JPS6215188Y2 - - Google Patents

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JPS6215188Y2
JPS6215188Y2 JP1980185452U JP18545280U JPS6215188Y2 JP S6215188 Y2 JPS6215188 Y2 JP S6215188Y2 JP 1980185452 U JP1980185452 U JP 1980185452U JP 18545280 U JP18545280 U JP 18545280U JP S6215188 Y2 JPS6215188 Y2 JP S6215188Y2
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JP
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lid
tank
joint edge
beams
unit
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JP1980185452U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、蓋を備えたタンクの改良に関する
ものである。
タンク等の大形容器の蓋を、多数の単位板から
組立てることは、既に行なわれている。このよう
な単位板としては、種々の形式のものが用いられ
ているが、そのうちで代表的なものは、直角四辺
形の基板の周縁に接合縁を設けたものである。こ
こでいう接合縁には、基板に対してほぼ135度の
角度で傾斜する傾斜接合縁と、基板に対してほぼ
90度の角度で直立する直立接合縁とが含まれる。
また単位板としては、基板の周縁に傾斜接合縁と
直立接合縁の両方を設けたものと、何れか一方の
みを設けたものとが知られている。
しかし、このような単位板から組立てられた蓋
は、自重により垂れ下がつて撓むという欠点があ
つた。この欠点を防ぐための1つの方法として、
タンク内に柱を立て、柱により下方から支持する
ことが考えられた。しかし、タンク内に柱を立て
ると、タンク内の清掃の際に障害になつた。そこ
で、柱によらないで蓋を支持することが望まれ
た。他方、単位板から組立てた蓋は、強風によ
り、またはタンク内へ液体を急に入れる際の風圧
により、浮上つて外れるという欠点があつた。そ
こで、この浮上りをも防止することが望まれた。
この考案は、上記2つの希望を同時に満たそうと
してなされたものである。
すなわち、この考案は、直角四辺形の基板の周
縁を折曲して接合縁を設けたものを単位板とし、
単位板の少なくとも1つの接合縁を上側に向け、
複数個の単位板を同一平面状に並べて蓋としたタ
ンクにおいて、蓋の上方に蓋を横切つて延びる梁
を設け、梁の下面を各単位板の上側に向いた接合
縁の上端に近接させ、梁と上側に向いた接合縁と
を固定してなる、蓋を備えたタンクである。
この考案に係る蓋を備えたタンクを、図面に基
いて説明すると次の通りである。第1図は、この
考案に係る蓋を備えたタンクの一例を示す一部切
欠斜視図である。第2図ないし第8図は、この考
案に係る蓋を備えたタンクの別の一例を示す垂直
断面図である。第9図ないし第13図は、この考
案における梁の配置の一例を示す平面図である。
第1図において、タンクの蓋が単位板1から組
立てられている。単位板1は、直角四辺形の基板
11の周縁に、基板11に対して直立する直立接
合縁12を設けたものである。単位板1の直立接
合縁12は上側へ向けられ、複数個の単位板1が
同一平面状に並べられて、蓋とされている。この
タンクにおいて、蓋の上方に蓋を横切つて延びる
梁2が設けられている。梁2の下面21は、各単
位板1の上側に向いた直立接合縁12の上端に近
接している。この状態で、梁2と直立接合縁12
とが固定されている。このように構成されたもの
が、この考案に係る蓋を備えたタンクである。
上記のタンクにおいて、単位板1は、金属(例
えば鉄)または強化合成樹脂(例えばガラス繊維
補強ポリエステル樹脂)で作られる。基板11に
は、単位板1aについて示すように、凹凸が設け
られていてもよい。基板11の周縁に存在する4
つの直立接合縁12は、すべて同じ側に突出する
ことが望ましい。単位板1を接続して蓋を構成す
るには、隣接する単位板1の直立接合縁12同志
を当接してボルト(図示省略)で固定するが、こ
のとき直立接合縁12間にパツキンを挾むことが
できる。
梁2としては、金属製の曲がり難い長尺体(例
えば形鋼)を用いるのが適当である。梁2は、複
数本平行に並べて設けることが望ましい。また隣
接する梁2の間を、ステーボルト22でつなぐこ
