JPH0676786U - 露線式積層体ホース - Google Patents

露線式積層体ホース

Info

Publication number
JPH0676786U
JPH0676786U JP2127891U JP2127891U JPH0676786U JP H0676786 U JPH0676786 U JP H0676786U JP 2127891 U JP2127891 U JP 2127891U JP 2127891 U JP2127891 U JP 2127891U JP H0676786 U JPH0676786 U JP H0676786U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
spiral ring
laminated body
wire type
cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2127891U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2546519Y2 (ja
Inventor
進 藤田
Original Assignee
株式会社明治フレックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社明治フレックス filed Critical 株式会社明治フレックス
Priority to JP1991021278U priority Critical patent/JP2546519Y2/ja
Publication of JPH0676786U publication Critical patent/JPH0676786U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546519Y2 publication Critical patent/JP2546519Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ホース中の流体に対して層流状態を現出させ
ないようにする。 【構成】 内螺旋輪1を巻芯とし、この内螺旋輪に内布
3、連続フィルムおよび外布4をそれぞれ所望厚に巻着
し、外布層の表面に外螺旋輪2を巻着して形成した露線
式積層体ホースにおいて、内螺旋輪の流体側の断面形状
を積層体5の表面に対してほぼ平坦面になるように構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
この考案は露線式積層体ホースに関し、具体的にはホース内流体に対してホー ス内壁面に突出状に装着されている内螺旋輪のために流体の流れを乱流状態にす るがこれを生じさせないようなホースに係り、更に具体的には前記ホース内に設 けられている内螺旋輪とこの螺旋輪に巻着されている積層体を形成する積層体表 面との間に凹凸の存在しない平坦面とすることによってホース中の流体に対して 層流状態を現出させようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
露線式積層体ホースは内螺旋輪と外螺旋輪とを必須の構成部材としており、ホ ース内部の積層体表面より波型状に突出している内螺旋輪のために該ホース中を 流通する流体は内螺旋輪の近傍で乱流(キャビテーション)現象を起こし流体全 体の流れ抵抗を増大させていた。
【0003】 この問題を解決するためにこの出願の出願人は実開平2−29383号公報中 でその改良手段を技術開示しているが、この開示技術は、内螺旋輪全体を被覆す るように筒状シートをホース内部に取付けるようにしたものである。
【0004】 また実開平2−76287号公報には付加的効果として内螺旋輪を外螺旋輪よ り細くすることで内部の流体抵抗を小さくするようにした技術が開示されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した公知の開示技術は前者の場合はシートをホース内部に貼付するため、 加工行程を多くし、後者の場合は内側螺旋輪を細くしたため、ホースに繰返しの 折曲が加えられた場合いわゆるワイヤ活水(内螺旋輪が外螺旋輪をのり越えてピ ッチの乱れが生じその部分にくびれが生ずる現象)を生じさせるものであった。
【0006】 この考案は上記欠点を解消した露線式の積層体ホースを提供しようとするもの である。
【0007】
【考案の構成】
この考案は基本構成を第1図を参考にしながら説明すれば次のとおりである。
【0008】 第1図はこの考案に係る露線式積層体ホース10を示し、符号1は内螺旋輪、 2は外螺旋輪、3は内布、4は外布層、5は積層体をそれぞれ表わす。
