JPH0635451Y2 - 電気機器用タンク - Google Patents

電気機器用タンク

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JPH0635451Y2
JPH0635451Y2 JP13357888U JP13357888U JPH0635451Y2 JP H0635451 Y2 JPH0635451 Y2 JP H0635451Y2 JP 13357888 U JP13357888 U JP 13357888U JP 13357888 U JP13357888 U JP 13357888U JP H0635451 Y2 JPH0635451 Y2 JP H0635451Y2
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JP
Japan
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tank
side plate
corrugated
radiator
corrugated radiator
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JP13357888U
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正市 松本
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シート状の薄鋼板を連続的に折り曲げて波
状突出部を形成して成る波形放熱器の上下端に、それぞ
れ側板を設けて構成される電気機器用タンクに関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般に、電気機器ではタンク内に収納された電気機器本
体で発生した熱を、タンク内に封入した液体やガス等の
冷却媒体を介してタンク内の表面から放散するようにし
ている。このため、電気機器のタンクは放熱効果を高め
る手段の一つとして、タンクを構成する側板を波形に折
り曲げることで、側板自体の放熱面積を増大するような
構造が用いられている。
第9図は従来の電気機器用タンクの一例を示す斜視図で
あり、図において、(1)はシート状の薄鋼板を連続的
に折り曲げることで形成される突出部(1a)を有する波
形放熱器である。この波形放熱器(1)は、第11図に示
すように波状の突出部(1a)を所定の間隙で連続して形
成した後、第12図に示す如く上下の開放端を圧接して溶
接部(1b)を溶接することによって形成される。第10図
は以上のようにして形成された波形放熱器(1)の斜視
図であり、上下端が溶接された突出部(1a)の内部に
は、冷却媒体を封入する空間部(2)が形成されてい
る。
次に、第13図の側面断面図に示すように、波形放熱器
(1)の上端部にフランジ(3a)を有する上部側板
(3)を溶接し、下端図に底板(4a)を有する下部側板
(4)を溶接する。これにより波形放熱器(1)を兼ね
たタンクの側板が得られ、この側板を全面に設けてタン
クを構成するか、又は第9図に示すように、突出部を有
しない側板(5)との組み合せでタンクを構成する。な
お、電気機器用タンクとして用いる場合は、上部側板
(3)のフランジ(3a)面にパッキンを介してフタが固
着される。
ところで、電気機器用タンクには、周囲温度の変動又は
負荷の変動などによる温度上昇によって内圧が加わるこ
とになる。この内圧の上昇に伴って、タンクを構成する
波形放熱器(1)、上部側板(3)および下部側板
(4)は、膨脹して第14図の一点鎖線で示すように変形
する。そして、周囲温度の低下や軽負荷の場合はタンク
の内圧も減少するため、タンク形状は第14図の実線で示
す元の状態に戻ることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、周囲温度や負荷の変動は電気機器の一生
の間に何度も繰り返され、この結果、特に、波形放熱器
(1)と上部側板(3)および下部側板(4)との接合
部は、タンク内の圧力変化による変形の繰り返しで疲労
し、やがて亀裂が生じて電気機器の正常な運転が阻害さ
れることになる。このため、タンクを構成する各部材の
板厚を増大することが必要となってくるが、これによっ
て経済的な不利又は製品重量の増加を招くとともに、波
形放熱器(1)の製作が非常に難しくなるという問題点
があった。
この考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、機械的強度に優れ、かつ、安価で軽量な電気
機器用タンクを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る電気機器用タンクは、波形放熱器の上下
端に接合される側板のそれぞれに切り欠き溝を形成し、
この切り欠き溝を波形放熱器突出部端部に嵌合溶接した
ものである。
〔作用〕
この考案においては、上,下部側板の切り欠き溝と波形
放熱器の突出部とを嵌合溶接することにより、上,下部
側板がハリとなって作用し、タンク内の圧力変化に対す
るタンクの変形を防止する。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図は主要部の拡大平面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図はこの考案による上部側板の斜視図であり、
各図において、従来と同一部分は同一符号で示し説明を
省略する。(10)は切り欠き溝(10a)を有する平板状
の上部側板である。上記の切り欠き溝(10a)は、波形
放熱器(1)の突出部(1a)端部と嵌合する形状を呈す
るとともに、突出部(1a)と同一間隔,同一数形成され
ている。そして、上記のように形成された上部側板(1
0)は第2図に示す如く、波形放熱器(1)突出部(1
