細書及び欧州特許
第0179578号明細書)又は不所望な反応成分を遠
ざけるために役立つこともできる。粗い表面への固着に
よる被覆層の付着を完全にする必要がある場合には、有
利には本発明による塗布用分散液から成る下層を使用す
ることもできる。
【0058】次に本発明を、本発明による塗布用分散液
の実施例につき詳説する。この分散液を用いて触媒体を
被覆し、本発明の方法の効力を、本発明による触媒を従
来公知の触媒との比較試験によって証明する。
【0059】添付図面は各々下記のものを表す: 図1:比較例1による従来公知の塗布用分散液の粒度分
布 図2:実施例1による本発明による塗布用分散液の粒度
分布 図3:触媒断面図 図4:a)比較例1による触媒の出口面の当温線を示す
図 b)実施例1の本発明による触媒の出口面の当温線を示
す図 図5:触媒の前の排ガスが記載温度に達して後各々1分
間後の例3aの本発明による触媒の出口の断面における
温度分布を示す図 図6:例3bの本発明による触媒の図5に記載したと同
じ温度分布を示す図 図7:比較例3による公知技術の触媒の図5に記載した
と同じ温度分布を示す図。
【0060】触媒としては、長さ102mm、直径15
2mm及び溝1cm2当り62個を有するキン青石から
成る蜂巣状体を使用した。通路の壁厚は0.16mmで
あった。
【0061】塗布用分散液の坦体材料としては、下記の
特性を有する2種類の異なる酸化アルミニウム、酸化ア
ルミニウムA及び酸化アルミニウムBを使用した: 酸化アルミニウムA 酸化アルミニウムB 平均粒子直径: 60μm 23μm 90%> 3μm 90%> 2.8μm 10%> 76μm 10%> 33μm 比表面積: 180m2/g 140m2/g メソ孔(φ2〜5nm): 0.48ml/g 0.48ml/g 巨大孔(φ>50nm): 0.52ml/g 0.52ml/g 上記表に相応して、二つの坦体材料は、主としてその粒
度及び比表面積により相違している。その孔半径分布
は、ほぼ同じであった。平均粒子直径60μmで、酸化
アルミニウムAの粒子の90%は3μmより大きい直径
を有し、粒子の10%は76μmより大きい直径を有し
た。酸化アルミニウムBの相応するデータは、前記表か
ら得られる。双方の酸化アルミニウム品質は、安定化添
加物なしの純粋なγ−酸化アルミニウムが該当する。
【0062】促進剤としては、酸化セリウム、酸化ジル
コン、酸化鉄及び酸化バリウムを使用したが、これらは
一部は固体として、かつ一部は可溶性の酢酸塩−又は硝
酸塩化合物として分散液に添加した。
【0063】触媒体を塗布用分散液中に含浸することに
よって被覆した。過剰の分散液は、その都度圧縮空気で
吹き飛ばした。引き続き、触媒体を250℃で1時間空
気乾燥させた。次いで、こうして得られた触媒前駆物質
に白金テトラアムミン硝酸及び硝酸ロジウムの水溶液を
含浸させ、300℃で3時間乾燥させた後、600℃で
3時間空気中でか焼する。活性化のために、触媒を引き
続き600℃で2時間水素流中で還元する。含浸溶液の
白金及びロジウムの含量を、完成した触媒で白金対ロジ
ウムの重量比が約5:1となるように選択した。
【0064】完成した被覆された触媒体の使用試験は、
その都度ボッシュ社(Fa.Bosch)のKE−ジェ
トロニック(Jetronic)を装備した、1.8l
オットーモーター(Ottomotor)(66KW)
を有する自動車試験台で行った。触媒を用いて達成可能
な有害物質変換を種々の空気率(Luftzahl)ラ
ムダで測定した。実際の運転条件とシミュレーションす
るために、前記平均空気率における排ガス組成を空燃比
(A/F=空燃比)を周期的に変えることによって変調
した。このために、排ガス流に空気パルス(Luftp
ulsen)を当てるか又はKE−ジェトロニックを相
応して操作した。
【0065】更に、排ガスと触媒体との間の温度交換を
調べるために触媒の出口面を赤外線カメラで撮影した。
この撮影は、各々触媒に前もって決めた温度の空気又は
排ガスを当てた1分後の触媒の出口断面上の温度分布を
測定するため役だった。
【0066】最後に触媒に、本発明の処理のこれらの新
しいUS−排ガス限界値に基づく試験サイクルの結果に
対する作用を測定するために、US−FTP 75によ
る試験を実施した。
