JPH10233317A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPH10233317A
JPH10233317A JP3633697A JP3633697A JPH10233317A JP H10233317 A JPH10233317 A JP H10233317A JP 3633697 A JP3633697 A JP 3633697A JP 3633697 A JP3633697 A JP 3633697A JP H10233317 A JPH10233317 A JP H10233317A
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JP
Japan
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soundproof wall
soundproof
induction device
main body
noise
Prior art date
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Application number
JP3633697A
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English (en)
Inventor
Kazunori Suda
和憲 須田
Tadahira Hirai
匡平 平井
Juichi Nagata
寿一 永田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い防音性能を有するとともに、製造、設置
コストが節約でき、設置作業効率のよい静止誘導電器を
提供する。 【解決手段】 静止誘導電器の本体タンク1は、コンク
リートの基礎8の上に設置されている。そして、本体タ
ンク1の側面近傍における基礎8上には、防振ゴム4a
を介して支持された鉄板又はコンクリート製の防音壁3
が、垂直に立ち上げられて設置されている。また、本体
タンク1には支え2の一端が取り付けられ、支え2の他
端は、防振ゴム4を介して防音壁3に取り付けられてい
る。静止誘導電器上部の音は上側に抜ける。本体タンク
1から防音壁3へ伝わる振動は、防振ゴム4bによって
吸収されるとともに、基礎8を介して防音壁3へ伝わる
振動は、防振ゴム4aによって吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音構造を有する
変圧器やリアクトル等の静止誘導電器に係り、特に、防
音壁を設置することによって防音性能、振動吸収力に改
良を施した静止誘導電器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部における電力需要の増大
で、都市近郊にも変電設備が設けられるようになり、環
境問題の点から騒音規制等が厳しくなってきている。こ
のため、変圧器・リアクトル等の静止誘導電器において
も、機器の低騒音化が強く望まれている。静止誘導電器
における騒音の発生原因としては、主として、けい素鋼
板の磁わい現象による振動、鉄心の接ぎ目及び成層間に
働く磁気力による振動、巻線導体間またはコイル間に働
く電磁力による振動等がある。
【0003】このような騒音を防止して低騒音化を実現
するために、従来から種々の防音対策が実施されてきた
が、その代表的且つ効果的なものの一つに防音タンクを
使用したものがあり、広く適用されている。以下、この
防音タンクを使用した静止誘導電器の一例を、図6に従
って説明する。すなわち、静止誘導電器本体中身を収納
した本体タンク1が、コンクリートの基礎8の上に設置
されている。そして、本体タンク1の周囲を覆うよう
に、基礎8の上には、防音タンク6が設置され溶接固定
されている。この防音タンク6は、内側に吸音材が取り
付られた鉄板壁又はコンクリート壁によって形成されて
いる。
【0004】このように防音タンク6を構成している鉄
板又はコンクリートは、騒音を遮音する役割を担い、内
側に取り付けられた吸音材は、騒音エネルギーを減衰さ
せる効果がある。従って、静止誘導電器の本体タンク1
から発生する騒音が、防音タンク6によって遮断、減衰
され、外部に伝わる騒音が低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は電力需要が益々増大し、静止誘導電器が大容量化して
いるため、静止誘導電器から発生する騒音は増大する傾
向にある。一方、変電所設置スペースの入手難から、居
住区域に隣接して建設することも多くなっているが、か
かる区域では特に住民に対する影響を考慮する必要があ
り、年々、騒音仕様値も厳しくなっている。このような
機器の大容量化と騒音仕様値の厳格化という状況によっ
