JPH09306745A - 静止誘導電器 - Google Patents
静止誘導電器Info
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- JPH09306745A JPH09306745A JP11757196A JP11757196A JPH09306745A JP H09306745 A JPH09306745 A JP H09306745A JP 11757196 A JP11757196 A JP 11757196A JP 11757196 A JP11757196 A JP 11757196A JP H09306745 A JPH09306745 A JP H09306745A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで防音性能の向上を実現する静止誘
導電器を提供する。 【解決手段】 防音タンク２の内部における基礎３と防
音タンク２とが接合する部分、各防音タンク側板２ａ同
士が接合する部分、及び防音タンク側板２ａと防音タン
ク天井２ｂとが接合する部分、すなわち、防音タンク２
内部の角端部に沿って、吸音材６を他の部分と比較して
多量に設置する。
導電器を提供する。 【解決手段】 防音タンク２の内部における基礎３と防
音タンク２とが接合する部分、各防音タンク側板２ａ同
士が接合する部分、及び防音タンク側板２ａと防音タン
ク天井２ｂとが接合する部分、すなわち、防音タンク２
内部の角端部に沿って、吸音材６を他の部分と比較して
多量に設置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器及びリアク
トル等の静止誘導電器本体を防音タンクで覆った静止誘
導電器に関する。
トル等の静止誘導電器本体を防音タンクで覆った静止誘
導電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、変圧器、リアクトル等の静止誘導
機器について、環境問題の点から騒音規制が厳しくなっ
てきている。そのため、機器の低騒音化が強く望まれて
おり、この低騒音化を実現するために、種々の対策が実
施されている。その代表的な例として、防音タンク構造
を採用した静止誘導電器が広く知られている。
機器について、環境問題の点から騒音規制が厳しくなっ
てきている。そのため、機器の低騒音化が強く望まれて
おり、この低騒音化を実現するために、種々の対策が実
施されている。その代表的な例として、防音タンク構造
を採用した静止誘導電器が広く知られている。
【０００３】図１３に、このような静止誘導電器の構成
例を示す。同図において、静止誘導電器本体１は、コン
クリートからなる基礎３上に設置されている。静止誘導
電器本体１には、ブッシング４がブッシングポケット５
を介して接続されている。そして、その静止誘導電器本
体１の周囲は、防音タンク２によって覆われている。こ
の防音タンク２は、内側にロックウール等の吸音材が貼
付けられた鉄板壁、もしくは鉄板の内側にコンクリート
層が組み合わされ、その内側に吸音材が貼付けられた壁
からなり、静止誘導電器１から発生する騒音を低下させ
るような構造となっている。
例を示す。同図において、静止誘導電器本体１は、コン
クリートからなる基礎３上に設置されている。静止誘導
電器本体１には、ブッシング４がブッシングポケット５
を介して接続されている。そして、その静止誘導電器本
体１の周囲は、防音タンク２によって覆われている。こ
の防音タンク２は、内側にロックウール等の吸音材が貼
付けられた鉄板壁、もしくは鉄板の内側にコンクリート
層が組み合わされ、その内側に吸音材が貼付けられた壁
からなり、静止誘導電器１から発生する騒音を低下させ
るような構造となっている。
【０００４】すなわち、防音タンク２の壁を構成してい
る鉄板及びコンクリートは、騒音を遮音する役割を担っ
ており、内側に取り付けられた吸音材は、騒音エネルギ
ーを減衰させる効果を有している。
る鉄板及びコンクリートは、騒音を遮音する役割を担っ
ており、内側に取り付けられた吸音材は、騒音エネルギ
ーを減衰させる効果を有している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た現状の防音タンク２の構造では、静止誘導電器本体１
が発生する騒音値を、年々厳しくなっている騒音仕様値
に対して十分に満足させることは、困難となってきてい
る。すなわち、最近の静止誘導電器は大容量化してお
り、それに伴って騒音が増大している。また、変電所の
設置スペースの入手が困難であることから、静止誘導電
器を、やむをえず居住区域に隣接して建設することが多
くなっている。
た現状の防音タンク２の構造では、静止誘導電器本体１
が発生する騒音値を、年々厳しくなっている騒音仕様値
に対して十分に満足させることは、困難となってきてい
る。すなわち、最近の静止誘導電器は大容量化してお
り、それに伴って騒音が増大している。また、変電所の
設置スペースの入手が困難であることから、静止誘導電
器を、やむをえず居住区域に隣接して建設することが多
くなっている。
【０００６】また、変電所の境界における騒音仕様値を
満足させるために、変電所境界線上に防音壁を施工する
ことも考えられる。しかしながら、外観上、周囲の環境
との調和という点から問題がある。また、コストが大幅
