JP3246815U - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクの補強部材を利用して、タンクの振動、騒音を効果的に抑制できる電気機器を提供する。【解決手段】タンク1の外側面1y側に配設される縦の補強部材7と、外側面1x側に配設される縦の補強部材7の取付間隔(ピッチ)を不均一とする。これにより、電気機器Aのタンク1の異なる位置の補強部材7の振動の共振を抑制し、タンク1の振動と騒音を効果的に抑制することが可能となる。【選択図】 図3

Description

本考案は、変圧器等、電気機器に取り付ける補強部材を活用して、当該電気機器の振動および騒音を効果的に低減することのできる技術に関する。
近年の電力需要の増加に伴って、変圧器やリアクトルなどの変電機器は大容量化、大型化する傾向にある。電力は大都市やその周辺都市で需要が多く、変電機器を設置する変電所も都市周辺、あるいは人口密集地域に建設されることが多くなってきている。このような背景から、変電機器に対する低騒音化の要求は厳しくなっている。
変電機器の中でも変圧器やリアクトルは連続音を発するため、特に低騒音化の対策が望まれる。騒音の原因としては励磁騒音と負荷電流騒音などがある。従来は励磁騒音の低減のみが要求されていたが、近年では2つを合わせた合成騒音の低減が要求されることもあり、負荷電流騒音の低減も必要となっている。変圧器容量が小さい場合、励磁騒音が主である。励磁騒音は、変電機器に使用される鉄心材料の磁気ひずみによる振動がタンクに伝搬して騒音として放射されることで発生する。このような励磁騒音を防止する対策として、磁気ひずみの小さい珪素鋼板を鉄心材料として使用して、磁束密度を下げる方法がある。変圧器容量が大きい場合は、負荷電流騒音が主となる。負荷電流騒音による巻線材料の振動による振動がタンクに伝搬して発生する。変圧器容量が大きくなると、通電騒音も大きくなる特徴がある。
放射音の拡散を防止する対策として、タンクの周囲にカバーや遮音壁を設けることも考えられるが、変電機器の据付面積が拡大してしまうため好ましくない。
そこで、従来から下記特許文献1に示すように、変電機器のタンクに、振動を抑制するための補強部材を備えることで、タンクから発せられる騒音を低減することが行われている。この方法によれば、機器のコンパクト化に寄与しつつ騒音防止効果が得られる。
特開2014-241362
然るに、上記特許文献1記載の騒音対策は、タンク壁面の縦方向若しくは横方向に、タンク内部からの圧力に耐える目的で取り付けた数本のH鋼、L鋼からなる補強リブとは別に、タンクの振動を低減する部材を取り付ける必要がある。補強リブとは別に振動を低減する部材が必要となるので、機器の構造を複雑化し、製品製造の作業工数および作業負担が上昇するとともに、製品コストが上昇してしまう。
具体的には、タンクの側壁に、中空の角形鋼管が水平(横方向)にタンクの周囲を囲うように取り付けられている。また、タンクの天板にも同様の角形鋼管が取り付けられている。これら角形鋼管はタンクの騒音が最大レベルとなる位置に取り付けられ、振動エネルギーを吸収し、騒音を低減する。
また、タンクの板面および縁部に山形鋼と三角鋼板などの鋼材からなる補強部を配置し、タンクの板面に生じる振動エネルギーを吸収することで騒音を抑制している。補強リブとは別に複数の振動低減部材を取り付けることにより、機器のコンパクト化に寄与しつつ、タンクの外部へ放射される騒音を低減している。
本考案は上記問題点に鑑み、簡素な構造で電気機器の発する騒音を効果的に抑制できる電気機器を提供するものである。
請求項1記載の考案は、タンクの一方側面の外側面と、当該一方側面と反対側の他方側面の外側面に少なくとも縦の補強部材を複数備えた電気機器において、前記一方側面に備える縦の補強部材と、他方側面に備える縦の補強部材の取付間隔(ピッチ)を不均一としたことに特徴を有する。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の補強部材がH鋼であることに特徴を有する。
請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2の何れかに記載の一方側面に取り付ける補強部材と他方側面に取り付ける補強部材のサイズが異なるように構成したことに特徴を有する。
