JP3238038B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP3238038B2
JP3238038B2 JP05259495A JP5259495A JP3238038B2 JP 3238038 B2 JP3238038 B2 JP 3238038B2 JP 05259495 A JP05259495 A JP 05259495A JP 5259495 A JP5259495 A JP 5259495A JP 3238038 B2 JP3238038 B2 JP 3238038B2
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pin insertion
insulator
pin
connection pin
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憲男 太田
剛 志賀
浩 宇佐美
定明 馬渕
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子鉄心に装着され
た絶縁体にコネクタ部を備えた端子台を装着する構成の
モータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のモータの従来構成について、図
27ないし図30を参照して説明する。固定子鉄心1に
は、それぞれコイル2が巻装された4個のボビン3が装
着されている。これら4個のボビン3は、絶縁性を有す
るプラスチックにて形成されており、絶縁体を構成して
いる。各ボビン3は内側鍔部3aと外側鍔部3bとを有
していて、これら内側鍔部3aと外側鍔部3bとの間に
上記コイル2が巻装されている。4個のボビン3のう
ち、3個のボビン3には接続ピン4が立設されていて、
各接続ピン4にはコイル2の引出し線2a(図30参
照)が巻き付けられている。また、4個のボビン3のう
ち、隣り合う2個のボビン3の内側鍔部3a及び外側鍔
部3bには、図30に示すように切欠部5が形成されて
いる。
【0003】そして、これらボビン3に対して、プラス
チック製の端子台6が装着されている。端子台6は、平
板状をなす回路部7と、矩形箱状をなすコネクタ部8と
を一体的に有した構成となっていて、コネクタ部8の下
部は、回路部7の下面よりも下方へ突出した形態として
いる。端子台6のうち回路部7には、上記接続ピン4に
対応する3箇所にピン挿入孔9aを有する導電部材9が
インサート成形により設けられており、また、コネクタ
部8には、導電部材9と電気的に接続されたターミナル
10がインサート成形により設けられている。
【0004】しかして、端子台6は、各ピン挿入孔9a
に接続ピン4を相対的に挿入すると共に、隣り合った2
個のボビン3の上記切欠部5にコネクタ部8を配置した
状態で、ボビン3上に載置されている。各接続ピン4と
導電部材9とは半田付け(図示せず)により接続される
ようになっている。
【0005】この場合、端子台6において、回路部7の
下面は3個のボビン3におけるそれぞれの内側鍔部3a
及び外側鍔部3bの上端部に当接しているが、コネクタ
部8の下面と、切欠部5が形成された2個のボビン3に
おける内側鍔部3a及び外側鍔部3bの切欠部5上端部
との間には、隙間11を形成している。これは、端子台
6の載置状態でがたつきが発生することを防止するため
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成のものでは、次のような欠点がある。まず、端子
台6は、上述したように、各ピン挿入孔9aに接続ピン
4を相対的に挿入すると共に、隣り合った2個のボビン
3の切欠部5にコネクタ部8を配置するようにしている
が、組立て性を考慮してピン挿入孔9aは接続ピン4の
外径よりも相当大きく形成されていて、ピン挿入孔9a
と接続ピン4とは相対的に動き得る状態にあるため、端
子台6の回り止めを十分に規制することができず、ひい
てはコネクタ部8の向きが一定しなくなるものであっ
た。
【0007】また、端子台6のコネクタ部8を切欠部5
に配置しているため、ボビン3に巻装されるコイル2
は、絶縁距離等を確保する必要上、切欠部5以下で巻装
しなければならず、コイル2の巻き量が大きく制約され
ることになる。
【0008】さらに、コネクタ部8の下面は受けられて
おらず、コネクタ部8は外力を受けた際に破損しやすい
ため、そのコネクタ部8の強度を確保する関係上、コネ
クタ部8の両側に補強部7aを必要としており、その分
材料費が高くなる。
【0009】そこで、本発明の目的は、端子台の位置決
めが確実にできると共に、コイルの巻き量の制約を緩和
でき、さらには端子台の材料費の低減を図り得るなどの
効果を奏するモータを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定子鉄心
と、コイルが巻装されて前記固定子鉄心に装着された絶
縁体と、この絶縁体に立設され、前記コイルの引出し線
