JPS6044811B2 - 静止誘導電器の防音装置 - Google Patents

静止誘導電器の防音装置

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JPS6044811B2
JPS6044811B2 JP4766581A JP4766581A JPS6044811B2 JP S6044811 B2 JPS6044811 B2 JP S6044811B2 JP 4766581 A JP4766581 A JP 4766581A JP 4766581 A JP4766581 A JP 4766581A JP S6044811 B2 JPS6044811 B2 JP S6044811B2
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tank
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JP4766581A
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実 叶井
康郎 堀
茂夫 菊池
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/33Arrangements for noise damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変圧器やリアクトル等の静止誘導電器 の防
音装置に係り、特にそのタンクから発生する騒音を低減
する防音装置に関する。
最近のように、都市部の拡大によつて住宅地が変電所
等に近接して建設されるようになるに伴い、変圧器など
の静止誘導電器に対する低騒音化の要求が強くなつてき
た。
静止誘導電器のうち、強制風冷式変圧器を例にとると、
その騒音は電器本体の鉄心で発生する騒音と、冷却器の
送風機や送油ポンプなどの補機から発生する騒音に分け
られる。このうち、鉄心の磁歪による電磁振動が油など
を介してタンクに伝達し、タンクの振動による騒音のエ
ネルギが大きく、これを防ぐため種々の防止策がとられ
ている。 例えば、変圧器をコンクリートや鉄板の防音
建・屋により、遮音あるいは吸音することであるが、こ
の方式では静止誘導電器の据付面積の増大や製作費の上
昇及び工事期間の長期化などさまざまな欠点があつた。
また、タンクから放射する騒音を簡単に低減すフるた
めの対策として、タンクの外面に固定する構造材である
補強ステー間に遮音板を取付ける方式があるが、この場
合、タンクの側板と遮音板及び補強ステーで囲まれた空
間で騒音の音圧上昇が起る恐れがあるという問題があり
、この解決策として、一般には吸音材をこの空間内に配
置することが行なわれるが、吸音材の最適な配置が行な
われていたとは言えず、場合によつては騒音量が、十分
に小さくならないという欠点があつた。
この遮音板を取付けて防音効果を増そうとする方式で、
騒音低減について検討してみると、補強ステーから遮音
板への振動伝達を無視して考えれば、タンクの振動は遮
音空間の空気を介して遮音平板に伝わることになる。
この場合、この遮音空間が小さいと振動の伝達量は多く
なるし、また補強ステー間で生ずる定在波のために音圧
が異常に大きくなつてしまい、遮音板から大きな騒音が
放散される恐れがあるが、遮音空間からの振動伝達を阻
止するには、この寸法を十分に大きく例えば振動周波数
が100H:で37T1.以上にしなければならず、実
現させることは不可能となる。一方、タンクの外面と補
強ステー及び遮音板で囲まれる遮音空間内の全面に、吸
音材を配置して騒音を低減しようとすることも試みられ
ているが、この方式では上述した遮音空間が著しく小さ
くなつてしまうことになるばかりか、タンクの振動は吸
音材を介して直接遮音板に伝達するので、吸音材により
騒音を吸収できるとは限らず逆に増加する恐れさえ生じ
ている。本発明の静止誘導電器の防音装置の目的は、吸
音材の適切な配置により簡単な構造で防音効果を良好に
して騒音を低減することにある。
上記の目的を達成するため、本発明ではタンクの外面に
突設する構造材間に遮音板を取付け、夕.ンクの外面と
構造材と遮音板にて囲まれる遮音空間を形成して吸音材
を配置する際、この遮音空間を取囲みしかも遮音板を取
付ける構造材の周側面側に吸音材を配置し、かつ残りの
部分を遮音中空空間としたことを特徴とするものである
以下、本発明の静止誘導電器の防音装置について変圧器
に適用した第1図及び第2図により説明する変圧器に用
いられるタンク1は、側板2とこの側板2上に溶接によ
つて複数の補強ステー3の如き補強材を固着し構成され
る。
タンク1の内部・には、鉄心4と鉄心4に巻回した巻線
5からなる変圧器本体6が収納され、かつ絶縁と冷却の
ための絶縁媒体である絶縁油7が充填されている。タン
ク1の上部には、ブツシング8が取付けられ、巻線5と
接続している。一方、タンク1の外面の構造材である補
強ステー3間には、変圧器本体6からタンク1に伝わる
振動による騒音を防ぐため遮音板9が取付けられる。タ
ンク1の側板2と遮音板9及び外部の構造材である補強
ステー3によつて囲まれた遮音空間10内にはガラス繊
維などの吸音材11が配置されるが、この吸音材11の
配置は本発明においては遮音空間10を取囲むように補
強ステー3の周側面のみに配置し、残りを)大きな遮音
中空空間としている。さて、鉄心4で発生した電磁振動
は、絶縁油7あるいはタンク1の底板を通して、側板2
に伝達される。
この結果、側板2は曲げ振動して騒音が発生し、その振
動は、側板2で補強ステー3のな・い部分で特に大きく
、騒音の発生割合も非常に大きくなる。遮音板9は、タ
ンク1の側板2の部分から発生する騒音を遮音して騒音
を低減する働きを持つが、側板2と遮音板9及び補強ス
テー3によつて囲まれた遮音空間10内では騒音の音圧
上”昇があるため、結果的に遮音効果が低下することに
なる。そこで、吸音材11をその遮音空間10内に配置
することになるが、単に吸音材を配置するだけでは十分
ではなく本発明のように配置することによつて、もつと
も効果的な吸音が可能になる。すなわち、遮音空間10
の寸法と電磁振動周波数帯域の波長を比較すると、共鳴
が発生するのは相対向した補強ステー3間つまり上下或
