JPH0339438Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0339438Y2
JPH0339438Y2 JP8920084U JP8920084U JPH0339438Y2 JP H0339438 Y2 JPH0339438 Y2 JP H0339438Y2 JP 8920084 U JP8920084 U JP 8920084U JP 8920084 U JP8920084 U JP 8920084U JP H0339438 Y2 JPH0339438 Y2 JP H0339438Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
unit panels
reinforcing material
joint
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8920084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS615792U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8920084U priority Critical patent/JPS615792U/ja
Publication of JPS615792U publication Critical patent/JPS615792U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0339438Y2 publication Critical patent/JPH0339438Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、組立式貯液槽に関し、詳しくは、接
合縁を有する単位パネルの複数枚を、単位パネル
の接合縁を下方に向け相互に結合し、天井に段差
を設けた組立式貯液槽に関するものである。
(従来の技術) 直角四辺形の四周に接合縁を有する単位パネル
の複数枚を、単位パネルの接合縁を相互に結合し
て側壁や天井等を構成した組立式貯液槽において
は、建物の地下室等に設置する場合、既設の梁や
配管等の障害物を避けるために、天井の一部分を
低く構成することが従来から知られている。しか
しながら、従来においては、例えば、特開昭56−
113578号公報に示されているように、低い部分の
天井と側壁のL字状に曲つた継ぎ目にL字状の長
尺体を内接させ、長尺体のL字状の2片間に耐力
材を固定して、低い部分の天井と側壁とのL字状
を構成する壁間の角度を一定にすることが知られ
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の組立式貯液槽では、低い
部分の天井と側壁とにL字状の長尺体を内接さ
せ、長尺体のL字状の2片間に耐力材を固定し
て、L字状を構成する低い部分の天井と側壁との
2つの壁間の角度を一定にしただけの構造である
ために、槽内の液面が低い部分の天井よりも高く
なると、液圧によつて低い部分の天井が浮き上が
り、それを構成する単位パネルと天井側壁を構成
する単位パネルとの結合部分から漏水したり、変
形し、更には破壊するおそれがあつた。また、単
位パネルの接合縁を上方に向け結合して天井を構
成した組立式貯液槽も従来から提供されている
が、このものであると、単位パネルの接合縁が天
井の上面に突出するために、天井に雨水や塵等が
溜り非衛生的であり、特に、飲料水用の貯液槽と
しては不適当であつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたも
のであつて、直角四辺形の四周に接合縁を有する
複数枚の単位パネルをそれらの接合縁を結合し、
段差を設けた天井を構成してなる組立式貯液槽に
おいて、単位パネルの接合縁を下方に向け相互に
結合して上記天井を構成すると共に、天井側壁を
構成する単位パネルと低い部分の天井を構成する
単位パネルとの結合部分の内側に沿つて端から端
まで長尺状の補強材を当接し、該補強材を天井側
壁を構成する単位パネルと低い部分の天井を構成
する単位パネルの接合縁とに固着すると共に、底
部に立設した引張り材を上記補強材に固着したこ
とを特徴とする組立式貯液槽である。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付の図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の組立式貯液槽を示す一部分の
斜視図、第2図は第1図のA部を示す縦断面図、
第3図は補強材の別の実施例を示す斜視図であ
る。
本考案の組立式貯液槽は、第1図に示す如く、
複数枚の単位パネル1を順次結合することによつ
て天井Cを構成してある。単位パネル1は、直角
四辺形で、その四周に立直する接合縁2を有し、
隣接している単位パネル1の接合縁2を相互に結
合して、高い部分の天井Hと天井側壁Sと低い部
分の天井Lとで段差を設けた天井Cを構成してい
る。この高い部分の天井Hと低い部分の天井L
は、単位パネル1の接合縁2を下方に向け相互に
水密的に結合し構成してある。このように構成し
てあると、天井Cに雨水や塵等が溜らない。ま
た、天井側壁Sは、上記高い部分の天井Hと低い
天井Lとの間にあり、それを構成する単位パネル
1の接合縁2を外側に向け、該接合縁2と低い部
分の天井Lを構成する単位パネル1とをボルト3
により結合されている。この天井側壁Sを構成す
る単位パネル1と低い部分の天井Lを構成する単
位パネル1との結合部分の内側に沿つて補強材4
を当接してある。補強材4は、平板状を呈し、天
井側壁Sを構成する単位パネル1と低い部分の天
井Lを構成する単位パネル1の接合縁2とに跨
り、パツキン5を介装させて天井側壁Sを構成す
る単位パネル1と低い天井Lを構成する単位パネ
ル1の接合縁2とにそれぞれボルト6により固着
してある。また、補強材4の下端部を低い天井L
を構成する単位パネル1の接合縁2より下方に突
出させ、引張り材7の取付部8を設け、複数の単
位パネルにより構成した底部11に立設した引張
り材7の上端部を上記補強材4の取付部8に固着
してある。
