JPS5854490B2 - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPS5854490B2
JPS5854490B2 JP53093578A JP9357878A JPS5854490B2 JP S5854490 B2 JPS5854490 B2 JP S5854490B2 JP 53093578 A JP53093578 A JP 53093578A JP 9357878 A JP9357878 A JP 9357878A JP S5854490 B2 JPS5854490 B2 JP S5854490B2
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JP
Japan
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oil tank
tank unit
reinforcing
reinforcing member
stationary induction
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JP53093578A
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JPS5521112A (en
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一之 木内
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変圧器やりアクドルの如き静止誘導電器に係り
、特に油槽上面にブッシングを支持する取付座部を設け
る静止誘導電器に関する。
静止誘導電器、例えば500KV級の超高圧変圧器では
、変圧器中身を収納するタンクに樹立する高圧側の50
0KVブツシングは、気中絶縁距離を十分に確保するた
めに使用碍管寸法が5.5〜8mとなるので、全体の長
さは8〜10m以ヒと極めて大きくなり、且重量も数ト
ンにも及ぶようになる。
したがって、高圧側ブッシングの固有振動数の低下や、
これを油槽に樹立する取付構造が設計時の重要な問題点
となっている。
これは油槽のブッシング取付部の強度もさることながら
、ブッシングの主要部品は碍管であり、その曲げや弓張
力に対する機械的強度は金属の1/10以下であるため
、耐震強度を向上させることが大きな課題となっている
つまり地震或いは強風などの外力が作用したとき、碍管
部分に発生する力を小さくするという考慮をせねばなら
ないということである。
このような対策には、外力特に基本周波数の低い地震に
対してはブッシングの固有振動数を高くすることによっ
て外すようにして地震時の振幅を小さくすることや、外
力がブッシングに加わった時にその頭部の変位を小なく
することがある。
このため、最近の500KV級変圧器においては、高圧
側ブッシングの単位の固有振動数が、地震の基本周波数
の0.5から3Hzより少し高い10Hz程度であるこ
とから、油槽に取付後の固有振動数が低下するのを防ぐ
ようにしている。
ブッシング取付後の固有振動数を高め、地震の基本周波
数との共振をさけるためには、油槽におけるブッシング
の取付座部の剛性、特に曲げモーメントが作用したとき
の曲げ剛性を高めるように強固に補強した構造とする必
要がある。
一方、変圧器はその信頼性の向上の面より据付現地にお
ける組立作業を短縮するため、従来の如く輸送限界内に
入るように特別に製作した輸送カバーを用いず、変圧器
中身を収納する油槽自体のままで、現地まで輸送を行な
う本体カバー輸送も行なわれて来ている。
このような輸送を行なう大容量変圧器においては、少く
とも士および下油槽単位から形成する油槽は輸送限界を
最大限に活用した形状に製作される。
通常製作される超高圧変圧器の一例を第1図および第2
図に示しており、この例では油槽1は下および上油槽単
位2,3の2つから構成し、この内部に鉄心6の脚部へ
巻線7を装着した変圧器中身5を収納すると共に、絶縁
油(図示せず)を充填するようにしている。
下および上油槽単位2,3の少くとも2つから形成する
油槽1は、2点鎖線で示すように輸送制限線りに内装す
る形状とし、輸送限界の拡大を図るようにしている。
また、上油槽単位3はその断面形状を台形とすることに
よって、従来の如くこの外面へ下油槽単位2に設ける補
強ステー4と同様な補強ステーを設けることなく、耐真
空強度を持つようにすることが提案されている。
上油槽単位3の平担な上面部の一部には、他の部分より
板厚の厚い材料にて作られブッシング10のフランジ1
1をボルト12にて直接、或いはブッシングポケット(
図示せず)を介して取付けて支持する取付座部8が設け
られる。
ブッシング8は、変圧器中身5の巻線6から引出すリー
ド線13と接続するが、輸送時には第1図のように取付
座部8より取外され、これに代えて盲蓋9が固着される
