JPH0737726A - 非晶質磁芯変圧器 - Google Patents
非晶質磁芯変圧器Info
- Publication number
- JPH0737726A JPH0737726A JP17638293A JP17638293A JPH0737726A JP H0737726 A JPH0737726 A JP H0737726A JP 17638293 A JP17638293 A JP 17638293A JP 17638293 A JP17638293 A JP 17638293A JP H0737726 A JPH0737726 A JP H0737726A
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- JP
- Japan
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- magnetic core
- magnetic
- coil
- connecting plates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁芯に対する上下連結板の締付バラツキの影響
を小さくするとともに初期磁気特性、特に鉄損を良くし
てそのバラツキを小さくし、振動による磁気特性の低下
を小さくし、振動による磁気特性の低下をケースの状態
で元に戻すことのできる非晶質磁芯変圧器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】コイル支持材3を用いて非晶質磁性合金薄帯を
巻回した凸状の磁芯1を吊り状態にし、一対の上下連結
板6を上部よりも下部のほうが広いハ形状態で使用し、
一体固定して器体とする。
を小さくするとともに初期磁気特性、特に鉄損を良くし
てそのバラツキを小さくし、振動による磁気特性の低下
を小さくし、振動による磁気特性の低下をケースの状態
で元に戻すことのできる非晶質磁芯変圧器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】コイル支持材3を用いて非晶質磁性合金薄帯を
巻回した凸状の磁芯1を吊り状態にし、一対の上下連結
板6を上部よりも下部のほうが広いハ形状態で使用し、
一体固定して器体とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非晶質磁性合金薄帯を
巻回してなる磁芯を用いた非晶質磁芯変圧器に関する。
巻回してなる磁芯を用いた非晶質磁芯変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に厚さが25μm非晶質磁性合金薄
帯を巻回してなる非晶質磁芯は、構造的に強度が弱く、
かつ磁歪定数が大きいので、応力に敏感で小さな力で形
状変化が発生したり、磁気特性の低下が発生し易い。こ
のため従来の珪素鋼板を巻回してなる磁芯のような構造
はとれない。最近の非晶質磁芯変圧器は、図5の正面図
の部分断面図に示すように構成されている。
帯を巻回してなる非晶質磁芯は、構造的に強度が弱く、
かつ磁歪定数が大きいので、応力に敏感で小さな力で形
状変化が発生したり、磁気特性の低下が発生し易い。こ
のため従来の珪素鋼板を巻回してなる磁芯のような構造
はとれない。最近の非晶質磁芯変圧器は、図5の正面図
の部分断面図に示すように構成されている。
【0003】すなわち磁芯1は非晶質合金薄帯を巻回し
て構成され、その外周部に珪素鋼板やステンレス等の
0.2〜1mmの保護材8を配し、内側にアルミニウムや
ステンレス、鉄などよりなる厚さ1〜5mmのコアボビン
7を配し、一次巻線と二次巻線よりなるコイル2を巻装
している。前記磁芯1の内側においては、コイル2の上
下部とコアボビン7間にゴムや樹脂、プレスボードなど
の絶縁物よりなる支持スペーサ9を介装してあり、また
磁芯1の外側においては、上部金具4とコイル2の上部
間および下部金具5とコイル2の下部内に、樹脂やプレ
スボード、木などよりなるコイル支持材3を配してい
る。前記磁芯1の外側とコイル2間には一対の上下連結
板6を配してあり、その上下端は上金具4および下金具
5の固定板4a・5bにボルト16で結合されている。
そして磁芯1の上部・下部と上金具4、下金具5間には
ポリエチレンテレクタレート(PET)などの織布マッ
トや空隙を設けた紙、シリコンゴムなどの弾力性のある
緩衝材10aを介在させ、上金具4と下金具5の外側よ
り器体バンド11で締めつけて器体を構成している。
て構成され、その外周部に珪素鋼板やステンレス等の
