JPH0557821U - 波ケース変圧器 - Google Patents

波ケース変圧器

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JPH0557821U
JPH0557821U JP36892U JP36892U JPH0557821U JP H0557821 U JPH0557821 U JP H0557821U JP 36892 U JP36892 U JP 36892U JP 36892 U JP36892 U JP 36892U JP H0557821 U JPH0557821 U JP H0557821U
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JP
Japan
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wave case
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transformer
welded
lower frame
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JP36892U
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隆夫 野津
勝 田平
聡 秋田
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Daihen Corp
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Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変圧器を吊り上げた際に波ケースが大きく変形
するのを防止する。 【構成】波板4の上部及び下部をそれぞれ上部枠体2及
び下部枠体3に溶接し、上部枠体2に吊り耳5を溶接し
た波ケース1内に変圧器本体6を収納する。波ケース1
の各吊り耳5に相応する位置の内側に上部枠体2及び下
部枠体3間に跨って伸びる補強材15を配置し、この補
強材15を両枠体2,3に溶接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、波ケース内に変圧器本体を収納した波ケース変圧器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
波ケース1は、図5に示したように、上部枠体2と下部枠体3との間に跨って 波板4を配置して該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体2及び下部枠体3に 溶接したものである。上部枠体2は、その上端にフランジ2aを有し、下部枠体 3は底板3aを有している。上部枠体2の側面には、吊り耳5が溶接されている 。
【0003】 波板4は、波形に成形された鋼板の外側から見て山部をなす部分4aの幅方向 の両端を溶接により接合して各山部の内側を油道としたもので、この波板は比較 的薄い鋼板により形成される。
【0004】 波ケース1内には変圧器本体6が収納されている。この変圧器本体6は、鉄心 7に巻線8を巻装したもので、鉄心7の上部及び下部はそれぞれ上部鉄心締め付 け金具9及び下部鉄心締め付け金具10により締め付けられている。変圧器本体 6が収納された波ケース1内には絶縁油が充填され、該ケースの上部枠体のフラ ンジ2aに蓋板11が取付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような波ケース変圧器においては、波板4が比較的薄い鋼板からなって いるため、運搬の際に、各吊り耳5にワイヤ12を引っ掛けて、変圧器を吊り上 げると、図5に鎖線で示したように上部枠体2が外側に変形し、これに伴って波 ケース1が変形するという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、吊り上げた際に波ケースが変形するのを防止した波ケース変 圧器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部枠体及び下部枠体の間に跨って波板を配置して該波板の上部及 び下部をそれぞれ上部枠体及び下部枠体に溶接し、上部枠体に吊り耳を溶接して なる波ケース内に変圧器本体を収納した波ケース変圧器に係わるもので、本考案 においては、波ケースの各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠体及び下部枠体 間に跨って伸びる補強材を配置して、該補強材を両枠体に溶接した。
【0008】
【作用】
上記のように各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠体及び下部枠体間に跨っ て伸びる補強材を配置して、該補強材を両枠体に溶接すると、変圧器を吊り上げ た際に吊り耳を通して上部枠体に作用する力を補強材により受け止めて、上部枠 体の外側への変形を抑制することができる。従って変圧器を吊り上げた際に波ケ ースが大きく変形するのを防ぐことができ、波ケースの強度を高めることができ る。
【0009】
【実施例】
図1及び図2は本考案の実施例を示したもので、これらの図において1は上部 枠体2と下部枠体3との間に跨って波板4を溶接して構成した波ケースである。 上部枠体2の上端には蓋板11を取付けるフランジ2aが設けられ、下部枠体3 には底部3aが設けられている。波板4は鋼板を波形に形成して波付けされた部 分の各山部4aの両端を溶接により接合したもので、各山部の内側に油道が形成 されている。上部枠体2の長手方向に相対する側面には吊り耳5が溶接されてい る。
