JPH112372A - 静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース - Google Patents
静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホースInfo
- Publication number
- JPH112372A JPH112372A JP9169649A JP16964997A JPH112372A JP H112372 A JPH112372 A JP H112372A JP 9169649 A JP9169649 A JP 9169649A JP 16964997 A JP16964997 A JP 16964997A JP H112372 A JPH112372 A JP H112372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- composite hose
- outer spiral
- static electricity
- hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内螺旋輪を芯としてこの芯に合成樹脂フィル
ムを主材とする所望厚の積層体を形成し、この積層体表
面に外螺旋を巻着して形成するコンポジットホースにお
いて、コンポジットの使用に際して静電気発生防止機能
とホースの軽量化とを達成するようにしたコンポジット
ホースに関する。 【解決手段】 外螺旋輪を金属性の弾性線を芯とする所
望径の合成樹脂材よりなる金属線入り合成樹脂線で形成
し、しかも内螺旋輪を断面半円型または３角型に形成す
ることでアース性と軽量化をはかることができる。
ムを主材とする所望厚の積層体を形成し、この積層体表
面に外螺旋を巻着して形成するコンポジットホースにお
いて、コンポジットの使用に際して静電気発生防止機能
とホースの軽量化とを達成するようにしたコンポジット
ホースに関する。 【解決手段】 外螺旋輪を金属性の弾性線を芯とする所
望径の合成樹脂材よりなる金属線入り合成樹脂線で形成
し、しかも内螺旋輪を断面半円型または３角型に形成す
ることでアース性と軽量化をはかることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はコンポジットホー
スの発明に関し、しかもこのホースが静電気発生防止機
能を有し、しかも従来ホースに比較して軽量構造として
形成されたコンポジットホースを提供しようとするもの
である。特にこの発明は静電気発生防止機能と軽量化と
をコンポジットホースの外螺旋輪に具有させるようにし
た静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース
に関する。
スの発明に関し、しかもこのホースが静電気発生防止機
能を有し、しかも従来ホースに比較して軽量構造として
形成されたコンポジットホースを提供しようとするもの
である。特にこの発明は静電気発生防止機能と軽量化と
をコンポジットホースの外螺旋輪に具有させるようにし
た静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース
に関する。
【０００２】
【従来の技術】静電気発生防止手段を外螺旋に設けたコ
ンポジットホースは実用上または先行技術として見あた
らない。軽量化を目的としたコンポジットホースとして
は、この出願人によって技術開示されたものとして実公
平４−３５６６１号公報および特開平８−４２７６４号
公報がある。
ンポジットホースは実用上または先行技術として見あた
らない。軽量化を目的としたコンポジットホースとして
は、この出願人によって技術開示されたものとして実公
平４−３５６６１号公報および特開平８−４２７６４号
公報がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した実公平４−３
５６６１号公報の開示技術は図４に示すように、外螺旋
輪として合成樹脂材１’を芯材とし、この芯材に弾性体
のカバー層２’を被覆したものである。
５６６１号公報の開示技術は図４に示すように、外螺旋
輪として合成樹脂材１’を芯材とし、この芯材に弾性体
のカバー層２’を被覆したものである。
【０００４】また特開平８−４２７６４号公報の開示技
術は図５に示すように、金属性円形線に３’に円孔４’
を形成するかあるいは金属性円形線に合成樹脂材を被覆
して外螺旋輪が形成されている。この発明は外螺旋輪の
軽量化をはかると共に外螺輪自身にホースの静電気除去
機能を付与したコンポジットホースを提供しようとする
ものである。
術は図５に示すように、金属性円形線に３’に円孔４’
を形成するかあるいは金属性円形線に合成樹脂材を被覆
して外螺旋輪が形成されている。この発明は外螺旋輪の
軽量化をはかると共に外螺輪自身にホースの静電気除去
機能を付与したコンポジットホースを提供しようとする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る外螺旋輪
は図１に示すように金属性の弾性線１を芯材として、こ
れに合成樹脂材２を断面円形に成形して外螺旋輪１０と
したものである。弾性線は導電性を有する金属材であれ
ば特に限定されるものでなく、断面形状，太さも使用態
様に対応した形状が選択できるものである。合成樹脂材
としては特に限定されるものではないが、耐酸，アルカ
