JPH0557822U - 波ケース変圧器 - Google Patents

波ケース変圧器

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Publication number
JPH0557822U
JPH0557822U JP36792U JP36792U JPH0557822U JP H0557822 U JPH0557822 U JP H0557822U JP 36792 U JP36792 U JP 36792U JP 36792 U JP36792 U JP 36792U JP H0557822 U JPH0557822 U JP H0557822U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
wave case
case
guide
frame body
Prior art date
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Pending
Application number
JP36792U
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English (en)
Inventor
隆夫 野津
勝 田平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】波ケース内への変圧器本体の挿入を容易にする
とともに、波ケースの強度を高めてケースの変形を防止
する。 【構成】波ケース1の相対する内面のそれぞれに、横方
向に対向するガイド壁20a,20aを有するガイド部
材20を配置し、各ガイド部材20の上端及び下端を波
ケース1の上部枠体及び下部枠体に溶接する。変圧器本
体6にガイド突起23を設けて、ガイド突起23を対応
するガイド部材20のガイド壁20aの間に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、波ケース内に変圧器本体を収納した波ケース変圧器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
波ケース1は、図4に示したように、上部枠体2と下部枠体3との間に跨って 波板4を配置して該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体2及び下部枠体3に 溶接したものである。上部枠体2は、その上端にフランジ2aを有し、下部枠体 3は底板3aを有している。上部枠体2の側面には、吊り耳5が溶接されている 。
【0003】 波板4は、波形に成形された鋼板の外側から見て山部をなす部分4aの幅方向 の両端4a1,4a2を溶接により接合して各山部の内側を油道としたもので、この 波板は比較的薄い鋼板により形成される。
【0004】 波ケース1内には変圧器本体6が収納されている。この変圧器本体6は、鉄心 7に巻線8を巻装したもので、鉄心7の上部及び下部はそれぞれ上部鉄心締め付 け金具9及び下部鉄心締め付け金具10により締め付けられ、鉄心7の下部には ベース板11が固定されている。波ケース1の底部にはスタッド12が複数個溶 接されて、各スタッド12がベース板11に設けられた孔11aに嵌合され、ス タッド12と孔11aとの嵌合によりケース1内での変圧器本体の移動が阻止さ れている。変圧器本体が収納された波ケース1内には絶縁油が充填され、該ケー スの上部枠体のフランジ2aに蓋板13が取付けられる。
【0005】 また上記のように波ケース1の底部にスタッドを溶接する代りに、図5に示し たようにL形の移動防止金具14を複数個溶接して、これらの移動防止金具の内 側にベース板11の角部を嵌合させることにより変圧器本体の移動を防止する場 合もある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示した従来の波ケース変圧器では、波ケース1内に変圧器本体6を収納 する際に、ベース板11に設けられた孔11aにスタッド12を嵌合させる必要 があるが、孔11aは大きいものではないため、該孔とスタッド12との位置合 わせが容易でなく、変圧器本体の収納作業に手間取るという問題があった。
【0007】 また図5に示したような移動防止金具14を設ける場合でも、移動防止金具1 4とベース板11の角部との位置合わせを必要とするため、全く同様の問題が生 じていた。 更に波ケース変圧器では、波板4が比較的薄い鋼板により形成されているため 、波ケースの上部枠体に溶接された吊り耳5にロープを掛けて吊り上げた際に上 部枠体2が外側に膨らむように変形してケースが歪む恐れがあった。 本考案の目的は、波ケース内に変圧器本体を収納する際の作業性を損なうこと なくケース内での変圧器本体の移動を防止した波ケース変圧器を提供することに ある。 本考案の他の目的は、波ケース内に変圧器本体を収納する際の作業性を損なう ことなくケース内での変圧器本体の移動を防止するとともに、波ケースの補強を も図った波ケース変圧器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部枠体及び下部枠体の間に跨って波板を配置して該波板の上部及 び下部をそれぞれ上部枠体及び下部枠体に溶接した波ケース内に変圧器本体を収 納してなる波ケース変圧器に係わるものである。 本考案においては、波ケースの上部枠体と下部枠体との間を上下方向に平行に 伸びる対のガイド壁を有するガイド部材を波ケースの相対する内面にそれぞれ設 けて、各ガイド部材を上部枠体と下部枠体とに溶接する。変圧器本体には上記ガ イド部材側に突出したガイド突起を設けておき、該ガイド突起を対応するガイド 部材のガイド壁の間に挿入した状態で変圧器本体を波ケース内に収納する。