に増大し、全体として変電機器のコストが上昇すること
となる。
満足させるために、変電所境界線上に防音壁を施工する
ことも考えられる。しかしながら、外観上、周囲の環境
との調和という点から問題がある。また、コストが大幅
に増大し、全体として変電機器のコストが上昇すること
となる。
【０００７】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
低コストで防音性能の向上を実現する静止誘導電器を提
供することにある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
低コストで防音性能の向上を実現する静止誘導電器を提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明によ
る静止誘導電器は、静止誘導電器本体がタンク内に収納
され、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静
止誘導電器において、前記防音タンクの内側であって、
当該静止誘導電器の設置面と前記防音タンクとの接合部
分近傍と、前記防音タンクを構成する各板の接合部分と
の近傍に、吸音材が他の部分に比較して多量に配置され
ていることを特徴としている。
る静止誘導電器は、静止誘導電器本体がタンク内に収納
され、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静
止誘導電器において、前記防音タンクの内側であって、
当該静止誘導電器の設置面と前記防音タンクとの接合部
分近傍と、前記防音タンクを構成する各板の接合部分と
の近傍に、吸音材が他の部分に比較して多量に配置され
ていることを特徴としている。
【０００９】請求項１記載の発明によれば、静止誘導電
器本体から発生する騒音が、防音タンク内部の角端部で
反射し、その反射音が重なり合うことにより、角端部に
おける音圧レベルが高くなる。そのため、これら角端部
近傍、すなわち、設置面と防音タンクとの接合部分、及
び防音タンクを構成する各板の接合部分の近傍に、吸音
材を多量に配置する。これにより、角端部において騒音
のエネルギーを減衰させることができ、防音タンクの外
部へ透過する騒音を小さくすることができる。
器本体から発生する騒音が、防音タンク内部の角端部で
反射し、その反射音が重なり合うことにより、角端部に
おける音圧レベルが高くなる。そのため、これら角端部
近傍、すなわち、設置面と防音タンクとの接合部分、及
び防音タンクを構成する各板の接合部分の近傍に、吸音
材を多量に配置する。これにより、角端部において騒音
のエネルギーを減衰させることができ、防音タンクの外
部へ透過する騒音を小さくすることができる。
【００１０】請求項２記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの内側であって、当該静止誘導電
器の設置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記
防音タンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音
材が他の部分に比較して多量に配置されていることを特
徴としている。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの内側であって、当該静止誘導電
器の設置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記
防音タンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音
材が他の部分に比較して多量に配置されていることを特
徴としている。
【００１１】請求項３記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの外側であって、当該静止誘導電
器の設置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記
防音タンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音
材が他の部分に比較して多量に配置されていることを特
徴としている。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの外側であって、当該静止誘導電
器の設置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記
防音タンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音
材が他の部分に比較して多量に配置されていることを特
徴としている。
【００１２】請求項２及び３記載の発明によれば、請求
項１の発明と同様に、防音タンクの角端部における騒音
レベルの上昇を抑制することができる。
項１の発明と同様に、防音タンクの角端部における騒音
レベルの上昇を抑制することができる。
【００１３】請求項４記載の発明による静止誘導電器
は、請求項３記載の発明において、静止誘導電器本体が
タンク内に収納され、当該タンクが防音タンクによって
覆われてなる静止誘導電器において、当該静止誘導電器
の設置面から前記防音タンクの高さの１／３の高さ及び
２／３の高さの位置近傍の前記防音タンクの周囲に、吸