て、上記のような構成の防音構造によっては、十分な低
騒音を実現することが難しくなってきている。
【0006】例えば、防音タンク6は、本体タンク1の
上部を覆い、音を封じ込める構造となっているので、防
音タンク内部の音圧上昇が数ホン程度生じることにな
る。また、防音タンク6の内部に生じる定在波は、騒音
発生源である本体タンク1と防音タンク6の壁との間の
空間で音が反射し、重なり合うことで増幅されて発生す
る。このように、騒音波が防音タンク6の壁に反射し、
一定の腹・節を形成すると定在波が生じるので、騒音値
が飛躍的に高くなる。
【0007】また、近年、電力設備においても低コスト
化の要請は強く、変圧器・リアクトル等の静止誘導電器
の製造コストも低く抑える必要がある。しかし、上記の
ような防音タンク6は、本体タンク1を覆う大きさを有
し、静止誘導電器の外側にさらに別の建屋を作る形とな
り、材料費、加工費、組立工数等のコストがかかる。そ
して、防音タンク6のための据付面積、重量等が過大と
なり、変電所において専用の基礎8が必要となるばかり
か、防音タンク6と基礎8の面との現地溶接が必要とな
るので、その製造、設置作業に多大なコストがかかる。
さらに、防音タンク6の設置工程は、現地変電所におけ
る変圧器設置の全工程の中でもかなりのウエイトを占
め、設置作業の効率の面からも改善の余地があった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
高い防音性能を有するとともに、製造、設置コストが節
約でき、設置作業効率のよい静止誘導電器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、本体タンク内に絶縁媒体とともに静止
誘導電器本体中身が収納された静止誘導電器において、
以下のような技術的特徴を有する。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明は、前記本
体タンクの側面近傍の床面に防音壁が設置され、前記防
音壁を支える防振部材が、前記防音壁と前記本体タンク
との間及び前記防音壁と前記床面との間の少なくとも一
方に設けられていることを特徴とする。
【0011】以上のような請求項1記載の発明では、防
音壁が本体タンクの側面近傍に設けられているので、静
止誘導電器本体の上部から発生する音は上側に抜ける。
従って、発生音が上側にて反射せず、音圧上昇が生じな
い。また、本体タンクから直接伝わる振動及び床面から
伝わる振動は、防振部材によって吸収されるので、振動
による騒音が防止される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の静
止誘導電器において、前記防音壁は、変電所の境界線の
近傍に設置されていることを特徴とする。以上のような
請求項2記載の発明では、変電所の境界線の近傍に防音
壁が設置されているので、外部への騒音漏れが防止され
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の静止誘導電器において、前記防音壁に曲率加
工が施されていることを特徴とする。以上のような請求
項3記載の発明では、防音壁に曲率加工が施されている
ので、剛性が高まり、防音壁自身の振動による騒音が防
止されるとともに、騒音波が曲面に当って乱反射するの
で、定在波が抑制されて騒音が低減される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
の上縁部に沿って、前記本体タンク側に隆起した隆起部
材が設けられていることを特徴とする。以上のような請
求項4記載の発明では、防音壁の上縁の隆起部材によっ
て、音の回り込みが防止されるので、防音壁の側面の音
のレベルを下げることが可能となる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
に、凹凸加工が施されていることを特徴とする。以上の
ような請求項5記載の発明では、防音壁に凹凸加工が施
されているので、剛性が高まり、防音壁自身の振動によ
る騒音が防止されるとともに、騒音波が曲面に当って乱
反射するので、定在波が抑制されて騒音が低減される。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
には、耐候性の吸音材が取り付けられていることを特徴
とする。以上のような請求項6記載の発明では、防音壁
に設けられた吸音材によって、さらに騒音の吸収能力が
高まる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
の素材が、制振鋼板であることを特徴とする。以上のよ
うな請求項7記載の発明では、防音壁が制振鋼板なの
で、さらに振動しにくくなり、騒音源となることが防止
