JPS605553Y2 - 油入電気機器のケ−ス - Google Patents
油入電気機器のケ−スInfo
- Publication number
- JPS605553Y2 JPS605553Y2 JP7913879U JP7913879U JPS605553Y2 JP S605553 Y2 JPS605553 Y2 JP S605553Y2 JP 7913879 U JP7913879 U JP 7913879U JP 7913879 U JP7913879 U JP 7913879U JP S605553 Y2 JPS605553 Y2 JP S605553Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- oil
- side plate
- electrical equipment
- filled electrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油入電気機器のケースの改良に関するものであ
る。
る。
近時、配電用変圧器等の油入電気機器のケースは、軽量
化と製作工数の低減とを図るため、第1図に示すように
上部枠体IAと下部枠体IBの各側辺間に、薄鋼板を所
定長さ寸法で多数回交互に逆方向に折曲げて波状の放熱
リブ2aを形成した側面板2及び平板状の側面板2′を
固着して、ケース3が構成されている。
化と製作工数の低減とを図るため、第1図に示すように
上部枠体IAと下部枠体IBの各側辺間に、薄鋼板を所
定長さ寸法で多数回交互に逆方向に折曲げて波状の放熱
リブ2aを形成した側面板2及び平板状の側面板2′を
固着して、ケース3が構成されている。
そして放熱リブ2aには、放熱リブ2aの各折曲端縁に
跨りほぼ直交する状態で該各折曲端縁に固着した補強棒
2bを取付けている。
跨りほぼ直交する状態で該各折曲端縁に固着した補強棒
2bを取付けている。
このようなケース3に変圧器本体と絶縁油を収納腰カバ
ーを取付けて変圧器を運転した場合、変圧器本体の発熱
量が多くて絶縁油が膨張するとケース3内の内圧が上昇
して、ケース側面を内側より外方に向けて押す力が作用
する。
ーを取付けて変圧器を運転した場合、変圧器本体の発熱
量が多くて絶縁油が膨張するとケース3内の内圧が上昇
して、ケース側面を内側より外方に向けて押す力が作用
する。
従って、前記のような側面板2は、横断面の形状が第2
図Aの状態から第2図Bに示したように外側に向は湾曲
変形する。
図Aの状態から第2図Bに示したように外側に向は湾曲
変形する。
このため、変形の大きいケース側面の中央付近では縦断
面の形状が、第3図Aの状態から第3図Bに示したよう
に、上部枠体IAの下部及び下部枠体IBの上部も外側
に押し出されるようにして変形する。
面の形状が、第3図Aの状態から第3図Bに示したよう
に、上部枠体IAの下部及び下部枠体IBの上部も外側
に押し出されるようにして変形する。
そして、一旦上記のように変形したケース3は、以後内
圧が低下しても元の形状には戻らない。
圧が低下しても元の形状には戻らない。
このようなケースの変形により、枠体IA、IBと側面
板2とを接合させた溶接部に無理がか)す、き裂が生ず
るなどして油洩れの原因となる虞れがあった。
板2とを接合させた溶接部に無理がか)す、き裂が生ず
るなどして油洩れの原因となる虞れがあった。
本考案は斯かる事情に鑑みなされたもので、枠体と該枠
体寄りの側面板の所要部間に補強部材を跨って配設する
ことにより、ケース内部の圧力が上昇しても側面板が湾
曲変形しないように改良した油入電気機器のケースを提
供したものである。
体寄りの側面板の所要部間に補強部材を跨って配設する
ことにより、ケース内部の圧力が上昇しても側面板が湾
曲変形しないように改良した油入電気機器のケースを提
供したものである。
以下、本考案を図面により詳細に説明する。
第4図は本考案の一実施例を示したもので、図示のよう
に上部枠体IAと放熱リブ2aの上端縁とを連結する補
強部材4を設けたものである。
に上部枠体IAと放熱リブ2aの上端縁とを連結する補
強部材4を設けたものである。
この補強部材4は、台形状をした厚さが稍厚い鉄板等の
金属板を用いて一端縁を上部枠体1Aの外側面に、他端
縁を放熱リブ2aの上端縁にそれぞれ溶着して取付けた
ものである。
金属板を用いて一端縁を上部枠体1Aの外側面に、他端
縁を放熱リブ2aの上端縁にそれぞれ溶着して取付けた
ものである。
このような補強部材4は、単に放熱リブ2aの一箇所に
対してだけでなく複数箇所に対して設けてもよく、また
上部枠体IAに対してだけでなく、下部枠体1Bと放熱
リブ2aの下端縁との間にも設ければ一層効果的である
。
対してだけでなく複数箇所に対して設けてもよく、また
上部枠体IAに対してだけでなく、下部枠体1Bと放熱
リブ2aの下端縁との間にも設ければ一層効果的である
。
次に、第5図は本考案の他の実施例を示したもので、図
示のように放熱リブ2aに固着した補強棒2bの長さ方
向の適宜の個所に一端を固着し、他端を上部枠体IAの
外側面に固着した金属棒よりなる補強部材4′を配した
ものである。
示のように放熱リブ2aに固着した補強棒2bの長さ方
向の適宜の個所に一端を固着し、他端を上部枠体IAの
外側面に固着した金属棒よりなる補強部材4′を配した
ものである。
このような補強部材4′も1箇所だけでなく数箇所に、