が接続された接続ピンと、ピン挿入孔が形成された導電
部材を備えると共に、この導電部材と電気的に接続され
たターミナルを有するコネクタ部を備え、前記ピン挿入
孔に前記接続ピンを相対的に挿入した状態で前記絶縁体
に装着される端子台とを具備したモータにおいて、前記
端子台に該端子台の前記絶縁体への装着状態でその絶縁
体の外側に嵌まる脚部を設けると共に、絶縁体に前記脚
部と係合して前記端子台の周方向の位置決めをする係合
部を設けたことを特徴とするものである(請求項1)。
【0011】この場合、脚部の1個をコネクタ部の固定
子鉄心側の面に設けると共に、コネクタ部の下面を絶縁
体の上面に当接させる構成とすることが好ましい(請求
項2)。また、端子台のピン挿入孔の周囲部に、そのピ
ン挿入孔を囲繞する筒部を固定子鉄心側に向けて突設す
ると良い(請求項3)。
【0012】さらに、脚部の先端部内側に外側へ向けて
傾斜する傾斜面を設けたり(請求項4)、脚部の内側
に、その脚部の基端部から延びて絶縁体の上面に当接す
る突部を設けたりすることができる(請求項5)。脚部
の長さ寸法は、接続ピンの絶縁体からの突出寸法より大
きく設定することが好ましい(請求項6)。
【0013】一方、ピン挿入孔の周縁部とこのピン挿入
孔に挿入された接続ピンとを、ほぼ全周にわたって接触
させることが好ましい(請求項7)。この場合、導電部
材におけるピン挿入孔の周囲部にスリットを形成すると
良い(請求項8)。また、ピン挿入孔は、先端部が接続
ピンの先端部と同一方向に向けて突出するように導電部
材にバーリング加工により設けられた筒状部により形成
することができる(請求項9)。そして、筒状部の先端
部に、接続ピンの外面に圧接するかしめ部を設けるよう
にしても良い(請求項10)。
【0014】接続ピンの先端部に、ピン挿入孔への挿入
状態で、最大外径寸法がピン挿入孔の内径寸法と同一若
しくはそれより大きい径大部を設けるようにしても良い
(請求項11)。
【0015】
【0016】
【作用】上記した手段によれば、端子台は、これに設け
られた脚部を絶縁体の外側に嵌めると共に、該脚部が絶
縁体に設けられた係合部と係合することによって、回り
止め状態に位置決めされるから、位置決めが確実とな
り、コネクタ部の向きも一定にできる。しかも、その位
置決め用の脚部を絶縁体の外側に配置させるのであるか
ら、絶縁体に巻装されるコイルの巻き量が端子台によっ
て制約されることはない。
【0017】コネクタ部の下面を絶縁体の上面に当接さ
せることにより、コネクタ部は外力を受けたとしても絶
縁体にて受けられ、その力が分散されるようになるか
ら、コネクタ部周辺における補強のための材料を削減す
ることが可能となり、ひいては材料費を低減することが
できるようになる。
【0018】端子台にピン挿入孔を囲繞する筒部を設け
た場合には、接続ピンをピン挿入孔へ挿入する際に、そ
の筒部が挿入のガイドとなる。また、接続ピンと導電部
材とを半田付けする際に、半田が垂れたとしても、その
半田がコイル側へ垂れることを極力防止することができ
る。
【0019】脚部の先端部内側に傾斜面を設けた場合に
は、端子台を絶縁体に装着する際に、絶縁体が外側へ開
いていたとしても、その脚部の傾斜面により絶縁体を矯
正しながら装着することができるようになる。
【0020】脚部の内側に設けた突部を絶縁体の上面に
当接させるようにした場合には、端子台は絶縁体に対し
ていわば点接触で支持される形態となり、端子台の下面
を絶縁体の上面に当接させるようにした場合(線接触ま
たは面接触)とは違い、端子台を安定した状態で支持す
ることができる。また、その突部は脚部を補強する効果
もある。
【0021】脚部の長さ寸法を、接続ピンの絶縁体から
の突出寸法より大きく設定した場合には、端子台を絶縁
体に装着する際に、まず脚部の先端部が絶縁体に接触す
るようになるから、接続ピンがピン挿入孔に挿入される
際のガイドとなり、端子台の装着が容易となる。
【0022】ピン挿入孔の周縁部と接続ピンとをほぼ全
周にわたって接触させた場合には、これらピン挿入孔の
周縁部と接続ピンとの間を半田付けする際に、半田がピ
ン挿入孔から絶縁体側へ垂れることを極力防止すること
ができ、よって半田が絶縁体やコイルに付着することを
防止することができる。また、ピン挿入孔に対して接続
ピンを圧入状態で挿入した場合には、端子台の仮固定に
もなる。
【0023】ピン挿入孔の周囲部にスリットを形成した
場合には、ピン挿入孔に対して接続ピンを挿入する際
に、ピン挿入孔の周縁部が弾性変形し易くなるため、接
続ピンの挿入がし易くなる利点がある。また、ピン挿入
孔を、先端部が接続ピンの先端部と同一方向に向けて突
出するように導電部材にバーリング加工により設けられ
た筒状部により形成した場合には、接続ピンと導電部材
(筒状部)との接触面積を大きくできる。そして、筒状
部の先端部にかしめ部を設けた場合には、接続ピンと導
電部材との接触面積を一層大きくできると共に、これら
が一層確実に接触するため、半田付けをなくすことも可
能になる。
