JP3190015B2 - トランスのコア取付板 - Google Patents

トランスのコア取付板

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JP3190015B2
JP3190015B2 JP22748997A JP22748997A JP3190015B2 JP 3190015 B2 JP3190015 B2 JP 3190015B2 JP 22748997 A JP22748997 A JP 22748997A JP 22748997 A JP22748997 A JP 22748997A JP 3190015 B2 JP3190015 B2 JP 3190015B2
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安志 後藤
守 川畑
泰治 木村
吉宏 徳田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、民生用の電子機
器に用いられるトランスであって、いわゆるRコアと称
され、丸味を帯びたコアを、ガタ付きのない状態で容易
に取付け可能なトランスのコア取付板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトランスは、図4に示す
ような取付板30に、全体としてほぼロ字状をなすとと
もに、縦断面がほぼ円形をなすコア31を載置し、この
コア31に、コイルボビン半体32a、32aからなる
コイルボビン32を取付け、このコイルボビン32を回
転させつつその胴部上にコイル33を巻回していた。
【0003】すなわち、コア31を断面ほぼ円形をなす
丸味を帯びたRコアとしたのは、その外周に取付けられ
るコイルボビン32を円滑に回転させ、その外周にコイ
ル33が巻回できるようにしたためである。
【0004】しかして、コイル33を巻回した後、コイ
ルボビン32、コア31などの、ガタ付きを防止すべ
く、それらと取付板30とを一体化して固定する必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、図4、図5
に示すように、取付板30に形成された直線状であっ
て、短冊状の一対の固定部34をそれぞれ外側斜め方向
に、例えば、ペンチの如き治具(図示せず)を用い、コ
イルボビン32のフランジ側へ当接させつつコア31側
へ、いちいち折り曲げてコア31、コイルボビン32を
取付板30に固定するようにしていた。従来では、この
ようにして計4個の固定部34を折り曲げなければなら
ず固定作業が非常に煩雑であるという課題があった。
【0006】本発明は上記のことに鑑み提案されたもの
で、その目的とするところは、円筒状のコイルボビンに
組込まれ弧状をなすラウンド部を有するコアを、ガタ付
きのない状態に容易に取付け可能な、固定作業の楽なト
ランスのコア取付板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、ほぼ矩形の本体5に取付部6が形成さ
れ、かつ各外端部5aには本体5に対し直交方向上向き
に折曲されたコア取付部8がそれぞれ形成され、このコ
ア取付部8の両側部には、ほぼロ字状をなすとともに一
対のコイルボビン3が組込まれる縦断面がほぼ円形をな
すコア2の下方湾曲部が載置・当接されるコア当接部8
bが形成され、かつその上部には巾狭であって外側にほ
ぼV字状に折曲可能な首部8cが形成され、その上部に
は前記コア当接部8bに載置されたコア2の上部を押え
込むカシメ部8d形成し、かつ前記コア2は前記コア
当接部8bに載置され、かつ前記コア2の内側に位置す
る前記カシメ部8dを前記首部8cを介し外側に折曲し
て前記コア2を固定する構成を採用している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明のトランス用コア取付板
にコア、コイルなどが組込まれてなるトランスの斜視
図、図2は分解斜視図、図3は組立て状態を示すトラン
スの縦断面図である。
【0009】まず、図1において、1は折曲可能なカシ
メ部8dを有するコア取付板、2はほぼロ字状をなし、
かつ縦断面が楕円ないし長円形などのほぼ円形をなし、
いわゆるRコアと称されるコア、3は一対のコイルボビ
ン半体3aからなるコイルボビン、4はその巻胴部外周
に巻回されたコイル、4aはコイル4外周に巻回された
絶縁材であり、これらによってトランスTが構成されて
いる。
【0010】コア取付板1は、詳しくは図2に示すよう
に、ほぼ矩形をなす平板状の本体5を備え、その四隅に
外側に向って突出し、かつ取付孔6aを有する取付部6
が形成されている。また、本体5の外側部には補強用の
リブ7がそれぞれ形成されている。
【0011】また、本体5の前後の外端部5aには、本