0.2〜1mmの保護材8を配し、内側にアルミニウムや
ステンレス、鉄などよりなる厚さ1〜5mmのコアボビン
7を配し、一次巻線と二次巻線よりなるコイル2を巻装
している。前記磁芯1の内側においては、コイル2の上
下部とコアボビン7間にゴムや樹脂、プレスボードなど
の絶縁物よりなる支持スペーサ9を介装してあり、また
磁芯1の外側においては、上部金具4とコイル2の上部
間および下部金具5とコイル2の下部内に、樹脂やプレ
スボード、木などよりなるコイル支持材3を配してい
る。前記磁芯1の外側とコイル2間には一対の上下連結
板6を配してあり、その上下端は上金具4および下金具
5の固定板4a・5bにボルト16で結合されている。
そして磁芯1の上部・下部と上金具4、下金具5間には
ポリエチレンテレクタレート(PET)などの織布マッ
トや空隙を設けた紙、シリコンゴムなどの弾力性のある
緩衝材10aを介在させ、上金具4と下金具5の外側よ
り器体バンド11で締めつけて器体を構成している。
【0004】上記のように磁芯1をコイル支持材3で吊
り構造とすることで、磁芯1にかかる磁芯1自身の重量
を減少させて磁気特性の低下をなくし、その他はできる
限り器体の磁芯1の固定を強くすることにより、応力集
中を防ぎ、磁気特性を低下させないような構造としてい
る。そして左右、前後の振動に対しては固定がかなりで
きていて比較的強く、特性変化は小さい。
り構造とすることで、磁芯1にかかる磁芯1自身の重量
を減少させて磁気特性の低下をなくし、その他はできる
限り器体の磁芯1の固定を強くすることにより、応力集
中を防ぎ、磁気特性を低下させないような構造としてい
る。そして左右、前後の振動に対しては固定がかなりで
きていて比較的強く、特性変化は小さい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した器体
では磁芯1を吊り構造としていることや、磁芯1のコー
ナー部は十分な固定をしていないので振動、特に上下振
動にたいしては図4の点線で示すように磁芯1が変動
し、もとの状態に戻らないことが発生し易い。このため
磁気特性のなかで鉄損が10〜50%増加することがよ
くある。また器体のままで一たん増加した鉄損を低下さ
せることは難しい。一対の上下連結板6が磁芯1を強く
締付た場合は鉄損の初期特性も締付前と比べて0〜20
%増加してバラツキが大きい。
では磁芯1を吊り構造としていることや、磁芯1のコー
ナー部は十分な固定をしていないので振動、特に上下振
動にたいしては図4の点線で示すように磁芯1が変動
し、もとの状態に戻らないことが発生し易い。このため
磁気特性のなかで鉄損が10〜50%増加することがよ
くある。また器体のままで一たん増加した鉄損を低下さ
せることは難しい。一対の上下連結板6が磁芯1を強く
締付た場合は鉄損の初期特性も締付前と比べて0〜20
%増加してバラツキが大きい。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するもので、
特に非晶質磁芯変圧器の鉄損などの磁気特性の初期特性
や振動による変化を小さく安定させバラツキを押さえる
ことを目的とする。
特に非晶質磁芯変圧器の鉄損などの磁気特性の初期特性
や振動による変化を小さく安定させバラツキを押さえる
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の非晶質磁芯変圧器は、幅方向の中央部の積
厚が端部よりも厚い凸状の非晶質磁芯を使用し、コイル
支持材を磁芯の積層端面側で、かつコイルの上下に配設
して前記コイルを支持し、かつ前記コイル支持材と前記
コイルにより前記磁芯を吊り構造とし、そして上金具と
下金具を配設して全体を器体バンドで一体固定し、さら
に上下連結板を前記コイルと前記磁芯の間で磁芯に接す
るように配設して前記上金具と前記下金具に接続した器
体とした構成とする。
めに本発明の非晶質磁芯変圧器は、幅方向の中央部の積
厚が端部よりも厚い凸状の非晶質磁芯を使用し、コイル
支持材を磁芯の積層端面側で、かつコイルの上下に配設
して前記コイルを支持し、かつ前記コイル支持材と前記
コイルにより前記磁芯を吊り構造とし、そして上金具と
下金具を配設して全体を器体バンドで一体固定し、さら
に上下連結板を前記コイルと前記磁芯の間で磁芯に接す
るように配設して前記上金具と前記下金具に接続した器
体とした構成とする。
【0008】また一対の上下連結板を上側より下側間隔
を広くして磁芯に接するように配設した構成とする。
を広くして磁芯に接するように配設した構成とする。
【0009】
【作用】上記した手段構成によれば、磁芯が凸状になっ