なお、第1図においては、補強材4の端部をL
字形に屈曲し、水槽の側壁を構成する単位パネル
9にボルト10で固着したものを例示してある。
このようなものであると、補強材4が一層強固に
固着され、低い部分の天井Lの変形等を防ぐこと
ができるので一層好ましい。
本考案は、上述したものに限定されない。例え
ば、補強材4は、第3図に例示するような形状の
ものでよいし、図示していないが、アングル状や
断面チヤンネル状、その他の形状の補強材であつ
てもよい。
(考案の作用) 以上のように本考案は、段差を設けた天井C
を、単位パネル1の接合縁2を下方に向け結合し
構成したから、該天井Cの上面に単位パネル1の
接合縁2が突出しないので、そこに雨水や塵等が
溜らない。また、天井側壁Sを構成する単位パネ
ル1と低い部分の天井Lを構成する単位パネル1
の結合部分の内側に沿つて端から端まで長尺状の
補強材4を当接し、この補強材4を天井側壁Sを
構成する単位パネル1と低い部分の天井Lを構成
する単位パネル1の接合縁2とに固着してあるか
ら、天井側壁Sと低い部分の天井Lとが一体強固
に連結される。この補強材4によつて天井側壁S
と低い部分の天井Lが補強されるが、同時に底部
11に立設した引張り材7の上端部を上記補強材
4の取付部8に固着してあるから、該天井が引張
り材7により支えられ一層補強される。
(考案の効果) 本考案によれば、天井の上面に単位パネルの接
合縁が突出せず、そこに雨水や清掃用水、塵等が
溜らないから、極めて衛生的であり、特に飲料水
用の貯液槽として好適である。また、天井側壁と
低い部分の天井とが一体強固に結合されると同時
に、該天井が引張り材により支えられてそれらが
補強されるから、槽内の液面が低い部分の天井よ
りも高くなつた場合でも、水洩れが起らず、しか
も、天井側壁や低い部分の天井が液圧力等によつ
て変形したり破壊することがない等組立式貯液槽
として幾多の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の組立式貯液槽を示す一部分の
斜視図、第2図は第1図のA部を示す縦断面図、
第3図は補強材の別の実施例を示す斜視図であ
る。 図中、Cは天井、Lは低い部分の天井、Sは天
井側壁、1は単位パネル、2は接合縁、4は補強
材、7は引張り材、11は底部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の四周に接合縁を有する複数枚の単
    位パネルをそれらの接合縁を結合し、段差を設け
    た天井を構成してなる組立式貯液槽において、単
    位パネルの接合縁を下方に向け相互に結合して上
    記天井を構成すると共に、天井側壁を構成する単
    位パネルと低い部分の天井を構成する単位パネル
    との結合部分の内側に沿つて端から端まで長尺状
    の補強材を当接し、該補強材を天井側壁を構成す
    る単位パネルと低い部分の天井を構成する単位パ
    ネルの接合縁とに固着すると共に、底部に立設し
    た引張り材を上記補強材に固着したことを特徴と
    する組立式貯液槽。
JP8920084U 1984-06-15 1984-06-15 組立式貯液槽 Granted JPS615792U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8920084U JPS615792U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 組立式貯液槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8920084U JPS615792U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 組立式貯液槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615792U JPS615792U (ja) 1986-01-14
JPH0339438Y2 true JPH0339438Y2 (ja) 1991-08-20

Family

ID=30643046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8920084U Granted JPS615792U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 組立式貯液槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS615792U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS615792U (ja) 1986-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0339438Y2 (ja)
JPH04185834A (ja) 立体トラス構造物及びその構築工法
JPH024953Y2 (ja)
JPH0118548Y2 (ja)
JP3536228B2 (ja) パネル組立式水槽
JPH0513792Y2 (ja)
JPH0296043A (ja) 家屋の柱の構造
JPS5824861Y2 (ja) パネル式水槽隅角部の補強構造
JPS5931597Y2 (ja) パネル水槽における内部支柱の下部固定子
JPH079835Y2 (ja) 組立式貯液槽
JPS636261Y2 (ja)
JPS6332817Y2 (ja)
JPS6318621Y2 (ja)
JPS5824862Y2 (ja) 水槽
JPH0728189Y2 (ja) 壁パネル、床パネル屋根パネル及びこれらのパネルからなる地下構造物
JP2500178Y2 (ja) 組立式貯液槽
JP2587615Y2 (ja) 屋切パネル
JPH035594Y2 (ja)
JPH0213355Y2 (ja)
JPH0411994Y2 (ja)
JPS6215188Y2 (ja)
JPS5911100Y2 (ja) 組立式容器
JPS6236905Y2 (ja)
JPH045602Y2 (ja)
JPS5811851Y2 (ja) 組立家屋における接合金具