JP2002168003A - アングル材の風音、風圧抑止装置 - Google Patents
アングル材の風音、風圧抑止装置Info
- Publication number
- JP2002168003A JP2002168003A JP2000369614A JP2000369614A JP2002168003A JP 2002168003 A JP2002168003 A JP 2002168003A JP 2000369614 A JP2000369614 A JP 2000369614A JP 2000369614 A JP2000369614 A JP 2000369614A JP 2002168003 A JP2002168003 A JP 2002168003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle material
- cover
- wind
- wind pressure
- wind noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】鉄塔等の支持構造物を構築するアングル材から
発生する風音を低減し、併せて、同アングル材における
風圧をも低減することのできる、アングル材の風音、風
圧抑止装置の提供。 【解決手段】アングル材の周囲に取り付けられるカバー
を、横断面が楕円形で長手方向にらせん状に捻回された
形状とすることで、アングル材の風音と風圧をともに抑
止する。カバーは円弧状にしてこれの二つ合わせにより
アングル材の全周を覆う筒としたものが良い。
発生する風音を低減し、併せて、同アングル材における
風圧をも低減することのできる、アングル材の風音、風
圧抑止装置の提供。 【解決手段】アングル材の周囲に取り付けられるカバー
を、横断面が楕円形で長手方向にらせん状に捻回された
形状とすることで、アングル材の風音と風圧をともに抑
止する。カバーは円弧状にしてこれの二つ合わせにより
アングル材の全周を覆う筒としたものが良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄塔等の支持構造
物を構築するアングル材(山形鋼材等)の風音及び風圧
を低減するための装置に関する。
物を構築するアングル材(山形鋼材等)の風音及び風圧
を低減するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、架空線支持構造物つまり送電線用
鉄塔の風圧低減方法が提案されている(特開平5−24
8122号)。
鉄塔の風圧低減方法が提案されている(特開平5−24
8122号)。
【0003】この提案例では、鉄塔を構成するアングル
材の外周に円筒状カバーを取り付ける方法で、円筒状カ
バーは、外周面に周方向に等しい間隔をおいて長手方向
に伸びる多数の山と谷とを有せしめ、以て、抗力係数C
D を低下させ、風圧荷重の低減に供するのである。
材の外周に円筒状カバーを取り付ける方法で、円筒状カ
バーは、外周面に周方向に等しい間隔をおいて長手方向
に伸びる多数の山と谷とを有せしめ、以て、抗力係数C
D を低下させ、風圧荷重の低減に供するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の提案例
では、円筒状で表面に起伏を与えたカバーを用いる方法
であり、特に横断面楕円形状の場合には、ある一定の風
向きのみに風圧の低減効果を有するだけである。また、
円筒状では風音の低減効果に期待がもてない。
では、円筒状で表面に起伏を与えたカバーを用いる方法
であり、特に横断面楕円形状の場合には、ある一定の風
向きのみに風圧の低減効果を有するだけである。また、
円筒状では風音の低減効果に期待がもてない。
【0005】架空送電線用の鉄塔は、山間地に構築され
ていたため、当該風音は問題視されていなかったが、近
年、用地難などにより民間地に近い場所で鉄塔の構築が
なされるケースが増えており、当該風音は騒音レベルと
なってきており、問題が大きくなっている。
ていたため、当該風音は問題視されていなかったが、近
年、用地難などにより民間地に近い場所で鉄塔の構築が
なされるケースが増えており、当該風音は騒音レベルと
なってきており、問題が大きくなっている。
【0006】そこで本発明の解決すべき課題(目的)
は、鉄塔等の支持構造物を構築するアングル材から発生
する風音を低減し、併せて、同アングル材における風圧
をも低減することのできる、アングル材の風音、風圧抑
止装置を提供することにある。
は、鉄塔等の支持構造物を構築するアングル材から発生
する風音を低減し、併せて、同アングル材における風圧
をも低減することのできる、アングル材の風音、風圧抑
止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するア
ングル材の風音、風圧抑止装置は、アングル材の周囲に
取り付けられるカバーからなり、このカバーは、横断面
が楕円形で長手方向にらせん状に捻回された形状からな
る。このように、カバーが横断面楕円形でしかも捻回し
た形状とすることで、アングル材の風音と風圧をともに
抑止可能とするのである。
