JPS581525B2 - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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Publication number
JPS581525B2
JPS581525B2 JP6576378A JP6576378A JPS581525B2 JP S581525 B2 JPS581525 B2 JP S581525B2 JP 6576378 A JP6576378 A JP 6576378A JP 6576378 A JP6576378 A JP 6576378A JP S581525 B2 JPS581525 B2 JP S581525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
side plate
stationary induction
reinforcing
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6576378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54157216A (en
Inventor
叶井実
川嶋啓三郎
堀康郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS54157216A publication Critical patent/JPS54157216A/ja
Publication of JPS581525B2 publication Critical patent/JPS581525B2/ja
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変圧器やりアクトルの如き静止誘導電器に係り
、特にタンクからの騒音を減少させた静止誘導電器に関
する。
近年の如く変電所が都市部に設置されるに伴ない、変圧
器の如き静止誘導電器に対する低騒音化が要求されてい
る。
静止誘導電器、例えば変圧器の騒音は、タンク内の変圧
器中身である鉄心に生ずる磁気歪による振動が、油を介
してタンクの側板に伝達したり、また変圧器中身の巻線
からの漏れ磁束による吸引力が、タンクの側板に作用し
、これらによってタンクの側板が振動して発生するのが
殆んどであるがこれに更に補強ステーの振動や冷却器に
よる騒音などが加わり、著しく大きくなる。
ところで、変圧器のタンクは、普通側板の外面に複数の
縦或いは横補強ステーを固着し、その機械的強度を増加
させている。
この補強ステーに囲まれた側板の共振振動数が、油を介
して伝達される電源周波数の2倍を基本波とする高調波
成分の励振振動数に一致した場合、外部に放散する騒音
は極めて増加する。
これを改善するには、タンクの補強ステーを増す剛性対
策を行なう必要がある。
しかし、補強ステーを設けたタンクの共振周波数は多数
存在するから、1回の対策で励振振動との共振を避ける
ことが難しい問題がある。
すなわち、変圧器のタンクに新たに補強ステーを追加し
、対策前の固有振動モードによる共振振動の低減を図っ
ても、別の固有振動モードによる共振振動が増加するこ
とになり、結局振動は低減できないことになる。
そのため、更に補強ステーを追加するなど共振対策に多
くの時間と費用を要していた。
また変圧器の製作時に十分な共振対策を行なったとして
も現地据付時にはタンクを基礎に固定するなど製作時と
設置条件等が異なるため、再び共振振動が発生する場合
もあり、改ためて対策を必要とすることになるので、効
果的な対策が望まれていた。
本発明の静止誘導電器の目的は、簡単な構成でタンクの
共振を避けて騒音を減少させることにある。
上記の目的を達成するため、本発明の静止誘導電器では
、電器中身を収納するタンクの外面に複数の補強ステー
を所定間隔で固着する際、この補強ステーにはタンクと
対向し、且補強ステ一間を連絡する補助ステーを設け、
この補助ステーにタンクの外面を押圧する抑圧装置を設
け、これによってタンクの初期変形量を調整して振動を
防止し、騒音を減少させることを特徴とするものである
以下、本発明の静止誘導電器を、変圧器の例で図面を用
いて説明する。
変圧器は、タンク1内に鉄心5とこれに装着した巻線6
などからなる変圧器中身4を収納すると共に、油8を充
填し、且つブツシング8やその他の付属品を取付けて構
成される。
このタンク1は、鋼板などの側板2で箱状に形成し、こ
の側板2の機械的強度を増加させるため、外面に複数の
補強ステ−3を溶接固着している。
補強ステ−3はタンク1の縦または横方向に、或いは両
方向に組合せて設けるもので、一般には断面がH形やU
形などの鋼材をタンク1の側板2に溶接固着するもので
、この例ではH形材を用いて縦補強ステ−3を形成して
いる。
このようなタンク1の側板2、特に補強ステー3間で囲
まれる側板2は、この部分の固有振動数が、油を介して
伝幡して来る励振振動数と一致して共振するのを防止す
るため、振動する或いはその恐れのある任意の部分に、
本発明により抑圧装置11が設けられる。
押圧装置11は、振動している或いは予め行なう試験に
より振動の恐れのあることの明らかになった側板2を、
内側に押して所定の初期変形量を与えることによって曲
面板となし、その固有振動数を変えるために用いられる
もので、第1図に示すようにタンク1に縦補強ステ−3
を設ける場合には、側板の振動モードに応じてその冒さ
方向に少なくとも1つが設けられる。
この押圧装置11は例えば第2図および第3図に示す如
く、タンク1の側板2に所定の寸法を介して対向するよ
うに配置し、しかもH形の補強ステ−3間を連絡するよ
うに例えば溶接により固定する補助ステ−10に取付け
て使用するもので、この例では補助ステー10の中央付
近に設けるねじ座を貫通する押圧力調節体である与圧ボ
ルト12と、これに螺合するナット13、および与圧ボ
ルト12と側板2との間に介在され押圧力を伝える中間
部材14から構成している。
中間部材14は、与圧ボルト12による押圧力を側板2
の局所に留まらせずその範囲を広げるためや、長い寸法
の与圧ボルト12を用いることのないようにするなどの
ために用いるもので、各与圧ボルト12毎に対応させて
独立させたり、或いは複数の与圧ボルト12で共用させ
るようにして用いることもできる。
第2図に示すものでは与圧ボルト12の先端に中間部材
14を固着して一体に動くようにしているが、タンク1
の側板2に予め固着して使用することもできる。
また、この例では側板2を押圧する手段である押圧力調
節体として与圧ボルト12とナットを用いたものを示し
ているが、これらに代えて油圧装置などの他の手段を使
用することもできる。
本発明の押圧装置11の取付けは、変圧器の製作時或い
は現地据付時に、複数の補強ステ−3を設けたタンク1
の側板2の各部の共振周波数を、簡単な打撃試験によっ
て調べる。
これによって特定の側板2部分の共振振動数が、通電時
の励振周波数と一致することが判明したとすると、この
側板2は振動が増大することを容易に予想できるから、
この個所に対向するように補強ステ−3間を連絡する補