【0009】
【作用】
上記の変圧器において、変圧器本体を波ケース内に収納する際には、変圧器本 体を吊り上げて該変圧器本体に設けたガイド突起をガイド部材のガイド壁の間に 挿入する。次いで変圧器本体をガイド部材に沿って下降させ、その下端を波ケー スの底部に当接させる。このようにして変圧器本体を波ケース内に収納した状態 では、変圧器本体のガイド突起がガイド部材のガイド壁間に挿入された状態にあ るため、変圧器本体の移動が阻止される。
【0010】 このように、本考案においては、変圧器本体をケース内に挿入する際のガイド としての機能と、波ケース内での変圧器本体の移動を阻止する機能とを兼ね備え たガイド部材を波ケースの内面に固定したので、変圧器本体の収納作業を容易に して、しかもケース内での変圧器本体の移動を阻止することができる。
【0011】 またガイド部材を波ケースの上部枠体と下部枠体との間に跨るように設けると 、該ガイド部材により上部枠体と下部枠体との間を連結して波ケースを補強でき るため、変圧器を吊り上げた際等にケースが歪むのを防ぐことができる。
【0012】
【実施例】
図1及び図2は本考案の実施例を示したもので、これらの図において1は上部 枠体2と下部枠体3との間に跨って波板4を溶接して構成した波ケースである。 上部枠体2の上端には蓋板13を取付けるフランジ2aが設けられ、下部枠体3 には底部3aが設けられている。波板4は鋼板を波形に形成して波付けされた部 分の各山部4aの両端を溶接により接合したもので、各山部の内側に油道が形成 されている。上部枠体2の長手方向に相対する側面には吊り耳5が溶接されてい る。
【0013】 本考案においては、波ケース1の長手方向に相対する内面にそれぞれ、上部枠 体2と下部枠体3との間を上下方向に伸びるガイド部材20が配置され、各ガイ ド部材の上端及び下端がそれぞれ上部枠体2及び下部枠体3に溶接されている。 各ガイド部材20は、図2に見られるように、横方向に対向配置された比較的厚 い2枚の鋼板からなり、これらの鋼板によりガイド壁20a,20aが構成され ている。
【0014】 変圧器本体6は、鉄心7の各脚部に巻線8を巻装したもので、鉄心7の上下の 継鉄部にはそれぞれ上部鉄心締め付け金具9及び下部鉄心締め付け金具10が取 り付けられている。上部鉄心締め付け金具9の両端には鉄心の積層方向と直交す る方向に伸びる上部連結金具21が固定され、下部鉄心締め付け金具10の両端 には同様に鉄心の積層方向と直交する方向に伸びる下部連結金具22が固定され ている。上下の鉄心締め付け金具の各端部にそれぞれ設けられた上下の連結金具 21,22間に跨ってコイル変形防止板23が配置され、各コイル変形防止板2 3の上端及び下端がそれぞれ連結板21及び22に固定されている。このコイル 変形防止板23は、短絡事故時に流れる事故電流で巻線8に電磁機械力が働いた 際に巻線8が膨らむのを防止するために設けられるものである。
【0015】 本実施例では、コイル変形防止板23がガイド突起を構成しており、各コイル 変形防止板23が対応するガイド部材20のガイド壁20a,20aの間に挿入 されている。
【0016】 上記の波ケース変圧器において、変圧器本体6を波ケース1内に収容する際に は、変圧器本体6を吊り上げ、コイル変形防止板23の下端をガイド部材20の ガイド壁20a,20aの間に挿入し、そのまま変圧器本体6をケース1内に挿 入して変圧器本体の下端をケースの底部に当接させる。変圧器本体6を波ケース 1内に収納した状態では、コイル変形防止板(ガイド突起)23がガイド壁20 a,20aの間に挿入された状態に保持されるため、変圧器本体6の移動が阻止 される。また上部枠体2及び下部枠体3の間がガイド部材により連結されている ため、ケースを吊り上げた際に上部枠体2が外側に膨らむのを抑えることができ 、ケースが歪むのを防ぐことができる。
【0017】 上記の実施例では、ガイド部材20がガイド壁20a,20aを構成する2つ の鋼板からなっているが、図3(A)に示したように、ガイド壁20a,20a の間にゴムからなるチャンネル形の緩衝材25を固定して、変圧器本体6から波 ケース1に伝わる電磁振動を減衰させるようにしてもよい。
【0018】 また同様の目的で、図3(B)に示すようにコイル変形防止板23の外面に緩 衝材26を貼り付けるようにしてもよい。