【0024】接続ピンの先端部に径大部を設けた場合に
は、径大部がピン挿入孔に対して一旦通過すれば抜け難
くなり、また、半田付け後は、その径大部と導電部材と
の間に半田が介在されるようになるため、接続ピンは一
層抜け難くなる。
【0025】
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図10を参照して説明する。まず、図1、図2及び図
4において、固定子鉄心21には、それぞれコイル22
が巻装された4個のボビン23が装着されている。これ
ら4個のボビン23は、絶縁性を有するプラスチックに
て形成されており、絶縁体を構成している。各ボビン2
3は、図6にも示すように、内側鍔部23aと外側鍔部
23bとを有していて、これら内側鍔部23aと外側鍔
部23bとの間に上記コイル22が巻装されている。各
ボビン23の外側鍔部23bの外面上部には、係合部を
構成する2個ずつの凸部24が、その上面を外側鍔部2
3bの上端面と面一状態にて所定の間隔を存して一体に
設けられている。
【0027】4個のボビン23のうち、3個のボビン2
3の凸部24には接続ピン25が立設されていて、各接
続ピン25にはコイル22の引出し線22aが巻き付け
られている。ここで、固定子鉄心21と、コイル22
と、ボビン23と、接続ピン25とにより、固定子26
を構成している。
【0028】そして、この固定子26に対して、プラス
チック製の端子台27が装着されている。この端子台2
7は、平板状をなす回路部28と、矩形箱状をなすコネ
クタ部29とを一体的に有した構成となっていて、コネ
クタ部29の下部は、回路部28の下面よりも下方へ突
出した形態としている。端子台27のうち回路部28に
は、上記接続ピン25に対応する3箇所にピン挿入孔3
0aを有する導電部材30がインサート成形により設け
られており、また、コネクタ部29には、導電部材30
と電気的に接続されたターミナル31がインサート成形
により設けられていると共に、上面部にフック受け部2
9aが一体に設けられている。ピン挿入孔30aは、組
付け性を考慮して、接続ピン25の外径よりかなり大き
く設定されている(図参照)。
【0029】端子台27において、コネクタ部29の固
定子鉄心21側の面である下面には、コネクタ部29の
下方に存するボビン23の2個の凸部24間に位置させ
て、下端外側に係合突部32aを有する一対の第1の脚
部32が一体に設けられ(図5参照)、また、回路部2
8の下面には、回路部28の下方に存する3個のボビン
23のそれぞれ2個の凸部24間に位置させて、3個の
第2の脚部33が一体に設けられている。これら3個の
第2の脚部33の内側には、先端部が外側へ向けて傾斜
する傾斜面34が下方部に形成されていると共に、第2
の脚部33の基端部から途中部まで延びる突部35が一
体に設けられている。回路部28下面の各ピン挿入孔3
0aの周囲部には、それぞれピン挿入孔30aを囲繞す
るように筒部36が突設されている。
【0030】ここで、図2において、3個の第2の脚部
33の幅寸法Aは、これら第2の脚部33が挿入される
2個の凸部24間の寸法Bより小さく設定され(A<
B)、また、3個の第2の脚部33の長さ寸法Cは、上
記接続ピン25の凸部24からの突出寸法Dよりも大き
く設定されている(C>D)。さらに、図4において、
第2の脚部33の内側における突部35の長さ寸法E
と、コネクタ部29の下方への突出寸法Fとは同一に設
定され(E=F)、筒部36の長さ寸法Gは、突部35
の長さ寸法E及びコネクタ部29の突出寸法Fより小さ
く設定されている(E,F>G)。
【0031】しかして、端子台27は次のようにしてボ
ビン23に装着される。まず、第1及び第2の脚部3
2,33を対応するボビン23の凸部24,24間に位
置させると共に、各筒部36を接続ピン25に嵌合する
位置に位置させ、この状態で第1及び第2の脚部32,
33を対応する凸部24,24間に挿入する。
【0032】これにより、第1の脚部32は、対応する
ボビン23の外側鍔部23bの外側に嵌まると共に、コ
ネクタ部29の下面が両凸部24の上端面に当接状態で
両係合突部32aが両凸部24の下面に抜け止め状態に
係合する(図5参照)。また、3個の第2の脚部33
は、対応するボビン23の外側鍔部23bの外側に嵌ま
ると共に、突部35の下端面が2個の凸部24のうちの
一方の凸部24に当接状態で両凸部24間に係合する。
同時に、図1中左側の第2の脚部33の側面は、同図中
下側(手前側)の凸部24の内側面に当接係合し、且
つ、同図中中央部の上側及び下側に存する2個の第2の
脚部33は、同図中左側の凸部24の内側面に当接係合
し、さらに第1の脚部32が両凸部24に係合すること
により、端子台27の周方向の位置決めがなされる。そ
してこれらの係合により、端子台27はボビン23に確
実に位置決め固定される。
【0033】尚、上記第1及び第2の脚部32,33の
挿入に伴い、3本の各接続ピン25の先端部がピン挿入
孔30aに相対的に挿入される。
【0034】この状態において、筒部36の長さ寸法G
