JP3169254U - 角型密閉容器 - Google Patents

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正好 平野
正好 平野
亮 山崎
亮 山崎
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Abstract

【課題】角型容器本体の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができると共に、角型容器本体を構成する材料の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができる角型密閉容器を提供する。【解決手段】上端部に開口部22aが形成された箱状の角型容器本体22と、角型容器本体22上に配置され開口部22aを閉塞する蓋部材と、角型容器本体22の上端部と蓋部材の周縁部を固結して開口部22aを閉塞する締結部材とを備え、開口部22aは直線状の4つの辺部48を形成する肉厚部と、4つの辺部48間の4つの隅部にほぼ直角に折り曲げて形成された折曲部50とを有するロの字状に形成され、開口部22aの折曲部50の折曲げ半径が、辺部48の長さに対して著しく短い長さに設定される。【選択図】図4

Description

本考案は、その内部に形成される密閉空間に、例えば、低レベル放射性廃棄物のようなものを収納するような、角型密閉容器に関するものである。
従来の角型密閉容器には、上端部に開口部が形成された箱状の角型容器本体と、その開口部を閉塞する蓋部材と、その蓋部材を角型容器本体の開口部の上に載せた状態で、開口部と蓋部材それぞれの四隅部外側に対向して配置されて、角型容器本体の開口部の上端部と蓋部材の周縁部とを挟み込む力によりその両者を固結する、4つのL字型の締結部材とを備えるものがあった(例えば、特許文献1、2参照)。
図12に示すように、従来の角型密閉容器の角型容器本体2には開口部2aが形成され、この開口部2aはその上端部が外側下方に折り曲げられて内側に芯金(図中不図示)を巻き込むことにより補強されていた。そして、この開口部2aを閉塞するために従来の角型密閉容器の蓋部材は、その下側に設けたシール材を開口部2a上に載置するようになっていた。
そして、従来の角型密閉容器の上記締結部材は、その断面が楔状(鋏状)に形成されており、その鋏状の断面の2つに分岐した先端部それぞれが、角型容器本体2の開口部2aの上端部と蓋部材の周縁部を挟み込んだ状態で、上記締結部材の互いに隣合う2つの端部をネジ締結手段により連結して締め付ける。
このことにより、締結部材の鋏状の断面の2つに分岐した先端部が、角型容器本体2の開口部2aの上端部と蓋部材の周縁部が互いに近づくように加圧されて密着することにより、角型容器本体2の内部に密閉された空間を形成するようになっていた。
このような従来の角型密閉容器によれば、ドラム缶等のような円柱状の密閉容器に比べて、水平方向に複数並べて配置させた際にその相互間に大きな隙間が形成されないため、倉庫等の保管する空間を有効に利用することができるようになっていた。
また、従来の角型密閉容器は、開口部2aはその上端部が外側下方に折り曲げられて内側に芯金を巻き込むことにより補強されていたため、その角型容器本体2の開口部2aの四隅部において、その芯金を折り曲げなければならないので、その折曲部2bの折曲げ半径を小さくすることには限界があり、その折曲げ半径Rはある程度大きなものとなっていた。
特開2000−085765号公報 特開2005−315803号公報
しかしながら、従来の角型密閉容器は、図12に示すように、その角型容器本体2の開口部2a四隅部の折曲部2bが、ある程度大きな折曲げ半径Rに形成されていたので、小さな折曲げ半径で形成された場合に比べて、その分角型容器本体2の内部の容積が小さいものとなり、角型容器本体2の内部に収納できる物体の量が少なくなってしまうという問題があった。
また、図13に示すように、角型容器本体2の内部に収納される物体3の形状が、直交する面の間の隅部に角部が形成された角型である場合には、その角部が角型容器本体2の開口部2aの折曲部2bの内側の面に接するように収納したとしても、開口部2aの辺部2cの内側の面と、収納される物体3の角部3aから連続してその開口部2aの辺部2cの内側の面と対向する対向面3bとの間に大きな隙間hが形成されてしまう。
このため、角型容器本体2の開口部2aの内部空間を、可能な限り最大限に利用することができないという問題もあった。
