JPH09260149A - アモルファス鉄心変圧器 - Google Patents

アモルファス鉄心変圧器

Info

Publication number
JPH09260149A
JPH09260149A JP6644096A JP6644096A JPH09260149A JP H09260149 A JPH09260149 A JP H09260149A JP 6644096 A JP6644096 A JP 6644096A JP 6644096 A JP6644096 A JP 6644096A JP H09260149 A JPH09260149 A JP H09260149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
vibration
case
iron core
amorphous iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6644096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatake Hirai
昌武 平井
Kenichi Matsuba
賢一 松場
Hiromitsu Minematsu
宏光 峯松
Kazuhiro Tanaka
和浩 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP6644096A priority Critical patent/JPH09260149A/ja
Publication of JPH09260149A publication Critical patent/JPH09260149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器ケースの振動による変形を抑制し、騒
音を低減できるアモルファス鉄心変圧器を得る。 【解決手段】 アモルファス鉄心を用いた変圧器本体を
収容している変圧器ケース2に、振動防止補強部2aを
周方向に沿って設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アモルファス鉄心
を用いた変圧器本体が変圧器ケース内に収容されている
アモルファス鉄心変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アモルファス鉄心を用いたアモルファス
鉄心変圧器は、ケイ素鋼板鉄心を用いたケイ素鋼板鉄心
変圧器に比べて総損失が少ない。
【0003】このためアモルファス鉄心変圧器では、容
量が大きなタイプでも変圧器ケースの側面に放熱板は取
り付けられていないか、放熱板を少なくして変圧器ケー
スが作られている。一方、アモルファス鉄心は、ケイ素
鋼板鉄心に比べて飽和磁束密度が小さいため、鉄心形状
が大きくなっている。
【0004】この結果、図5(A)(B)に示すよう
に、ケイ素鋼板鉄心変圧器1のケース2の胴径D1 に比
べて、アモルファス鉄心変圧器3のケース2の胴径D2
は大きく(D2 >D1 )なっている。なお、4はケイ素
鋼板鉄心変圧器1のケース2の側面に取り付けられてい
る放熱板である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の理由により、ア
モルファス鉄心変圧器3のケース2は、剛性が不足し、
変圧器本体の振動によって振動し易くなる。
【0006】この変圧器ケース2の振動は、図6に示す
ように、カバー止め金具5を振動の節として、縮径方向
と拡径方向とに該変圧器ケース2を変形させて起こって
いる。
【0007】このような変圧器ケース2の振動により、
騒音が大きくなる問題点があった。
【0008】本発明の目的は、変圧器ケースの振動によ
る変形を抑制し、騒音を低減できるアモルファス鉄心変
圧器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アモルファス
鉄心を用いた変圧器本体が変圧器ケース内に収容されて
いるアモルファス鉄心変圧器を改良するものである。
【0010】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器にお
いては、変圧器ケースに振動防止補強部が設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】この場合、振動防止補強部は、変圧器ケー
スの周方向に沿って設けるか、変圧器ケースの周方向の
複数箇所に軸方向に沿って設けるか、変圧器ケースの周
方向と軸方向との双方向に設けるか、いずれの設け方で
設けてもよい。
【0012】このように変圧器ケースに振動防止補強部
を設けると、変圧器ケースの剛性が増し、変圧器ケース
の振動を抑制でき、騒音を低減できる。
【0013】また、振動防止補強部は、変圧器ケースの
振動が大きくなる部分に設けることが好ましい。
【0014】このように振動防止補強部を、変圧器ケー
スの振動が大きくなる部分に設けると、より効果的に振
動防止を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るアモルファ
ス鉄心変圧器における実施の形態の第1例を示したもの
である。
【0016】本例のアモルファス鉄心変圧器3において
は、変圧器ケース2にその周方向に沿って凸形の振動防
止補強部2aが設けられている。該凸形の振動防止補強
部2aは、変圧器ケース2の一部を外向きに凸形にプレ
スにより湾曲させて形成されている。
【0017】このように変圧器ケース2の周方向に沿っ
て凸形の振動防止補強部2aを設けると、ドラム缶の場
合と同様に、変圧器ケース2の剛性が増し、該変圧器ケ
ース2の振動を抑制でき、騒音を低減できる。
【0018】図2は、本発明に係るアモルファス鉄心変
圧器における実施の形態の第2例を示したものである。
【0019】本例のアモルファス鉄心変圧器3において
は、変圧器ケース2の外周に周方向に沿って帯板6を環
状に溶接して振動防止補強部2aが設けられている。な
お、帯板6は変圧器ケース2の内周に沿って設けること
もできる。
【0020】このように変圧器ケース2の周方向に沿っ
て帯板6による振動防止補強部2aを設けても、変圧器
ケース2の剛性が増し、該変圧器ケース2の振動を抑制
でき、騒音を低減できる。
【0021】第1例及び第2例に示す周方向に沿った環
状の振動防止補強部2aは、変圧器ケース2の軸方向の
複数箇所に設けることが好ましい。特に、これら振動防
止補強部2aを補強ピッチを変えて設けて共振を防ぐ
と、より一層効果的に振動を抑制することができる。
【0022】図3は、本発明に係るアモルファス鉄心変
圧器における実施の形態の第3例を示したものである。
【0023】本例のアモルファス鉄心変圧器3において
は、変圧器ケース2の周方向の複数箇所に軸方向に沿っ
て凸形の振動防止補強部2bが設けられている。これら
凸形の振動防止補強部2bも、変圧器ケース2の一部を
外向きに凸形にプレスにより湾曲させて形成されてい
る。
【0024】このように変圧器ケース2の周方向の複数
箇所に軸方向に沿って凸形の振動防止補強部2bを設け
ると、変圧器ケース2の剛性が増し、該変圧器ケース2
の振動を抑制でき、騒音を低減できる。
【0025】このように、変圧器ケース2の周方向の複
数箇所に軸方向に沿って設けるタイプの振動防止補強部
2bの場合には、変圧器の適用周波数の倍調波振動を止
めるように振動防止補強部2bによる補強のピッチを定
める(均等配置としない)ことが好ましい。
【0026】図4は、本発明に係るアモルファス鉄心変
圧器における実施の形態の第4例を示したものである。
【0027】本例のアモルファス鉄心変圧器3において
は、変圧器ケース2に、前述した周方向に沿った凸形で
環状の振動防止補強部2aと、前述した周方向の複数箇
所に軸方向に沿った凸形の振動防止補強部2bとが共に
設けられている。
【0028】このように変圧器ケース2に振動防止補強
部2a,2bを設けると、第1例及び第2例の変圧器ケ
ース2よりその剛性が増し、該変圧器ケース2の振動を
一層良好に抑制でき、騒音を一層良好に低減できる。
【0029】各例において、振動防止補強部2a,2b
は、変圧器ケース2の振動が大きくなる部分に設けるこ
とが好ましい。
【0030】このようにすると、より効果的に振動防止
を図ることができる。
【0031】なお、図1,図3,図4では、変圧器ケー
ス2の外周に凸形に振動防止補強部2a,2bを設けた
が、これらは変圧器ケース2の外周に凹形として設ける
こともできる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器に
おいては、変圧器ケースに振動防止補強部を設けたの
で、変圧器ケースの剛性が増し、変圧器ケースの振動を
抑制でき、騒音を低減することができる。
【0033】また、振動防止補強部を、変圧器ケースの
振動が大きくなる部分に設けると、より効果的に振動防
止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器における
実施の形態の第1例の斜視図である。
【図2】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器における
実施の形態の第2例の斜視図である。
【図3】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器における
実施の形態の第3例の斜視図である。
【図4】本発明に係るアモルファス鉄心変圧器における
実施の形態の第4例の斜視図である。
【図5】(A)は従来のケイ素鋼板鉄心変圧器の斜視
図、(A)は従来のアモルファス鉄心変圧器の斜視図で
ある。
【図6】従来のアモルファス鉄心変圧器の振動状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 ケイ素鋼板鉄心変圧器 2 ケース 2a,2b 振動防止補強部 3 アモルファス鉄心変圧器 4 放熱板 5 カバー止め金具 6 帯板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和浩 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファス鉄心を用いた変圧器本体が
    変圧器ケース内に収容されているアモルファス鉄心変圧
    器において、 前記変圧器ケースに振動防止補強部が設けられているこ
    とを特徴とするアモルファス鉄心変圧器。
  2. 【請求項2】 前記振動防止補強部は前記変圧器ケース
    の周方向に沿って設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のアモルファス鉄心変圧器。
  3. 【請求項3】 前記振動防止補強部は前記変圧器ケース
    の周方向の複数箇所に軸方向に沿って設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアモルファス鉄心変圧
    器。
  4. 【請求項4】 前記振動防止補強部は前記変圧器ケース
    の周方向と軸方向との双方向に設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のアモルファス鉄心変圧器。
  5. 【請求項5】 前記振動防止補強部は前記変圧器ケース
    の振動が大きくなる部分に設けられていることを特徴と
    する請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載のアモ
    ルファス鉄心変圧器。
JP6644096A 1996-03-22 1996-03-22 アモルファス鉄心変圧器 Pending JPH09260149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6644096A JPH09260149A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 アモルファス鉄心変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6644096A JPH09260149A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 アモルファス鉄心変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09260149A true JPH09260149A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13315844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6644096A Pending JPH09260149A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 アモルファス鉄心変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09260149A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100581872B1 (ko) * 2003-10-22 2006-05-22 삼성에스디아이 주식회사 소음이 저감되는 구조를 가진 플라즈마 디스플레이 장치용변압기
JP2006179597A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2008182151A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Denso Corp リアクトル
JP2010003919A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Japan Ae Power Systems Corp 静止誘導機器
WO2016132476A1 (ja) * 2015-02-18 2016-08-25 株式会社日立産機システム 静止機器
CN108600882A (zh) * 2018-04-27 2018-09-28 歌尔股份有限公司 传声器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100581872B1 (ko) * 2003-10-22 2006-05-22 삼성에스디아이 주식회사 소음이 저감되는 구조를 가진 플라즈마 디스플레이 장치용변압기
JP2006179597A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2008182151A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Denso Corp リアクトル
JP2010003919A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Japan Ae Power Systems Corp 静止誘導機器
WO2016132476A1 (ja) * 2015-02-18 2016-08-25 株式会社日立産機システム 静止機器
JPWO2016132476A1 (ja) * 2015-02-18 2017-08-31 株式会社日立産機システム 静止機器
CN108600882A (zh) * 2018-04-27 2018-09-28 歌尔股份有限公司 传声器
CN108600882B (zh) * 2018-04-27 2020-06-09 歌尔股份有限公司 传声器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09260149A (ja) アモルファス鉄心変圧器
US4318068A (en) Induction device equipped with vibration suppressor
JPH07259531A (ja) 消音器
JPH06255495A (ja) ステアリングホイールの芯金構造
JPH08222458A (ja) リアクトルあるいは変圧器の振動,騒音防止方法
JP4249594B2 (ja) 変圧器および変圧器の巻鉄心
JPS61256614A (ja) 低騒音トランス
JP2594391Y2 (ja) 波ケース変圧器
JP2767630B2 (ja) 蛇腹管
JPH08735Y2 (ja) 磁 心
JPH041288Y2 (ja)
JPS622872Y2 (ja)
JPH0648816Y2 (ja) 磁 心
JPH04170010A (ja) 磁心
JP3521470B2 (ja) 消音器
JPH04137713A (ja) 磁心の騒音低減方法及び磁心
JPS6332404Y2 (ja)
JPH0643311Y2 (ja) コンクリート構造物における貫通孔の補強金具
JPH0535439Y2 (ja)
JPH0618613U (ja) 消音器
JP2022051288A (ja) モータ締結構造
JPH0115940Y2 (ja)
JPH0610155Y2 (ja) 自動車等のマフラ
JPH041348A (ja) 遠心力鋳造鋼管
JPS6012255Y2 (ja) 三相巻鉄心