JPH0631702Y2 - 電気機器用タンク - Google Patents

電気機器用タンク

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JPH0631702Y2
JPH0631702Y2 JP4211089U JP4211089U JPH0631702Y2 JP H0631702 Y2 JPH0631702 Y2 JP H0631702Y2 JP 4211089 U JP4211089 U JP 4211089U JP 4211089 U JP4211089 U JP 4211089U JP H0631702 Y2 JPH0631702 Y2 JP H0631702Y2
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JP
Japan
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frame member
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tank
reinforcing
lower frame
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JP4211089U
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JPH02132916U (ja
Inventor
正市 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、放熱用ひだ付き側板を有する電気機器用タ
ンクの補強構造に関するものである。
[従来の技術] 第8図は、軽量化,小形化のため、薄鋼板を波形状に形
成して放熱機能を有する側板として使用した従来の変圧
器用タンクの側面図、第9図は内圧を受けたときの変形
状態図、第10図は外圧を受けたときの変形状態図、第
11図は上部枠材と放熱側板との溶接部近傍の内圧を受
けたときの応力を示す図、第12図は内圧を受けたとき
の放熱側板の膨出を示す横断面図である。
図において、1は放熱側板、2は放熱側板1のひだ、3
は上部枠材、4は下部枠材、5は上部枠材のフランジ、
6はタンクの底板、7はカバー、8,9は溶接ビードで
ある。
第9図に示すように、このタンクに内圧がかかると、ひ
だにより剛性が高い放熱側板1は全体として外側に移動
し、これに引かれて上部枠材3,下部枠材4も変形し、
第11図に示すように、溶接ビード8,9に高い折り曲
げ応力が生じて割れが発生し、内部流体の漏れの原因に
なる。内部を減圧して外圧がかかるときも、第10図に
示すように、上記と同様な不具合が生じる。
このような放熱用ひだ付き側板を有する電気機器用タン
クを補強する構造として、特開昭55−130109号
公報に、第13図乃至第16図に示すように、補強バー
10を台板15を介して上部枠材3及び下部枠材4に固
着したものが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の電気機器用タンクの補強構造は以上のようであ
り、補強バー10を台板15を介して上部枠材3及び下
部枠材4に固着しただけのものであるので、補強効率が
良くなく、変形及び割れを防止するのに十分でないとい
う課題があった。
この考案はこのような課題を解消するためになされたも
ので、効率良く補強された電気機器用タンクを得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る電気機器用タンクは、上下部枠材と放熱
側板との溶接部に対向する部分に切り欠きを設けた補強
材を、上部枠材の側面及びフランジ面及び下部枠材の側
面に溶接固着して設けたものである。
[作用] この考案における電気機器用タンクに設けられた補強材
は、上部枠材の側面及びフランジ面及び下部枠材の側面
に溶接固着したので、補強材の曲げ強度とともに、フラ
ンジに溶接したことによるせん断強度も働いて枠材及び
放熱側板ならびにその間の溶接部の変形及び割れを防止
する。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図はこの考案の一実施例による電気機器用タンクの側面
図、第2図は補強構造を示す縦断面図、第3図は他の実
施例による補強構造を示す縦断面図、第4図,第5図及
び第6図は補強材の斜視図、第7図は補強材の断面図で
ある。
図において、1は放熱側板、2は放熱側板1に形成され
たひだ、3は上部枠材、4は下部枠材、5はフランジ、
6は底板、7はカバー、9は溶接ビード、10は外側補
強材、11は扇状切欠き、12は内側補強材、13は溶
接ビードである。
補強材10は荷重がかかっても座屈しない程度の厚さの
鋼板とし、上下部を上部枠材3の側面,フランジ5の下
面及び下部枠材4の側面に溶接して固着する。溶接ビー
ド9に対面する部分には、補強材10に扇状切欠き11
が設けられている。また、放熱側板1に対向する部分
は、放熱側板1は薄いので第4図に示すように面一でも
よいが、第5図に示すように、放熱側板1の厚さtだけ
凹入した形状としてもよく、放熱側板1に接する縁辺は
第7図に示すように丸めて形成すればさらによい。
なお、第3図に示すように内側補強材12を設けてもよ
く、この場合、内側補強材12は直材としてもよく、第
6図に示すように上部枠材3,下部枠材4に接する部分
をそれぞれの板厚だけ凹ませて形成し溶接してもよい。
次に、作用について説明する。この補強材10は上部を
上部枠材3の側面及びフランジ5の下面に溶接し、下部
を下部枠材4の側面に溶接して固着されているので、タ
ンクに内圧または外圧がかかったとき、補強材10の曲
げ耐力により下部枠材4及び上部枠材3の変形を防止す
るが、フランジ5にも溶接されているので、図の左右方
向にかかる内圧または外圧力に対してせん断力がフラン
ジ5の溶接部を介してフランジ5に伝達されせん断力に
よってフランジ5に支持されるので、変形が小さく、補
強材10の強度を十分に活用して補強することができ
る。
なお、放熱側板1と上部枠材3または下部枠材4との溶
接部9に対向する部分は扇状切欠き11を形成して跨
ぎ、放熱側板1に対する縁辺を放熱側板1に接するよう
に形成することにより、上下の枠材及び放熱側板1なら
びにその間の溶接部9の変形を防止し、溶接部9に割れ
が発生することを防止できる。また補強材10の放熱側
板1に接する縁辺を第7図の10cに示すように丸める
ことにより、放熱側板1に外側補強材10がなめらかに
接するので放熱側板1を損傷させず、塗装手入れなども
十分にできる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、補強材を上部枠材及
び下部枠材ならびにフランジに溶接して固着したので、
変形が小さく効率良く補強された電気機器用タンクが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの考案の一実施例による電気機器
用タンクの補強構造を示し、第1図はタンクの側面図、
第2図は補強構造の縦断面図、第3図は他の実施例によ
る補強構造の縦断面図、第4図,第5図及び第6図は補
強材の斜視図、第7図は補強材の断面図である。第8図
乃至第16図は従来例を示し、第8図はタンクの側面
図、第9図,第10図は変形説明図、第11図は応力説
明図、第12図は変形を示す横断面図、第13図はタン
クの側面図、第14図は補強構造の縦断面図、第15図
は固着部の拡大図、第16図は固着部の横断面図であ
る。 図において、1は放熱側板、2はひだ、3は上部枠材、
4は下部枠材、5はフランジ、10は補強材、11は扇
状切欠きである。なお、図中、同一符号は同一または相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向にひだが形成された放熱側板の上
    下辺にフランジを有する上部枠材及び下部枠材を溶接固
    着してなる電気機器用タンクにおいて、前記放熱側板の
    ひだの間に上下方向に、前記上下部枠材と放熱側板との
    溶接部に対向する部分に切り欠きを設けた補強材を、前
    記上部枠材の側面及びフランジ面及び前記下部枠材の側
    面に溶接固着して設けたことを特徴とする電気機器用タ
    ンク。
JP4211089U 1989-04-11 1989-04-11 電気機器用タンク Expired - Lifetime JPH0631702Y2 (ja)

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JP4211089U JPH0631702Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 電気機器用タンク

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JP4211089U JPH0631702Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 電気機器用タンク

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Publication Number Publication Date
JPH02132916U JPH02132916U (ja) 1990-11-05
JPH0631702Y2 true JPH0631702Y2 (ja) 1994-08-22

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ID=31553363

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JP4211089U Expired - Lifetime JPH0631702Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 電気機器用タンク

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