JPH0751778Y2 - 放電灯安定器 - Google Patents

放電灯安定器

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JPH0751778Y2
JPH0751778Y2 JP1988018618U JP1861888U JPH0751778Y2 JP H0751778 Y2 JPH0751778 Y2 JP H0751778Y2 JP 1988018618 U JP1988018618 U JP 1988018618U JP 1861888 U JP1861888 U JP 1861888U JP H0751778 Y2 JPH0751778 Y2 JP H0751778Y2
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JP
Japan
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bottom plate
plate portion
coil
iron core
ballast
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Application number
JP1988018618U
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JPH01123314U (ja
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孝司 梅原
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Tec Corp
Original Assignee
Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は放電灯安定器に係り、安定器本体を覆うケース
に関する。
(従来の技術) 従来の放電灯安定器は、例えば実開昭61−59326号公報
に記載されているように、コイルに鉄心を組合せ、この
組合されたコイルと鉄心の上面と両側面を被覆したカバ
ー部と底面を被覆した底板部とを、カバー部の下端のか
しめ片と、底板部の両側の立上り縁とをかしめることに
より結合させてケースを形成し、さらに、底板部は両端
を延長させて取付板部を形成し、この取付板部に形成さ
れた取付孔によって放電灯器具本体に安定器を取付ける
構造となっていた。
また、実開昭48−32856号公報に記載されているよう
に、組合されたコイルと鉄心の上面を被覆したカバー部
と、両側面と底面とを被覆した底板部とを、カバー部の
両側縁部と底板部の上端のかしめ片とをかしめることに
より結合させてケースを形成し、さらに、底板部の底面
と両側面とに鉄心を支持する保持片と位置決め片とを切
り起こし形成した構造が知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上記実開昭61−59326号公報に記載されている構造の安
定器においては、カバー部を底板部にかしめによって取
付ける際に底板部が変形して底板部の底面の平面部が下
方に膨出したり、よじれたりすることがあり、コイルは
底板部に密着されず、底板部への接触面積が少くなり、
放熱効果が低下するとともにコイルへの通電に際しての
振動により底板部が共振して隙間からうなり音が発生す
るなどの問題があった。
また、実開昭48−32856号公報に記載されている構造の
安定器では、底板部に切り起こしにより保持片を形成し
たため、この保持片を切り起こした打ち抜き孔部の周囲
の機械的強度が弱くなり、捩じれをおこし易く、カバー
部に底板部をかしめによって取付ける際に、底板部が変
形してコイルに当接される底板部の平面部が下方に膨出
したり、よじれたりすることがあり、また、コイルの下
面は底板部に密着されておらず、放熱効果が低下すると
ともに保持片を切り起こした打ち抜き孔部が熱伝導を妨
げ、巻線温度が上昇し、さらに、底板部が保持片を切り
起こした打ち抜き孔部により強度が低下することにより
共振周波数が低下し、底板部の捩じれによる新たな振動
モードが発生して固有振動数が増し、コイルへの通電に
際しての振動により底板部が共振して隙間からうなり音
が発生するなどの問題があった。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、ケースを形
成する底板部の成形時およびこの底板部をかしめによっ
てもカバー部と結合するときに、底板部が変形すること
なく、コイルとの密着性を高め、コイルの放熱性を良好
にし、かつ騒音の発生もない放電灯安定器を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 本考案の放電灯安定器は、コイルに鉄心を組合せた安定
器本体と、この安定器本体の上面と両側面を被覆したカ
バー部と、前記本体の底面を被覆した底板部とを備え、
前記カバー部の下端と前記底板部の両側縁部とをかしめ
により結合してケース体を形成し、前記コイルの下端面
は前記底板部の底面にて形成される当接面部に当接さ
れ、かつ、この底板部の当接面部の前記鉄心の長さ寸法
内の位置にそれぞれ内方に向って突出する巾方向のリブ
を底板部の両側に形成された立上り縁との間に間隔を介
在させて形成したものである。
(作用) 本考案の放電灯安定器は、リブは底板部の両側に形成さ
れた立上り縁との間に間隔を介在させて形成したため、
底板部の成形時にリブの端部が引かれて変形することが
なく、安定器本体のケース体を構成するカバー部と底板
部を結合するに際し、安定器本体に被嵌したカバー部の
下端を底板部の両側縁にかしめた場合、底板部の巾方向
に形成されたリブが底板部の膨出やねじれを防止し、安
定器本体の下面のコイルの下端面が底板部の当接部分に
全面的に密着し、放熱性を高める。さらに、通電時の共
鳴によるうなり音の発生が防止される。
(実施例) 本考案の一実施例の構成を第1図ないし第4図によって
説明する。
1は安定器本体で、コイル2に鉄心3が組込まれて構成
され、このコイル2はボビン4に捲回されて端子5と接
続され、外周を絶縁材6で被覆されている。
7はケース体で、前記本体1の上面と両側面を被覆する
カバー部8と、下面を被覆する底板部9とからなり、底
板部9の両端には一体に延長された取付板部10が形成さ
れている。
そして、前記カバー部8は金属板を略コ字形に折曲して