音材及び遮音材が他の部分に比較して多量に配置されて
いることを特徴としている。
は、請求項３記載の発明において、静止誘導電器本体が
タンク内に収納され、当該タンクが防音タンクによって
覆われてなる静止誘導電器において、当該静止誘導電器
の設置面から前記防音タンクの高さの１／３の高さ及び
２／３の高さの位置近傍の前記防音タンクの周囲に、吸
音材及び遮音材が他の部分に比較して多量に配置されて
いることを特徴としている。
【００１４】請求項４記載の発明によれば、防音タンク
の高さの１／３、及び２／３の位置において、部分的に
吸音及び遮音するため、防音タンクの周囲に発生する騒
音の全体レベルを平均的に低下させることができる。
の高さの１／３、及び２／３の位置において、部分的に
吸音及び遮音するため、防音タンクの周囲に発生する騒
音の全体レベルを平均的に低下させることができる。
【００１５】請求項５記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの内側の面に、表面が波形に加工
された吸音材及び遮音材が取り付けられている 請求項５記載の発明によれば、表面が波形に加工された
吸音材及び遮音材により、静止誘導電器本体から放射さ
れる騒音波が乱反射する。このため、防音タンクの壁内
部の騒音波が一定の位置で重なり合うことがなく、防音
タンク内における定在波を抑制することができる。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクの内側の面に、表面が波形に加工
された吸音材及び遮音材が取り付けられている 請求項５記載の発明によれば、表面が波形に加工された
吸音材及び遮音材により、静止誘導電器本体から放射さ
れる騒音波が乱反射する。このため、防音タンクの壁内
部の騒音波が一定の位置で重なり合うことがなく、防音
タンク内における定在波を抑制することができる。
【００１６】請求項６記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記タンクと前記防音タンクとの間の空間に、定
在波が発生する空間長以下となるべく少なくとも１枚の
遮音板が配置されていることを特徴としている。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記タンクと前記防音タンクとの間の空間に、定
在波が発生する空間長以下となるべく少なくとも１枚の
遮音板が配置されていることを特徴としている。
【００１７】請求項６記載の発明によれば、遮音板を配
置することにより、定在波の発生を抑制することができ
る。
置することにより、定在波の発生を抑制することができ
る。
【００１８】請求項７記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記タンクの内側の面に、吸音材及び遮音材が取
り付けられていることを特徴としている。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記タンクの内側の面に、吸音材及び遮音材が取
り付けられていることを特徴としている。
【００１９】請求項７記載の発明によれば、タンク内に
おいて発生する騒音が、タンクの内部で吸音及び遮音さ
れ得るため、防音タンクの内部における騒音波の発生を
大幅に縮小することができる。
おいて発生する騒音が、タンクの内部で吸音及び遮音さ
れ得るため、防音タンクの内部における騒音波の発生を
大幅に縮小することができる。
【００２０】請求項８記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクは、複数の防音タンクパネルが接
合されてなり、前記防音タンクパネル同士の接合部分に
隣接して吸音材が取り付けられていることを特徴として
いる。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクは、複数の防音タンクパネルが接
合されてなり、前記防音タンクパネル同士の接合部分に
隣接して吸音材が取り付けられていることを特徴として
いる。
【００２１】請求項８記載の発明によれば、防音タンク
パネル同士の接合部分に隣接して吸音材が取り付けられ
ているため、その接合部分近傍における騒音値が高くな
ることがない。
パネル同士の接合部分に隣接して吸音材が取り付けられ
ているため、その接合部分近傍における騒音値が高くな
ることがない。
【００２２】請求項９記載の発明による静止誘導電器
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクは、少なくとも２枚の鉄板からな
り、当該鉄板の間の空間が中空となっていることを特徴
としている。
は、静止誘導電器本体がタンク内に収納され、当該タン
クが防音タンクによって覆われてなる静止誘導電器にお
いて、前記防音タンクは、少なくとも２枚の鉄板からな
り、当該鉄板の間の空間が中空となっていることを特徴
としている。
【００２３】請求項１０記載の発明による静止誘導電器
は、請求項９記載の発明において、前記鉄板の間の空間
に、弾性材が取り付けられた遮音材が配置されているこ
とを特徴としている。
は、請求項９記載の発明において、前記鉄板の間の空間
に、弾性材が取り付けられた遮音材が配置されているこ
とを特徴としている。
【００２４】請求項９及び１０記載の発明によれば、騒