ているので締付力にバラツキがあっても上下連結板によ
る締付力による影響は小さく、磁気特性の低下は小さく
安定する。これは、締付力の影響は上下連結板の中央部
のみで、しかも幅方向の両端に向けては応力集中しない
ので磁芯の薄帯に垂直にかかる力だけになり易いためで
ある。
ているので締付力にバラツキがあっても上下連結板によ
る締付力による影響は小さく、磁気特性の低下は小さく
安定する。これは、締付力の影響は上下連結板の中央部
のみで、しかも幅方向の両端に向けては応力集中しない
ので磁芯の薄帯に垂直にかかる力だけになり易いためで
ある。
【0010】また一対の上下連結板の下側間隔を広くし
ているので、上下振動により磁芯が上に位置ズレしても
自重で元の位置に戻り易く特性低下は小さい。また元に
戻らない位置ズレがあったときでも、器体を落下させる
ように磁芯に下向きの力を加えれば、磁芯を元の位置に
近づけられて磁気特性は良化して元に近づく。
ているので、上下振動により磁芯が上に位置ズレしても
自重で元の位置に戻り易く特性低下は小さい。また元に
戻らない位置ズレがあったときでも、器体を落下させる
ように磁芯に下向きの力を加えれば、磁芯を元の位置に
近づけられて磁気特性は良化して元に近づく。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1を参照し
ながら説明する。図1は本発明の非晶質磁芯変圧器の例
で、(a)は正面図の部分断面図で、(b)は側面図の
部分断面図である。なお図5と同じ符号のものは図5と
同じ構成部材を表し、その説明は省略する。
ながら説明する。図1は本発明の非晶質磁芯変圧器の例
で、(a)は正面図の部分断面図で、(b)は側面図の
部分断面図である。なお図5と同じ符号のものは図5と
同じ構成部材を表し、その説明は省略する。
【0012】本実施例の特徴とする構成は、磁芯1を幅
方向の中央部積厚が端部よりも厚い凸状としている。そ
して磁芯1の外側に接する一対の上下連結板6は、その
下部を下金具5の固定板、5aに対し、鉄やステンレ
ス、樹脂製のワッシャ等、スプリングタイプの傾き用ス
ペーサ15を介して固定され、一対の上下連結板6が下
方が広がるいわゆるハ形状に設けられている構成にあ
る。
方向の中央部積厚が端部よりも厚い凸状としている。そ
して磁芯1の外側に接する一対の上下連結板6は、その
下部を下金具5の固定板、5aに対し、鉄やステンレ
ス、樹脂製のワッシャ等、スプリングタイプの傾き用ス
ペーサ15を介して固定され、一対の上下連結板6が下
方が広がるいわゆるハ形状に設けられている構成にあ
る。
【0013】なお、図中の10bは緩衝材、12は鉄、
樹脂などの剛体もしくは、コルク、ゴムなどの弾性体よ
りなる器体支持物、13はケース、4bは上金具4に設
けられたケース取付部、14は鉱物油などの絶縁油であ
る。
樹脂などの剛体もしくは、コルク、ゴムなどの弾性体よ
りなる器体支持物、13はケース、4bは上金具4に設
けられたケース取付部、14は鉱物油などの絶縁油であ
る。
【0014】前記構成において器体組立後全体の形状を
維持するために上下連結板6で固定する際、傾き用スペ
ーサ15を下金具5の固定板5aの間に挿入し、トルク
レンチにてボルト16を締めて固定する。トルクの大き
さは、非晶質磁性薄帯やネジ径に対応して変わるので実
験的に一定に決める。一例は板厚4.5mmで幅45mmの
鉄板よりなる上下連結板6の上下で締付トルク700kg
・cmでM10のボルト固定したとき発生する一定力で非
晶質磁芯1を押さえつける。これは磁芯1にしたとき、
占績率のバラツキが0.79〜0.9と大きく板厚の均
一性もバラツキが大きくて、磁束密度一定の設計て積厚
のバラツキが大きくなっても容易に対応できる。このよ
うにすれば、磁芯1は振動などの上下位置ズレに対して
自重により戻りやすくなるとともに、ケース13に入れ
たままで特性を元の状態に近づけることが可能であり、
実用上たいへん有益である。上下連結板6が逆ハ形状で
あったり、設計的に積厚が大きくなったものを固定板4
aと5aの取付位置に従って締付を行うと、上下の位置
ズレが発生すれば元の状態に近づけるのは極めて困難で
ある。特に後者は初期の鉄損などの特性を大きく低下さ
せる。上下連結板6をハ形状にする方法は、固定板4a
と5aの取付位置をあらかじめ設定しておけば傾き用ス
ペーサ15は必要ない。傾きの程度は磁脚の長さや非晶
質磁性薄帯によって変わるので実験的に決める。一例と
して厚さ1〜10mmの傾き用スペーサを使用する。図4
において、太線部は固定部であり、点線部のみが磁脚の
変動部である。このため磁気特性の低下、特に鉄損の増