と突部35の長さ寸法EとがG<Eであることにより、
筒部36の下端とこれと対応する凸部24との間に隙間
H(図4参照)が確保されるから、この隙間Hによっ
て、コイル22の引出し線22aを接続ピン25に巻き
付けるスペースを確保することができる。
【0035】また、上記第1及び第2の脚部32,33
の挿入時において、図6に示すように、対向する2個の
ボビン23の外側鍔部23bの外側面間の距離Iが一定
であるとは限らず、例えば図7に示すように、コイル2
2の巻き方等によって外側鍔部23bが外側へ開いてい
て(通常の場合を二点鎖線で示している)、上記距離I
が大きくなってしまうことがある。このように距離Iが
大きくなったとしても、第2の脚部33の先端部内側に
傾斜面34を形成しているので、図8に示すように、第
2の脚部33はその傾斜面34によって外側鍔部23b
を矢印J方向へ矯正しながら挿入することが可能にな
り、ひいては上記距離Iを一定にすることができる。
【0036】このように端子台27を固定子26のボビ
ン23に装着した状態で、各接続ピン25と導電部材3
0とは半田37(図4参照)により接続される。
【0037】さて、図9には、上記した構成の固定子2
6及び端子台27を用いたモータ38の全体構成が示さ
れている。端子台27を装着した固定子26は、モータ
フレーム39内に配設されている。そして、回転子40
は固定子26の界磁空間内に挿入されていて、この回転
子40の回転軸40aはモータフレーム39に軸受41
を介して回転自在に支持されている。回転軸40の一端
部はモータフレーム39から外方へ突出しており、この
突出端部に、例えば換気扇(パイプファン)のファン
(図示せず)が取着されるようになっている。
【0038】上記端子台27のコネクタ部29は、図1
0にも示すように、モータフレーム39の内方に配置さ
れていて、モータフレーム39には、そのコネクタ部2
9と対応する部位に開口部から成るブッシュ取付部42
が設けられている。このブッシュ取付部42に、コード
ブッシュ43が取付けられている。コードブッシュ43
に形成されたコード導出孔44には、一端部にコネクタ
45を備えた電気コード46が挿通されていて、そのコ
ネクタ45が上記コネクタ部29に接続されている。
【0039】この場合、コネクタ45を接続した状態
で、そのコネクタ45がモータフレーム39から外側へ
殆ど突出しない構成としている。また、コードブッシュ
43のコード導出孔44は、電気コード46をコネクタ
45の接続方向(図10の矢印K参照)に対して略直角
方向へ曲げて導出させる部位に形成されていて、電気コ
ード46がモータフレーム39から側方へ突出する寸法
を極力抑えるようにしている。さらに、コネクタ部29
の接続口29bにおける左右両端部には、コネクタ45
を挿入し易くするために斜面47が形成されている。
【0040】上記した実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。まず、端子台27は、これに設け
られた第1及び第2の脚部32,33を対応するボビン
23の外側鍔部23bの外側に嵌めると共に、該脚部3
2,33がボビン23に設けられた凸部24と係合する
ことによって、回り止め状態に位置決めされるから、位
置決めが確実となり、コネクタ部29の向きも常に一定
にできる。しかも、それら位置決め用の第1及び第2の
脚部32,33をボビン23の外側に配置させるのであ
るから、各ボビン23に巻装されるコイル22の巻き量
が端子台27によって制約されることはない。さらに、
ボビン23に切欠部を形成する必要がないから、ボビン
23の共通化を図ることができる利点もある。
【0041】また、コネクタ部29において、その下面
をボビン23の凸部24に当接させていることにより、
コネクタ部29は外力を受けたとしてもボビン23にて
受けられ、その力が両側に均等に分散されるようになる
から、コネクタ部29周辺における補強のための材料を
削減することが可能となり、ひいては材料費を低減する
ことができるようになる。
【0042】そして、端子台27にピン挿入孔30aを
囲繞する筒部36を設けたことにより、接続ピン25を
ピン挿入孔30aへ挿入する際に、その筒部36が挿入
のガイドとなって挿入し易くなり、ひいては端子台27
を装着し易くできる。また、接続ピン25と導電部材3
0とを半田37付けする際に、半田37が垂れたとして
も、その筒部36により半田37がコイル22側へ垂れ
ることを極力防止することができる。
【0043】さらに、3個の第2の脚部33の先端部内
側に傾斜面34を設けたことにより、端子台27をボビ
ン23に装着する際に、ボビン23の外側鍔部23bが
外側へ開いていたとしても、その傾斜面34により外側
鍔部23bを矯正しながら装着することができるように
なり、組立性を向上できる。
【0044】また、3個の第2の脚部33の内側に設け
た突部35の下端面をボビン23の外側鍔部23bの上
端面(凸部24の上端面)に当接させるようにしたこと