される。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
の素材が、耐候性のステンレスであることを特徴とす
る。以上のような請求項8記載の発明では、防音壁が耐
候性のステンレスなので、耐久性が向上する。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の静止誘導電器において、前記防音壁
は、前記本体タンク近傍に組み立て設置された枠組み
と、前記枠組みに組み付けられた防音パネルとを有する
ことを特徴とする。以上のような請求項9記載の発明で
は、あらかじめ設置された枠組みに防音パネルを組み付
けることによって防音壁を設置できるので、防音壁の組
立て設置作業が容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に従っ
て以下に説明する。
【0021】(1)第1の実施の形態 請求項1記載の発明に対応する一つの実施の形態を第1
の実施の形態として、図1に従って以下に説明する。な
お、請求項1記載の防振部材は防振ゴム4a,4b、床
面は基礎8とする。
【0022】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、静止誘導電器の本体タンク1は、コン
クリートの基礎8の上に設置されている。そして、本体
タンク1の側面近傍における基礎8上には、防振ゴム4
aを介して下端を支持された鉄板又はコンクリート製の
防音壁3が、垂直に立ち上げられて設置されている。ま
た、本体タンク1には支え2の一端が取り付けられ、支
え2の他端は、防振ゴム4を介して防音壁3に取り付け
られている。
【0023】(作用効果)以上のような構成を有する本
実施の形態の作用効果は、以下の通りである。すなわ
ち、一般に、変圧器等の静止誘導電器の発生騒音で問題
になるものは、本体タンクの側面からの音である。静止
誘導電器の上部から発生する音は、上部に反射物がない
限り外部に与える影響はない。本実施の形態における防
音壁3では天井が無く、静止誘導電器上部の音は上側に
抜けていくため、本体タンク1と防音壁3との間に起こ
る音圧上昇のみを考慮すれば良い。
【0024】従って、同程度の鉄板又はコンクリート構
造の防音タンク6によって本体タンク1の上部を覆う場
合と比べて、音圧上昇の値が小さくなり、優れた防音効
果が得られる。
【0025】また、本体タンク1から防音壁3へ伝わる
振動は、防振ゴム4bによって吸収されるとともに、基
礎8を介して防音壁3へ伝わる振動は、防振ゴム4aに
よって吸収されるので、防振効果が高まり、さらに騒音
が低減される。
【0026】そして、防音壁3は防音タンク6に比べて
小形であり、専用の基礎8が不要であるばかりか、基礎
8の面との現地溶接も必要としないので、製造、設置コ
ストが低減し、設置作業効率を向上させることができ
る。
【0027】さらに、静止誘導電器の本体タンク1側に
特別の構造を設けなくとも、防音壁3によって騒音低減
が可能となるので、装置全体の構造が単純化して製造効
率が向上し、製造コストが低減するとともに、従来の静
止誘導電器にも適用可能となり、汎用性が高い。
【0028】(2)第2の実施の形態 請求項2記載の発明に対応する一つの実施の形態を第2
の実施の形態として、図2に従って以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、本体タンク1が変電所の境界
線5の近傍に設置されている場合に、本体タンク1と境
界線5との間に、上記第1の実施の形態と同様の防音壁
3を設置したものである。
【0029】このように、変電所の境界線5の近傍に静
止誘導電器が設置された場合には、外部への騒音漏れを
防止するために、局所的に騒音低減対策が必要になる
が、かかる場合においても、本実施の形態によれば、防
音壁3によって上記実施の形態と同様の騒音低減効果が
得られるので、外部への騒音漏れを防止できる。
【0030】(3)第3の実施の形態 請求項3記載の発明に対応する一つの実施の形態を第3
の実施の形態として、図3に従って以下に説明する。
【0031】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、本実施の形態においては、上記第1及
び第2の実施の形態と同様に、防音壁9が支え2、防振
ゴム4a,4bによって設置されているが、この防音壁
9には、内側に湾曲するように曲率加工が施されている
という特徴を有している。
【0032】(作用効果)以上のような本実施の形態の
作用効果は以下の通りである。すなわち、上記実施の形
態と同様の作用効果が得られるとともに、防音壁9には
曲率加工が施されているので、剛性が高まり、防音壁9
自身が振動しにくくなる。従って、振動によって防音壁