形成され、前記鉄心3より上方に突出したコイル2の上
部周面を被覆する上面板部11と、この上面板部11と前記
鉄心3の上面両側に当接される段部12を介して連続して
前記鉄心3の両側面に当接される両側面板部13と、この
両側面板部13の下端を切欠いて形成された前記鉄心3よ
り下方に突出し前記底板部9の後述される両側係合縁と
かしめにより結合される数片のかしめ片14とより形成さ
れている。
また、前記底板部9は、前記取付板部10と連続して巾方
向の両側に立上り縁15が形成され、底板部9の両側の立
上り縁15は上端を外方へ鍔状に突出させて、前記鉄心3
の下面の両端側全長が支持される支持縁16が形成され、
さらに、この支持縁16の外端を下方に屈曲させて前記カ
バー部8の下端のかしめ片14が折込まれて係合される係
合縁17が形成されている。
さらに、前記底板部9の底面の中央部は前記鉄心3の下
面より突出されたコイル2の下端面の絶縁材6を介して
当接される当接面部18となり、この当接面部18の両端位
置に外接して底板部9の長さ方向と直交する巾方向に長
さを有し、内方に突出するように上向に膨出突起させた
一対のリブ19が形成され、このリブ19の長さは、底板部
9の巾方向の長さl1の50%以上好ましくは70%となるよ
うに両端と立上り縁15との間に小許の間隙l2を残して形
成する。
また、前記リブ19の位置は、当接面部18の両端に外接
し、鉄心3を支持した支持縁16の長さ即ち鉄心3の長さ
の両端位置よりも内側になるようにこの鉄心3の長さ寸
法内の位置とする。
また、前記底板部9の両端に延長された取付板部10には
それぞれ取付用通孔20を形成する。
次にこの実施例の作用を説明する。
カバー部8と底板部9の結合に際しては、本体1の底板
部9の当接面部18上に載置し、カバー部8を本体1の上
面より被嵌し、底板部9の両側の支持縁16で鉄心3の下
面両側を支持させると、鉄心3の両側面より下方に突出
したかしめ片14が支持縁16の外端を折曲げた係合縁17に
外接され、かしめ片14を折曲して係合縁17を捲込むよう
にして締付けることにより、かしめ片14が係合縁17に締
付けられ、カバー部8が底板部9に結合されケース体7
が鉄心3の上下面と両側面に緊密に当着される。
また、底板部9の当接面部18の両端部に形成されたリブ
19が、かしめ時の外力によって底板部9が膨出したりね
じれたりするのを防止するから、コイル2の下端面は、
底板部9の当接面部18に絶縁材6を介して全面的に密着
される。したがってコイル2の放熱が円滑に行われ、通
電時に共振によるうなり音を発生することもない。
さらに、リブ19の長さは、底板部9の巾即ち、両側の立
上り縁15間の距離l1の50%以上として立上り縁15との間
に小許間隙l2を残すようにしたから、底板部9と取付板
部10の成形時に、立上り縁15の成形によってリブ19が引
張られて変形するのを防止し、リブ19の変形により当接
面部18の平面性が損われないようになる。
さらに、一対のリブ19間に鉄心3より突出したコイル2
の下端面を位置させることにより位置決めが容易にな
る。
(考案の効果) 本考案によれば、安定器本体を覆うカバー部と底板部と
からなるケースの底板部のコイルの下端面が当接される
当接部分の両端側の鉄心の長さ寸法内の位置にそれぞれ
内方に向って突出する巾方向のリブを形成し、このリブ
は底板部の両側に形成された立上り縁との間に間隔を介
在させて形成したので、底板部の成形時にリブの端部が
引かれて底板部が変形することがなく、リブの変形によ
り底板部の平面性が損なわれることがなく、また、安定
器本体のケース体を構成するカバー部と底板部の結合に
際して、底板部のコイルが当接される位置の両端部の巾
方向に形成したリブにより底板部の膨出やねじれが防止
されるため、底板部の平面性が損なわれることがなくコ
イルの下端面がケース体の底板部に全面的に密着され放
熱効果をあげることができるとともに通電時に共振によ
る騒音の発生を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す放電灯安定器の分解斜
視図、第2図は同上組立状態を示す斜視図、第3図は同
上縦断側面図、第4図は同上底板部の底面図である。 1……安定器本体、2……コイル、3……鉄心、7……
ケース体、8……カバー部、9……底板部、15……立上
り縁、18……当接面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルに鉄心を組合せた安定器本体と、こ
    の安定器本体の上面と両側面を被覆したカバー部と、 前記本体の底面を被覆した底板部と を備え、 前記カバー部の下端と前記底板部の両側縁部とをかしめ
    により結合してケース体を形成し、 前記コイルの下端面は前記底板部の底面にて形成される
    当接面部に当接され、かつ、 この底板部の当接面部の前記鉄心の長さ寸法内の位置に
    それぞれ内方に向って突出する巾方向のリブを底板部の
    両側に形成された立上り縁との間に間隔を介在させて形
    成した ことを特徴とする放電灯安定器。
JP1988018618U 1988-02-15 1988-02-15 放電灯安定器 Expired - Lifetime JPH0751778Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01123314U JPH01123314U (ja) 1989-08-22
JPH0751778Y2 true JPH0751778Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31233426

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2632496B2 (ja) * 1994-03-25 1997-07-23 株式会社エナミ精機 板材間の接合構造
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JPH0713207Y2 (ja) * 1986-04-14 1995-03-29 松下電工株式会社 電磁装置

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JPH01123314U (ja) 1989-08-22

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