【0067】触媒の排ガス浄化は各々新しい状態及びモ
ーター老化状態で測定した。モーター老化は、モーター
老化の終わりまで周期的に繰り返される二つの運転相を
包含した。最初の50分間はモーターを全負荷、即ち5
600U/分及び86Nm負荷で運転した。
【0068】その際、ラムダ値(空気率)は0.993
に、触媒の排ガス温度は1000℃に設定した。第2
の、10分間だけの運転相では、排ガス流を同じモータ
ー運転データで空気を添加した。それによって空気率は
1.04に上昇し、排ガス温度は1050℃に上昇し
た。
【0069】例1 2種類の異なる粒子フラクションの酸化アルミニウムA
を用いる塗布用分散液; 促進剤:固体として酸化セリウム及び酸化ジルコニウム 分散液を調製するために、水3 lを前装入した。この
水に順次酸化ジルコニウム30g、酸化アルミニウムA
400g及び比表面積25m2/gを有する酸化セリウ
ム400gを添加した。促進剤の平均粒度は酸化アルミ
ニウムAの平均粒度に相応した。第1図に記載の粒度分
布に相応する約2.8μmで分布の最高値を有する粒度
分布が達成されるまで、分散液を湿式磨砕した。粒度分
布をシラス社(Firma Cilas)の粒度計を用
いて測定した。これは市販の触媒の製造に使用されるよ
うな粒度分布に相応する。この磨砕工程後に、更に磨砕
してない酸化アルミニウムA400gを分散液に添加
し、分散液を均一にした。この本発明による塗布用分散
液の粒度分布は第2図に記載の二モード特性を有してい
た。
【0070】この本発明による塗布用分散液を用いて触
媒体を被覆し、引き続き含浸し、活性させた。こうして
製造した触媒は、蜂巣状体容量1l当りγ−酸化アルミ
ニウム80g、酸化セリウム40g及び酸化ジルコニウ
ム3g並びに白金1.17g及びロジウム0.235g
から成るウォッシュコート123gを含有していた。
【0071】例1による触媒を下記でK1と記載する。
【0072】比較例1:1種類の粒子フラクションだけ
の酸化アルミニウムAを有する塗布用分散液; 促進剤:固体としての酸化セリウム及び酸化ジルコニウ
ム 例1の本発明による触媒の触媒特性、特にその始動挙動
を従来公知の触媒と比較するために、例1に記載した方
法により比較触媒を製造した。しかし例1とは異なり、
γ−酸化アルミニウム800gの全量を促進剤と一緒に
湿式磨砕して図1の粒度分布にした。
【0073】比較例1による触媒を下記ではVK1と記
載する。
【0074】触媒K1及びVK1の表面構造及び層厚分
例1及び比較例1の触媒の坦体層の表面構造を調べるた
めに、触媒体を縦方向に切断し、孔ウェブを顕微鏡で検
査した。例1の本発明による塗布用分散液で処理した蜂
巣状体は、公知技術により被覆した触媒体より実質的に
粗い表面を有した。この効果は、特に塗布用分散液の表
面張力により最少層厚が生じる場所であるウェブ中央部
で著しかった。
【0075】触媒体の断面のラスタ電子顕微鏡検査によ
り、図3に図示した被覆状態が判明した。ここで、
(1)は坦体層を表し、(2)はキン青石から成る路壁
を表す。塗布用分散液の表面張力により、路隅にウェブ
中央より多くの塗布物質が集まった。この作用は本発明
による塗布用分散液では僅かであった。例1の本発明に
よる塗布用分散液を使用する場合のウェブ中央部上の平
均層厚は約34μmであったが、一方、比較例1の坦体
層はウェブ中央部上の平均層厚は約16μmでしかなか
った。
【0076】触媒K1及びVK1の始動挙動 本発明により被覆した触媒の新しい状態及び20時間使
用した後の始動挙動を試験するために、有害物質(一酸
化炭素、炭化水素、酸化窒素)の変換を触媒の前の排ガ
ス温度の係数として求めた。測定はそれぞれ平衡条件下
で排ガス温度を熱交換器を用いて段階的に上昇させるこ
とによって実施した。この試験の間にモーターを部分負
荷範囲3000U/分及び負荷30Nmで運転したが、
それによって空間速度60000h-1の触媒の負荷が生
じた。排ガス組成は化学量論的範囲より下の範囲(ラム
ダ=0.995)内で、1Hz±0.5A/Fでの空気
の周期的パルスによって変化させた。
【0077】触媒K1及びK2による一酸化炭素、炭化
水素、酸化窒素の変換:触媒の前の排ガス温度450℃
の運転時熱での触媒の有害物質の変換を、その他は同じ
運転条件で前記の種々の空気率、即ち0.995;0.