このように、上油槽単位3の上面部に取付座部8を設け
る構造では、取付座部8が上油槽単位3の垂直部材に接
する個所Bの剛性は、非常に大きくなるのに対し、水平
部材に接する個所Aの剛性は、補強するものがないため
に不足してしまうことになる。
この結果、ブッシングの共振周波数が、低下してしまい
、変圧器の耐震特性が悪下する問題がある。
また、変圧器においては、油槽1は少くとも下および上
油槽単位2,3の2つから形成され、円単位はそのフラ
ンジ2A、3A間を溶接或いはボルトにて結合されるが
、油槽1内で内部事故が発生して内圧が急激に上昇した
ときには、この結合個所が弱点となって破壊し、大事故
に至る恐れもあるため、十分な強度を有する防災構造と
することが望まれている。
本発明の静止誘導電器の目的は、油槽内に電器中身を収
納して輸送する構造で、しかも、油槽上面部にブッシン
グの取付座部を設ける構造であっても、機械的強度を大
きくしてブッシング共振周波数を高め、耐震特性を向上
させると共に、油槽を形成する各油槽単位の結合個所の
強度を大きくして防災構造とすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明の静止誘導電器では
、外周面に補強ステーを設ける下油槽単位と、側面形状
をほぼ台形とした補強ステーのない上油槽単位を結合し
て油槽を形成する際、この上油槽単位の取付座部付近へ
、上油槽単位の側面形状に適合する形状の補強材を不読
自在に取付け、この補強材の両端を、それぞれ下油槽単
位の両端と連結することを特徴とするものである。
以下、本発明を、従来と同=部分を同符号で示す第3図
から第5図の変圧器の例で説明する。
本発明を適用した第3図および第4図に示す変圧器では
、下油槽単位2とフランジ2A、3A間を結合して油槽
1を形成する上油槽単位3は、輸送制限線りに適合する
ように、上面の水平部と傾斜部更には垂直部からなる側
面形状が、はぼ台形となるようにして補強ステーのない
状態に作られ、この上油槽単位3の水平な上面部に、ブ
ッシング10を直接、或いはブッシングポケットを設け
て支持する取付座部8を設けるようにしでいる。
この取付座部8は、上油槽単位3の他の部分より厚い鋼
材にて形成されているが、前述したように板厚の薄い部
分との結合部付近の剛性を高めるため、この付近に上油
槽単位の外面形状に適合するように形成し、変圧器の工
場組立時や現地据付時に用いる補強材20を、水平部分
や傾斜部分でボルト21.22によって着脱自在に取付
けるようにして補強すると共に、ブッシング10を取外
して盲蓋を取付ける輸送時には取外して再使用できるよ
うに構成している。
この補強材20は、従来の補強ステーなどと同様に■形
やU形などの形鋼を用いて形成して使用するものである
から製作が容易であるし、側面形状がほぼ台形である上
油槽単位3の外面を取囲むように配置して、その傾斜部
や垂直部に設ける固定座23や補強ステーに連結するこ
とにより、上油槽単位3と補強材との接合を密にし、取
付座板8付近の補強効果を高められるようにしている。
この例では、補強材20の両端部20Aは、下油槽単位
2側まで延長しこの外周面を取囲む横方向の補強ステー
4と、ボルト24によって連結するようにしているため
、補強材20の形状もフランジ2A、2Bを越え下油槽
単位2の上方付近まで延び、しかも横方向の補強ステー
4を跨ぐような形状に形成されている。
このように、上油槽単位3の取付座部8付近に、補強材
20を着脱自在に取付けるようにすれば、この部分の機
械的強度を大きくできるから、ブッシング10を支持さ
せた場合でも、固有振動数が低下することがなくなるの
で、変圧器の耐震特性を向上させることができる。
また、補強材20の両端部20Aは、下油槽単位2側ま
で延長し、補強ステー4などに結合したので、フランジ
2A。
3A部分の油槽内圧に対する強度を大きくできるため、
防災上も極めて大きな効果がある。
上記した実施例では、補強材20と取付座部8との接合
は、ボルト21を用いた例で説明したが、他の例えば溶
接による接合を併用すると、補強効果は一層大きくなる
また、補強材20の両端部20Aを、それぞれボルト2
4により直接補強ステー4に結合する代りに、両者間に
他の接合部材を介在させて接合しても上述の効果は達成
でき、しかも補強材20の形状を小さくできるので経済
的に製作することが可能となる。
本発明を適用した他の実施例である第5図の変圧器は、
防音壁(図示せず)にて包囲するような構造に適用した
もので、ブッシング10は取付座部8にボルト12など
で固定するブッシングポケット25に取付け、支持させ
たものであり、また下油槽単位2の側面にまで延長して
これに固着する縦方向の補強ステー26に、取付座部8
を補強する補強材20の両端部20Aをそれぞれ連結す
るようにしたものである。
このように、取付座部8にブッシングポケット25を固
定する構造であっても、十分に機械的強度を大きくでき