により、端子台27はボビン23に対してその突部35
による3箇所とコネクタ部29の部分で、いわば点接触
で支持される形態となり、端子台27の下面をボビン2
3の内側鍔部23a及び外側鍔部23bの上端面にそれ
ぞれ当接させるようにした場合(線接触または面接触)
とは違い、端子台27を安定した状態で支持することが
できる。また、突部35は第2の脚部33を補強する効
果もある。
【0045】第2の脚部33の長さ寸法Cと接続ピン2
5の突出寸法DとがC>Dであることにより、端子台2
7をボビン23に装着する際に、第2の脚部33の先端
部がボビン23の外側鍔部23bに接触するようになる
から、接続ピン25がピン挿入孔30aに挿入される際
のガイドとなり、端子台27の装着が一層容易となるも
のである。
【0046】図11は本発明の第2実施例を示したもの
である。この第2実施例は、上記した第1実施例とは次
の点が異なっている。すなわち、コードブッシュ48の
内部に、モータフレーム39の外面に対して傾斜するよ
うに、平坦な傾斜面から成るガイド面49を形成してい
る。
【0047】このような第2実施例によれば、コードブ
ッシュ48の内部にガイド面49を設けたことにより、
電気コード46をコードブッシュ48に挿通する際にそ
のガイド面49によってガイドされるので、挿通し易く
なる。また、電気コード46が挿通されたコードブッシ
ュ48をモータフレーム39のブッシュ取付部42に取
付ける際に、電気コード46を無理無く曲げることがで
きる。
【0048】図12は本発明の第3実施例を示したもの
であり、この第3実施例は、上記した第2実施例とは次
の点が異なっている。すなわち、コードブッシュ50の
内部に、曲面から成るガイド面51を形成している。こ
の第3実施例においても、第2実施例と同様な作用効果
を得ることができる。
【0049】図13は本発明の第4実施例を示したもの
であり、この第4実施例は、第1実施例とは次の点が異
なっている。すなわち、コードブッシュ52の内部にお
いて、コード導出孔44に対向する部位に仕切り部53
を設けていて、電気コード46をコードブッシュ52の
内部において屈曲させるようにしている。
【0050】このような実施例とした場合には、コード
導出孔44と対向する部位に仕切り部53が存している
から、そのコード導出孔44からコードブッシュ52
内、ひいてはモータフレーム39内へ埃などが侵入する
ことを極力防止できる。また、コードブッシュ52の外
部において電気コード46が引張られたり押されたりし
た際に、その力が屈曲部において緩和されるため、その
力がコネクタ45とコネクタ部29との接続部分に直接
加わることを極力防止することができる。
【0051】図14及び図15は本発明の第5実施例を
示したものであり、この第5実施例は、第1実施例とは
次の点が異なっている。すなわち、コードブッシュ54
の全体形状をモータフレーム39の外周面に沿った形状
に形成しており、したがって内周面及び外周面がモータ
フレーム39の外周面に沿った円弧面状に形成されてい
る。このような実施例とした場合には、モータフレーム
39からのコードブッシュ54の突出寸法を一層抑える
ことができる。
【0052】図16ないし図18は本発明の第6実施例
を示したものであり、この第6実施例は、第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、図16に示すよう
に、端子台27の導電部材30に形成されたピン挿入孔
55の回りは導電部材30が円形状に露出されており、
また、図17に示すように、そのピン挿入孔55の内径
寸法Lは、接続ピン25を挿入する前の状態では、接続
ピン25の外径寸法Mよりも若干小さく設定されている
(L<M)。そして、接続ピン25をピン挿入孔55に
対して挿入する際には、図18に示すように、接続ピン
25は、ピン挿入孔55の周縁部を図中上方へ変形させ
ながら、圧入状態で挿入するようにしている。このよう
に接続ピン25をピン挿入孔55に挿入した状態では、
ピン挿入孔55の周縁部が接続ピン25の外面に圧接し
ており、ピン挿入孔55の周縁部と接続ピン25とは、
全周にわたって接触した状態となっている。
【0053】したがって、この状態で接続ピン25と導
電部材30との間を半田37付けした場合には、ピン挿
入孔55から半田37が垂れ落ちることがなく、よって
半田37がボビン23やコイル22(図2等参照)に付
着することを防止することができる。また、ピン挿入孔
55に対して接続ピン25を圧入させていることによ
り、端子台27の仮固定にもなる。なお、端子台27に
は、第1実施例における筒部36は設けられていない。
【0054】この第6実施例において、ピン挿入孔55
の内径寸法Lと、接続ピン25の外径寸法Mとを等しく
なるように設定しても(L=M)、上記と同様な作用効
果を得ることができる。
【0055】図19及び図20は本発明の第7実施例を
示したものであり、この第7実施例は、上記した第6実
施例とは次の点が異なっている。すなわち、導電部材3