音の防音タンクに対する透過インピーダンスが増加し、
防音タンクの遮音効果が大幅に向上する。
音の防音タンクに対する透過インピーダンスが増加し、
防音タンクの遮音効果が大幅に向上する。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、上述した従来技術
で説明した部材と同一の部材については、同一符号を付
してその説明を省略する。
態を図面を参照して説明する。なお、上述した従来技術
で説明した部材と同一の部材については、同一符号を付
してその説明を省略する。
【００２６】（１）第１の実施の形態 図１は、本発明の第１の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図である。また、図２は、その平面図
である。この第１の実施の形態は、特に、請求項１記載
の発明を適用したものである。図１及び図２において、
静止誘導電器本体１は、コンクリートからなる基礎３上
に設置されている。また、防音タンク２の内部における
基礎３と防音タンク２とが接合する部分、各防音タンク
側板２ａ同士が接合する部分、及び防音タンク側板２ａ
と防音タンク天井２ｂとが接合する部分、すなわち、防
音タンク２内部の角端部に沿って、ロックウール等の吸
音材６が他の部分と比較して多量に設置されている。
の構成を示す正面図である。また、図２は、その平面図
である。この第１の実施の形態は、特に、請求項１記載
の発明を適用したものである。図１及び図２において、
静止誘導電器本体１は、コンクリートからなる基礎３上
に設置されている。また、防音タンク２の内部における
基礎３と防音タンク２とが接合する部分、各防音タンク
側板２ａ同士が接合する部分、及び防音タンク側板２ａ
と防音タンク天井２ｂとが接合する部分、すなわち、防
音タンク２内部の角端部に沿って、ロックウール等の吸
音材６が他の部分と比較して多量に設置されている。
【００２７】一般に、防音タンク２のような閉空間内部
において発生する騒音は、その内部の角端部で水平面に
対して垂直に形成された面に反射する。そして、その反
射音が重なり合うため、上記角端部における音圧レベル
が高くなる。従って、上述したように、この角端部に吸
音材６を設置することにより、騒音のエネルギーを減衰
させることが可能となる。この結果、防音タンク２の外
部へ透過する騒音は小さくなる。
において発生する騒音は、その内部の角端部で水平面に
対して垂直に形成された面に反射する。そして、その反
射音が重なり合うため、上記角端部における音圧レベル
が高くなる。従って、上述したように、この角端部に吸
音材６を設置することにより、騒音のエネルギーを減衰
させることが可能となる。この結果、防音タンク２の外
部へ透過する騒音は小さくなる。
【００２８】また、同時に、上記構成によれば、防音タ
ンク２の内部に発生する定在波を抑制することができ
る。すなわち、防音タンク２内部に発生する定在波は、
騒音発生源である静止誘導電器本体１のタンクと防音タ
ンク２内側との間の空間で音が反射し、重なり合うこと
により増幅されて発生する。この騒音波が防音タンク２
の内側の壁に反射し、空間内に一定の腹と節とを形成す
ることにより、定在波が発生する。そして、この定在波
により、騒音値が飛躍的に高くなる。しかしながら、上
述した構成とすることにより、騒音波の反射の段階にお
いて、騒音エネルギーが角端部に取り付けられた吸音材
によって減衰する。これによって、定在波を抑制するこ
とができる。
ンク２の内部に発生する定在波を抑制することができ
る。すなわち、防音タンク２内部に発生する定在波は、
騒音発生源である静止誘導電器本体１のタンクと防音タ
ンク２内側との間の空間で音が反射し、重なり合うこと
により増幅されて発生する。この騒音波が防音タンク２
の内側の壁に反射し、空間内に一定の腹と節とを形成す
ることにより、定在波が発生する。そして、この定在波
により、騒音値が飛躍的に高くなる。しかしながら、上
述した構成とすることにより、騒音波の反射の段階にお
いて、騒音エネルギーが角端部に取り付けられた吸音材
によって減衰する。これによって、定在波を抑制するこ
とができる。
【００２９】（２）第２の実施の形態 図３は、本発明の第２の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図である。この第２の実施の形態は、
特に、請求項２記載の発明を適用したものである。同図
において、図示しない基礎と防音タンク２とが接合する
部分、各防音タンク側板２ａ同士が接合する部分、及び
防音タンク側板２ａと図示しない防音タンク天井とが接
合する部分、すなわち、防音タンク２内部の角端部に沿
って、遮音材７が集中的に配置されている。もしくは、
他の部分と比較して、多量に設置されている。この遮音
材７としては、遮音シート、もしくは鉄板等が用いられ
る。
の構成を示す平面図である。この第２の実施の形態は、
特に、請求項２記載の発明を適用したものである。同図
において、図示しない基礎と防音タンク２とが接合する
部分、各防音タンク側板２ａ同士が接合する部分、及び
防音タンク側板２ａと図示しない防音タンク天井とが接
合する部分、すなわち、防音タンク２内部の角端部に沿
って、遮音材７が集中的に配置されている。もしくは、
他の部分と比較して、多量に設置されている。この遮音
材７としては、遮音シート、もしくは鉄板等が用いられ