なお、従来の角型密閉容器における角型容器本体2のようなその開口部2aの四隅部に折曲部2bを形成する代わりに、互いの相対角度が直角となるように配置された板状部材の端部同士を溶接等で接合させて、角型容器本体の開口部の四隅部に角部を形成した場合には、角型容器本体はその接合により形成された角部の頂点部分において応力集中を起こしてしまう。
このため、角型容器本体を構成する材料には肉厚が大きいものを用いなければならなくなって、角型容器本体の重量が大きくなってしまうという問題があった。
そこで本考案は、上記問題点に鑑みて、角型容器本体の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができると共に、角型容器本体を構成する材料の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができる角型密閉容器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案による角型密閉容器は、
上端部に開口部が形成された箱状の角型容器本体と、
前記角型容器本体の上に配置されて前記開口部を閉塞する蓋部材と、
前記角型容器本体の上端部と前記蓋部材の周縁部を固結することにより前記開口部を閉塞する締結部材とを備えた角型密閉容器において、
前記開口部は、それぞれ直線状の4つの辺部を形成する肉厚部と、この4つの辺部それぞれの間の4つの隅部に、前記肉厚部に連続してほぼ直角に折り曲げて形成された折曲部とを有するロの字状に形成され、
前記開口部の折曲部の折曲げ半径が、前記辺部の長さに対して著しく短い長さに設定されたことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記辺部の長さが略1240mm位であり、前記折曲部の折曲げ半径が略10mm以下であることを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記角型容器本体は、その水平断面が前記開口部の4つの辺部それぞれの中央部にて分離し、前記4つの隅部にてほぼ直角に折曲げられて形成され、かつ水平断面に垂直の方向に長さを有するよう形成された4つの分割折り曲げ部材を有し、
この4つの分割折り曲げ部材の互いに隣り合って配置されたそれぞれの端部の板厚が互いに重ね合わされて一体的に接合されたことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記角型容器本体の水平断面の外側を一周するように容器補強部材を設けたことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記開口部の上端部外側に設けた直線状の芯金を巻くように前記開口部の上端部を外側下方に曲げるように形成し、前記開口部の4つの隅部の折曲部にはその外側に芯金を設けないことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記蓋部材の下面にシール部材を設け、このシール部材を前記開口部の上端部に圧着することにより前記開口部を閉塞するようにしたことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記締結部材は、前記開口部の4つの隅部それぞれにおいて折曲げられ、それぞれの端部が前記開口部の4つの辺部の長さ中央部において隣り合って配置される4つのL字状のクランプ部材を有し、
これら4つのL字状のクランプ部材を前記開口部の前記相当する位置に外側から当てがい、前記クランプ部材の互いに隣り合って配置される端部同士をネジ締結手段によって締付けることにより、前記開口部の上端部と前記蓋部材の周縁部を固結するようにしたことを特徴とするものである。
また、本考案による角型密閉容器は、
前記L字状のクランプ部材の断面形状を、2つに分岐した先端部が前記蓋部材の周縁部と前記開口部の上端部とを挟んで押圧する鋏状に形成したことを特徴とするものである。
このような本考案の角型密閉容器によれば、
上端部に開口部が形成された箱状の角型容器本体と、
前記角型容器本体の上に配置されて前記開口部を閉塞する蓋部材と、
前記角型容器本体の上端部と前記蓋部材の周縁部を固結することにより前記開口部を閉塞する締結部材とを備えた角型密閉容器において、
前記開口部は、それぞれ直線状の4つの辺部を形成する肉厚部と、この4つの辺部それぞれの間の4つの隅部に、前記肉厚部に連続してほぼ直角に折り曲げて形成された折曲部とを有するロの字状に形成され、
前記開口部の折曲部の折曲げ半径が、前記辺部の長さに対して著しく短い長さに設定されたことにより、