999及び1.008で測定した。
【0078】試験結果を第1表及び第2表にまとめる。
始動試験結果を表す第1表は、例1の本発明による触媒
の有利な始動温度を示す。
【0079】しかし、最大の変換差は、運転時熱のある
触媒、即ち有害物質変換がガス層から触媒表面への排ガ
ス成分の量輸送によって制限される運転状態で示され
る。全有害物質成分の反応、特に酸化窒素の反応は、例
1の本発明による触媒では比較例1の慣用の触媒より著
しく良好である。図2に示されている様に、このこと
は、触媒の新しい状態にもモーターで老化後の状態にも
当てはまる。
【0080】触媒K1及びVK1の出口断面の温度分布 二モード粒度分布の酸化アルミニウムを有する本発明に
よる塗布用分散液は、粗い被覆表面により排ガスのより
良好な渦巻流及びそれによって触媒表面上の排ガスのよ
り良好な熱移動を惹起する。
【0081】この結果を実証するために、例1及び比較
例1の触媒を用いて下記の測定を行った。
【0082】触媒を開角9゜を有する円錐を具備したコ
ンバーター中に組み込んだ。このコンバーターを加熱装
置及び流量計を装備した送風機に取り付けた。送風機の
空気装入量を80kg/時間に、空気の絶対温度を32
0℃に調整した。ヒーターを入れ、触媒入り口の空気が
温度320℃に達したちょうど1分後に、触媒の出口全
面の温度分布を赤外線カメラで撮影した。図4a及び図
4bは、こうして得られた出口面の断面の等温線を示
す。例1の本発明による触媒の場合である図4bでは、
図4aの比較例1による触媒の場合より、1分後に前面
面積のより広い部分で最高温度に達した。これは、粗い
表面被覆を有する本発明による触媒が公知技術による触
媒の場合よりも熱伝達が良好であることを示している。
【0083】例2 異なる粒度分布の酸化アルミニウムA及び酸化アルミニ
ウムBから成る塗布用分散液; 促進剤:溶液として酸化セリウム、酸化ジルコニウム、
酸化鉄及び酸化バリウム 例1では、塗布用分散液の微粒子分は粗粒子状出発物質
(酸化アルミニウムA)の一部を磨砕することによって
得た。従って、粗粒子分及び微粒子分はこの塗布用分散
液中では同じ化学的組成を有し、また粒度分布を除き実
質的に同じ物理学的特性(比表面積、孔容量)を有して
いた。
【0084】例2では、2種類の異なる酸化アルミニウ
ムを使用した。更に分散液の促進剤を塩溶液の形で添加
した。
【0085】分散液の微粒子フラクションの出発物質と
しては、例1と同様に酸化アルミニウムAを使用した。
【0086】分散液を調製するために、水3 lを前装
入した。この量の水に酸化アルミニウムA850gを混
入した。次いで、順次酸化ジルコニウム85gに相応す
る酢酸ジルコニル、酸化セリウム167gに相応する酢
酸セリウム、酸化鉄32gに相応する硝酸鉄、及び最後
に酸化バリウム50gに相応する酢酸バリウムを添加し
た。図1に記載の粒度分布に相応する約2.8μmで分
布の最高値を有する粒度分布が達成されるまで、分散液
を湿式磨砕した。
【0087】この磨砕工程後に、酸化アルミニウムB1
50gを添加した。塗布用分散液を注意深く均一にし
た。引き続きこれを用いて触媒体を被覆した。この触媒
前駆物質を前記したようにして乾燥させ、白金及びロジ
ウムを含浸させ、か焼し、還元して活性化させた。完成
した触媒は、蜂巣状体容量1l当りγ−酸化アルミニウ
ム120g、酸化セリウム20g、酸化ジルコニウム1
0g、酸化鉄5g及び酸化バリウム5g並びに白金1.