【0009】 同図から明らかなように、内螺旋輪1は螺旋輪の内側(表面側)11を平坦状 に形成されており、積層体ホースの内周面全体6ほぼ平坦状に構成されている。
【0010】 なおこのホース10は内螺旋輪1の表面に内布3を巻着しこの内布の表面に特 に図示しないが連続フィルムを所定厚螺旋巻きして積層体5を形成し、この表面 に外布41を所定厚さに螺旋巻きして外布層4を形成しこの外布層4の表面に外 螺旋輪2を巻着した構造とされている。
【0011】
【作用】
この考案に係る積層体ホースの作用を第2図および第3図により説明すれば次 のとおりである。
【0012】 公知の積層体ホースの場合は第2図示のように、断面円型の内螺旋輪1’はホ ース内表面6’より前記円型の一部11’が突出しているため、ホース内の流体 の流路はホース内表面と内螺旋輪1’との接触部近傍において、突出部11’の ため乱流(キャビテーション)現象Cを発生し、しかもホース内表面に近づくに つれて波状の流路W1 となり流体全体の流出抵抗を増大させるものである。
【0013】 この考案に係る断面半円型の内螺旋輪1を用いた場合にはホース内表面6と断 面半円型の平坦部11とはほぼ同一平面として形成されるのでホース内表面近傍 の流路W1 の場合でも層流状態を維持するので波状の流路抵抗を生ずることがな く流体全体の流出抵抗を増大させることがない。
【0014】
【実施例】
この考案の実施例を第4図を参照にしながら説明すれば次のとおりである。同 図中において第1図ないし第3図中の符号と同一符号は同効部材を示し、7はニ ップル、8はスリーブ、9はユニバーサルナットを表わす。
【0015】 この実施例は積層体ホース10をニップル7とスリーブ8で形成される継手金 具に接続した状態を示したもので、同図から明らかなように、積層体ホースの継 手部は内および外螺旋輪と内および外布を除去して積層体4のみよりなるシール 確保部Xとホース自体に変更手段を加えない部分であるホース掴持部Yから成り 、継手金具との接合に際してはシール確保部にシール材50を挿着した状態でホ ース継手部をニップル軸71とスリーブ筒81間に挿入し、前記スリーブ筒を放 射方向にカシメ加工して接合するものである。
【0016】 この場合内螺旋輪1の表面11とホース内表面6とはほぼ同一平面として形成 されているのでホース内表面全体はニップル軸表面に対接して接合される。また この実施例の場合はスリーブ筒81に外螺旋輪2のための凹条82を形成し、こ の凹条に外螺旋輪2を嵌着させた構造とされている。
【0017】 なおスリーブ8はフランジ端84をニップル軸の溝条74に係止する構造によ ってスリーブ自身の外方向への離脱を防止されている。
【0018】
【他の実施例】
この考案に係る積層体ホースに適用される内螺旋輪の他の実施例を第5図によ り説明すれば次のとおりである(いずれも断面形状を示す)。
【0019】 図(a)は三角型に形成したもので頂部13のためにホース肉厚部内への喰込 みが充分に行なわれ内面平坦機能にすぐれている。
【0020】 図(b)は半月型に形成したものでホース肉厚部に対する押圧力が均一である 。
【0021】 図(c)は円型の内螺旋輪に平板を添着して平坦面を形成したものである。
【0022】 図(d)は2本の円型螺旋輪に平板を添着して平坦面を形成したものである。
【0023】 図(e)は円型螺旋輪に平坦面を持つプラスチック材を添着に三角型に形成し たものである。
【0024】 なおこの考案は前記実施例に限定されるものでなく、例えば内螺旋輪と外布と を接着剤によって封密状態を現出させ残液防止機能を付与することもできる。
【0025】
【考案の効果】
この考案は内螺旋輪の表面を平坦面として形成したのでこれをホース積層体に 巻着した場合には積層体表面とほぼ同一平面を形成するのでホース内を流通する 流体に対して積層体表面部においても層流状態を現出させるので流体全体の流体 抵抗を均一にしかも公知のホースよりも減少させることができ、結果として流体 の送り量を増加させることができる。
【0026】 またこの考案は積層体表面と内螺旋輪との接合部に従来のような突出部が存在 しないので、この突出部を遮へい部とする残液現象を生ずることがなく、例えば タンクローリー車での使用に際して液だれを生じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る露線式積層体ホースの要部断面
図。
【図2】従来のホースの作用説明図。
【図3】この考案のホースの作用説明図。
【図4】この考案の実施例を示す要部断面図。
【図5】この考案に係る内螺旋輪の他の実施例の断面説
明図。
【符号の説明】
1 内螺旋輪 2 外螺旋輪 3 内布 4 外布 5 積層体 6 ホース内表面 11 内螺旋輪の断面形状