0におけるピン挿入孔55の周囲部に、それぞれの一端
がピン挿入孔55において開口したスリット56を4箇
所に放射状に形成している。
【0056】このような構成とした場合には、ピン挿入
孔55の内径寸法Lを接続ピン25の外径寸法Mよりも
若干小さく設定しながらも(図17参照)、ピン挿入孔
55に対して接続ピン25を挿入する際に、ピン挿入孔
55の周縁部が弾性変形し易くなるため、接続ピン25
の挿入がし易くなる利点がある。この場合、スリット5
6の幅は、半田37がこれの表面張力でスリット56か
ら垂れ落ちない寸法に設定することが好ましい。
【0057】図21ないし図23は本発明の第8実施例
を示したものであり、この第8実施例は、上記した第6
実施例とは次の点が異なっている。すなわち、ピン挿入
孔57は、導電部材30にバーリング加工により設けら
れた筒状部58により形成している。筒状部58は、そ
の先端部が接続ピン25の先端部と同一方向(図22及
び図23中上方)に向くよう突出していて、接続ピン2
5を挿入する前の状態では、図22に示すように、先端
部の内径寸法N1が接続ピン25の外径寸法Mよりも若
干小さく設定されている(N1<M)。また、筒状部5
8の基端部側の内径寸法N2は、接続ピン25の外径寸
法Mよりも若干大きく設定されている(N2>M)。
【0058】そして、接続ピン25をピン挿入孔57に
挿入した状態では、ピン挿入孔57の周縁部である筒状
部58が接続ピン25の外面に圧接しており、筒状部5
8とピン挿入孔55に挿入された接続ピン25とは、全
周にわたって接触した状態となっている。したがって、
この第8実施例においても、第6実施例と同様な作用効
果を得ることができる。加えて、ピン挿入孔57の周縁
部が筒状部58により構成されているから、接続ピン2
5と導電部材30(筒状部58)との接触面積を大きく
できると共に、端子台25の機械的な固定も一層向上で
きる。
【0059】さらに、筒状部58の基端部側の内径寸法
N2を接続ピン25の外径寸法Mよりも若干大きく設定
することにより、接続ピン25をピン挿入孔57に挿入
し易くできる。なお、ピン挿入孔57の周囲部に第7実
施例のようなスリット56を形成した場合には、接続ピ
ン25の挿入性を一層向上できる。
【0060】図24及び図25は本発明の第9実施例を
示したものであり、この第9実施例は第8実施例とは次
の点が異なっている。すなわち、導電部材30にバーリ
ング加工により設けられた筒状部59のピン挿入孔60
に接続ピン25を挿入した後(図24参照)、筒状部5
9の先端部をかしめることによって、筒状部59の先端
部に、接続ピン25の外面に圧接するかしめ部61を設
けている。
【0061】この場合には、第8実施例と同様な作用効
果を得ることに加えて、次のような利点もある。すなわ
ち、接続ピン25と導電部材30(筒状部59)との接
触面積を一層大きくできると共に、これらが一層確実に
接触するため、半田付けをなくすことも可能となる。
【0062】図26は本発明の第10実施例を示したも
のであり、この第10実施例は第6実施例とは次の点が
異なっている。すなわち、接続ピン25の先端部には、
他の部分より径大な径大部62が設けられている。この
径大部62は略円錐状に形成されていて、基端部の最大
外径寸法Oは、ピン挿入孔63の内径寸法Pより若干大
きく設定されている(O>P)。接続ピン25におい
て、径大部62以外の部分の外径寸法Mは、ピン挿入孔
63の内径寸法Pよりも小さく設定されている(M<
P)。
【0063】しかして、この場合、接続ピン25の径大
部62を、ピン挿入孔63に圧入することによって該ピ
ン挿入孔63から上方へ突出させており、この状態で接
続ピン25と導電部材30との間を半田37付けしてい
る。
【0064】このような構成とした場合には、径大部6
2がピン挿入孔63に対して一旦通過すれば抜け難くな
り、また、半田付け後は、その径大部62と導電部材3
0との間に半田37が介在されるようになるため、接続
ピン25は一層抜け難くなる利点がある。
【0065】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。例えば、コイル22が巻装されるボビン23
は、分割されたものに代えて、一体化されたものであっ
ても良い。
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載のモータによれば、端子
台は、これに設けられた脚部を絶縁体の外側に嵌めると
共に、該脚部が絶縁体に設けられた係合部と係合するこ
とによって、回り止め状態に位置決めされるから、位置
決めが確実となり、コネクタ部の向きも一定にできる。
しかも、位置決め用の脚部を絶縁体の外側に配置させる
のであるから、絶縁体に巻装されるコイルの巻き量が端
子台によって制約されることがなく、コイルの巻き量の
制約を緩和でき、ひいてはモータとして幅広い特性に対
応することが可能となる。さらに、上記端子台の脚部を
絶縁体側へ挿入することに伴い、絶縁体に立設された各