とができる。梁2の両端は、タンク外に立設され
た柱3、または柱3の上端に付設された枠4に固
定することが望ましいが、側壁の上端に固定する
こともできる。柱3および枠4は、形鋼で作るの
が便利であるが、形鋼以外の金属製品で作つても
よい。柱3の下端は、鉄架台またはコンクリート
基礎に固定される。隣接する2本の柱間は、ター
ンバツクルを用いたブレースでつなぐことができ
る。
梁2の下面21は、単位板1の直立接合縁12
の上端に接触していてもよく、僅かに離れていて
もよい。離れている場合下面21と直立接合縁1
2間にスペーサーが挿入されていてもよい。梁2
と直立接合縁12とを固定するには、梁2の下面
に固定部材23を付設し、これを直立接合縁12
に当接してボルトのようなもので固定する。固定
部材23としては、アングル片を用いるのが便利
である。
タンクの側壁および底は、図示したように単位
板から作られていてもよく、1枚の板であつても
よい。また底は、コンクリートであつてもよい。
側壁が単位板から作られている場合、柱3が、側
壁構成単位板の垂直方向または水平方向に向かう
直立接合縁の先端に直接接触するか、またはスペ
ーサーを介して接触することが望ましい。
第1図に示したのは、この考案に係る蓋を備え
たタンクの代表的な実施態様の1つである。この
考案には、このほか種々の実施態様が含まれる。
以下に、この考案の別の実施態様を示すが、そこ
では、主として第1図と異なる部分について説明
する。
第2図は、単位板1bおよび1cについて示す
ように、単位板1の基板11が複合板構造とされ
ていてもよいことを示している。その複合板構造
は、中間に断熱材層13を含んだ3層構造とされ
ている。またこの図は、梁2を柱3の上端より僅
か下方に固定してもよいことを示している。さら
に、梁2の下面に固定部材23を付設するに際し
ては、溶接によつてもよいことを示している。
第3図は、蓋構成単位板1の基板11と直立接
合縁12との間に、基板11に対して135度の角
度で傾斜する傾斜接合縁14を設けてもよいこ
と、および単位板1dについて示すように、基板
11にマンホール15を設けてもよいことを示し
ている。
第4図は、蓋構成単位板1間の継目にまたがつ
て、合成樹脂製板状体5を貼着してもよいことを
示している。板状体5としては、既製のものを用
いてもよいが、ガラス繊維に熱硬化性合成樹脂の
未硬化物を含浸させたものを用い、貼着後に硬化
させるのが便利である。貼着にあたつては、傾斜
接合縁14が作る溝に芯材51(合成樹脂または
その発泡体、木材、ゴム、金属等)を充填しても
よい。このような板状体を貼着すると、単位板の
継目で細菌が繁殖してタンク内を汚染することが
防がれるので、飲用水または化学的に純度の高い
水を貯えるタンクとして好適なものが得られる。
なお、この場合、図示したように、側壁および底
における単位板の継目にも板状体を貼着するのが
適当である。また、板状体は単位板の継目だけで
なく全露出面にわたつて貼着してもよい。
第5図は、タンクの一方の側に、この考案以外
の蓋7が付設されてもよいことを示している。こ
の場合、この考案以外の蓋7を僅かな数の単位板
から構成すると、蓋の垂れ下りも浮上りも問題に
する必要がない。
第6図は、第5図と同様なこの考案以外の蓋7
が、タンクの両方の側に存在してもよいことを示
す。
第7図は、梁2の上に、蓋を覆う片流れ傾斜の
屋根6を設けてもよいことを示している。この屋
根は、蓋の上に水やほこりがたまるのを防ぐ効果
をもつ。また、この図は、蓋の周縁に沿う単位板
1の辺に沿つてだけ、基板11と直立接合縁12
との間に傾斜接合縁14を設けてもよいことを示
している。
第8図は、梁2の上に、蓋を覆う切妻状屋根6
を設けてもよいことを示している。
この考案では、梁2を次に示すように配置する
ことができる。
第9図では、長方形の枠4内に長い梁2が平行
に並べられ、これら長い梁間に短かい梁2が直交
する方向に配置されている。これら2種類の梁2
は、同一平面上に並んで桝目を構成している。
第10図では、長方形の枠4内に梁2が平行に
並べられ、梁2同志および梁2と枠4とを、ステ
ーボルト22がつないでいる。枠4の四隅には、
斜めに補強片41が設けられている。
第11図では、長い梁2が平行に並べられ、こ
れら長い梁間に短かい梁2が直交する方向に配置
されている。これらの梁2の両端は、紙面に垂直
な柱3に固定されている。
第12図では、梁2が平行に並べられ、これら
の梁2をステーボルト22がつないでいる。ステ
ーボルト22の両端は、柱3に固定されている。
柱3と梁2の端とが、ブレース24で斜めにつな
がれている。
第13図では、長方形の枠4内に長い梁2が平
行に並べられ、これら長い梁間に短かい梁2が直