体5に対しほぼ直交方向上方に向って折曲されたコア取
付部8が形成されている。
【0012】このコア取付部8は、コア取付部本体8a
と、このコア取付部本体8aの上方に形成された折曲可
能な首部8cと、この首部8cの上方に形成されたほぼ
矩形のコア固定用のカシメ部8dとにて形成されてい
る。
【0013】すなわち、コア取付部8の基部は本体5の
外端面5aから直交して上方に立ち上げられ、かつその
両側部には外側に向って張り出すように湾曲されたコア
当接部8bが形成されている。
【0014】また、首部8cはコア取付部本体8aの上
方部の巾より巾狭に形成され、容易に折曲できるように
なっており、この首部8cの上方には、ほぼ矩形をな
し、コア取付部本体8aの上方とほぼ同じ巾をなす板状
のカシメ部8dが形成されている。
【0015】また、コア2は、それぞれ巾が異なる帯状
のケイ素鋼帯を巻回した巻鉄芯構造にて構成され、その
一対の長手の外周部には、図2に示すようにそれぞれ一
対のコイルボビン半体3aからなるコイルボビン3が回
転可能に装着されるものである。そして、その巻胴部3
b上にコイルボビン3を回転させつつコイル4(図1参
照)が巻回される。
【0016】すなわち、組立てにあたっては、コア2の
各長手のコイル装着部分の外端内側の下方の弧状をなす
ラウンド部は、コア取付板のほぼ対応した形状に形成さ
れたコア当接部8bに載置して取付けられる。
【0017】この場合、コア取付部8の首部8cカシメ
部8dなどは、図1および図3に示すように、コイルボ
ビン3のフランジ3cの外側とコア2の内周面との間の
隙間を介し上方に突出される。
【0018】しかる後、首部8cを治具(図示せず)を
介し、図3において矢印aで示すようにほぼV字状に折
曲し、カシメ部8dによってコア2を押え込むようにカ
シメ部8dを折曲してコア2の上部に当接させれば良
い。
【0019】したがって、コア2は、コア取付部8のコ
ア当接部8bとカシメ部8dとによって挟持され、その
ガタ付きが防止される。
【0020】なお、コイル4の外周には絶縁材4aが巻
回される。また、周知のようにコイル4の引出線は適宜
端子に接続されるなどし(何れも図示せず)、トランス
が完成される。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コア当
接部8bを介しコア2を載置した後、首部8bを折曲す
るだけでコア2をコア当接部8bとカシメ部8dとによ
ってガタ付きなく取付けることができる、という利点が
ある。
【0022】この場合、カシメ部8dはほぼ矩形をなし
ているため、治具(図示せず)でつかみ易く、また、折
曲される首部8cは巾狭であって2箇所であるため、折
曲し易い、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコア取付板を用いて組み立
てられたトランスの外観斜視図を示す。
【図2】同上の分解斜視図。
【図3】図1中A−A線断面図。
【図4】従来例のトランスの部分斜視図。
【図5】従来のコア取付板の一例の部分斜視図を示す。
【符号の説明】
T トランス 1 コア取付板 2 コア 3a コイルボビン半体 3b 巻胴部 3c フランジ 4 コイル 4a 絶縁材 5 本体 5a 外端部 6 取付部 6a 取付孔 7 リブ 8 コア取付部 8a コア取付部本体 8b コア当接部 8c 首部 8d カシメ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 吉宏 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (56)参考文献 実開 昭53−34612(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ矩形の本体5に取付部6が形成され、
    かつ各外端部5aには本体5に対し直交方向上向きに折
    曲されたコア取付部8がそれぞれ形成され、このコア取
    付部8の両側部には、ほぼロ字状をなすとともに一対の
    コイルボビン3が組込まれる縦断面がほぼ円形をなすコ
    ア2の下方湾曲部が載置・当接されるコア当接部8bが
    形成され、かつその上部には巾狭であって外側にほぼV
    字状に折曲可能な首部8cが形成され、その上部には前
    記コア当接部8bに載置されたコア2の上部を押え込む
    カシメ部8dが形成され、前記コア2は前記コア当接部
    8bに載置され、かつ前記コア2の内側に位置する前記
    カシメ部8dを前記首部8cを介し外側に折曲して前記
    コア2を固定することを特徴とするトランスのコア取付
    板。
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