請求項1記載の考案によれば、タンクの補強部材を利用して、簡易タンクの振動、騒音を抑制することができる。
請求項2記載の考案によれば、断面性能を向上させることができ、タンクの補強と騒音の低減を簡易かつ安価に実現することができる。
請求項3記載の考案によれば、タンクから放射される騒音をより一層低減することができる。
本考案のタンクを適用した変圧器を示す平面図である。 本考案のタンクを適用した変圧器の正面図である。 本考案のタンクの平面図である。 本考案のタンクの正面図である。
以下、本考案の実施の形態を図1乃至図4により説明する。図1は本考案の電気機器Aを示す平面図であり、図2は当該電気機器Aの正面図である。以下、電気機器として変圧器を例示する。
タンク1は、その内部に図示しない鉄心、巻線からなる変圧器本体を収容し、当該変圧器本体はタンク1内に充填した絶縁油中に浸漬している。
2はタンク1の上部に取り付けられるコンサベータであり、温度変化による油の膨張・収縮を吸収する。3は変圧器Aの入力端子としての一次ブッシングであり、4は変圧器Aの出力端子としての二次ブッシングである。
5はタンク1内の絶縁油を冷却するためのラジエータであり、タンク1内部とラジエータ5内を絶縁油が自然対流することにより循環する。
6はタンク1内の圧力上昇を防ぐための放圧装置であり、変圧器Aの内部短絡事故などによって規定以上の圧力を外部へ放出することで、タンク1の変形破壊をさける。
7はタンク1の外側面に取り付けられる縦の補強部材、8は横の補強部材であり、タンク1の剛性を高め、その機械的強度を向上させる。なお、縦の補強部材7をタンク1の下端部まで延ばす場合は、タンク1の下端部に板材からなる取付座(本体ベース)Bを設けて、当該本体ベースBに縦の補強部材7の下端部を固定するようにして、剛性を向上させることが可能である。
9はタンク1の上部に位置し、二次ブッシング4を取り付ける第1のブッシングポケットである。10はタンク1の外側面に取り付けられ、一次ブッシング3を取り付ける第2のブッシングポケットを示しており、第2のブッシングポケット10は一次ブッシング3とともに一次ブッシングユニット11を形成している。
以上の如く構成された本考案に係る変圧器Aにおいて、タンク1の形状を図3および図4に示す。なお、図3および図4においては、本考案の特徴的部分が理解しやすいよう、特徴的部分と関連の薄い部位については作図を簡略化または省略している。
図3はタンク1の平面図であり、図4はタンク1の正面図である。本考案のタンク1は対向する2つの長尺辺1a,1bと、該2つの長尺辺1a,1b間をつなぐ6つの短尺辺1c~1hからなり、横断面形状を八角形状としている。
図3の右側の短尺辺1c~1eの上部には、略矩形状の第1のブッシングポケット9が位置している関係上、図3,図4の右側のタンク1の横断面形状は、上部が四角形状をなし、下部が3つの短尺辺1c~1eによって構成される八角形状の一部となる。
タンク1の外側面の正面側1xには、図1,図2に示すブッシングユニット11を取り付ける取付端面12が突出部13と一体的に、タンク1と連続して設けられており、ブッシングユニット11を取付端面12に固定することによって、タンク1の外側面1xに形成された開口部14が塞がれる構成となっている。15,16は図1に示すラジエータ5を接続するための油導管であり、17は図1に示す放圧装置6を接続する放圧管を示している。
図3,図4に示すタンク1の外側面1x,1y(正面側が1x,裏面側が1y)に取り付けられた縦の補強部材7は、図3に示すようにH鋼が用いられており、横の補強部材8は溝形鋼が用いられている。溝形鋼はその溝が下向きとなるようタンク1の外側面1xに取り付けられる。
横の補強部材8は前記取付端面12の下側に取り付けられている。タンク1の外側面1x,1yには、図3,図4に示すように、縦の補強部材7がタンク1の下部から上部に至る位置に配設されている。例外として、タンク1の外側面1x側に配設される中央の二本は、タンク1の下部から横の補強部材8に至る位置に配設されている。
縦の補強部材7にH鋼を採用することによって、断面性能を向上させることができる。また安価である点もH鋼を採用するメリットである。
