JPS6325712Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325712Y2 JPS6325712Y2 JP18194582U JP18194582U JPS6325712Y2 JP S6325712 Y2 JPS6325712 Y2 JP S6325712Y2 JP 18194582 U JP18194582 U JP 18194582U JP 18194582 U JP18194582 U JP 18194582U JP S6325712 Y2 JPS6325712 Y2 JP S6325712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wound core
- coil
- core
- wound
- support arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は巻鉄心形変圧器の鉄心保持構造の改良
に関するものである。
に関するものである。
従来、例えば三相巻鉄心形の変圧器は、第1図
に示すように、予じめ巻回されたコイル1を各相
毎に配置した後、これら各コイル1に内側巻鉄心
2,2を挿入し、更に内側巻鉄心2,2の外側に
外側巻鉄心3を挿入して巻鉄心4を形成し、この
あと、上記各コイル1の上、下端部と、内側巻鉄
心2,2の窓5の上、下縁との間に絶縁バリヤ6
を挿入し、又、上記絶縁バリヤ6と下部クランプ
7との間には板状のコイル支え8をそれぞれ介挿
させ、このあと、上記巻鉄心4の上下部に配設し
た上部クランプ10と、下部クランプ7とを、そ
れぞれ締付バンド11にて巻鉄心4に締付けるこ
とにより構成されていた。然るに、上記構造の巻
鉄心変圧器は、巻鉄心4の重量をコイル1端面に
よつて保持して鉄心3を吊り下げる構造としてい
るため、変圧器の容量が大きくなると、必然的に
鉄心重量も重くなり、従つて、コイル端面に巻鉄
心を吊り下げる構造の巻鉄心変圧器においては、
コイル1の絶縁材料や導体に過大な荷重がかか
り、コイル1自体を損傷する虞れがあつた。又、
巻鉄心変圧器の運転中、上記コイル1の絶縁材料
やコイル支え8自体が経年的に脆くなつたり、枯
れたりすると、巻鉄心4の吊り下げ状態が解消さ
れて、巻鉄心4の下端面が下部クランプ7と接触
し、この結果、励磁状態下における巻鉄心4の振
動が下部クランプ7に伝播して図示しないケース
に伝わり、変圧器騒音が大きくなるという欠点が
あつた。この欠点を解消するには、コイル1下端
面と下部クランプ7との間に、角柱状となつた新
たなコイル支え9を挿入すればよいが、上記コイ
ル支え9は変圧器の容量が大きくなるにつれて大
きなものを必要とするため、非常に不経済であ
る。更に、上部クランプ10および下部クランプ
7をそれぞれ巻鉄心3に締付けるための締付バン
ド11は、第1図に示すように、外側巻鉄心3の
隅角部外側面とほとんど接触した状態で各クラン
プ10,7の貫通孔12を通して締付けられるよ
うになつているため、即ち、締付バンド11と外
側巻鉄心3との接触面積が大きくなり、クランプ
取付時、締付バンド11の締付力が巻鉄心4に広
い面積で加わることこととなつて、巻鉄心4に大
きな歪が生じ、無負荷電流、無負荷損失、騒音等
巻鉄心の特性を劣化させる欠点があつた。
に示すように、予じめ巻回されたコイル1を各相
毎に配置した後、これら各コイル1に内側巻鉄心
2,2を挿入し、更に内側巻鉄心2,2の外側に
外側巻鉄心3を挿入して巻鉄心4を形成し、この
あと、上記各コイル1の上、下端部と、内側巻鉄
心2,2の窓5の上、下縁との間に絶縁バリヤ6
を挿入し、又、上記絶縁バリヤ6と下部クランプ
7との間には板状のコイル支え8をそれぞれ介挿
させ、このあと、上記巻鉄心4の上下部に配設し
た上部クランプ10と、下部クランプ7とを、そ
れぞれ締付バンド11にて巻鉄心4に締付けるこ
とにより構成されていた。然るに、上記構造の巻
鉄心変圧器は、巻鉄心4の重量をコイル1端面に
よつて保持して鉄心3を吊り下げる構造としてい
るため、変圧器の容量が大きくなると、必然的に
鉄心重量も重くなり、従つて、コイル端面に巻鉄
心を吊り下げる構造の巻鉄心変圧器においては、
コイル1の絶縁材料や導体に過大な荷重がかか
り、コイル1自体を損傷する虞れがあつた。又、
巻鉄心変圧器の運転中、上記コイル1の絶縁材料
やコイル支え8自体が経年的に脆くなつたり、枯
れたりすると、巻鉄心4の吊り下げ状態が解消さ
れて、巻鉄心4の下端面が下部クランプ7と接触
し、この結果、励磁状態下における巻鉄心4の振
動が下部クランプ7に伝播して図示しないケース
に伝わり、変圧器騒音が大きくなるという欠点が
あつた。この欠点を解消するには、コイル1下端
面と下部クランプ7との間に、角柱状となつた新
たなコイル支え9を挿入すればよいが、上記コイ
ル支え9は変圧器の容量が大きくなるにつれて大
きなものを必要とするため、非常に不経済であ
る。更に、上部クランプ10および下部クランプ