、油槽上面にブッシングを取付ける変圧器の耐震特性を
向上できるし、また補強材20の両端部を上油槽単位2
まで延ばし、この縦方向の補強ステー26などを利用し
て連結したものであるから、油槽1の全周を連続して補
強ステーで補強したものとほぼ同様となり、フランジ2
A、3A部分の補強もより効果的に行える。
この例においても、前述したように補強材20の端部2
0Aと縦方向の補強ステー26との連結は、他の接合部
材を用いて行なうようにすることもできる。
本発明のように静止誘導電器を構成すれば、着脱自在に
補強材を取付けるようにしたので、電器中身を収納して
輸送する油槽の一部を形成する補強ステーのない上油槽
単位の上面部の取付座部を補強できるから、変圧器の耐
震特性を向上できるうえ、補強材の両端をそれぞれ下油
槽単位側まで延長して下油槽単位と連結するように構成
しているため、フランジ部分の油槽内圧に対する強度を
上げることが可能になるので、防災構造とすることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は変圧器の組立輸送状態を示す側面の概略縦断面
図、第2図は第1図の変圧器のブッシング取付状態を示
す正面の概略縦断面図、第3図は本発明を適用した変圧
器の一実施例を示す要部縦断面図、第4図は本発明を適
用した変圧器の側面図、第5図は本発明の他の実施例で
ある変圧器の側面図である。 1・・・・・・油槽、2,3・・・・・・上および下油
槽単位、4.26・・・・・・補強ステー、5・・・・
・・変圧器中身、8・・・・・・取付座部、10・・・
・・・ブッシング、20・・・・・・補強材、20A・
・・・・・補強材の端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電器中身を収納する油槽を、少なくとも外周面に補
    強ステーを設ける下油槽単位と側面形状をほぼ台形とし
    た補強ステーのない上油槽単位との結合により形成し、
    前記上油槽単位の上面部に電器中身と電気的に接続する
    ブラッシングを支持する取付座部を設けるものにおいて
    、前記上油槽単位の少なくとも取付座部付近へ、上油槽
    単位の側面形状に適合する形状の補強材を着脱自在に取
    付け、該補強材の両端部はそれぞれ前記下油槽単位の側
    面まで延長して連結したことを特徴とする静止誘導電器
    。 2 前記補強材は形鋼材にて外形に適合する形状に形成
    して取付けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の静止誘導電器。 3 前記補強材の両端は、それぞれ連結部材を介して下
    油槽単位に設ける補強ステーと連結したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器。 4 前記補強材に、その両端で下油槽単位の側面にに設
    ける補強ステー間を跨ぐように配置して連結したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器。
JP53093578A 1978-08-02 1978-08-02 静止誘導電器 Expired JPS5854490B2 (ja)

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JP53093578A JPS5854490B2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 静止誘導電器

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JPS5521112A JPS5521112A (en) 1980-02-15
JPS5854490B2 true JPS5854490B2 (ja) 1983-12-05

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Families Citing this family (3)

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JPS5850008B2 (ja) * 1978-11-22 1983-11-08 株式会社日立製作所 静止誘導電器
JPS57177512A (en) * 1981-04-27 1982-11-01 Toshiba Corp Transformer tank
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JPS4711922U (ja) * 1971-03-05 1972-10-12
JPS5144228A (ja) * 1974-10-14 1976-04-15 Hitachi Ltd

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