る。
【００３０】また、図４に、第２の実施の形態の他の例
を示す。この例は、特に、請求項３記載の発明を適用し
たものである。同図において、遮音材７は、防音タンク
２の角端部の外側に、集中的に配置されるか、もしく
は、他の部分と比較して多量に設置されている。
を示す。この例は、特に、請求項３記載の発明を適用し
たものである。同図において、遮音材７は、防音タンク
２の角端部の外側に、集中的に配置されるか、もしく
は、他の部分と比較して多量に設置されている。
【００３１】以上のような構成により、第１の実施の形
態と同様に、防音タンク２の角端部における騒音レベル
の上昇を部分的に効率よく抑制することができる。
態と同様に、防音タンク２の角端部における騒音レベル
の上昇を部分的に効率よく抑制することができる。
【００３２】（３）第３の実施の形態 図５は、本発明の第３の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図である。この第３の実施の形態は、
特に、請求項４記載の発明を適用したものである。同図
において、基礎３の面から防音タンク２の高さ方向の寸
法をＨとする。そして、基礎３の面から１／３Ｈの高さ
と２／３Ｈの高さにおいて、防音タンク２の周囲に、吸
音材に遮音材が取り付けられた吸音材及び遮音材（以
下、吸音・遮音材）８が集中的に配置されている。
の構成を示す正面図である。この第３の実施の形態は、
特に、請求項４記載の発明を適用したものである。同図
において、基礎３の面から防音タンク２の高さ方向の寸
法をＨとする。そして、基礎３の面から１／３Ｈの高さ
と２／３Ｈの高さにおいて、防音タンク２の周囲に、吸
音材に遮音材が取り付けられた吸音材及び遮音材（以
下、吸音・遮音材）８が集中的に配置されている。
【００３３】このような構成によって、静止誘導電器の
防音タンク２の高さの１／３、及び２／３の位置におい
て、部分的に吸音及び遮音されるため、防音タンク２の
周囲に発生する騒音の全体レベルを平均的に低下させる
ことができる。
防音タンク２の高さの１／３、及び２／３の位置におい
て、部分的に吸音及び遮音されるため、防音タンク２の
周囲に発生する騒音の全体レベルを平均的に低下させる
ことができる。
【００３４】（４）第４の実施の形態 図６は、本発明の第４の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図である。この第４の実施の形態は、
特に、請求項５記載の発明を適用したものである。同図
において、防音タンク２の内側、すなわち各防音タンク
側板２ａ及び防音タンク天井２ｂには、吸音材に遮音材
が取り付けられ、表面が波形に加工された吸音・遮音材
９が設置されている。この吸音・遮音材９により、静止
誘導電器本体１から放射される騒音波が乱反射するよう
になっている。
の構成を示す正面図である。この第４の実施の形態は、
特に、請求項５記載の発明を適用したものである。同図
において、防音タンク２の内側、すなわち各防音タンク
側板２ａ及び防音タンク天井２ｂには、吸音材に遮音材
が取り付けられ、表面が波形に加工された吸音・遮音材
９が設置されている。この吸音・遮音材９により、静止
誘導電器本体１から放射される騒音波が乱反射するよう
になっている。
【００３５】このような構成によって、防音タンク２の
内部における騒音波が乱反射することにより、防音タン
ク２の壁内部の騒音波が一定の位置で重なり合うことが
なくなる。そのため、防音タンク２内における定在波が
抑制される。
内部における騒音波が乱反射することにより、防音タン
ク２の壁内部の騒音波が一定の位置で重なり合うことが
なくなる。そのため、防音タンク２内における定在波が
抑制される。
【００３６】（５）第５の実施の形態 図７は、本発明の第５の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図である。この第５の実施の形態は、
特に、請求項６記載の発明を適用したものである。同図
において、静止誘導電器本体１の収容された静止誘導電
器本体タンクと各防音タンク側板２ａとの間の空間に、
防音タンク側板２ａに対して略垂直に、遮音シートもし
くは鉄板等からなる遮音板１０が配置されている。これ
により、静止誘導電器本体１と防音タンク２との間に生
じる定在波が抑制される。
の構成を示す平面図である。この第５の実施の形態は、
特に、請求項６記載の発明を適用したものである。同図
において、静止誘導電器本体１の収容された静止誘導電
器本体タンクと各防音タンク側板２ａとの間の空間に、
防音タンク側板２ａに対して略垂直に、遮音シートもし
くは鉄板等からなる遮音板１０が配置されている。これ
により、静止誘導電器本体１と防音タンク２との間に生
じる定在波が抑制される。
【００３７】ここで、一般に、静止誘導電器における騒
音の周波数は、電源周波数の２倍の１００Ｈｚ、もしく
は１２０Ｈｚである場合が多い。このため、定在波が発
生する空間長は、１００Ｈｚの場合は１．７ｍ，３．４
ｍ，５．１ｍ，…となり、１２０Ｈｚの場合は１．４
ｍ，２．８ｍ，４．３ｍ，…となる。
音の周波数は、電源周波数の２倍の１００Ｈｚ、もしく
は１２０Ｈｚである場合が多い。このため、定在波が発
生する空間長は、１００Ｈｚの場合は１．７ｍ，３．４
ｍ，５．１ｍ，…となり、１２０Ｈｚの場合は１．４
ｍ，２．８ｍ，４．３ｍ，…となる。