7をそれぞれ巻鉄心3に締付けるための締付バン
ド11は、第1図に示すように、外側巻鉄心3の
隅角部外側面とほとんど接触した状態で各クラン
プ10,7の貫通孔12を通して締付けられるよ
うになつているため、即ち、締付バンド11と外
側巻鉄心3との接触面積が大きくなり、クランプ
取付時、締付バンド11の締付力が巻鉄心4に広
い面積で加わることこととなつて、巻鉄心4に大
きな歪が生じ、無負荷電流、無負荷損失、騒音等
巻鉄心の特性を劣化させる欠点があつた。
本考案は上述の欠点を除去して、コイルの端面
に巻鉄心を吊り下げることなく巻鉄心の支持を可
能として、変圧器の性能向上をはかるようにした
巻鉄心形変圧器を提供するもので、以下本考案の
一実施例を第2図乃至第4図により三相巻鉄心形
変圧器に実施した例により説明する。同図におい
て、前述と同一番号は同一部材を示し、前述と相
違する点は、角柱状のコイル支え9を使用する代
りに、巻鉄心4下部の隅角部4a外側面と対応さ
せて、下部クランプ7に管状又は棒状の支持腕1
3を取付け、この支持腕13と巻鉄心4下部の隅
角部4aとの間に楔14を介在させて巻鉄心4支
持するようにしたものである。即ち、支持腕13
は、第3図乃至第4図に示すように、コ字形に形
成された下部クランプ7の耳部7a,7a間にま
たがつて管又は棒を、巻鉄心4下部隅角部4aの
外側面との間に所要の間隔を保つて溶接等により
固着し、又、締付バンド11は、上記支持腕13
の外側に押し当てた状態で下部クランプ7の貫通
孔12を通して巻締めを行うことにより、上、下
部クランプ10,7を巻鉄心4に締付固定する。
上記締付バンド11の巻締後、支持腕13と巻鉄
心4下部の隅角部4aとの間に、プレスボード等
の絶縁物あるいは鉄等の金属からなる楔14を、
その先端が下部クランプ7と衝接しない範囲内で
挿入する。尚、楔14は巻鉄心4に歪を生じせし
めないよう軽く打込むようにするとよい。
に巻鉄心を吊り下げることなく巻鉄心の支持を可
能として、変圧器の性能向上をはかるようにした
巻鉄心形変圧器を提供するもので、以下本考案の
一実施例を第2図乃至第4図により三相巻鉄心形
変圧器に実施した例により説明する。同図におい
て、前述と同一番号は同一部材を示し、前述と相
違する点は、角柱状のコイル支え9を使用する代
りに、巻鉄心4下部の隅角部4a外側面と対応さ
せて、下部クランプ7に管状又は棒状の支持腕1
3を取付け、この支持腕13と巻鉄心4下部の隅
角部4aとの間に楔14を介在させて巻鉄心4支
持するようにしたものである。即ち、支持腕13
は、第3図乃至第4図に示すように、コ字形に形
成された下部クランプ7の耳部7a,7a間にま
たがつて管又は棒を、巻鉄心4下部隅角部4aの
外側面との間に所要の間隔を保つて溶接等により
固着し、又、締付バンド11は、上記支持腕13
の外側に押し当てた状態で下部クランプ7の貫通
孔12を通して巻締めを行うことにより、上、下
部クランプ10,7を巻鉄心4に締付固定する。
上記締付バンド11の巻締後、支持腕13と巻鉄
心4下部の隅角部4aとの間に、プレスボード等
の絶縁物あるいは鉄等の金属からなる楔14を、
その先端が下部クランプ7と衝接しない範囲内で
挿入する。尚、楔14は巻鉄心4に歪を生じせし
めないよう軽く打込むようにするとよい。
本考案は上述のように、巻鉄心4の下部隅角部
4aの外側面と、この隅角部4aと対向させて下
部クランプ7の耳部7a,7a間にまたがつて取
付けた支持腕13との間に楔14を介在させてあ
るため、巻鉄心4は、その重量を従来のように、
コイル1端面によつて保持して巻鉄心4を吊り下
げるようにした鉄心保持構造とは全く異なり、本
案は巻鉄心4の下部隅角部4aと、下部クランプ
7に設けた支持腕13との間に楔14を介在させ
て、巻鉄心4の重量を上記楔14を介して下部ク
ランプ7の支持腕13で受け止める構造となつて
いるため、即ち、巻鉄心3の重量の大部分を支持
腕13で保持するようになつているので、巻鉄心
4の重量がコイル1端部にほとんど荷重されない
ので、コイル1端部の絶縁を長期にわたり良好に
維持することが可能となる。又、巻鉄心形変圧器
の長年月の使用により、絶縁バリヤ6や板状のコ
イル支え8が劣化してコイル1を支えるだけの力
が多少低下したとしても、本案は巻鉄心4自体を
コイル1端面でなく、下部クランプ7の支持腕1
3に楔14を介して受け止める構造となつている
ので、巻鉄心4が下部クランプ7と接触して変圧
器騒音を発するということは全くない。しかも、
巻鉄心4は楔14と支持腕13とにより受け止め
られているため、従来のように、高価な角柱状の
コイル支え9は全く不要となる故、コイル1端面
の冷却が良好となるばかりでなく、変圧器を経済
的に製作することが可能となる。又、締付バンド
11の締付けは、支持腕13を利用して締付けて
いるため、締付バンド11の巻鉄心4に接触する
面積が少なくなるので、締付バンド11の締付力
によつて巻鉄心に歪が生ずるのを必然的に減少さ
せることが可能であるため、締付バンド11の締