角型容器本体の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができると共に、角型容器本体を構成する材料の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができる。
本考案の第1の実施の形態に係る角型密閉容器20を示す正面図である。 図1に示す角型密閉容器20の上面図である。 図1に示す角型密閉容器20の一部を構成する角型容器本体22の正面図である。 図3に示す角型容器本体22の上面図である。 図3に示す角型容器本体22の下面図である。 図3に示す角型容器本体22の側板部32を構成する分割折り曲げ部材38を示す図であって、図6(a)はその上面図、図6(b)はその側面図である。 図4に示す角型容器本体22における円部Bを拡大して示す部分拡大図である。 図1に示す角型密閉容器20の一部を構成する蓋部材24を示す図であって、図8(a)はその上面図、図8(b)はその側面図である。 図1に示す角型密閉容器20の一部を構成する締結部材26を示す図であって、図9(a)はその上面図、図9(b)はその側面図である。 図1に示す角型密閉容器20の締結部材26により蓋部材24の周縁部と角型容器本体22の開口部22aの上端部を固結する状態を拡大して示す部分拡大断面図である。 本考案の第2の実施の形態に係る角型密閉容器80を示す正面図である。 従来の角型密閉容器の一部を構成する角型容器本体2の上面図である。 図12に示す角型容器本体2内に角型の物体3を収納した状態を示す部分拡大上面図である。
以下、本考案に係る角型密閉容器の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図10は、本考案の第1の実施の形態に係る角型密閉容器20について説明するために参照する図である。
本考案の第1の実施の形態に係る角型密閉容器20は、図1及び図3に示すように、上端部に開口部22aが形成された箱状の角型容器本体22と、この角型容器本体22の開口部22aの上に配置されてその開口部22aを閉塞する蓋部材24を備えるようになっている。
そしてさらに、角型容器本体22の開口部22aの上端部と蓋部材24の周縁部を挟んで、この両者を固結することにより、後述するように角型容器本体22の内部に密閉された空間を形成する、締結部材26を備えるようになっている。
上記締結部材26は、4つのL字状の部材から構成され、角型容器本体22の開口部22aの上端部と蓋部材24の周縁部それぞれの四隅部の外側に、L字状の部材の内側が対向して配置されるようになっている。
そして、締結部材26の断面の鋏形状の2つの先端部が、角型容器本体22の開口部22aの上端部と蓋部材24の周縁部を挟みこんだ状態で、互いに隣接する2つの締結部材26それぞれの端部同士をボルト28とナット30をネジ締結させて締め付けることにより、開口部22aの上端部と蓋部材24の周縁部を固結して、角型容器本体22の開口部22aを蓋部材24が閉塞できるようになっている。
角型密閉容器20の角型容器本体22は、軟鋼等を用いた金属製であり、図3に示すように、蓋部材24や締結部材26が設けられていないときは、上下両端が開口した四角筒状の側板部32の下端部に、底板部34が溶接等により一体的に接合されることにより、側板部32の下方の開口が閉塞されて上方の開口が開放された箱状に形成されている。
そして、図3に示すように、角型容器本体22の側板部32には、その開口する上部近傍において水平断面の外側を一周するように、その外側面に断面がL字状の開口部補強部材40(容器補強部材)が巻付いて一体的に固定されている。
図3及び図5に示すように、角型容器本体22の底板部34の下側には脚部36が設けられ、角型容器本体22の開口部22aの上に蓋部材24が取付けられた後に、その蓋部材24の上に別の角型容器本体22の脚部36を積み上げることができるようになっている。
図5に示すように、角型容器本体22の脚部36は、桁材58,60が縦横に配置されており、その桁材58間には補強リブ62が配置されていて、図3に示すように、それらが底板部34の下面に溶接等により一体的に接合されている。
このため、図5に示すように、角型容器本体22の底板部34が補強されると共に、フォークリフトのフォークを桁材58間に差込む等により角型密閉容器20を容易に運ぶことができるように構成されている。
図4に示すように、角型容器本体22の側板部32は、後述するような4つの分割折り曲げ部材38が互いに組立てられることにより、水平周方向及び上下方向の全体にわたって形成されている。
