JP3007140U - タンクの構造 - Google Patents

タンクの構造

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JP3007140U
JP3007140U JP1994008926U JP892694U JP3007140U JP 3007140 U JP3007140 U JP 3007140U JP 1994008926 U JP1994008926 U JP 1994008926U JP 892694 U JP892694 U JP 892694U JP 3007140 U JP3007140 U JP 3007140U
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side plate
plate
tank
rectangular
corrugated shape
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JP1994008926U
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英徳 満尾
幸男 小川
直人 中山
Original Assignee
株式会社エイチイーシー
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 タンク1の底部を構成する矩形状の下板2
と、屋根部を構成する矩形状の上板3と、これら下板2
と上板3との隅部に配置された角形の支柱部材4と、こ
れら左右の支柱部材4,4間でかつ上下板3,2間に配
置される側板5とから構成されたタンクの構造であっ
て、側板5を、その上下方向で鋭角でもって屈曲するコ
ルゲート状に形成したものである。 【効果】 側板をコルゲート状にしたので、側板自身の
強度が向上し、その外面に、補強部材を殆ど設ける必要
がなく、したがって据付現地での溶接ラインを非常に短
くできるので、タンクの建設工期の短縮化を図ることが
できるとともに、コストダウンをも図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、箱形状のタンクの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、従来の箱形状のタンク(角タンクともいう)51は、平板 状の側板52を、箱形状(四角形状)に組み合わせて構成するとともに、側板5 2の補強として、その表面に、アングル材などの補強部材53が、溶接により、 複数個取り付けられていた。
【0003】 また、図6に示すように、側板62の強度を上げるために、その表面に、溝形 材などの補強部材63を複数個取り付けるととももに、これら補強部材63同士 の間の部分62aを、外側に突出させた構造としていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の箱形状のタンクにおいて、側板の補強を行う場合、アング ル材または溝形材などの補強部材が、側板の表面に、溶接により、複数個取り付 けられていたが、タンクが大型になるとともに、このような補強部材の多くは据 付現場にて取り付けられるため、据付現場での溶接ラインが非常に長くなり、建 設工期の長期化およびコスト高の要因になっていた。
【0005】 そこで、本考案は上記問題を解消し得るタンクの構造を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のタンクの構造は、タンクの底部を構成する 矩形状の下板と、屋根部を構成する矩形状の上板と、これら下板と上板との隅部 に配置された断面が角形の支柱部材と、これら左右の支柱部材間でかつ上下板間 に配置される側板とから構成されたタンクの構造であって、上記側板を、その上 下方向で鋭角または直角でもって屈曲するコルゲート状、または湾曲するコルゲ ート状に形成したものである。
【0007】
【作用】
上記の構成によると、側板を、上下方向で鋭角または直角でもって屈曲するコ ルゲート状、または湾曲するコルゲート状にしたので、側板自身の強度が向上し 、例えば側板の外面に、補強部材を殆ど設ける必要がなく、したがって据付現場 での溶接ラインを短くできる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の第1の実施例を図1〜図3に基づき説明する。 図1において、1は本考案に係る箱形状のタンク(角タンクともいう)で、底 板部を構成する平面視矩形状の下板2と、上壁部を構成する平面視矩形状の上板 3と、上下板3,2の四隅および所定側面の中間部に配置されるとともにそれぞ れ断面が角形のパイプにより構成された支柱部材4と、これら左右一対の支柱部 材4,4間でかつ上下板3,2間に配置される側板5および仕切り板6とから構 成されている。
【0009】 上記各支柱部材4の下端は、直接、下板2の上面に固定されるが、その上端は 、所定幅でかつ矩形状に形成された枠板7により互いに連結固定されるとともに 、この枠板7を介して各支柱部材4の上面に、上板3が載置固定されている。な お、上記各支柱部材4の上面には、蓋板8が設けられて、支柱部材4内に、タン クの収容物または空気が入るのが防止されている。
【0010】 そして、上記側板5は、その上下方向で鋭角(θ)でもって屈曲するコルゲー ト状に形成されている。 また、この側板5は、2箇所で互いに逆向きに折り曲げられて、すなわち「く 」の字形状に折り曲げられて、クランク状に屈曲された単側板(図1の溶接a間 の部分)11が、複数枚、溶接aによりつなぎ合わされて構成されている。なお 、2枚の単側板11,11同士を、互いに逆向きに合わせて溶接するようにして いるが、各単側板11は、同一の金型を使用して、曲げ加工により製作し得るも のである。