17g及びロジウム0.235gから成る塗布物質16
0gを含有していた。
【0088】例2による触媒を下記でK2と記載する。
【0089】比較例2: 同じ粒度分布を有する酸化アルミニウムA及びBから成
る塗布用分散液; 促進剤:溶液として酸化セリウム、酸化ジルコニウム、
酸化鉄及び酸化バリウム 水3 lに酸化アルミニウムA850g及び酸化アルミ
ニウムB150gを混入した。引き続き、順次、酸化ジ
ルコニウム85gに相応する酢酸ジルコニル、酸化セリ
ウム167gに相応する酢酸セリウム、酸化鉄32gに
相応する硝酸鉄及び最後に酸化バリウム50gに相応す
る酢酸バリウムを添加した。図1に相応する全固体で均
一な粒度分布に達するまで、分散液を湿式磨砕した。こ
うして製造した触媒前駆物質は、蜂巣状体容量1l当り
塗布用分散液160gを含有し、その際、この量はγ−
酸化アルミニウム120g、酸化セリウム20g、酸化
ジルコニウム10g、酸化鉄5g及び酸化バリウム5g
から構成されていた。
【0090】この触媒前駆物質に例2と同様にして白金
及びロジウムを被覆した。完成した触媒は、蜂巣状体容
積1l当り白金1.17g及びロジウム0.235gを
含有していた。
【0091】比較例2による触媒を下記でVK2と記載
する。
【0092】触媒K2及びVK2による一酸化炭素、炭
化水素、酸化窒素の変換:例2及び比較例2の触媒によ
る一酸化炭素、炭化水素、酸化窒素の変換を、空気率
0.999、排ガス温度450℃及び空間速度6000
0h-1で80時間老化させた後、測定した。その際、排
ガス組成を、排ガス流の空気パルスにより1Hz±0.
5A/F及び1Hz±1.0A/Fで周期的に変えた。
この活性度試験の結果を第3表にまとめる。触媒は第3
表ではK2及びVK2と記載してあり、例2及び比較例
2の触媒を表す。第3表から、例2の本発明による触媒
は、比較例2の触媒より3種類の全有害物質、特に酸化
窒素の変換に関して著しく良好であることが実証され
た。
【0093】例3a 異なる粒度分布の酸化アルミニウムA及び酸化アルミニ
ウムBから成る塗布用分散液; 促進剤:溶液としての酸化セリウム、酸化ジルコニウム 分散液を調製するために、水3 lを前装入した。この
量の水に酸化アルミニウムA850gを混入した。次い
で、順次、酸化ジルコニウム30gに相応する酢酸ジル
コニル及び酸化セリウム600gに相応する酢酸セリウ
ムを添加した。図1に記載の粒度分布に相応する約2.