ピンの先端部が、端子台のピン挿入孔に相対的に挿入さ
れるようになる。
【0067】請求項2に記載のモータによれば、コネク
タ部の下面を絶縁体の上面に当接させることにより、コ
ネクタ部は外力を受けたとしても絶縁体にて受けられ、
その力が分散されるようになるから、コネクタ部周辺に
おける補強のための材料を削減することが可能となり、
ひいては材料費を低減することができる。
【0068】請求項3に記載のモータによれば、端子台
にピン挿入孔を囲繞する筒部を設けたことにより、接続
ピンをピン挿入孔へ挿入する際に、その筒部が挿入のガ
イドとなり、挿入し易くなる。また、接続ピンと導電部
材とを半田付けする際に、半田が垂れたとしても、その
半田がコイル側へ垂れることを極力防止することができ
る。
【0069】請求項4に記載のモータによれば、脚部の
先端部内側に傾斜面を設けたことにより、端子台を絶縁
体に装着する際に、絶縁体が外側へ開いていたとして
も、その脚部の傾斜面により絶縁体を矯正しながら装着
することができるようになり、組立性を向上できる。
【0070】請求項5に記載のモータによれば、脚部の
内側に設けた突部を絶縁体の上面に当接させるようにし
たことにより、端子台は絶縁体に対していわば点接触で
支持される形態となり、端子台の下面を絶縁体の上面に
当接させるようにした場合(線接触または面接触)とは
違い、端子台を安定した状態で支持することができる。
また、その突部は脚部を補強する効果もある。
【0071】請求項6に記載のモータによれば、脚部の
長さ寸法を、接続ピンの絶縁体からの突出寸法より大き
く設定したことにより、端子台を絶縁体に装着する際
に、まず脚部の先端部が絶縁体に接触するようになるか
ら、接続ピンがピン挿入孔に挿入される際のガイドとな
り、端子台の装着が容易となる。
【0072】請求項7に記載のモータによれば、ピン挿
入孔の周縁部と接続ピンとをほぼ全周にわたって接触さ
せたことにより、これらピン挿入孔の周縁部と接続ピン
との間を半田付けする際に、半田がピン挿入孔から絶縁
体側へ垂れることを極力防止することができ、よって半
田が絶縁体やコイルに付着することを防止することがで
きる。また、ピン挿入孔に対して接続ピンを圧入状態で
挿入した場合には、端子台の仮固定にもなる。
【0073】請求項8に記載のモータによれば、ピン挿
入孔の周囲部にスリットを形成したことにより、ピン挿
入孔に対して接続ピンを挿入する際に、ピン挿入孔の周
縁部が弾性変形し易くなるため、接続ピンの挿入がし易
くなる利点がある。
【0074】請求項9に記載のモータによれば、ピン挿
入孔をバーリング加工による筒状部により形成したこと
により、接続ピンと導電部材(筒状部)との接触面積を
大きくできる。そして、請求項10に記載のモータによ
れば、筒状部の先端部にかしめ部を設けたことにより、
接続ピンと導電部材との接触面積を一層大きくできると
共に、これらが一層確実に接触するため、半田付けをな
くすことも可能になる利点がある。
【0075】請求項11に記載のモータによれば、接続
ピンの先端部に径大部を設けたことにより、径大部がピ
ン挿入孔に対して一旦通過すれば抜け難くなり、また、
半田付け後は、その径大部と導電部材との間に半田が介
在されるようになるため、接続ピンは一層抜け難くな
る。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の平面図
【図2】固定子と端子台とを分離して示した正面図
【図3】接続ピンとピン挿入孔部分の拡大平面図
【図4】固定子に対して端子台を装着した状態の破断正
面図
【図5】第1の脚部と凸部とが係合した部分の正面図
【図6】4個のボビンを配置した状態の平面図
【図7】ボビンの外側鍔部が外側へ開いた状態の縦断正
面図
【図8】作用説明図
【図9】モータ全体の縦断正面図
【図10】コネクタ部とコネクタの接続部分を示す横断
平面図
【図11】本発明の第2実施例を示す要部の縦断正面図
【図12】本発明の第3実施例を示すコードブッシュの
縦断正面図
【図13】本発明の第4実施例を示すコードブッシュの
縦断正面図
【図14】本発明の第5実施例を示すコードブッシュ部
分の平面図
【図15】コードブッシュの横断平面図
【図16】本発明の第6実施例を示すピン挿入孔部分の
拡大平面図
【図17】接続ピンをピン挿入孔に挿入する前の状態の
拡大縦断面図
【図18】接続ピンをピン挿入孔に挿入し、かつ半田付
けした状態の拡大縦断面図
【図19】本発明の第7実施例を示す図16相当図
【図20】図18相当図
【図21】本発明の第8実施例を示す図16相当図
【図22】図17相当図
【図23】図18相当図
【図24】本発明の第9実施例を示すもので、接続ピン
をピン挿入孔に挿入した状態の拡大縦断面図
【図25】筒状部の先端部にかしめ部を設けた状態の拡
大縦断面図
【図26】本発明の第10実施例を示す図18相当図
【図27】従来構成を示す図1相当図
【図28】固定子に端子台を装着した状態の正面図
【図29】接続ピンとピン挿入孔部分の拡大平面図