【0019】 更に図3(C)に示したように、ガイド壁20a,20aの間に更に両ガイド 部材と同じ長さの補強板27を配置して、該補強板27を上部枠体2及び下部枠 体3に溶接するようにしてもよい。この場合、吊り耳5を図示のように上部枠体 2を貫通させて補強板27に直接溶接するようにするのが好ましい。このように 補強板27を追加すると、波ケースの強度を更に高めることができる。
【0020】 また図3(D)に示したように、ガイド壁20a,20aと両ガイド壁の間を 連結する補強板部20bとを一体に有するチャンネル材を上部枠体2と下部枠体 3とに溶接するようにしても、図3(C)に示した例と同様な効果を得ることが できる。
【0021】 上記の例では、コイル変形防止板23をガイド突起として用いたが、本考案に おいては、変圧器本体側にガイド壁20a,20a間に挿入されるガイド突起が 設けられていればよく、コイル変形防止板と別個にガイド突起を設けるようにし てもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、変圧器本体を波ケース内に挿入する際のガイ ドとしての機能と、波ケース内での変圧器本体の移動を阻止する機能とを兼ね備 えたガイド部材を波ケースの相対する内面に固定したので、変圧器本体の収納作 業を容易にして、しかもケース内での変圧器本体の移動を阻止することができる 利点がある。
【0023】 またガイド部材を波ケースの上部枠体と下部枠体との間に跨るように設けて、 ガイド部材により上部枠体と下部枠体との間を連結して波ケースを補強するよう にしたため、波ケースの強度を高めることができ、変圧器を吊り上げた際にケー スが歪むのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した縦断面図である。
【図2】本考案の実施例を示した横断面図である。
【図3】(A)ないし(D)はそれぞれ本考案の他の異
なる実施例の要部を示した横断面図である。
【図4】従来の波ケース変圧器の要部を示した縦断面図
である。
【図5】従来の波ケース変圧器の移動防止手段の他の例
を示した要部の斜視図である。
【符号の説明】
1…波ケース、2…上部枠体、3…下部枠体、4…波
板、5…吊り耳、6…変圧器本体、7…鉄心、8…巻
線、9…上部鉄心締め付け金具、10…下部鉄心締め付
け金具、20…ガイド部材、20a…ガイド壁、23…
コイル変形防止板(ガイド突起)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部枠体及び下部枠体の間に跨って波板を
    配置して該波板の上部及び下部をそれぞれ上部枠体及び
    下部枠体に溶接した波ケース内に変圧器本体を収納して
    なる波ケース変圧器において、 前記上部枠体と下部枠体との間を上下方向に平行に伸び
    る対のガイド壁を有するガイド部材が前記波ケースの相
    対する内面にそれぞれ設けられて、各ガイド部材が前記
    上部枠体と下部枠体とに溶接され、 前記変圧器本体は前記波ケースの2つの内面にそれぞれ
    固定されたガイド部材側に突出したガイド突起を有して
    いて、該ガイド突起が対応するガイド部材のガイド壁の
    間に挿入された状態で前記波ケース内に収納されている
    ことを特徴とする波ケース変圧器。
JP36792U 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器 Pending JPH0557822U (ja)

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JP36792U JPH0557822U (ja) 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器

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JPH0557822U true JPH0557822U (ja) 1993-07-30

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JP36792U Pending JPH0557822U (ja) 1992-01-09 1992-01-09 波ケース変圧器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170978A1 (ja) * 2013-04-17 2014-10-23 株式会社日立産機システム 変圧器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170978A1 (ja) * 2013-04-17 2014-10-23 株式会社日立産機システム 変圧器
CN105051838A (zh) * 2013-04-17 2015-11-11 株式会社日立产机系统 变压器
JPWO2014170978A1 (ja) * 2013-04-17 2017-02-16 株式会社日立産機システム 変圧器

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