また上部枠体IAだけでなく、下部枠体1Bと下部の補
強棒2bとの間にも跨って設ければより効果的であり前
記同様の効果が得られることは勿論である。
また上部枠体IAだけでなく、下部枠体1Bと下部の補
強棒2bとの間にも跨って設ければより効果的であり前
記同様の効果が得られることは勿論である。
第4図の実施例においては補強部材4が、また第5図の
実施例においては補強部材4′が、それぞれ放熱リブ2
a又は連結棒2bと上部枠体1A又は下部枠体1Bの外
側面との間を強固に連結しているので、ケース3の内圧
が上昇して側面板2を内側より外方に向けて押す力が作
用しても、前記の補強部材4又は4′がこの力に抗して
、ケース側面板の偏位を阻止し、上部及び下部枠体1A
、IBが外方側に湾曲変形するのを防止する役目をする
。
実施例においては補強部材4′が、それぞれ放熱リブ2
a又は連結棒2bと上部枠体1A又は下部枠体1Bの外
側面との間を強固に連結しているので、ケース3の内圧
が上昇して側面板2を内側より外方に向けて押す力が作
用しても、前記の補強部材4又は4′がこの力に抗して
、ケース側面板の偏位を阻止し、上部及び下部枠体1A
、IBが外方側に湾曲変形するのを防止する役目をする
。
上記のように、本考案のケースは、少なくとも一方の枠
体と側面板の該枠体側寄りの部分に直接又は間接に補強
部材を配設したので、ケース側面板の板厚が薄い場合で
も、ケースの内圧の上昇によるケースの変形を有効に防
止することができる。
体と側面板の該枠体側寄りの部分に直接又は間接に補強
部材を配設したので、ケース側面板の板厚が薄い場合で
も、ケースの内圧の上昇によるケースの変形を有効に防
止することができる。
また、補強部材は極めて単純な形状のものでよく、原価
も安い、そしてその取付作業も容易であるから、ケース
をコストアップさせることがなくその実用的効果は大で
ある。
も安い、そしてその取付作業も容易であるから、ケース
をコストアップさせることがなくその実用的効果は大で
ある。
第1図は従来のケースの一例を示す要部の斜視図、第2
図Aは第1図のケースのA−A線断面図、第2図Bは同
ケースの変形状態を示す同部の断面図、第3図Aは第1
図のケースのB−B線断面図、第3図Bは同ケースの変
形状態を示す同部の断面図、第4図及び第5図はそれぞ
れ本考案の異なる実施例の要部を示す斜視図である。 IA・・・・・・上部枠体、1B・・・・・・下部枠体
、2゜2′・・・・・・側面板、2a・・・・・・放熱
リブ、3・・・・・・ケース、4,4′・・・・・・補
強部材。
図Aは第1図のケースのA−A線断面図、第2図Bは同
ケースの変形状態を示す同部の断面図、第3図Aは第1
図のケースのB−B線断面図、第3図Bは同ケースの変
形状態を示す同部の断面図、第4図及び第5図はそれぞ
れ本考案の異なる実施例の要部を示す斜視図である。 IA・・・・・・上部枠体、1B・・・・・・下部枠体
、2゜2′・・・・・・側面板、2a・・・・・・放熱
リブ、3・・・・・・ケース、4,4′・・・・・・補
強部材。
Claims (1)
- 上部枠体及び下部枠体の外側辺間に、金属板を多数回交
互に逆方向に折曲げて波状に形成した放熱リブよりなる
側面板を固着してなる油入電気機器のケースにおいて、
前記枠体の少なくとも一方に一端を固着し他端を前記一
端を固着した枠体側寄りの前記側面板の一部に直接又は
間接に固着して該側面板と前記枠体の一方とを連結する
補強部材を設けたことを特徴とする油入電気機器のケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913879U JPS605553Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 油入電気機器のケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913879U JPS605553Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 油入電気機器のケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS564220U JPS564220U (ja) | 1981-01-14 |
JPS605553Y2 true JPS605553Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=29312558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7913879U Expired JPS605553Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 油入電気機器のケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605553Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP7913879U patent/JPS605553Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS564220U (ja) | 1981-01-14 |
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