【００３８】従って、上述した遮音板１０を配置するこ
とにより、空間長を上記定在波が発生する空間長以下と
することにより、騒音レベルが上昇する原因となる定在
波の発生を抑えることができる。
とにより、空間長を上記定在波が発生する空間長以下と
することにより、騒音レベルが上昇する原因となる定在
波の発生を抑えることができる。
【００３９】（６）第６の実施の形態 図８は、本発明の第６の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図である。この第６の実施の形態は、
特に、請求項７記載の発明を適用したものである。同図
において、１１は静止誘導電器本体の収容された静止誘
導電器本体タンクであり、この静止誘導電器本体タンク
１１内に、鉄心１２の周囲に巻線１３が複数層配置され
てなるコイルが収納されている。本実施の形態では、静
止誘導電器本体タンク１１の内部壁に、吸音・遮音材８
が取り付けられている。このため、静止誘導電器本体タ
ンク１１において発生する騒音が、静止誘導電器本体タ
ンク１１の内部で吸音及び遮音され得る。それによっ
て、防音タンクの内部にける騒音波の発生を大幅に縮小
することができる。
の構成を示す正面図である。この第６の実施の形態は、
特に、請求項７記載の発明を適用したものである。同図
において、１１は静止誘導電器本体の収容された静止誘
導電器本体タンクであり、この静止誘導電器本体タンク
１１内に、鉄心１２の周囲に巻線１３が複数層配置され
てなるコイルが収納されている。本実施の形態では、静
止誘導電器本体タンク１１の内部壁に、吸音・遮音材８
が取り付けられている。このため、静止誘導電器本体タ
ンク１１において発生する騒音が、静止誘導電器本体タ
ンク１１の内部で吸音及び遮音され得る。それによっ
て、防音タンクの内部にける騒音波の発生を大幅に縮小
することができる。
【００４０】（７）第７の実施の形態 図９は、本発明の第７の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図である。この第７の実施の形態は、
特に、請求項８記載の発明を適用したものである。同図
において、１５は分割防音タンクであり、複数の分割防
音タンクパネル１４が組み立てられることによって構成
されている。分割防音タンク１５は、輸送時には、いく
つかの分割防音タンクパネル１４に分割され、最終的に
静止誘導電器の据付場所で、それらが組み立てられるよ
うになっている。上記分割防音タンクパネル１４は、図
９に示すように、パネル接合部１６において接合されて
いる。また、このパネル接合部１６には、それぞれ吸音
材６が取り付けられている。
の構成を示す平面図である。この第７の実施の形態は、
特に、請求項８記載の発明を適用したものである。同図
において、１５は分割防音タンクであり、複数の分割防
音タンクパネル１４が組み立てられることによって構成
されている。分割防音タンク１５は、輸送時には、いく
つかの分割防音タンクパネル１４に分割され、最終的に
静止誘導電器の据付場所で、それらが組み立てられるよ
うになっている。上記分割防音タンクパネル１４は、図
９に示すように、パネル接合部１６において接合されて
いる。また、このパネル接合部１６には、それぞれ吸音
材６が取り付けられている。
【００４１】図１０は、上記分割防音タンクパネル１４
の構成を示す図である。同図（ａ）は、分割防音タンク
パネル１４の平面図であり、同図（ｂ）は、その正面図
である。これらの図に示すように、分割防音タンクパネ
ル１４の片面には、吸音材６が取り付けられている。そ
して、図１１に示すように、このような分割防音タンク
パネル１４が組み立てられることにより、分割防音タン
ク１５が形成される。その後、図９に示すように、各パ
ネル接合部１６に吸音材６が取り付けられるようになっ
ている。
の構成を示す図である。同図（ａ）は、分割防音タンク
パネル１４の平面図であり、同図（ｂ）は、その正面図
である。これらの図に示すように、分割防音タンクパネ
ル１４の片面には、吸音材６が取り付けられている。そ
して、図１１に示すように、このような分割防音タンク
パネル１４が組み立てられることにより、分割防音タン
ク１５が形成される。その後、図９に示すように、各パ
ネル接合部１６に吸音材６が取り付けられるようになっ
ている。
【００４２】ここで、従来の分割防音タンク１５は、各
分割防音タンクパネル１４を接合するパネル接合部１６
に吸音材が取り付けられていないため、分割防音タンク
１５の外周において、上記パネル接合部１６近傍の騒音
値が高くなっていた。従って、本実施の形態では、図９
に示すように、分割防音タンク１５が組み立てられた後
にパネル接合部１４に吸音材６が取り付けられるため、
パネル接合部１４近傍の騒音値が高くなることが無い。
分割防音タンクパネル１４を接合するパネル接合部１６
に吸音材が取り付けられていないため、分割防音タンク
１５の外周において、上記パネル接合部１６近傍の騒音
値が高くなっていた。従って、本実施の形態では、図９
に示すように、分割防音タンク１５が組み立てられた後
にパネル接合部１４に吸音材６が取り付けられるため、
パネル接合部１４近傍の騒音値が高くなることが無い。
【００４３】（８）第８の実施の形態 図１２は、本発明の第８の実施の形態による静止誘導電
器における、防音タンク壁２０の構成を示す断面図であ