そして、角型容器本体22の開口部22aは、4つの辺部48と、互いに隣接する辺部48,48間の隅部に形成された折曲部50により構成されるようになっている。なお、図4においては、分かりやすく説明する上での便宜上、図6(a)に示す分割折り曲げ部材38の底板接合部56を省略して示している。
上記分割折り曲げ部材38は、図6(a),(b)に示すように、その水平長さ方向における中央部においてほぼ直角に折り曲げられたL字状に形成されており、その水平長さ方向の一方の端部には、他方の端部と同じ長さの二点鎖線の位置より図中左方向に突出した、端部接合板部54が形成されている。
そして、図4に示すように、この分割折り曲げ部材38の端部接合板部54が、隣接する別の分割折り曲げ部材38の端部に重ね合わされて、その周囲を溶接等により接合することにより一体的に形成されている。このとき、分割折り曲げ部材38の端部接合板部54と別の分割折り曲げ部材38の端部の板厚が重ね合わされた部分は、その辺部48における他の部分の2倍の肉厚を有しており、その重ね合わされた部分が補強されるようになっている。
このため、図4に示すように、角型容器本体22は、その水平断面が、開口部22aの4つの辺部48それぞれの中央部にて分離し、4つの隅部にて折曲げられて、上下方向(図紙面に垂直の方向)に伸びるよう形成された、4つの分割折り曲げ部材38が組立てられて構成されていることになる。
角型容器本体22の側板部32を構成する分割折り曲げ部材38は、図6(b)及び図10に示すように、その上端部を外側下方に折り曲げて内側に芯金46を巻き込んで構成されていることにより、角型容器本体22の開口部22aの上端部、すなわち、角型容器本体22の側板部32の上端部を補強するようになっている。
そして、図6(a)及び(b)に示すように、側板部32を構成する分割折り曲げ部材38の下端部には、L字状における2つの直線部からそれぞれ水平方向内側に突出する底板接合部56が形成されるようになっている。角型容器本体22の側板部32は、この分割折り曲げ部材38の底板接合部56を介して底板部34の上面に溶接等により一体的に固定されるようになっている。
図7に示すように、角型容器本体22の開口部22aは、その折曲部50の折曲げ半径R1が、辺部48の長さ(図4参照)に対して著しく短く形成されており、図4に示すように上面から見て四隅部が略直角のロの字状に形成されるようになっている。
本実施の形態における角型容器本体22の折曲部50の折曲げ半径R1は、図7中一点鎖線で示す前記従来の角型容器本体2の四隅部の折曲げ半径Rに対して、ほぼ十分の一以下の小さい半径寸法で形成されるようになっている。
具体的には、厚さ2.3mmの鋼板の分割折り曲げ部材38を用いて角型容器本体22を組立て、その辺部48の長さが略1240mm位である場合に、前記従来の角型容器本体2の四隅部の折曲げ半径Rが100mm程度であったとすると、本実施の形態における角型容器本体22の折曲部50の曲げ半径R1は、略10mm以下に形成されるようになっている。
このため、本実施の形態における角型密閉容器20は、角型容器本体22の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体22の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができるようになっている。
しかしながら、角型容器本体22の折曲部50の折曲げ半径R1を小さく設定したことにより、辺部48の長さ寸法が、折曲げ半径R1を小さく設定しなかった場合よりも長くなるため、その分、角型容器本体22の辺部48の強度が低下するおそれが発生する。
そこで本実施の形態における角型容器本体22は、上記のようなおそれが発生しないように、図3に示すように、その側板部32の上下方向中央部近傍において、水平断面の外側を一周するように、断面がL字状の水平補強部材52(容器補強部材)が一体的に固定されるようになっている。
このため、角型容器本体22の辺部48を補強するようになっており、角型容器本体22の側板部32の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができるようになっている。
一方、角型密閉容器20の蓋部材24は、軟鋼等を用いた金属製であり、図8(a)に示すように、角型容器本体22の開口部22aと相似形のほぼ正方形に(角型状に)形成されており、その四隅部が丸めて形成されている。そして、角型密閉容器20の蓋部材24は、図1に示すように、角型容器本体22の上に載置されてその開口部22aを閉塞するようになっている。