リに適用するコンポジットホースの場合にはエンビが好
適である。また弾性線１と合成樹脂材２の被覆径とは外
螺旋輪としての適用態様によって選択して用いられる。
また前記樹脂材の断面形状は円形に限定されない。
は図１に示すように金属性の弾性線１を芯材として、こ
れに合成樹脂材２を断面円形に成形して外螺旋輪１０と
したものである。弾性線は導電性を有する金属材であれ
ば特に限定されるものでなく、断面形状，太さも使用態
様に対応した形状が選択できるものである。合成樹脂材
としては特に限定されるものではないが、耐酸，アルカ
リに適用するコンポジットホースの場合にはエンビが好
適である。また弾性線１と合成樹脂材２の被覆径とは外
螺旋輪としての適用態様によって選択して用いられる。
また前記樹脂材の断面形状は円形に限定されない。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明に係る軽量コンポジット
ホースを図２により説明すれば次のとおりである。コン
ポジットホース２０は断面半円型のステンレス等の金属
性内螺旋輪３を芯とし、この芯の表面に内布４を巻着
し、この内布の表面に合成樹脂の連続フィルムを所望厚
巻着してフィルム層５を形成し、このフィルム層の表面
に外布６を巻着して積層体７を形成し、この積層体の表
面に前記した外螺旋輪１０を巻着して形成されている。
ホースを図２により説明すれば次のとおりである。コン
ポジットホース２０は断面半円型のステンレス等の金属
性内螺旋輪３を芯とし、この芯の表面に内布４を巻着
し、この内布の表面に合成樹脂の連続フィルムを所望厚
巻着してフィルム層５を形成し、このフィルム層の表面
に外布６を巻着して積層体７を形成し、この積層体の表
面に前記した外螺旋輪１０を巻着して形成されている。
【０００７】このように形成されたコンポジットホース
は断面円型の内螺旋を用いたものに比べて内螺旋輪３の
断面が半円型であるため内螺旋は少なくとも１／２重量
となり、しかも外螺旋輪１０は内螺旋輪３に比べて極め
て小径の金属の弾性線１と合成樹脂材を使用するもので
あって、その重量はネジレクテブであり、ホース全体の
重量を従来のコンポジットホースに比較して軽減できる
ものである。また、本発明に係るコンポジットホースは
内螺旋輪を半円型としたので流体側が平坦面３１となり
ホース内面全体がほぼ平坦な平滑面９として形成され
る。
は断面円型の内螺旋を用いたものに比べて内螺旋輪３の
断面が半円型であるため内螺旋は少なくとも１／２重量
となり、しかも外螺旋輪１０は内螺旋輪３に比べて極め
て小径の金属の弾性線１と合成樹脂材を使用するもので
あって、その重量はネジレクテブであり、ホース全体の
重量を従来のコンポジットホースに比較して軽減できる
ものである。また、本発明に係るコンポジットホースは
内螺旋輪を半円型としたので流体側が平坦面３１となり
ホース内面全体がほぼ平坦な平滑面９として形成され
る。
【０００８】
【実施例】この発明の実施例を図３を参照して説明すれ
ば次のとおりである。この実施例はコンポジットホース
を油液の吸排出用に使用する場合を示したもので、スリ
ーブ８１とニップル８２とで形成される継手金具８にコ
ンポジットホース２０を取付けた状態から示されてい
る。
ば次のとおりである。この実施例はコンポジットホース
を油液の吸排出用に使用する場合を示したもので、スリ
ーブ８１とニップル８２とで形成される継手金具８にコ
ンポジットホース２０を取付けた状態から示されてい
る。
【０００９】同図に示すようにスリーブ８１とニップル
８２間に挿入されているコンポジットホースの一部は内
外螺旋輪１，２０を除去した部分２１に図示しないシー
ル部材で被覆されており、断面３角型の内螺旋輪３は底
部平坦面３１を直接ニップル面に担持させ、外螺旋輪１
はスリーブ面に形成した螺旋溝８３に係止するようにし
て継手金具８に取付けられている。またこの実施例の場
合は内螺旋輪３を３角型に形成したので外螺旋輪１０と
協働して積層体７への締結を強固に行えるばかりでな
く、ホース内面の平滑化９を更に充分に現出させるもの
である。
８２間に挿入されているコンポジットホースの一部は内
外螺旋輪１，２０を除去した部分２１に図示しないシー
ル部材で被覆されており、断面３角型の内螺旋輪３は底
部平坦面３１を直接ニップル面に担持させ、外螺旋輪１
はスリーブ面に形成した螺旋溝８３に係止するようにし
て継手金具８に取付けられている。またこの実施例の場
合は内螺旋輪３を３角型に形成したので外螺旋輪１０と
協働して積層体７への締結を強固に行えるばかりでな
く、ホース内面の平滑化９を更に充分に現出させるもの
である。
【００１０】
【発明の効果】この発明はコンポジットホースを外螺旋
輪を金属性の弾性線を芯にして所望径の合成樹脂材を被
覆して形成したもので、前記金属性の弾性線がアース機
能を発揮するので、本発明に係るコンポジットホースを
特に油などの引火性あるいは化学性流体を送排出する際
に使用しても静電気の発生防止できるものである。
輪を金属性の弾性線を芯にして所望径の合成樹脂材を被
覆して形成したもので、前記金属性の弾性線がアース機
能を発揮するので、本発明に係るコンポジットホースを
特に油などの引火性あるいは化学性流体を送排出する際
に使用しても静電気の発生防止できるものである。
【００１１】またこの発明は従来の金属性外螺旋に比べ
て数分の１の太さの金属性の弾性線に合成樹脂材を被覆
して所望径の締結線を形成したもので、従来の金属性外