交する方向に並べられ、さらに長い梁と短かい梁
間に斜めに向かう梁2が並べられている。なお、
この図に鎖線で示したのは、蓋構成単位板の接合
縁が突出する位置である。
この考案に係る蓋を備えたタンクは、蓋を単位
板から組立てたので、蓋の付設が容易である。ま
た、単位板としては、直角四辺形の基板の周縁を
折曲して接合縁を設けたという簡単な構造のもの
を用いるから、安価に供給できる。その単位板
は、少なくとも1つの接合縁を上側に向けている
ので、蓋をタンク外の物体に固定するのに都合が
よい。さらに、蓋の上方に蓋を横切つて延びる梁
を設け、梁の下面を各単位板の上側に向いた接合
縁の上端に近接させるので、梁により蓋の浮上り
が防止される。しかも、梁と上側に向いた接合縁
とを固定したので、蓋の垂れ下がりも防止され
る。また、接合縁を上側に向けたために、単位板
上に水の溜ることがあつても、蓋が梁により支持
されているので、蓋は垂れ下がつて撓まない。そ
の上に、梁は蓋の上方に位置しているので、タン
ク内の水により腐蝕されない。さらに、タンクの
内部には蓋を支えるための支柱を設ける必要がな
いから、タンク内を清掃しやすく、タンク内を清
潔に保つことができる。上記のように、この考案
は数多くの利点をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の蓋を備えたタンクの一例
を示す一部切欠斜視図、第2図ないし第8図は、
この考案に係る蓋を備えたタンクの別の一例を示
す垂直断面図、第9図ないし第13図は、この考
案における梁の配置の一例を示す平面図である。 各図において、1は単位板、2は梁、3は柱、
4は枠、5は板状体、6は屋根、7はこの考案以
外の蓋、11は基板、12は直立接合縁、13は
断熱材層、14は傾斜接合縁、15はマンホー
ル、21は下面、22はステーボルト、23は固
定部材、24はブレース、41は補強片、51は
芯材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の周縁を折曲して接合縁を設
    けたものを単位板とし、単位板の少なくとも1つ
    の接合縁を上側に向け、複数個の単位板を同一平
    面状に並べて蓋としたタンクにおいて、蓋の上方
    に蓋を横切つて延びる梁を設け、梁の下面を各単
    位板の上側に向いた接合縁の上端に近接させ、梁
    と上側に向いた接合縁とを固定してなる、蓋を備
    えたタンク。
JP1980185452U 1980-12-22 1980-12-22 Expired JPS6215188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980185452U JPS6215188Y2 (ja) 1980-12-22 1980-12-22

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JP1980185452U JPS6215188Y2 (ja) 1980-12-22 1980-12-22

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Publication Number Publication Date
JPS57107797U JPS57107797U (ja) 1982-07-02
JPS6215188Y2 true JPS6215188Y2 (ja) 1987-04-17

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ID=29986515

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050191U (ja) * 1983-09-12 1985-04-09 東陶機器株式会社 外補強式組立水槽

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428114B2 (ja) * 1974-04-16 1979-09-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654234Y2 (ja) * 1977-05-19 1981-12-17
JPS5639039Y2 (ja) * 1977-07-28 1981-09-11

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JPS5428114B2 (ja) * 1974-04-16 1979-09-13

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