8μmで分布の最高値を有する粒度分布が達成されるま
で、分散液を湿式磨砕した。
【0094】この磨砕工程後に、酸化アルミニウムB1
50gを添加した。塗布用分散液を注意深く均一にし
た。引き続きこれを用いて触媒体を被覆した。この触媒
前駆物質を前記したようにして乾燥させ、含浸し、か焼
し、還元して活性化した。
【0095】完成した触媒は、蜂巣状体容量1l当りγ
−酸化アルミニウム100g、酸化セリウム60g、酸
化ジルコニウム3g、白金1.17g及びロジウム0.23
5gから成る塗布物質163gを含有していた。これを
下記でK3aと記載する。
【0096】例3b 異なる粒度分布の酸化アルミニウムA及び酸化アルミニ
ウムBから成る塗布用分散液; 促進剤:溶液として酸化セリウム、酸化ジルコニウム 例3aと同様ではあるが、酸化アルミニウムAと酸化ア
ルミニウムBの重量比は変えて分散液を調製した。酸化
アルミニウムAの含分は700gであり、酸化アルミニ
ウムBの含分は300gであった。従って、この塗布用
分散液を用いて製造した触媒では、粗い酸化アルミニウ
ムBの含分がより多かった。これを下記でK3bと記載
する。
【0097】比較例3 同じ粒度分布を有する酸化アルミニウムA及びBから成
る塗布用分散液; 促進剤:溶液として酸化セリウム、酸化ジルコニウム 塗布用分散液を例3bと同じ組成で調製した。しかし、
従来公知技術により比較例2と同様に一緒に磨砕するこ
とによって均一な粒度分布の酸化アルミニウムA及びB
を製造した。この塗布用分散液を用いて製造した触媒を
下記ではVK3と記載する。
【0098】触媒K3a、K3b及びVK3の出口断面
の温度分布 触媒K3a、K3b及びVK3の出口断面の温度分布の
測定は例1に記載の方法と同様にして行ったが、もちろ
んここでは、触媒を熱空気ではなく熱い自動車排ガスを
貫通させた。このために触媒を、開角9゜を有する試験
コンバーター中に組み込んだ。このコンバーターをモー
ター試験台のモーターの排ガス管に取り付けた。排ガス
曲管とコンバーター入り口の間に熱交換体を取り付け、
この熱交換体を用いて排ガス温度はモーター回転数及び
モーター負荷に関係なく調節することができた。
【0099】モーターは安定な運転状態で運転した(ラ
ムダ=0.999;回転数=2500U/分;負荷=7
0Nm)。熱交換体を用いてコンバータの入り口前の排
ガス温度を220、240、260及び280℃に調節
した。触媒入り口前の排ガスが前記値に達してからちょ
うど1分後に、触媒の出口断面の温度分布を赤外線カメ
ラで撮影した。
【0100】この写真の評価から、例3aの触媒に関し
ては図5、例3bの触媒に関しては図6及び比較例3の
従来公知の触媒に関しては図7の温度分布が得られた。
図4は、これらの温度分布から得られた触媒の中央、触
媒半径の25、50又は75%での触媒の出口面上の温
度を包含する。
【0101】これらの結果は、印象的にも、セラミック
体がウォッシュコート中で粗粒子分が増大するに伴って
より均一にかつ迅速に加熱されることを示している。こ
の作用は有害物質変換に際して生じる発熱により著しく
増強される。
【0102】例4 例3b及び比較例3の触媒を用いるUS−FTP75試
例3b及び比較例3の触媒に自動車(2.5l、6気
筒、Motronic)で厳しい排ガス試験US−FT
P75を行った。自動車は排ガスローラー試験台に載せ
た。
【0103】触媒を新しい状態及び自動車で60時間使
用し老化させた後の両方で試験した。測定結果を第5表
にまとめる。これは、特に、触媒の加熱運動学が有害物
質変換に決定的な影響を与える臨界コールドスタート期
(kritische Kaltstartphas
e)の間の有害物質排出を示している。
【0104】US−FTP75試験の結果は、臨界コー
ルドスタート期の二酸化炭素及び炭化水素の変換が例3
bの触媒によって比較例3の従来公知の触媒によるより
も良好であることを示している。
【0105】
【表1】
【0106】
【表2】
【0107】
【表3】
【0108】
【表4】
【0109】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例1による従来公知の塗布用分散液の粒度
分布を示す図。
【図2】実施例1による本発明の塗布用分散液の粒度分
布を示す図。
【図3】触媒断面図。
【図4】a)比較例1による触媒出口面の等温線を示す
図、 b)実施例1による本発明の触媒出口断面の等温線を示