ングル材の風音、風圧抑止装置は、アングル材の周囲に
取り付けられるカバーからなり、このカバーは、横断面
が楕円形で長手方向にらせん状に捻回された形状からな
る。このように、カバーが横断面楕円形でしかも捻回し
た形状とすることで、アングル材の風音と風圧をともに
抑止可能とするのである。
【0008】前記カバーは、円弧状にしてこれの二つ合
わせによりアングル材の全周を覆う筒としたものが良
い。
わせによりアングル材の全周を覆う筒としたものが良
い。
【0009】尚、カバーの材質は、金属またはプラスチ
ックで良く、特に比重の軽いものが望ましい。
ックで良く、特に比重の軽いものが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例を風音、
風圧抑止装置;カバーを架空送電線用鉄塔のアングル材
に取り付けた状態で示しており、図2に同カバーのみを
示した。図3は、従来の円筒状カバーと本発明によるカ
バーの取り付け状態を比較して示したものである。
風圧抑止装置;カバーを架空送電線用鉄塔のアングル材
に取り付けた状態で示しており、図2に同カバーのみを
示した。図3は、従来の円筒状カバーと本発明によるカ
バーの取り付け状態を比較して示したものである。
【0011】この実施例の風音、風圧抑止装置;カバー
3は、円弧状にしてこれの二つ合わせによりアングル材
1;山形鋼材の全周を覆う筒としたものである。4は二
つ合わせによる接合部(接合面)を示す。
3は、円弧状にしてこれの二つ合わせによりアングル材
1;山形鋼材の全周を覆う筒としたものである。4は二
つ合わせによる接合部(接合面)を示す。
【0012】しかし、円弧状カバー3は、アングル材1
を挟むように筒として取り付けた場合に横断面楕円形と
なり、図1のA,B,C,Dのように長手方向にらせん
状に捻回した形状からなる。なお、符号A,B,C,D
は、円弧状カバー3を取り付けたアングル材1のそれぞ
れ断面位置と断面形状を示す。
を挟むように筒として取り付けた場合に横断面楕円形と
なり、図1のA,B,C,Dのように長手方向にらせん
状に捻回した形状からなる。なお、符号A,B,C,D
は、円弧状カバー3を取り付けたアングル材1のそれぞ
れ断面位置と断面形状を示す。
【0013】上記のような実施例について、円筒状のス
トレートカバー2をアングル材1に取り付けた図3の左
側の例との比較で、風音、風圧の低減効果を検証した結
果、実施例品の方が、風音で5〜7dBの低減が得られ、
風圧で抗力係数CD 値で30〜50%の低減が得られ、
本実施例の風音、風圧の低減効果が十分であることを確
認できた。
トレートカバー2をアングル材1に取り付けた図3の左
側の例との比較で、風音、風圧の低減効果を検証した結
果、実施例品の方が、風音で5〜7dBの低減が得られ、
風圧で抗力係数CD 値で30〜50%の低減が得られ、
本実施例の風音、風圧の低減効果が十分であることを確
認できた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、鉄
塔等の支持構造物を構築するアングル材から発生する風
音を低減し、併せて、同アングル材における風圧をも低
減することのできる、アングル材の風音、風圧抑止装置
を提供するという所期の目的を達成することができる。
塔等の支持構造物を構築するアングル材から発生する風
音を低減し、併せて、同アングル材における風圧をも低
減することのできる、アングル材の風音、風圧抑止装置
を提供するという所期の目的を達成することができる。
【図1】本発明に係るアングル材の風音、風圧抑止装置
の実施例を、カバーを鉄塔用アングル材に取り付けた状
態で示す説明図。
の実施例を、カバーを鉄塔用アングル材に取り付けた状
態で示す説明図。
【図2】図1のカバーを具体的に示す斜視的説明図。
【図3】従来の円筒状カバーと図1のカバーを並んで示
した説明図。
した説明図。
1 アングル材;山形鋼材 3 円弧状カバー 4 接合部
Claims (2)
- 【請求項1】鉄塔等の支持構造物を構築するアングル材
の周囲に取り付けられるカバーからなり、このカバー
は、横断面が楕円形で長手方向にらせん状に捻回された
形状である、アングル材の風音、風圧抑止装置。 - 【請求項2】前記カバーは、円弧状にしてこれの二つ合
わせによりアングル材の全周を覆う筒としてなる、請求
項1記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369614A JP2002168003A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | アングル材の風音、風圧抑止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369614A JP2002168003A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | アングル材の風音、風圧抑止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002168003A true