図8(a)に示すように、この蓋部材24の上面には、互いに離れて対向する位置に、中央側から外側に向かうにしたがって高さが高くなるよう傾斜した、2つの取っ手70が溶接等により一体的に取付けられている。
この蓋部材24の取っ手70は、蓋部材24の上に別の角型密閉容器20の角型容器本体22の脚部36を載せて、角型密閉容器20同士を垂直方向に積み重ねた際に、角型容器本体22の脚部36に接触しないような位置、幅寸法及び高さ寸法に形成されるようになっている。
図8(a)及び(b)に示すように、蓋部材24には、その周縁部64の外形形状に沿うように、その下面から垂直方向に高さを有するリブ66が設けられている。そして、蓋部材24の平面方向におけるリブ66の外形輪郭の内側に、蓋部材24の下面からリブ66と同程度の高さ寸法のリブ68が格子状に設けられている。
蓋部材24のリブ66と68は、図10に示すように、蓋部材24が角型容器本体22の開口部22aを閉塞した際に、角型容器本体22の開口部22aの内周面より内側に入り込むようになっている。
また、図10に示すように、蓋部材24の周縁部64は、その先端部が図中下方向に折れ曲って形成されており、蓋部材24の周縁部64とリブ66の外形輪郭との間に囲まれた領域には、図中上方に向かって凹んだ溝部71が形成されており、その溝部71内に弾性体のシール材72を取付けるようになっている。
他方、角型密閉容器20の締結部材26は、軟鋼等を用いた金属製であり、図9(b)及び図10に示すように、その断面が凹部26aから2つの先端部に向かって分岐した鋏状に形成されている。そして、図9(a)に示すように、上から見た締結部材26は、2つの直線部が略直角に開いたL字状に形成されており、その2つの直線部の先端部には締結金具74が溶接により一体的に設けられている。
図9(a),(b)に示すように、締結金具74は、帯状の板部材を折り曲げて形成されており、その一端部が締結部材26の図中上部に沿うように接触しており、その接触した部分の先端部が溶接部Wにおいて溶接により、締結部材26の図中上部に一体的に固定されている。そして、締結金具74の他端部は円形状に折り曲げられ、その折れ曲がった部分の内側に貫通孔74aが形成されている。
図1及び図2に示すように、角型密閉容器20の締結部材26は、蓋部材24の四隅部のそれぞれに、略直角に折れ曲がった折曲げ部26b(図9(a)参照)が配置されるようになっている。
そして、図10に示すように、締結部材26の断面の凹部26aから分岐した2つの先端部が、角型容器本体22の開口部22aの上端部の芯金46巻込部の下側と、蓋部材24の上面を挟み込んだ状態で、図2に示すように、互いに隣合う締結部材26端部の締結金具74同士を、それらの貫通孔74aにボルト28を貫通させてその先端部をナット30によりネジ締結する。
これにより、角型密閉容器20の締結部材26は、互いの締結金具74同士が互いに近寄る方向に力が加えられ、隣合う端部同士が引っ張られた状態となるため、開口部22aの上端部の芯金46巻込部と蓋部材24を互いに近づけるよう押圧して、両者を互いに強固に結合(固結)するようになっている。
このとき、角型容器本体22の開口部22aの上端部は、蓋部材24の溝部71に取付けられたシール材72に圧着するようになっており、角型容器本体22の開口部22aを閉塞して、角型容器本体22の内部に密閉された空間が形成されるようになっている。
このような本考案の第1の実施の形態に係る角型密閉容器20によれば、角型容器本体22の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体22の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができると共に、角型容器本体22を構成する材料の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができる。
次に、図11は、本考案の第2の実施の形態に係る角型密閉容器80について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態に係る角型密閉容器20においては、図1に示すように、角型容器本体22の側板部32の上下方向中央部近傍において、水平断面の外側を一周するように、水平補強部材52が側板部32の外側面に一体的に固定されるようになっていたのに対して、本実施の形態に係る角型密閉容器80は、上記水平補強部材52の代わりに、図11に示すように、角型容器本体22の側板部32に固定された開口部補強部材40の下面から、角型容器本体22の脚部36の桁材58,60の、側板部32より外側の上面にわたって、伸びたコの字状の垂直補強部材82が、側板部32の4つの辺部48(図4参照)の外側面それぞれに2つずつ配置され、それぞれの接触部分において溶接等により互いに一体的に固定されている点において、前記第1の実施の形態に係る角型密閉容器20と異なるものである。