【0010】 本考案においては、波ケース1の吊り耳5,5に相応する部分の内側に、上部 枠体2及び下部枠体3間に跨って上下方向に伸びる補強材15,15が配置され ている。各補強材15は厚い帯板状の鋼板からなっていて、各補強材は上部枠体 2及び下部枠体3の内面に溶接されている。
【0011】 変圧器本体6は、鉄心7の各脚部に巻線8を巻装したもので、鉄心7の上下の 継鉄部にはそれぞれ上部鉄心締め付け金具9及び下部鉄心締め付け金具10が取 り付けられている。
【0012】 上記実施例のように構成すると、吊り耳5,5にワイヤを掛けて変圧器を吊り 上げた際に、各補強材15が上部枠体2の外側への変形を抑制するため、波ケー ス1が大きく変形するのを防ぐことができる。
【0013】 上記の実施例では、波ケースの上部枠体2の長手方向の両端の側面に吊り耳5 が1個ずつ設けられていたが、図3(A)に示したように上部枠体2の長手方向 の両端の側面に吊り耳15が複数個(図示の例では2個)ずつ取付けられる場合 には、各吊り耳の内側に補強材15を配設すればよい。
【0014】 また図3(B)に示したように、上部枠体2の各コーナ部に吊り耳5が取付け られる場合には、各吊り耳5の内側に、上部枠体及び下部枠体のコーナ部内面に 沿うように湾曲した断面形状を有する補強材15´を配設すればよい。
【0015】 図4は本考案の他の実施例を示したもので、この実施例では、図1及び図2の 実施例と同じように取付けられた補強材15に変圧器本体の上部鉄心締め付け金 具9及び下部鉄心締め付け金具10の端部が連結され、巻線8が補強材15に接 近して配置されている。このように構成すると、短絡事故時に生じる電磁機械力 により巻線8が膨らもうとしたときに、補強材15により巻線の膨らみを押える ことができるため、補強材15にコイル変形防止金具としての機能をも持たせる ことができる。
【0016】
【考案の効果】 以上のように、本考案によれば、各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠体及 び下部枠体間に跨って伸びる補強材を配置して、該補強材を両枠体に溶接したの で、変圧器を吊り上げた際に吊り耳を通して上部枠体に作用する力を該補強材に より受け止めることができ、上部枠体の外側への変形を抑制することができる。 従って変圧器を吊り上げた際に波ケースが大きく変形するのを防ぐことができ、 波ケースの強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した縦断面図である。
【図2】本考案の実施例を示した横断面図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本考案の他の異な
る実施例の要部を示した横断面図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示した要部の縦端面
図である。
【図5】従来の波ケース変圧器の要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…波ケース、2…上部枠体、3…下部枠体、4…波
板、5…吊り耳、6…変圧器本体、15,15´…補強
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部枠体及び下部枠体の間に跨って波板を
    配置して該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体及び
    下部枠体に溶接し、前記上部枠体に吊り耳を溶接してな
    る波ケース内に変圧器本体を収納した波ケース変圧器に
    おいて、 前記波ケースの各吊り耳に相応する位置の内側に上部枠
    体及び下部枠体間に跨って伸びる補強材を配置して、該
    補強材を両枠体に溶接したことを特徴とする波ケース変
    圧器。
JP1992000368U 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器 Expired - Lifetime JP2594391Y2 (ja)

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JPH0557821U true JPH0557821U (ja) 1993-07-30
JP2594391Y2 JP2594391Y2 (ja) 1999-04-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020167298A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱電機株式会社 静止誘導器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978619U (ja) * 1982-11-18 1984-05-28 株式会社東芝 油入電気機器用タンク
JPS6063922U (ja) * 1983-10-06 1985-05-07 株式会社ダイヘン 電気機器ケ−ス
JPH02132916A (ja) * 1988-11-14 1990-05-22 Nec Corp 誘導性負荷駆動回路

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