9がスピーカの役割をして新たな騒音源となることを防
止できる。
【0033】また、騒音波が防音壁9に反射する段階に
おいて、騒音波が曲面に当って乱反射するので、防音壁
9の内側の騒音波の定まった位置での重なり合いはほと
んど無くなることから、定在波を十分抑制でき、騒音を
低減できる。
【0034】(4)第4の実施の形態 請求項4記載の発明に対応する一つの実施の形態を第4
の実施の形態として、図4に従って以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、上記の第3の実施の形態と同
様の防音壁9の上縁部に丸形パイプ7を取り付けたもの
である。
【0035】このような本実施の形態によれば、上記の
実施の形態と同様の作用効果を得られるとともに、丸形
パイプ7によって、防音壁9の上部端面における音の回
り込みを防止することができるので、防音壁9の側面の
音のレベルを下げることが可能となる。
【0036】(5)第5の実施の形態 請求項5記載の発明に対応する一つの実施の形態を第5
の実施の形態として、図5に従って以下に説明する。す
なわち、本実施の形態においては、第1の実施の形態と
同様に設置される防音壁10に、凹凸加工が施されてい
る。
【0037】かかる本実施の形態によれば、上記の実施
の形態と同様の作用効果が得られるとともに、防音壁1
0に凹凸加工が施されているので、剛性が高まり、防音
壁10自身が振動しにくくなる。従って、振動によって
防音壁10がスピーカの役割をして新たな騒音源となる
ことを防止できる。
【0038】また、騒音波が防音壁10に反射する段階
において、騒音波が凹凸面にあたって乱反射するので、
防音壁10の内側の騒音波の定まった位置での重なり合
いはほとんど無くなることから、定在波を十分抑制で
き、騒音を低減できる。
【0039】(6)他の実施の形態 本発明は、以上のような実施の形態に限定されるもので
はなく、各部材の材質、形状、大きさ、数、配置等は適
宜変更可能である。
【0040】例えば、請求項6記載の発明に対応する実
施の形態として、上記実施の形態における防音壁3,
9,10に吸音材を取り付けた構成とすることも可能で
ある。かかる構成にすれば、騒音の吸収能力が高まり、
さらに防音効果を向上させることができる。また、吸音
材として屋外仕様等の耐候性あるものとすれば、高い耐
久性が得られる。
【0041】また、防音壁3の材質も、上記の実施の形
態に限定されるものではない。例えば、請求項7記載の
発明に対応する実施の形態として、上記実施の形態にお
ける防音壁3,9,10を制振鋼板によって構成するこ
とも可能である。かかる構成にすれば、防音壁3,9,
10がさらに振動しにくくなるので、騒音源となること
が確実に防止される。そして、請求項8記載の発明に対
応する実施の形態として、上記実施の形態における防音
壁3,9,10を耐候性のあるステンレスによって構成
することも可能である。かかる構成にすれば、防音壁
3,9,10の耐久性を高めることができる。
【0042】また、上記の実施の形態における防音壁1
0を、フレキシブルな凹凸加工として弾性を大きくし、
柔らかい防音壁とすることも可能である。また、上記実
施の形態における防音壁3,9を弾性のある材質によっ
て構成することも可能である。かかる弾性構成とすれ
ば、防音壁3,9,10から音が発生するような振動数
の高い領域の振動を抑制することができる。
【0043】また、上記実施の形態における防音壁3,
9,10の設置方法は自由であるが、請求項9記載の発
明に対応する実施の形態として、上記の実施の形態にお
ける基礎8上に、防振ゴム4aによって支えられた枠組
みを組立てて設置し、この枠組みに一定サイズの防音パ
ネルを組み付けることにより、上記の実施の形態のよう
な防音壁3,9,10を構成することも可能である。か
かる構成とすれば、比較的移動の容易な枠組みによって
あらかじめ位置決めし、その後、防音パネルを組み付け
るので、防音壁3,9,10を正確な位置に、容易に設
置することができる。従って、現地にての設置作業の効
率が一層向上することになる。なお、ここで用いる防音
パネルの形状及び材質としては、上記の実施の形態で示
したような様々なものが適用可能である。
【0044】また、防振部材は、上記の防振ゴム4a,
4bに限定されず、弾性を有し、防振作用のある樹脂等
であればどのような材質であってもよい。なお、防振部
材は、本体タンクと防音壁との間及び床面と防音壁との
間の少なくとも一方にあれば、一定の防振効果が得られ
る。音の回り込みを防ぐ部材も、本体タンク側に隆起し
たものであれば、上記の丸形パイプ7には限定されず、
円柱状、角筒状、角柱状の部材であってもよく、防音壁
の上縁を内側に隆起させるか若しくは曲げ加工すること
によって、一体的に構成してもよい。また、設置される