タンク1の外側面1y側に配設される縦の補強部材7と、外側面1x側に配設される縦の補強部材7は、取付間隔(ピッチ)を不均一に配置する。つまり、図3に示す平面図において、縦の補強部材7の位置を、外側面1xと外側面1yにおいて、取付間隔(ピッチ)が不均一となるように配置配設することによって、変圧器Aの通電時の電線の振動がタンクに伝搬した状態において、位置の異なる補強部材7の振動が共振することを効果的に防止することが可能となる。外側面1xあるいは外側面1yの中で、取付間隔(ピッチ)を不均一に配置してもよいし、外側面1xと外側面1yで取付間隔(ピッチ)を不均一に配置してもよい。
また、外側面1xと1y側に配設する縦の補強部材7のサイズを相違させることによって、タンク1の振動抑制効果をより高めることができる。サイズの変更とは、具体的には、一部のH鋼の高さを外側面1xと外側面1y側で変えたり、幅を変えたり、厚みを変えることによって、異なる位置のH鋼同士の振動が共振しにくくし、タンク1の振動、騒音をより低減することができる。
図4の18は、図1,2に示すブッシングユニット11を取り付ける取付端面12と一体となる突出部13と縦の補強部材7間に取り付けられる横の支持補強部材を示しており、図4に示すように突出部13の左右位置に固定される。
19はタンク1上端の張出面部20と前記突出部13の間、または、横の補強部材8と前記突出部13間に取り付けられる縦の支持補強部材であり、図4に示すように、突出部13の上下位置に固定される。
図4に示すように、突出部13を四方から横の支持補強部材18と縦の支持補強部材19によって支持することによって、突出部13周辺のタンク強度アップが図れ、タンク1の振動をより抑制することが可能となる。
なお、突出部13を支える縦横の支持補強部材19,18の本数は、図4においては、横の支持補強部材18が突出部13の左右位置にそれぞれ3本づつ、縦の支持補強部材19が突出部13の上下位置にそれぞれ3本づつ固定した場合を図示しているが、突出部13周辺のタンク強度により、その本数を適宜変更することができる。
図3において、21はタンク1内において、例えば、タンク1の外側面1xの裏面に取り付けられるタンク内補強部材であり、図4に示す縦横の補強部材7,8とともに、タンク1の剛性を高め、これを補強する。
なお、図4では、タンク内補強部材21をタンク1の外側面1xの裏面に設置した場合を例示したが、例えば、外側面1yの裏面に設置するなど、剛性を高めたい側面に設置すればよいことは当然である。
以上説明したように、本考案の電気機器Aは、タンク1の外側面1y側に配設される縦の補強部材7と、外側面1x側に配設される縦の補強部材7の取付間隔(ピッチ)を不均一に配置することによって、電気機器Aの通電時の電線の振動とタンク1の振動の共振を抑制し、タンク1の振動と騒音を効果的に抑制することが可能となる。
また、外側面1xと1y側に配設する縦の補強部材7のサイズを相違させることによって、タンク1の振動抑制効果をより一層高めることができる。
あらゆる容器の振動対策に適用可能である。
1 タンク
1a,1b 長尺辺
1c~1h 短尺辺
1x,1y 外側面
2 コンサベータ
3 一次ブッシング
4 二次ブッシング
5 ラジエータ
6 放圧装置
7 縦の補強部材
8 横の補強部材
9,10 ブッシングポケット
11 一次ブッシングユニット
12 取付端面
13 突出部
14 開口部
15,16 油導管
17 放圧管
18 横の支持補強部材
19 縦の支持補強部材
20 張出面部
21 タンク内補強部材
A 電気機器
B 取付座(本体ベース)

Claims (3)

  1. タンクの一方側面の外側面と、当該一方側面と反対側の他方側面の外側面に少なくとも縦の補強部材を複数備え、当該一方側面に備える縦の補強部材と、他方側面に備える縦の補強部材の取付間隔(ピッチ)を不均一としたことを特徴とする電気機器。
  2. 前記補強部材がH鋼であることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 前記一方側面に取り付ける補強部材と他方側面に取り付ける補強部材のサイズが異なることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の電気機器。
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