いは左右に対向する補強ステー3間方向に生ずる定在波
によるものであり、タンク1の側板2ど遮音板9間の共
鳴は、電磁振動の周波数帯域より、はるかに高い周波数
でしか発生しない。
したがつて、共鳴が発生しない側板2と遮音板9の全面
に単に吸音材を配置することは、無意味であるばかりで
なく、側板2と遮音板9間の距離を短くすることになり
、騒音による音圧を上昇させることになる。特に、吸音
材の効果が悪くなる低周波数では、騒音上昇が大きくな
る。遮音空間10全部に吸音材を配置した場合も同様に
、騒音の音圧上昇が大きくなるほか、この場合、配置の
仕方によつてはタンク1の振動が吸音材を通して、遮音
板9に直接伝達することになる。一方、遮音空間10内
で相対向する補強ステー3間では、定在波が発生すると
騒音の音圧上昇が特に大きくなるため、本発明のように
遮音空間10を囲む補強ステー3の周側面に吸音材11
を取付け、残りを遮音中空空間とすると騒音を低く抑え
ることができる。
吸音材11を遮音空間10内に配置した場合の従来及び
本発明の構造における実測結果を第3図に示しており、
吸音材を遮音空間10内に全面配置した場合の実線Aで
示す特性に対して、本発明による配置の場合では破線B
で示す特性となつて全般的に騒音を低下させることがで
き、特に低い周波数において、騒音の上昇を顕著に減少
でき、簡単な構成で大きな効果を達成することができる
しかも、吸音材11を経済的に使用できるばかりか、遮
音空間10の全面に配置せず残りを遮音中空空間とした
ためタンク1からの放熱も良好となる。本発明の防音装
置に用いる遮音板9は、通常の銅板を用いて補強ステー
3間に取付けることもできるが、薄鋼板の複合板で振動
伝達の少ない制振鋼板を使用すれば、騒音低減に一層効
果がある。
また、遮音板9を取付ける構造材としては、上述した補
強ステー3の他にタンク1の側板2より外方に突出する
タンクフランジやブツシングポケツト更には特別に設け
る部材など種々のものが使用できる。本発明の防音装置
変形例を示す第4図では、第1図、第2図に加えて、更
に相対向する補強ステー3間の中間にも別の吸音材12
を配置しており、このような構成では特に高次の定在波
が発生する場合に有効である。
なおこの場合、側板2から遮音板9に、振動が吸音材を
介して直接伝達するのを防止するため、中間の吸音材1
2は側板2と機械的に接触しないようにしている。本発
明の防音装置の別の実施例である第5図のものは、タン
ク1の補強を行なう補強ステー3間に取付ける遮音板9
を、ばね特性を有する薄鋼板20と、この薄鋼板20と
一体にする板厚の厚い鋼板や制振鋼板の如き防音板21
と、薄鋼板20と防音板21の境界部近傍に取付けて振
動低減の働きをする重量体22とで形成するものを用い
たものであり、この場合においても吸音材11は上述し
た例と同様に遮音空間10に面する補強ステー3の周側
面に配置し、かつ残りを遮音中空空間としているが、遮
音板9には吸音材11が接することのないようにしてい
る。
この構成では、吸音材11の配置と遮音板9の双方の働
きで騒音低減に一層の効果を奏する。本発明の如く静止
誘導電器の防音装置を構成すれば、吸音材の適切な配置
でタンクから放散される騒音を効果的に低減できるから
、大掛りな防音構成とすることなく静止誘導電器を製作
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例てある変圧器の防音
装置の概略縦断面図、第2図は第1図をA−A線より見
た部分図、第3図は周波数と騒音上昇量との関係を示す
特性図、第4図及ひ第5図はそれぞれ本発明の静止誘導
電器の防音装置の他の実施例を示す概略縦断面図である
。 1・・・・・・タンク、2・・・・・側板、3・・・・
・・補強ステー、6・・・・・・変圧器本体、7・・・
・・・絶縁油、9・・・・・・遮音板、10・・・・・
・遮音空間、11,12・・・・・・吸音材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タンク内に静止誘導電器本体を収納すると共に絶縁
    媒体を封入し、前記タンクの外面に複数の構造材を突設
    し、前記構造材間に遮音材を取付け、前記遮音板とタン
    クの外面と構造材にて囲まれる遮音空間を形成して吸音
    材を配置するものにおいて、前記吸音材は遮音空間を囲
    む構造材の周側面に配置し、かつ残りの部分を遮音中空
    空間としたことを特徴とする静止誘導電器の防音装置。 2 前記吸音材は遮音空間を囲む構造材の周側面に配置
    すると共に、前記遮音中空空間の中間部に別の吸音材を
    配置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    静止誘導電器の防音装置。3 前記遮音板は、ばね特性
    を持つ薄板と、この薄板と接合する防音板と、薄板と防
    音板の境界近傍に設ける重量体を備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器の防音
    装置。 4 前記遮音板には制振鋼板を用いたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器の防音装置。
JP4766581A 1981-03-30 1981-03-30 静止誘導電器の防音装置 Expired JPS6044811B2 (ja)

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JPS57162312A JPS57162312A (en) 1982-10-06
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KR100592891B1 (ko) * 2005-08-22 2006-06-26 신성공업주식회사 변압기용 코일 프레임
JP2017011913A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 東芝三菱電機産業システム株式会社 変電所発電装置

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