付けにより巻鉄心4の特性を劣化させることもな
い等、幾多の優れた効果を有するものである。
4aの外側面と、この隅角部4aと対向させて下
部クランプ7の耳部7a,7a間にまたがつて取
付けた支持腕13との間に楔14を介在させてあ
るため、巻鉄心4は、その重量を従来のように、
コイル1端面によつて保持して巻鉄心4を吊り下
げるようにした鉄心保持構造とは全く異なり、本
案は巻鉄心4の下部隅角部4aと、下部クランプ
7に設けた支持腕13との間に楔14を介在させ
て、巻鉄心4の重量を上記楔14を介して下部ク
ランプ7の支持腕13で受け止める構造となつて
いるため、即ち、巻鉄心3の重量の大部分を支持
腕13で保持するようになつているので、巻鉄心
4の重量がコイル1端部にほとんど荷重されない
ので、コイル1端部の絶縁を長期にわたり良好に
維持することが可能となる。又、巻鉄心形変圧器
の長年月の使用により、絶縁バリヤ6や板状のコ
イル支え8が劣化してコイル1を支えるだけの力
が多少低下したとしても、本案は巻鉄心4自体を
コイル1端面でなく、下部クランプ7の支持腕1
3に楔14を介して受け止める構造となつている
ので、巻鉄心4が下部クランプ7と接触して変圧
器騒音を発するということは全くない。しかも、
巻鉄心4は楔14と支持腕13とにより受け止め
られているため、従来のように、高価な角柱状の
コイル支え9は全く不要となる故、コイル1端面
の冷却が良好となるばかりでなく、変圧器を経済
的に製作することが可能となる。又、締付バンド
11の締付けは、支持腕13を利用して締付けて
いるため、締付バンド11の巻鉄心4に接触する
面積が少なくなるので、締付バンド11の締付力
によつて巻鉄心に歪が生ずるのを必然的に減少さ
せることが可能であるため、締付バンド11の締
付けにより巻鉄心4の特性を劣化させることもな
い等、幾多の優れた効果を有するものである。
第1図は従来の巻鉄心形変圧器の要部を縦断し
て示す正面図、第2図は本考案の巻鉄心形変圧器
の要部縦断正面図、第3図は本案変圧器の要部を
示す側面図、第4図は第3図のA−A線による断
面図である。 1……コイル、4……巻鉄心、7……下部クラ
ンプ、8,9……コイル支え、13……支持腕、
14……楔。
て示す正面図、第2図は本考案の巻鉄心形変圧器
の要部縦断正面図、第3図は本案変圧器の要部を
示す側面図、第4図は第3図のA−A線による断
面図である。 1……コイル、4……巻鉄心、7……下部クラ
ンプ、8,9……コイル支え、13……支持腕、
14……楔。
Claims (1)
- 巻鉄心の下部クランプの耳部間に、上記巻鉄心
の下部隅角部と対応して支持腕を上記巻鉄心の隅
角部と所要の間隔を保つて固着し、この支持腕と
巻鉄心の下部隅角部との間に楔を介挿し、上記巻
鉄心を、楔を介して支持腕に支持させるようにし
たことを特徴とする巻鉄心形変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194582U JPS5987120U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 巻鉄心形変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194582U JPS5987120U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 巻鉄心形変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5987120U JPS5987120U (ja) | 1984-06-13 |
JPS6325712Y2 true JPS6325712Y2 (ja) | 1988-07-13 |
Family
ID=30394142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18194582U Granted JPS5987120U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 巻鉄心形変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5987120U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105981115B (zh) * | 2014-04-16 | 2018-01-12 | 株式会社日立产机系统 | 变压器 |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP18194582U patent/JPS5987120U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5987120U (ja) | 1984-06-13 |
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