加は磁脚の上部のコーナー部Aの変動が大きく関係して
おり、この変動の影響を小さくすること、すなわち位置
ズレを小さくすることが重要である。Bの変動は応力の
集中もなく半弛みの状態であるので鉄損の増加は小さ
い。
維持するために上下連結板6で固定する際、傾き用スペ
ーサ15を下金具5の固定板5aの間に挿入し、トルク
レンチにてボルト16を締めて固定する。トルクの大き
さは、非晶質磁性薄帯やネジ径に対応して変わるので実
験的に一定に決める。一例は板厚4.5mmで幅45mmの
鉄板よりなる上下連結板6の上下で締付トルク700kg
・cmでM10のボルト固定したとき発生する一定力で非
晶質磁芯1を押さえつける。これは磁芯1にしたとき、
占績率のバラツキが0.79〜0.9と大きく板厚の均
一性もバラツキが大きくて、磁束密度一定の設計て積厚
のバラツキが大きくなっても容易に対応できる。このよ
うにすれば、磁芯1は振動などの上下位置ズレに対して
自重により戻りやすくなるとともに、ケース13に入れ
たままで特性を元の状態に近づけることが可能であり、
実用上たいへん有益である。上下連結板6が逆ハ形状で
あったり、設計的に積厚が大きくなったものを固定板4
aと5aの取付位置に従って締付を行うと、上下の位置
ズレが発生すれば元の状態に近づけるのは極めて困難で
ある。特に後者は初期の鉄損などの特性を大きく低下さ
せる。上下連結板6をハ形状にする方法は、固定板4a
と5aの取付位置をあらかじめ設定しておけば傾き用ス
ペーサ15は必要ない。傾きの程度は磁脚の長さや非晶
質磁性薄帯によって変わるので実験的に決める。一例と
して厚さ1〜10mmの傾き用スペーサを使用する。図4
において、太線部は固定部であり、点線部のみが磁脚の
変動部である。このため磁気特性の低下、特に鉄損の増
加は磁脚の上部のコーナー部Aの変動が大きく関係して
おり、この変動の影響を小さくすること、すなわち位置
ズレを小さくすることが重要である。Bの変動は応力の
集中もなく半弛みの状態であるので鉄損の増加は小さ
い。
【0015】特に図2に示すように凸状の磁芯1aを使
用すれば、上下振動や上下連結板6を介しての磁芯1a
が凸状になっているので締付力にバラツキがあっても締
付力による影響は小さく、磁気特性の低下は小さく安定
する。これは、締付力の影響は上下連結板6の中央部の
みで、しかも幅方向の両端に向けては応力集中しないの
で磁芯1aの薄帯に垂直にかかる力だけになり易いため
である。
用すれば、上下振動や上下連結板6を介しての磁芯1a
が凸状になっているので締付力にバラツキがあっても締
付力による影響は小さく、磁気特性の低下は小さく安定
する。これは、締付力の影響は上下連結板6の中央部の
みで、しかも幅方向の両端に向けては応力集中しないの
で磁芯1aの薄帯に垂直にかかる力だけになり易いため
である。
【0016】凸状の磁芯1aの作り方は(1)凸状の非
晶質磁性合金薄帯を使用する。(2)焼鈍後に幅10〜
50mmのクラフト紙や薄い金属や樹脂のテープを挿入す
ることで容易に実現できる。特に凸状の非晶質磁性合金
薄帯は材料としてよくみられるので入手し易い。
晶質磁性合金薄帯を使用する。(2)焼鈍後に幅10〜
50mmのクラフト紙や薄い金属や樹脂のテープを挿入す
ることで容易に実現できる。特に凸状の非晶質磁性合金
薄帯は材料としてよくみられるので入手し易い。
【0017】図3に示すような凹状の磁芯1bでは、締
付が強いときや前後の振動で上下連結板6のエッジで磁
芯1bを傷つけて割ったり、薄帯の面上で複雑な応力分
布をとらせて磁気特性の低下を発生する。またこの状態
はケース13に入れた状態や器体の状態では元に近づけ
ることは難しい。
付が強いときや前後の振動で上下連結板6のエッジで磁
芯1bを傷つけて割ったり、薄帯の面上で複雑な応力分
布をとらせて磁気特性の低下を発生する。またこの状態
はケース13に入れた状態や器体の状態では元に近づけ
ることは難しい。
【0018】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように本
発明によれば磁芯が凸状になっているので締付力のバラ
ツキがあっても締付力による影響は小さく、磁気特性の
低下は小さく安定する。また初期特性も良く、バラツキ
が小さい。また、一対の上下連結板の下側間隔を傾き用
スペーサによって広くしているので、上下振動により磁
芯が上に位置ズレしても自重で元の位置に戻り易く特性
低下は小さい。また元に戻らない位置ズレがあったとき
でも、器体を落下させるように磁芯に下向きの力を加え
れば磁芯を元の位置に近づけられて磁気特性は良化して