【図30】ボビンの切欠部部分を示す斜視図
【符号の説明】
21は固定子鉄心、22はコイル、22aは引出し線、
23はボビン(絶縁体)、24は凸部(係合部)、25
は接続ピン、26は固定子、27は端子台、28は回路
部、29はコネクタ部、30は導電部材、30aはピン
挿入孔、31はターミナル、32は第1の脚部、33は
第2の脚部、34は傾斜面、35は突部、36は筒部、
38はモータ、39はモータフレーム、40は回転子、
42はブッシュ取付部、43はコードブッシュ、44は
コード導出孔、45コネクタ、46は電気コード、48
はコードブッシュ、49はガイド面、50はコードブッ
シュ、51はガイド面、52はコードブッシュ、54は
コードブッシュ、55はピン挿入孔、56はスリット、
57はピン挿入孔、58,59は筒状部、60はピン挿
入孔、61はかしめ部、62は径大部、63はピン挿入
孔である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬渕 定明 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社 東芝 愛知工場内 (56)参考文献 特開 平5−308741(JP,A) 実開 昭54−102604(JP,U) 実開 昭62−107550(JP,U) 実開 昭63−51545(JP,U) 実開 昭64−12378(JP,U) 実開 平3−40695(JP,U) 実開 昭55−77884(JP,U) 実開 平7−42997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/22 H02K 3/46

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心と、 コイルが巻装されて前記固定子鉄心に装着された絶縁体
    と、 この絶縁体に立設され、前記コイルの引出し線が接続さ
    れた接続ピンと、 ピン挿入孔が形成された導電部材を備えると共に、この
    導電部材と電気的に接続されたターミナルを有するコネ
    クタ部を備え、前記ピン挿入孔に前記接続ピンを相対的
    に挿入した状態で前記絶縁体に装着される端子台とを具
    備したモータにおいて、 前記端子台に該端子台の前記絶縁体への装着状態でその
    絶縁体の外側に嵌まる脚部を設けると共に、絶縁体に前
    記脚部と係合して前記端子台の周方向の位置決めをする
    係合部を設けたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 脚部の1個をコネクタ部の固定子鉄心側
    の面に設けると共に、コネクタ部の下面を絶縁体の上面
    に当接させたことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 端子台のピン挿入孔の周囲部に、そのピ
    ン挿入孔を囲繞する筒部を固定子鉄心側に向けて突設し
    たことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  4. 【請求項4】 脚部の先端部内側に、外側へ向けて傾斜
    する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載のモ
    ータ。
  5. 【請求項5】 脚部の内側に、脚部の基端部から延びて
    絶縁体の上面に当接する突部を設けたことを特徴とする
    請求項1または4記載のモータ。
  6. 【請求項6】 脚部の長さ寸法を、接続ピンの絶縁体か
    らの突出寸法より大きく設定したことを特徴とする請求
    項1,4,5のうちのいずれかに記載のモータ。
  7. 【請求項7】 ピン挿入孔の周縁部とこのピン挿入孔に
    挿入された接続ピンとを、ほぼ全周にわたって接触させ
    たことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  8. 【請求項8】 導電部材におけるピン挿入孔の周囲部に
    スリットを形成したことを特徴とする請求項7記載のモ
    ータ。
  9. 【請求項9】 ピン挿入孔は、先端部が接続ピンの先端
    部と同一方向に向けて突出するように導電部材にバーリ
    ング加工により設けられた筒状部により形成したことを
    特徴とする請求項7または8記載のモータ。
  10. 【請求項10】 筒状部の先端部に、接続ピンの外面に
    圧接するかしめ部を設けたことを特徴とする請求項9記
    載のモータ。
  11. 【請求項11】 接続ピンの先端部に、ピン挿入孔への
    挿入状態で、最大外径寸法がピン挿入孔の内径寸法と同
    一若しくはそれより大きい径大部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のモータ。
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