螺旋輪に比べて重量を軽くすることができるので、この
軽量分だけコンポジットホースの重量を軽減することが
でき、その上締結力も強化されるので積層体に対する巻
着力も増加し、内螺旋輪と積層体間の隙間をなくするこ
とができる。またこの発明は内螺旋輪の断面形状を半円
型あるいは３角型に形成したので従来の断面円型の内螺
旋輪を用いたものと比べて軽いコンポジットホースを形
成できる。その上、この発明は流体面側が平坦面である
内螺旋輪を用いているのでコンポジットホースの内面を
平滑面として形成できるので、積層体と内螺旋輪との角
部間の隙間がほとんど無くなるので液だまりが無くなり
ホースの液ぎれを良好なものとすることができる。
て数分の１の太さの金属性の弾性線に合成樹脂材を被覆
して所望径の締結線を形成したもので、従来の金属性外
螺旋輪に比べて重量を軽くすることができるので、この
軽量分だけコンポジットホースの重量を軽減することが
でき、その上締結力も強化されるので積層体に対する巻
着力も増加し、内螺旋輪と積層体間の隙間をなくするこ
とができる。またこの発明は内螺旋輪の断面形状を半円
型あるいは３角型に形成したので従来の断面円型の内螺
旋輪を用いたものと比べて軽いコンポジットホースを形
成できる。その上、この発明は流体面側が平坦面である
内螺旋輪を用いているのでコンポジットホースの内面を
平滑面として形成できるので、積層体と内螺旋輪との角
部間の隙間がほとんど無くなるので液だまりが無くなり
ホースの液ぎれを良好なものとすることができる。
【図１】この発明に係る外螺旋輪の断面図である。
【図２】この発明に係るコンポジットホースの説明図で
ある。
ある。
【図３】実施例の説明図である。
【図４】従来の外螺旋の説明図である。
【図５】従来の外螺旋の説明図である。
１ 金属性の弾性線 ２ 合成樹脂 ３ 内螺旋輪 ４ 内布 ５ 合成樹脂フィルムを巻着したフィルム層 ６ 外布 ７ 積層体 ８ 継手金具 ８１ スリーブ ８２ ニップル １０ 外螺旋輪 ２０ コンポジットホース
Claims (2)
- 【請求項１】 内螺旋を芯材とし、この表面に合成樹脂
のフィルムを主とする所定厚さの積層体を形成し、この
積層体の表面に外螺旋輪を巻着して形成するコンポジッ
トホースにおいて、外螺旋輪を金属性の弾性線を芯にし
て合成樹脂材を所定径に成形した金属線入り合成樹脂線
を構成したことを特徴とする静電気発生防止機能を備え
た軽量コンポジットホース。 - 【請求項２】 請求項１記載の内螺旋の断面形状を半円
型状または３角型に形成し、しかも流体面側に前記各型
の平坦面を位置させるようにしたことを特徴とする静電
気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9169649A JPH112372A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9169649A JPH112372A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH112372A true JPH112372A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15890396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9169649A Pending JPH112372A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 静電気発生防止機能を備えた軽量コンポジットホース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH112372A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008291882A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Bridgestone Corp | ホース |
| CN104500873A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-08 | 泉州市三星消防设备有限公司 | 能输送危险气体、液体的柔性管道 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP9169649A patent/JPH112372A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008291882A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Bridgestone Corp | ホース |
| CN104500873A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-08 | 泉州市三星消防设备有限公司 | 能输送危险气体、液体的柔性管道 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060216 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070507 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071024 |