【0011】 上記側板5の突出部5aの内、最上部における外表面が、各支柱部材4の外表 面と面一となるように取り付けられる。これは、側板5と枠板7との互いの連結 を容易に行うためである。勿論、全ての突出部5aの外表面が、各支柱部材4の 外表面と面一となるようにしてもよい。
【0012】 また、上記仕切り板6についても、図3に示すように、上記側板5と同様に、 クランク状に屈曲された単側板11が、複数枚溶接aによりつなぎ合わされた構 成にされている。なお、この仕切り板6の上端部は、中間部に配置された支柱部 材4A,4A間に渡って設けられた連結部材(例えば、アングル材が使用されて いる)9に固定されている。
【0013】 また、上板3についても、この連結部材9の部分で、分割されるとともに、こ の連結部材9に、それぞれの端部が溶接されている。 このように、側板5を、上下方向で鋭角状に屈曲するコルゲート状にしたので 、側板5自身の強度が向上し、従来のように、その外面に、補強部材を設ける必 要がなく、したがって据付現地での溶接ラインが非常に短くなるので、タンクの 建設工期の短縮化を図ることができるとともに、コストダウンをも図ることがで きる。
【0014】 なお、側板5を、複数枚の単側板11を溶接して構成するようにしているが、 この単側板11同士の溶接は、工場で行うことができるので、すなわち自動溶接 を行うことができるので、建設工期およびコスト的に、殆ど悪影響を与えること はない。
【0015】 また、上記実施例においては、側板5をコルゲート状に屈曲させる際に、鋭角 (θ)でもって折り曲げるように説明したが、例えば直角に(矩形波状に、すな わちθが90度となるように)折り曲げることもできる。
【0016】 次に、本考案の第2の実施例を図4に基づき説明する。 上記第1の実施例においては、側板5を、鋭角状に屈曲させるようにしたが、 本第2の実施例においては、側板25を、湾曲状に(なめらかに)屈曲させてコ ルゲート状にしたものである。
【0017】 なお、この場合も、例えば図4の溶接b間にて示すように、両端縁部が逆方向 になめらかに屈曲された端側板31を、複数枚つなぎ合わせて構成するようにし てもよい。
【0018】 この第2の実施例においても、上記第1の実施例と同様の効果を有するととも に、さらにその屈曲部分が滑らかであるため、第1の実施例の屈曲部分に比べて 、残留応力が小さくなり、したがって応力腐食割れが発生しにくいという利点が ある。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の構成によると、側板を、上下方向で鋭角または直角でも って屈曲するコルゲート状にしたので、側板自身の強度が向上し、従来のように 、その外面に、補強部材を殆ど設ける必要がなく、したがって据付現地での溶接 ラインを非常に短くできるので、タンクの建設工期の短縮化を図ることができる とともに、コストダウンをも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例におけるタンクの構造を
示す要部斜視図である。
【図2】同第1の実施例におけるタンクの概略構成を示
す水平断面図である。
【図3】同第1の実施例におけるタンクの仕切り部分の
断面図である。
【図4】本考案の第2の実施例におけるタンクの構造を
示す要部斜視図である。
【図5】従来例におけるタンクの構造を示す要部斜視図
である。
【図6】従来例におけるタンクの構造を示す要部斜視図
である。
【符号の説明】
1 タンク 2 下板 3 上板 4 支柱部材 5 側板 5a 突出部 6 仕切り板 25 側板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクの底部を構成する矩形状の下板と、
    屋根部を構成する矩形状の上板と、これら下板と上板と
    の隅部に配置された断面が角形の支柱部材と、これら左
    右の支柱部材間でかつ上下板間に配置される側板とから
    構成されたタンクの構造であって、上記側板を、その上
    下方向で鋭角または直角でもって屈曲するコルゲート状
    に形成したことを特徴とするタンクの構造。
  2. 【請求項2】支柱部材の外面と側板の突出部外面とが面
    一となるようにしたことを特徴とする請求項1記載のタ
    ンクの構造。
  3. 【請求項3】支柱部材をパイプ部材により構成するとと
    もにその上端部に蓋板を設けたことを特徴とする請求項
    2記載のタンクの構造。
  4. 【請求項4】タンクの底部を構成する矩形状の下板と、
    屋根部を構成する矩形状の上板と、これら下板と上板と
    の隅部に配置された断面が角形の支柱部材と、これら左
    右の支柱部材間でかつ上下板間に配置される側板とから
    構成されたタンクの構造であって、上記側板を、その上
    下方向で湾曲状に屈曲するコルゲート状に形成したこと
    を特徴とするタンクの構造。
  5. 【請求項5】支柱部材の外面と側板の突出部外面とが面
    一となるようにしたことを特徴とする請求項4記載のタ
    ンクの構造。
  6. 【請求項6】支柱部材をパイプ部材により構成するとと
    もにその上端部に蓋板を設けたことを特徴とする請求項
    5記載のタンクの構造。
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