防音壁の数も、上記の図面で示したものには限定され
ず、適宜増減変更可能であり、本体タンクの四方に配置
することも、特定の方向にのみ配置することもできる
し、2重、3重というように2つ以上重ねて配置するこ
とも可能である。
【0045】そして、上記の実施の形態を組み合わせて
構成することも可能である。例えば、第1の実施の形態
における防音壁3の上縁に丸形パイプ7を取り付けるこ
とも可能であるし、上記第3の実施の形態における防音
壁9に凹凸を形成することも可能である。
【0046】さらに、本発明に適用される静止誘導電器
は、変圧器でもリアクトルでもよく、本体タンクの容器
形状も、多角形状であっても円筒形状であっもよく、本
体タンク内部に収納される絶縁媒体も、絶縁油、絶縁ガ
ス等どのようなものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、高い防音性能を有するとともに、製造、設置コスト
が節約でき、設置作業効率のよい静止誘導電器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静止誘導電器の第1の実施の形態を示
す概略側面断面図である。
【図2】本発明の静止誘導電器の第2の実施の形態を示
す概略側面断面図である。
【図3】本発明の静止誘導電器の第3の実施の形態を示
す概略側面断面図である。
【図4】本発明の静止誘導電器の第4の実施の形態を示
す概略側面断面図である。
【図5】本発明の静止誘導電器の第5の実施の形態を示
す概略側面断面図である。
【図6】従来の静止誘導電器の防音構造の一例を示す概
略側面断面図である。
【符号の説明】
1…本体タンク 2…支え 3,9,10…防音壁 4a,4b…防振ゴム 5…変電所境界線 6…防音タンク 7…丸形パイプ 8…基礎

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体タンク内に絶縁媒体とともに静止誘
    導電器本体中身が収納された静止誘導電器において、 前記本体タンクの側面近傍の床面に防音壁が設置され、 前記防音壁を支える防振部材が、前記防音壁と前記本体
    タンクとの間及び前記防音壁と前記床面との間の少なく
    とも一方に設けられていることを特徴とする静止誘導電
    器。
  2. 【請求項2】 前記防音壁は、変電所の境界線の近傍に
    設置されていることを特徴とする請求項1記載の静止誘
    導電器。
  3. 【請求項3】 前記防音壁に曲率加工が施されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の静止誘導電
    器。
  4. 【請求項4】 前記防音壁の上縁部に沿って、前記本体
    タンク側に隆起した隆起部材が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の静止誘導
    電器。
  5. 【請求項5】 前記防音壁に、凹凸加工が施されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    静止誘導電器。
  6. 【請求項6】 前記防音壁には、耐候性の吸音材が取り
    付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の静止誘導電器。
  7. 【請求項7】 前記防音壁の素材が、制振鋼板であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の静
    止誘導電器。
  8. 【請求項8】 前記防音壁の素材が、耐候性のステンレ
    スであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の静止誘導電器。
  9. 【請求項9】 前記防音壁は、前記本体タンク近傍に組
    み立て設置された枠組みと、前記枠組みに組み付けられ
    た防音パネルとを有することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の静止誘導電器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113605752A (zh) * 2021-07-27 2021-11-05 广东省第一建筑工程有限公司 一种超静音隔音变电站系统

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CN113605752A (zh) * 2021-07-27 2021-11-05 广东省第一建筑工程有限公司 一种超静音隔音变电站系统

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