JP2002168003A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18839624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000369614A Withdrawn JP2002168003A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | アングル材の風音、風圧抑止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002168003A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011512225A (ja) * | 2008-02-28 | 2011-04-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 毛髪整形装置 |
CN104032999A (zh) * | 2014-07-01 | 2014-09-10 | 国家电网公司 | X曲线型输电线路铁塔 |
JP2017508440A (ja) * | 2014-02-12 | 2017-03-23 | イノジー ソシエタス ヨーロピアinnogy SE | オープンフレームワーク構造を有する格子マスト、特に送電線用若しくは通信線用マスト、並びにオープンフレームワーク構造を有する格子マストの安定性を高めるための方法 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000369614A patent/JP2002168003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011512225A (ja) * | 2008-02-28 | 2011-04-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 毛髪整形装置 |
JP2017508440A (ja) * | 2014-02-12 | 2017-03-23 | イノジー ソシエタス ヨーロピアinnogy SE | オープンフレームワーク構造を有する格子マスト、特に送電線用若しくは通信線用マスト、並びにオープンフレームワーク構造を有する格子マストの安定性を高めるための方法 |
CN104032999A (zh) * | 2014-07-01 | 2014-09-10 | 国家电网公司 | X曲线型输电线路铁塔 |
CN104032999B (zh) * | 2014-07-01 | 2016-05-04 | 国家电网公司 | X曲线型输电线路铁塔 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6101329B2 (ja) | ゴムクローラ及び車両 | |
JPH10220221A (ja) | 可撓性管路エレメント | |
JP2002168003A (ja) | アングル材の風音、風圧抑止装置 | |
JP2815317B2 (ja) | コロナリング | |
JP2000062683A (ja) | 投錨部構造 | |
JPH0148435B2 (ja) | ||
EP1338819A3 (en) | Dynamic damper and propeller shaft | |
JP2006189007A (ja) | エンジン用マフラ | |
JPS61167446A (ja) | 籾摺ロ−ル | |
JP2005205937A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP1281904A3 (en) | Helically wound corrugated tubular structure | |
JPS5926124Y2 (ja) | トランスミツシヨンケ−ス | |
JP3925387B2 (ja) | 金属製フロート | |
JPH09260149A (ja) | アモルファス鉄心変圧器 | |
JPH06331066A (ja) | 流体輸送管 | |
ITRM970425A1 (it) | Dispositivo di disaccoppiamento di oscillazioni torsionali | |
JP2003322282A (ja) | フレキシブルチューブ | |
JPH0314915Y2 (ja) | ||
EP1504817A4 (en) | METAL CARRIER FOR EMISSION CONTROL | |
JP2004343890A (ja) | グロメット | |
JP2004225880A (ja) | ウエイブスプリング | |
JPH03140686A (ja) | 多層蛇腹管 | |
JPH0355778Y2 (ja) | ||
JP2578090Y2 (ja) | 渦巻形ガスケット | |
US5542779A (en) | Wave-damping underwater truss structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |