JP2594391Y2 - 波ケース変圧器 - Google Patents

波ケース変圧器

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JP2594391Y2
JP2594391Y2 JP1992000368U JP36892U JP2594391Y2 JP 2594391 Y2 JP2594391 Y2 JP 2594391Y2 JP 1992000368 U JP1992000368 U JP 1992000368U JP 36892 U JP36892 U JP 36892U JP 2594391 Y2 JP2594391 Y2 JP 2594391Y2
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JP
Japan
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wave case
upper frame
transformer
frame
hanging
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JP1992000368U
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JPH0557821U (ja
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隆夫 野津
勝 田平
聡 秋田
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Daihen Corp
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Daihen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、波ケース内に変圧器本
体を収納した波ケース変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波ケース1は、図5に示したように、上
部枠体2と下部枠体3との間に跨って波板4を配置して
該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体2及び下部枠
体3に溶接したものである。上部枠体2は、その上端に
フランジ2aを有し、下部枠体3は底板3aを有してい
る。上部枠体2の側面には、吊り耳5が溶接されてい
る。
【0003】波板4は、波形に成形された鋼板の外側か
ら見て山部をなす部分4aの幅方向の両端を溶接により
接合して各山部の内側を油道としたもので、この波板は
比較的薄い鋼板により形成される。
【0004】波ケース1内には変圧器本体6が収納され
ている。この変圧器本体6は、鉄心7に巻線8を巻装し
たもので、鉄心7の上部及び下部はそれぞれ上部鉄心締
め付け金具9及び下部鉄心締め付け金具10により締め
付けられている。変圧器本体6が収納された波ケース1
内には絶縁油が充填され、該ケースの上部枠体のフラン
ジ2aに蓋板11が取付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような波ケース
変圧器においては、波板4が比較的薄い鋼板からなって
いるため、運搬の際に、各吊り耳5にワイヤ12を引っ
掛けて、変圧器を吊り上げると、図5に鎖線で示したよ
うに上部枠体2が外側に変形し、これに伴って波ケース
1が変形するという問題があった。
【0006】本考案の目的は、吊り上げた際に波ケース
が変形するのを防止した波ケース変圧器を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上部枠体及び
下部枠体の間に跨って波板を配置して該波板の上部及び
下部をそれぞれ上部枠体及び下部枠体に溶接し、上部枠
体に吊り耳を溶接してなる波ケース内に変圧器本体を収
納した波ケース変圧器に係わるもので、本考案において
は、波ケースの各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠
体及び下部枠体間に跨って伸びる補強材を配置して、該
補強材を両枠体に溶接した。
【0008】
【作用】上記のように各吊り耳に相応する位置の内側に
上部枠体及び下部枠体間に跨って伸びる補強材を配置し
て、該補強材を両枠体に溶接すると、変圧器を吊り上げ
た際に吊り耳を通して上部枠体に作用する力を補強材に
より受け止めて、上部枠体の外側への変形を抑制するこ
とができる。従って変圧器を吊り上げた際に波ケースが
大きく変形するのを防ぐことができ、波ケースの強度を
高めることができる。
【0009】また上記のように、吊り耳に相応する位置
に補強材を配置して波ケースの補強を図る場合に、補強
材を波ケースの内側に配置すると、補強材を設ける箇所
で波 板の波の数を減少させる必要がないため、波板の放
熱性能を何ら犠牲にすることなく波ケースの補強を図る
ことができる。
【0010】更に上記のように、吊り耳に対してケース
の補強を図るための補強材を波ケースの内側に配置する
ようにすると、吊り耳が上部枠体のいかなる位置に取り
付けられる場合でも、該吊り耳に相応する位置に補強材
を取り付けることができるため、吊り耳の取り付け位置
の選択の自由度を高くすることができる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本考案の実施例を示したもの
で、これらの図において1は上部枠体2と下部枠体3と
の間に跨って波板4を溶接して構成した波ケースであ
る。上部枠体2の上端には蓋板11を取付けるフランジ
2aが設けられ、下部枠体3には底部3aが設けられて
いる。波板4は鋼板を波形に形成して波付けされた部分
の各山部4aの両端を溶接により接合したもので、各山
部の内側に油道が形成されている。上部枠体2の長手方
向に相対する側面には吊り耳5が溶接されている。
【0012】本考案においては、波ケース1の吊り耳
5,5に相応する部分の内側に、上部枠体2及び下部枠
体3間に跨って上下方向に伸びる補強材15,15が配
置されている。各補強材15は厚い帯板状の鋼板からな
っていて、各補強材は上部枠体2及び下部枠体3の内面
に溶接されている。
【0013】変圧器本体6は、鉄心7の各脚部に巻線8
を巻装したもので、鉄心7の上下の継鉄部にはそれぞれ
上部鉄心締め付け金具9及び下部鉄心締め付け金具10
が取り付けられている。
【0014】上記実施例のように構成すると、吊り耳
5,5にワイヤを掛けて変圧器を吊り上げた際に、各補
強材15が上部枠体2の外側への変形を抑制するため、
波ケース1が大きく変形するのを防ぐことができる。
【0015】上記の実施例では、波ケースの上部枠体2
の長手方向の両端の側面に吊り耳5が1個ずつ設けられ
ていたが、図3(A)に示したように上部枠体2の長手
方向の両端の側面に吊り耳15が複数個(図示の例では
2個)ずつ取付けられる場合には、各吊り耳の内側に補
強材15を配設すればよい。
【0016】また図3(B)に示したように、上部枠体
2の各コーナ部に吊り耳5が取付けられる場合には、各
吊り耳5の内側に、上部枠体及び下部枠体のコーナ部内
面に沿うように湾曲した断面形状を有する補強材15´
を配設すればよい。
【0017】図4は本考案の他の実施例を示したもの
で、この実施例では、図1及び図2の実施例と同じよう
に取付けられた補強材15に変圧器本体の上部鉄心締め
付け金具9及び下部鉄心締め付け金具10の端部が連結
され、巻線8が補強材15に接近して配置されている。
このように構成すると、短絡事故時に生じる電磁機械力
により巻線8が膨らもうとしたときに、補強材15によ
り巻線の膨らみを押えることができるため、補強材15
にコイル変形防止金具としての機能をも持たせることが
できる。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、各吊り
耳に相応する位置の内側に上部枠体及び下部枠体間に跨
って伸びる補強材を配置して、該補強材を両枠体に溶接
したので、変圧器を吊り上げた際に吊り耳を通して上部
枠体に作用する力を該補強材により受け止めることがで
き、上部枠体の外側への変形を抑制することができる。
従って変圧器を吊り上げた際に波ケースが大きく変形す
るのを防ぐことができ、波ケースの強度を高めることが
できる。
【0019】また本考案によれば、吊り耳に相応する位
置に補強材を配置して波ケースの補強を図る場合に、該
補強材を波ケースの内側に配置するようにしたので、波
板の波の数を減少させることなく補強材を設けることが
でき、波板の放熱性能を何ら 犠牲にすることなく波ケー
スの補強を図ることができる。
【0020】更に本考案によれば、吊り耳に対してケー
スの補強を図るための補強材を波ケースの内側に配置す
るようにしたので、吊り耳が上部枠体のいかなる位置に
取り付けられる場合でも、該吊り耳に相応する位置に補
強材を取り付けることができ、吊り耳の取り付け位置の
選択の自由度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した縦断面図である。
【図2】本考案の実施例を示した横断面図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本考案の他の異な
る実施例の要部を示した横断面図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示した要部の縦端面
図である。
【図5】従来の波ケース変圧器の要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…波ケース、2…上部枠体、3…下部枠体、4…波
板、5…吊り耳、6…変圧器本体、15,15´…補強
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋田 聡 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (56)参考文献 実開 昭60−63922(JP,U) 実開 昭59−78619(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部枠体及び下部枠体の間に跨って波板を
    配置して該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体及び
    下部枠体に溶接し、前記上部枠体に吊り耳を溶接してな
    る波ケース内に変圧器本体を収納した波ケース変圧器に
    おいて、 前記波ケースの各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠
    体及び下部枠体間に跨って伸びる補強材を配置して、該
    補強材を両枠体に溶接したことを特徴とする波ケース変
    圧器。
JP1992000368U 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器 Expired - Lifetime JP2594391Y2 (ja)

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JP1992000368U JP2594391Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992000368U JP2594391Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器

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JPH0557821U JPH0557821U (ja) 1993-07-30
JP2594391Y2 true JP2594391Y2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=11471851

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978619U (ja) * 1982-11-18 1984-05-28 株式会社東芝 油入電気機器用タンク
JPS6063922U (ja) * 1983-10-06 1985-05-07 株式会社ダイヘン 電気機器ケ−ス
JPH02132916A (ja) * 1988-11-14 1990-05-22 Nec Corp 誘導性負荷駆動回路

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