元に近づくという利点を有する。
発明によれば磁芯が凸状になっているので締付力のバラ
ツキがあっても締付力による影響は小さく、磁気特性の
低下は小さく安定する。また初期特性も良く、バラツキ
が小さい。また、一対の上下連結板の下側間隔を傾き用
スペーサによって広くしているので、上下振動により磁
芯が上に位置ズレしても自重で元の位置に戻り易く特性
低下は小さい。また元に戻らない位置ズレがあったとき
でも、器体を落下させるように磁芯に下向きの力を加え
れば磁芯を元の位置に近づけられて磁気特性は良化して
元に近づくという利点を有する。
【図1】(a)は本発明の実施例における非晶質磁芯変
圧器の正面の部分断面図 (b)は同非晶質磁芯変圧器の側面の部分断面図
圧器の正面の部分断面図 (b)は同非晶質磁芯変圧器の側面の部分断面図
【図2】凸状の磁芯を使用した場合の部分断面図
【図3】凹状の磁芯を使用した場合の部分断面図
【図4】上下振動時に磁芯の変動を示す説明図
【図5】従来の非晶質磁芯変圧器の正面部分断面図
1 非晶質磁性合金薄帯を巻回してなる磁芯 2 コイル 3 コイル支持材 4 上金具 5 下金具 4a,5a 固定板 6 上下連結板 7 コアボビン 15 傾きスペーサ 16 ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 非晶質磁性合金薄帯を巻回し、かつ、幅
方向の中央部の積厚が端部よりも厚い凸状の磁芯にコイ
ルを巻装し、コイル支持材を前記磁芯の積層端面側でか
つコイルの上下に配設して前記コイル支持材と前記コイ
ルにより前記磁芯を吊り構造とし、上金具と下金具を配
設して一対の上下連結板を前記上金具と下金具に接続す
るとともに前記コイルと前記磁芯の間で磁芯に接するよ
うに配設して、全体を器体バンドで一体固定し器体を構
成した非晶質磁芯変圧器。 - 【請求項2】 一対の連結板を前記コイルと前記磁芯の
間で上側より下側間隔を広くした請求項1記載の非晶質
磁芯変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17638293A JPH0737726A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 非晶質磁芯変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17638293A JPH0737726A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 非晶質磁芯変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737726A true JPH0737726A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16012669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17638293A Pending JPH0737726A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 非晶質磁芯変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102664088A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-12 | 上海置信电气非晶有限公司 | 一种非晶合金变压器的安装结构 |
JP2016006813A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP17638293A patent/JPH0737726A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102664088A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-12 | 上海置信电气非晶有限公司 | 一种非晶合金变压器的安装结构 |
CN102664088B (zh) * | 2012-05-31 | 2014-10-01 | 上海置信电气非晶有限公司 | 一种非晶合金变压器的安装结构 |
JP2016006813A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
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