る。この第８の実施の形態は、特に、請求項９及び１０
記載の発明を適用したものである。同図に示すように、
防音タンク壁２０は、２枚以上の鉄板１７から構成され
ている。また、これら鉄板１７の間の空間に、遮音シー
ト等の遮音材７が設置されている。この遮音材７には、
図示しない弾性体１８が取り付けられている。
器における、防音タンク壁２０の構成を示す断面図であ
る。この第８の実施の形態は、特に、請求項９及び１０
記載の発明を適用したものである。同図に示すように、
防音タンク壁２０は、２枚以上の鉄板１７から構成され
ている。また、これら鉄板１７の間の空間に、遮音シー
ト等の遮音材７が設置されている。この遮音材７には、
図示しない弾性体１８が取り付けられている。
【００４４】このような構成により、騒音の防音タンク
壁２０に対する透過インピーダンスが増加し、防音タン
ク２の遮音効果が大幅に向上する。なお、この場合、２
枚以上の鉄板１７の間の空間を、単に中空としてもよ
い。
壁２０に対する透過インピーダンスが増加し、防音タン
ク２の遮音効果が大幅に向上する。なお、この場合、２
枚以上の鉄板１７の間の空間を、単に中空としてもよ
い。
【００４５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストで防音性能の向上を実現する静止誘導電器を提
供することができる。
低コストで防音性能の向上を実現する静止誘導電器を提
供することができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図
の構成を示す正面図
【図２】同実施の形態による静止誘導電器の構成を示す
平面図
平面図
【図３】本発明の第２の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図
の構成を示す平面図
【図４】同実施の形態による静止誘導電器の他の構成例
を示す平面図
を示す平面図
【図５】本発明の第３の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図
の構成を示す正面図
【図６】本発明の第４の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図
の構成を示す正面図
【図７】本発明の第５の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図
の構成を示す平面図
【図８】本発明の第６の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す正面図
の構成を示す正面図
【図９】本発明の第７の実施の形態による静止誘導電器
の構成を示す平面図
の構成を示す平面図
【図１０】同実施の形態における分割防音タンクパネル
１４の構成を示す（ａ）平面図、及び（ｂ）正面図
１４の構成を示す（ａ）平面図、及び（ｂ）正面図
【図１１】同実施の形態における分割防音タンク１５の
構成を示す平面図
構成を示す平面図
【図１２】本発明の第８の実施の形態による静止誘導電
器における防音タンク壁２０の構成を示す断面図
器における防音タンク壁２０の構成を示す断面図
【図１３】従来の静止誘導電器の構成を示す正面図
１…静止誘導電器本体 ２…防音タンク ２ａ…防音タンク側板 ２ｂ…防音タンク天井 ３…基礎 ４…ブッシング ５…ブッシングポケット ６…吸音材 ７…遮音材 ８，９…吸音・遮音材 １０…遮音板 １１…静止誘導電器本体タンク １２…鉄心 １３…巻線 １４…分割防音タンクパネル １５…分割防音タンク １６…パネル接合部 １７…鉄板 ２０…防音タンク壁
Claims (10)
- 【請求項１】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクの内側であって、当該静止誘導電器の設
置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記防音タ
ンクを構成する各板の接合部分との近傍に、吸音材が他
の部分に比較して多量に配置されていることを特徴とす
る静止誘導電器。 - 【請求項２】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクの内側であって、当該静止誘導電器の設
置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記防音タ
ンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音材が他
の部分に比較して多量に配置されていることを特徴とす
る静止誘導電器。 - 【請求項３】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクの外側であって、当該静止誘導電器の設
置面と前記防音タンクとの接合部分近傍と、前記防音タ
ンクを構成する各板の接合部分との近傍に、遮音材が他
の部分に比較して多量に配置されていることを特徴とす
る静止誘導電器。 - 【請求項４】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 当該静止誘導電器の設置面から前記防音タンクの高さの
１／３の高さ及び２／３の高さの位置近傍の前記防音タ
ンクの周囲に、吸音材及び遮音材が他の部分に比較して