このような本考案の第2の実施の形態に係る角型密閉容器80によっても、角型容器本体22の容積をなるべく大きくしてその内部に収納できる量を増大させることができ、かつ角型容器本体22の内部の空間を可能な限り最大限に利用することができると共に、角型容器本体22を構成する材料の肉厚をそれほど大きくしなくとも強度を満足させることができる。
2 角型容器本体
2a 開口部
2b 折曲部
2c 辺部
3 物体
3a 角部
3b 対向面
20 角型密閉容器
22 角型容器本体
22a 開口部
24 蓋部材
26 締結部材
26a 凹部
26b 折曲げ部
28 ボルト
30 ナット
32 側板部
34 底板部
36 脚部
38 分割折り曲げ部材
40 開口部補強部材
46 芯金
48 辺部
50 折曲部
52 水平補強部材
54 端部接合板部
56 底板接合部
58,60 桁材
62 補強リブ
64 周縁部
66,68 リブ
70 取っ手
71 溝部
72 シール材
74 締結金具
74a 貫通孔
80 角型密閉容器
82 垂直補強部材
h 隙間
R,R1 折曲げ半径
W 溶接部

Claims (8)

  1. 上端部に開口部が形成された箱状の角型容器本体と、
    前記角型容器本体の上に配置されて前記開口部を閉塞する蓋部材と、
    前記角型容器本体の上端部と前記蓋部材の周縁部を固結することにより前記開口部を閉塞する締結部材とを備えた角型密閉容器において、
    前記開口部は、それぞれ直線状の4つの辺部を形成する肉厚部と、この4つの辺部それぞれの間の4つの隅部に、前記肉厚部に連続してほぼ直角に折り曲げて形成された折曲部とを有するロの字状に形成され、
    前記開口部の折曲部の折曲げ半径が、前記辺部の長さに対して著しく短い長さに設定されたことを特徴とする角型密閉容器。
  2. 前記辺部の長さが略1240mm位であり、前記折曲部の折曲げ半径が略10mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の角型密閉容器。
  3. 前記角型容器本体は、その水平断面が前記開口部の4つの辺部それぞれの中央部にて分離し、前記4つの隅部にてほぼ直角に折曲げられて形成され、かつ水平断面に垂直の方向に長さを有するよう形成された4つの分割折り曲げ部材を有し、
    この4つの分割折り曲げ部材の互いに隣り合って配置されたそれぞれの端部の板厚が互いに重ね合わされて一体的に接合されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の角型密閉容器。
  4. 前記角型容器本体の水平断面の外側を一周するように容器補強部材を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の角型密閉容器。
  5. 前記開口部の上端部外側に設けた直線状の芯金を巻くように前記開口部の上端部を外側下方に曲げるように形成し、前記開口部の4つの隅部の折曲部にはその外側に芯金を設けないことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の角型密閉容器。
  6. 前記蓋部材の下面にシール部材を設け、このシール部材を前記開口部の上端部に圧着することにより前記開口部を閉塞するようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の角型密閉容器。
  7. 前記締結部材は、前記開口部の4つの隅部それぞれにおいて折曲げられ、それぞれの端部が前記開口部の4つの辺部の長さ中央部において隣り合って配置される4つのL字状のクランプ部材を有し、
    これら4つのL字状のクランプ部材を前記開口部の前記相当する位置に外側から当てがい、前記クランプ部材の互いに隣り合って配置される端部同士をネジ締結手段によって締付けることにより、前記開口部の上端部と前記蓋部材の周縁部を固結するようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の角型密閉容器。
  8. 前記L字状のクランプ部材の断面形状を、2つに分岐した先端部が前記蓋部材の周縁部と前記開口部の上端部とを挟んで押圧する鋏状に形成したことを特徴とする請求項7に記載の角型密閉容器。
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