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内螺旋輪1を巻芯とし、この内螺旋輪の
    外表面に内布3を巻着し、この内布の外表面に連続フィ
    ルムを所望厚さ巻着に積層体5を形成し、更にこの積層
    体の外表面に外布を巻着に外布層4を形成しこの外布層
    に外螺旋輪を巻着して形成した露線式積層体ホースにお
    いて、内螺旋輪の流体側の断面形状11を積層体の表面
    に対してほぼ平坦面になるように構成したことを特徴と
    する露線式積層体ホース。
JP1991021278U 1991-03-12 1991-03-12 露線式積層体ホース Expired - Lifetime JP2546519Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991021278U JP2546519Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 露線式積層体ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991021278U JP2546519Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 露線式積層体ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676786U true JPH0676786U (ja) 1994-10-28
JP2546519Y2 JP2546519Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=12050670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991021278U Expired - Lifetime JP2546519Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 露線式積層体ホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546519Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176905A (ja) * 2002-10-05 2004-06-24 Kanaflex Corporation ホース
KR100497957B1 (ko) * 1999-09-10 2005-06-29 가부시키가이샤 토욕스 나선보강호스
JP2005233407A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Kanaflex Corporation ホース
JP2016044754A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 トヨタ自動車株式会社 流体輸送管

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926640B2 (ja) * 2006-10-17 2012-05-09 株式会社明治フレックス ホース

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5589886U (ja) * 1978-12-13 1980-06-21
JPS56141285U (ja) * 1980-03-26 1981-10-24
JPH0229383U (ja) * 1988-08-12 1990-02-26

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5589886U (ja) * 1978-12-13 1980-06-21
JPS56141285U (ja) * 1980-03-26 1981-10-24
JPH0229383U (ja) * 1988-08-12 1990-02-26

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100497957B1 (ko) * 1999-09-10 2005-06-29 가부시키가이샤 토욕스 나선보강호스
JP2004176905A (ja) * 2002-10-05 2004-06-24 Kanaflex Corporation ホース
JP2005233407A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Kanaflex Corporation ホース
JP4568508B2 (ja) * 2004-02-23 2010-10-27 カナフレックスコーポレーション株式会社 ホース
JP2016044754A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 トヨタ自動車株式会社 流体輸送管

Also Published As

Publication number Publication date
JP2546519Y2 (ja) 1997-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3556278B2 (ja) コンポジットホース
JPH0676786U (ja) 露線式積層体ホース
JP2001041379A (ja) チューブの締結構造体
JP4926640B2 (ja) ホース
ES2264934T3 (es) Dispositivo y procedimiento para acoplar un tubo rigido a una manguera flexible.
JP2002188761A (ja) コンポジットホース
JPH067266Y2 (ja) 露線式積層体ホース
JP3502454B2 (ja) コンポジットホースと継手金具との接続装置
JPH0130713Y2 (ja)
JP2649546B2 (ja) コルゲート管の継手
JPH0619915Y2 (ja) 圧力流体用ホース
JPS6272315A (ja) 血圧計のカフ帯
JP4098406B2 (ja) 熱交換器用タンクへのフィラーネック取付構造
JP3108256U (ja) 分岐管接続構造
JPH0336792Y2 (ja)
JPS6132203Y2 (ja)
JPH0861575A (ja) コンポジットホースにおけるホースと継手金具との接続装置
JP3046368U (ja) 露線式積層体ホースの継手部とこの継手部と継手金具との結合構造
JP2868207B2 (ja) ホース継手
JP3612653B2 (ja) 金属製フレキシブルチューブの接続構造
JPS6016696Y2 (ja) 排水管端装着具
FR2476297A1 (fr) Dispositif d'etancheite, en particulier pour le montage d'un echangeur de chaleur dans une installation de chauffage et/ou de climatisation, notamment d'un vehicule automobile
JPH112372A (ja) 静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース
JPH0545911Y2 (ja)
JPS6242469Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term