a)の上端部に溶接によって接合される。このとき、上
部側板(10)の一端面は、波形放熱器(1)の突出部
(1a)より突出した位置にある。なお、波形放熱器
(1)突出部(1a)の下端部にも、上部側板(10)と同
様にして形成された下部側板(図示せず)が接合され、
これによって電気機器用タンクの放熱器兼用側板が形成
されることになる。そして、上記側板を有した電気機器
用タンクにおいては、波形放熱器(1)突出部(1a)の
突出方向と同じ方向に上,下部側板の幅方向を配したこ
とによって、タンク内に圧力が作用した場合でも、放熱
器兼用の側板は上,下部側板の幅方向でタンク内圧に耐
えることになる。また、上,下部側板は波形放熱器
(1)突出部(1a)の上,下端部を固定する構成となっ
ているため、波形放熱器(1)の剛性も従来の両端支持
構造に比べ大幅に増大することになる。
ところで、上記実施例では平板状の上部側板(10)を用
いる場合について説明したが、第4図〜第6図に示すも
のでもよい。即ち、第4図は主要部の拡大図、第5図は
第4図のB−B断面部、第6図は上部側板の斜視図であ
り、各図において、(11)は断面コ字状に形成され、対
向する面の一方の面に波形放熱器(1)の突出部(1a)
端部と嵌合する切り欠き溝(11a)を有した上部側板で
ある。この上部側板(11)の切り欠き溝(11a)は、波
形放熱器(1)の突出部(1a)と同一間隔で同一数形成
されており、第5図に示すように波形放熱器(1)の突
出部(1a)上端部に嵌合溶接される。なお、波形放熱器
(1)の突出部(1a)下端部にも、上部側板(11)と同
形状の下部側板(図示せず)が接合される。ここで、上
記による上,下部側板の対向する面の長さ、つまり波形
放熱器(1)突出部(1a)の突出方向の長さは任意でよ
いが、第7図に示す上部側板(12)のように、切り欠き
溝(11a)が形成されていない面のみを短くするか、又
は第8図に示す上部側板(13)のように断面L字状でも
よい。この場合、上,下部側板と波形放熱器(1)との
溶接作業性が向上することになる。以上、第4ず〜第8
図で示した上部側板(11),(12),(13)を用いて構
成される放熱器兼用の側板は、上記実施例と同様の効果
を奏する。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、波形放熱器の上下端に
接合される側板にそれぞれに切り欠き溝を形成するとと
もに、上記切り欠き溝を波形放熱器を突出部端部に嵌合
溶接したので、タンク構成部材の板厚を増大することな
く、機械的強度に優れた電気機器用タンクが得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による電気機器用タンクの
要部拡大平面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3
図はこの考案による上部側板の斜視図、第4図〜第8図
はこの考案による他の実施例を示すものであり、第4図
は要部拡大平面図、第5図は第4図のB−B断面図、第
6図は上部側板の斜視図、第7図および第8図は第5図
に相当する断面図、第9図は従来の電気機器用タンクの
斜視図、第10図は波形放熱器の斜視図、第11図は第10図
のC−C断面図、第12図は第10図のD−D断面図、第13
図は放熱器兼用側板の側面断面図、第14図は圧力変化に
よるタンクの変形状態を説明する図である。 図において、(1)は波形放熱器、(1a)は突出部、
(10)は上部側板、(10a)は切り欠き溝である。 なお、図中、同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の薄鋼板を連続して折り曲げて波
    状の突出部を形成するとともに、上記突出両端の開放部
    を接合して成る波形放熱器と、この波形放熱器の上下端
    に接合される上部および下部側板によってタンクの一部
    を構成する電気機器用タンクにおいて、上記上部および
    下部側板のそれぞれに上記突出部と嵌合する切り欠き溝
    を形成し、この切り欠き溝と上記突出部とを嵌合溶接し
    たことを特徴とする電気機器用タンク。
JP13357888U 1988-10-13 1988-10-13 電気機器用タンク Expired - Lifetime JPH0635451Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13357888U JPH0635451Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 電気機器用タンク

Applications Claiming Priority (1)

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JP13357888U JPH0635451Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 電気機器用タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0254208U JPH0254208U (ja) 1990-04-19
JPH0635451Y2 true JPH0635451Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=31391570

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JP13357888U Expired - Lifetime JPH0635451Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13 電気機器用タンク

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