助ステ−10を設け、この補助ステ−10に押圧装置1
1が設けられる。
そして、この押圧装置11の与圧ボルト12およびナッ
ト13を回転させ、中間部材14を介して外面から側板
2を押すと、最初は平板であったものが、抑圧の程度に
応じた初期変形量が与えられるので、内側に変形して曲
面板となる。
この結果、タンク1の側板2は、その固有振動数が当初
よりも高くなるから、励振力に力に対する応答振動の大
きさを検討しながら押圧力を調整すると、振動系が変化
するので、最終的には振動が極小となる反共振振動数を
励振振動数と一致させることができる。
側板2に対向して複数の抑圧装置11が設けられている
ときには、各押圧装置11の押圧力を関連させながら調
節する。
このようにして、側板2に押圧装置11で振動の最も小
さくなる押圧力を与えた後は、中間部材14や与圧ボル
ト12およびナット13は、それぞれ側板2や補助ステ
−10に溶接などによって固着し、押圧力が変化するこ
とのないようにする。
もちろん、押圧装置11による側板2の抑圧寸法は、側
板の許容応力を考慮した上で決定する。
このように、複数の補強ステ−3を設けるタンク1の側
板2を、補強ステ−3間を連絡する補助ステ−10に設
ける押圧装置11の方圧ボルー12などで押圧するよう
にすれば 簡単な構成で側板2の固有振動数を容易に調
節できるから、従来の如く何度も対策する必要がなく、
極めて短時間にしかも確実に側板2の共振を回避できる
ので、変圧器の騒音を減少させることが可能になる。
また、本発明の抑圧装置は、既設のものにも簡単に適用
できるので、騒音低減に極めて効果的である。
第4図に示す実麹例は、側板2に固着したH形の補強ス
テ−3にそれぞれ例えばL形材を用いた受座15を溶接
によって固着し、この受座15に押圧装置11を設ける
補強ステ−10を着脱自在に配置して支持させ、補強ス
テ−3間を連絡するようにしたものであり、他の点は第
2図および第3図の例と同様に構成されている。
また、第5図に示す実施例は、平板状の補助ステ−10
を側板2の補強ステ−3間を連絡するように配置したも
ので、この場合補助ステ−10は、側板2の固有振動数
の調整が完了するまでは、万力などの補助具(図示せず
)で所定の位置に固定しておき、完了後中間部材14を
側板2に溶接してから、補助具を取外すようにしたもの
である。
更に、第6図に示す実施例は、タンク側板2の補強ステ
−3間を連絡するように配置する補助ステ−10にボル
ト16を設け、このボルト16を用いて補助ステ−10
を、補強ステ−3の所定の位置に固定できるようにした
構造である。
これら第4図から第6図に示す実施例においても、前述
と同様の効果を達成できるし、押圧装置1゛1を備える
補助ステ−10を着脱自在に設けるようにしたため、そ
の設置や移動更には個数の変更などが極めて容易に行え
るから、予め補助ステー10を設ける必要がなく、共振
による振動が発生した部分の対策を極めて簡単に行える
効果がある。
本発明のように静止誘導電器を構成すれば、補助ステー
と抑圧装置の簡単な構成で、タンクの共振を無くするこ
とができるから、騒音低減を極めて効果的に行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した静止誘導電器の一実施例を示
す概略縦断面図、第2図は第1図の要部横断面図、第3
図は第2図を一部断面して示す正面図、第4図は本発明
の静止誘導電器の他の実施例を一部断面して示す要部正
面図、第5図および第6図はそれぞれ本発明の静止誘導
電器の別の実施例を示す要部横断面図である。 1・・・・・・タンク、2・・・・・・側板、3・・・
・・・補強ステー、10・・・・・・補助ステー、11
・・・・・・押圧装置、12・・・・・・与圧ボルト、
13・・・・・・ナット、14・・・・・・中間部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電器中身を収納するタンクの外面に複数の補強ステ
    ーを所定間隔で固着するものにおいて、前記補助ステー
    にはタンクと対向し、且補強ステ一間を連絡する補助ス
    テーを設け、該補助ステーにタンクの外面を押圧する抑
    圧装置を設けて構成したことを特徴とする静止誘導電器
    。 2 前記抑圧装置を設ける補助ステーは、補強ステー間
    に着脱自在に設けて構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の静止誘導電器。 3 前記抑圧装置は、補助ステーに一端を支持させる押
    圧力調節体と、該抑圧力調節体の他端側とタンクの外面
    との間に介栓させる受圧部材とからなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器。
JP6576378A 1978-06-02 1978-06-02 静止誘導電器 Expired JPS581525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6576378A JPS581525B2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 静止誘導電器

Applications Claiming Priority (1)

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JP6576378A JPS581525B2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 静止誘導電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54157216A JPS54157216A (en) 1979-12-12
JPS581525B2 true JPS581525B2 (ja) 1983-01-11

Family

ID=13296380

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JP6576378A Expired JPS581525B2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 静止誘導電器

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JP (1) JPS581525B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113611U (ja) * 1987-01-19 1988-07-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113611U (ja) * 1987-01-19 1988-07-21

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JPS54157216A (en) 1979-12-12

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