多量に配置されていることを特徴とする静止誘導電器。 - 【請求項５】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクの内側の面に、表面が波形に加工された
吸音材及び遮音材が取り付けられていることを特徴とす
る静止誘導電器。 - 【請求項６】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記タンクと前記防音タンクとの間の空間に、定在波が
発生する空間長以下となるべく少なくとも１枚の遮音板
が配置されていることを特徴とする静止誘導電器。 - 【請求項７】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記タンクの内側の面に、吸音材及び遮音材が取り付け
られていることを特徴とする静止誘導電器。 - 【請求項８】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクは、複数の防音タンクパネルが接合され
てなり、 前記防音タンクパネル同士の接合部分に隣接して吸音材
が取り付けられていることを特徴とする静止誘導電器。 - 【請求項９】 静止誘導電器本体がタンク内に収納さ
れ、当該タンクが防音タンクによって覆われてなる静止
誘導電器において、 前記防音タンクは、少なくとも２枚の鉄板からなり、当
該鉄板の間の空間が中空となっていることを特徴とする
静止誘導電器。 - 【請求項１０】 前記鉄板の間の空間に、弾性材が取り
付けられた遮音材が配置されていることを特徴とする請
求項９記載の静止誘導電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11757196A JPH09306745A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 静止誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11757196A JPH09306745A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 静止誘導電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09306745A true JPH09306745A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14715124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11757196A Pending JPH09306745A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 静止誘導電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09306745A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103996506A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 江苏容天机电科技有限公司 | 一种低噪声变压器 |
| CN106057418A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-26 | 江苏方天电力技术有限公司 | 室内变压器通风降噪装置及有源降噪系统使用方法 |
| CN106449059A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-02-22 | 国网山东省电力公司栖霞市供电公司 | 一种高稳定性的电力变压器 |
| CN106531406A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-03-22 | 保定天威集团特变电气有限公司 | 一种低噪音变压器油箱 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11757196A patent/JPH09306745A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103996506A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 江苏容天机电科技有限公司 | 一种低噪声变压器 |
| CN106057418A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-26 | 江苏方天电力技术有限公司 | 室内变压器通风降噪装置及有源降噪系统使用方法 |
| CN106449059A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-02-22 | 国网山东省电力公司栖霞市供电公司 | 一种高稳定性的电力变压器 |
| CN106531406A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-03-22 | 保定天威集团特变电气有限公司 | 一种低噪音变压器油箱 |
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