す図。
【図5】触媒の前の排ガスが記載温度に達してから各々
1分間後の例3aによる本発明の触媒の出口の断面にお
ける温度分布を示す図。
【図6】例3bによる本発明の触媒の図5に記載したと
同じ温度分布を示す図。
【図7】比較例3による公知技術の触媒の図5に記載し
たと同じ温度分布を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 35/04 ZAB 7821−4G 301 L 7821−4G (72)発明者 エドガー コーベルシュタイン ドイツ連邦共和国 アルツェナウ ヴォル フスケルンシュトラーセ 8 (72)発明者 エグベルト ロックス ドイツ連邦共和国 ハーナウ 9 グリュ ナウシュトラーセ 9 (72)発明者 クラウス オストガーテ ドイツ連邦共和国 ハタースハイム ジン ドリンガー シュトラーセ 42

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性の構造補強体上に触媒作用促進被
    覆を製造するための、固体として一種又は数種の耐熱性
    坦体材料並びに場合により一種又は数種のその他の固体
    及び/又は促進剤及び/又は活性成分としての一種又は
    数種の溶解した化合物の水性分散液から成る塗布用分散
    液において、分散液の固体が異なる粒子フラクションを
    有する多モード粒度分布を有し、微粒子状及び粗粒子状
    の固体が高表面積の活性変性で存在し、その際、最も粗
    い粒子フラクションは平均粒子直径20〜100μmを有す
    ることを特徴とする、排ガス触媒用の塗布用分散液。
  2. 【請求項2】 分散液の全固体が微粒子及び粗粒子のフ
    ラクションを有する二モード粒度分布を有することを特
    徴とする、請求項1に記載の塗布用分散液。
  3. 【請求項3】 分散液の固体が二モード粒度分布を有
    し、その際少なくとも1種類の固体がただ1つの粒子フ
    ラクションで存在することを特徴とする、請求項1に記
    載の塗布用分散液。
  4. 【請求項4】 微粒子フラクションが分布最高値1〜1
    0μmを有し、対粗粒子フラクションの重量比が20:
    1〜1:2であることを特徴とする、請求項2又は3に
    記載の塗布用分散液。
  5. 【請求項5】 促進剤が固体として存在し、微粒子フラ
    クションにのみ属すことを特徴とする、請求項4に記載
    の塗布用分散液。
  6. 【請求項6】 耐熱性坦体材料として、酸化アルミニウ
    ム、酸化チタン、酸化珪素、酸化錫、酸化ジルコニウ
    ム、酸化マグネシウム、希土類酸化物、珪酸アルミニウ
    ム、ゼオライト及び/又はアルカリ土類チタン酸塩を、
    場合によりドーピングした形で使用することを特徴とす
    る、請求項5に記載の塗布用分散液。
  7. 【請求項7】 促進剤として、遷移金属、希土類、アル
    カリ土類金属の1種又は数種の化合物及び/又は第3〜
    5主群の元素の化合物が存在することを特徴とする、請
    求項6に記載の塗布用分散液。
  8. 【請求項8】 耐熱性坦体材料が、比表面積50〜35
    0を有する活性の、場合により安定化された、酸化アル
    ミニウムから成り、総孔容積0.3〜2ml/gを有
    し、微粒子フラクション対粗粒子フラクションの重量比
    が18:1〜1:1であることを特徴とする、請求項7
    に記載の塗布用分散液。
  9. 【請求項9】 乾燥材料中の分散液が坦体材料の酸化ア
    ルミニウムの他に促進剤として酸化セリウム3〜70重
    量%、酸化ジルコニウム0〜25重量%、酸化ニッケル
    0〜15重量%、酸化鉄0〜10重量%、酸化ゲルマニ
    ウム0〜10重量%及び酸化バリウム0〜10重量%を
    含有することを特徴とする、請求項8に記載の塗布用分
    散液。
  10. 【請求項10】 乾燥材料中の分散液が活性成分として
    貴金属0.01〜10重量%を元素でか又はその化合物
    の形で、有利に、白金、パラジウム及び/又はロジウム
    又はイリジウムを白金とパラジウムとの重量比1:10
    〜10:1で、かつ白金及び/又はパラジウムと場合に
    より存在するロジウム又はイリジウムとの重量比1:1
    〜30:1で含有することを特徴とする、請求項9に記
    載の塗布用分散液。
  11. 【請求項11】 貴金属が完全にか又はは有利に粗粒子
    フラクション上に沈澱していることを特徴とする、請求
    項10に記載の塗布用分散液。
  12. 【請求項12】 分散液の二モード粒度分布が、固体が
    先ず、完成した塗布用分散液の粗粒子フラクションに相
    応する粒度分布で存在し、その一部を湿式磨砕して微粒
    子フラクションの粒度分布にし、引き続き磨砕物を残り
    の磨砕してない量の固体と均一に混合することによって
    得られることを特徴とする、請求項2に記載の塗布用分
    散液の製法。
  13. 【請求項13】 坦体材料としての活性酸化アルミニウ
    ム及び促進剤としての希土類酸化物、特に酸化セリウム
    及び酸化ジルコニウム、酸化ニッケル、酸化鉄、酸化ゲ
    ルマニウム及び酸化バリウムを有する請求項9又は10
    に記載の塗布用分散液を製造するに当り、その粗粒子フ
    ラクションの粒度分布が完成した塗布用分散液に相当す
    る活性酸化アルミニウムから出発して、所望の二モード
    分配を、酸化アルミニウムの一部を所望量の希土類酸化
    物、酸化ジルコニウム、酸化ニッケル、酸化鉄、酸化ゲ
    ルマニウム、酸化バリウム及び水の添加下で湿式磨砕
    し、引き続き磨砕物を残りの磨砕してない量の酸化アル
    ミニウムと均一に混合することによって得ることを特徴
    とする、排ガス触媒の塗布用分散液の製法。
  14. 【請求項14】 構造補強体を貴金属含有の塗布用分散
    液で被覆し、分散液塗膜を250℃で空気中で乾燥さ
    せ、場合により水素を含有するガス流中で、温度250
    〜650℃で処理することによって得られる、白金とパ
    ラジウムとの重量比1:10〜10:1、かつ白金及び
    /又はパラジウムと場合により存在するロジウム又はイ
    リジウムとの重量比1:1〜30:1で白金、パラジウ
    ム及び/又はロジウム又はイリジウム0.01〜10重
    量%から成る活性成分を含有する分散液塗膜を有する、
    蜂巣状の不活性セラミック−又は金属体から成る内燃機
    関の排ガスを浄化するための不活性の構造補強体を有す
    る触媒において、塗布用分散液が請求項1から10に記
    載の多モード分散液であり、これが触媒容量1l当り乾
    燥材料30〜400の量で触媒体上に塗布されているこ
    とを特徴とする、触媒。
  15. 【請求項15】 構造補強体を貴金属含有の塗布用分散
    液で被覆し、250℃で空気中で乾燥させた分散液塗膜
    を活性成分の塩又は塩の混合物の水溶液で含浸させ、乾
    燥させ、場合により水素含有ガス流中で温度250〜6
    50℃で処理することによって得られる、白金とパラジ
    ウムとの重量比1:10〜10:1及び白金及び/又は
    パラジウムと場合により存在するロジウム又はイリジウ
    ムとの重量比1:1〜30:1で白金、パラジウム及び
    /又はロジウム又はイリジウム0.01〜10重量%か
    ら成る活性成分を塗布してある分散液塗膜を有する、蜂
    巣状の不活性セラミック−又は金属体から成る内燃機関
    の排ガスを浄化するための不活性の構造補強体を有する
    触媒において、塗布用分散液が、請求項1から9に記載
    の多モード分散液であり、これが触媒容量1l当り30
    〜400gの量で触媒体に塗布されていることを特徴と
    する、触媒。
  16. 【請求項16】 塗布用分散液が坦体としての平らな、
    波形及び/又は穿孔金属板上に塗布されていることを特
    徴とする、請求項14及び15に記載の触媒。
  17. 【請求項17】 多モード塗布用分散液が被覆層として
    触媒的に中性及び/又は触媒的に活性の材料から成る少
    なくとも1層の基礎層上に塗布されていることを特徴と
    する、請求項14から16に記載の触媒。
  18. 【請求項18】 ベース層としての多モード塗布用分散
    液から製造された被覆に活性及び/又は保護作用を有す
    る微粒子材料から成る被覆層を備えていることを特徴と
    する、請求項14から16に記載の触媒。
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