JP2001060522A - 巻鉄心変圧器 - Google Patents
巻鉄心変圧器Info
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- JP2001060522A JP2001060522A JP11232738A JP23273899A JP2001060522A JP 2001060522 A JP2001060522 A JP 2001060522A JP 11232738 A JP11232738 A JP 11232738A JP 23273899 A JP23273899 A JP 23273899A JP 2001060522 A JP2001060522 A JP 2001060522A
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
形を防止しかつ継目部分を閉状態に拘束しながらも、巻
鉄心の特性の悪化を防止でき、非晶質合金薄帯の破損を
防止でき、作業性の向上を図るようにする。 【解決手段】 焼鈍後の非晶質合金薄帯たるアモルファ
ス合金薄帯が複数枚積層されてその一辺部10aに継目
部分11を有するとともに、この一辺部10aと隣合う
辺部にコイル装着部10b、10bを有するようにほぼ
矩形状に形成された巻鉄心10を設け、この巻鉄心10
の内周にこれに沿うように二分割形の内周側支持板12
a、12bを配設し、前記巻鉄心10の外周にこれに沿
うように二分割形の外周側支持板13a、13bを配設
し、前記巻鉄心10のコイル装着部10b、10bにコ
イル14、14を装着し、前記巻鉄心10の継目部分1
1を有する一辺部10aが下辺部となる状態において、
前記外周側支持板13bの下辺部の形状に沿う支持凹部
17dを有し、この支持凹部17dに外周側支持板13
bを介して巻鉄心10を載置支持する支持台17を設け
る。
Description
金薄帯が複数枚積層されてほぼ矩形状に形成された巻鉄
心を用いた巻鉄心変圧器に関する。
す。ずなわち、巻鉄心1は、鉄心材薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分2を有するようにほぼ矩形状
に形成されたものであり、その一辺部に隣合う二辺部が
コイル装着部とされている。そして、この巻鉄心1にコ
イル3、3を装着するに際しては、巻鉄心1の継目部分
2が開かれてコイル3、3がコイル装着部に嵌込み装着
された後、再び継目部分2が閉じられる。さらに、巻鉄
心1の変形を防止しかつ継目部分2を閉状態に拘束する
ために、巻鉄心1の外周に支持板4が配設され、その支
持版4の外周が締付バンド5によって締付けられるよう
になっている。
として焼鈍後の非晶質合金薄帯たるアモルファス合金薄
帯を用いた場合には、方向性珪素薄帯に比し損失が少な
いという利点があるが、反面、つぎのような欠点があ
る。 (1)締付バンド5により支持板4を締付け過ぎると、
支持板4が変形して巻鉄心1に応力が加わり、アモルフ
ァス合金薄帯の磁気特性が応力に敏感なことから、巻鉄
心1の特性が悪化する。 (2)巻鉄心1を構成する焼鈍後のアモルファス合金薄
帯は、圧縮変形にもろいので、締付バンド5により締付
け過ぎると、鉄心材たるアモルファス合金薄帯が破損す
る。 (3)巻鉄心1の大きさによって締付バンド5による締
付力が変化するので、締付力の管理が必要になって、作
業性が悪くなる。
であり、その目的は、焼鈍後の非晶質合金薄帯を用いた
巻鉄心の変形を防止しかつ継目部分を閉状態に拘束しな
がらも、巻鉄心の特性の悪化を防止でき、非晶質合金薄
帯の破損を防止でき、作業性の向上を図ることができる
巻鉄心変圧器を提供するにある。
圧器は、焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層されてそ
の一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺部と隣
合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形状に形
成された巻鉄心と、前記巻鉄心の内周にこれに沿うよう
に配設された二分割形の内周側支持板と、前記巻鉄心の
外周にこれに沿うように配設された二分割形の外周側支
持板と、前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイル
と、前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部とな
る状態において、前記外周側支持板の下辺部の形状に沿
う支持凹部を有し、この支持凹部に外周側支持板を介し
て巻鉄心を載置支持する支持台とを具備する構成に特徴
を有する。
側支持板と外周側支持板とにより変形が防止され、継目
部分は、支持台に載置支持された巻鉄心の自重により閉
状態に拘束される。従って、従来とは異なり、巻鉄心の
外周に締付力を加える締付バンドは不要になり、締付バ
ンドの締付力過剰に起因した、巻鉄心の特性の悪化はな
く、また、非晶質合金薄帯の破損もなく、さらに、締付
バンドの締付力の管理も不要で、作業性の向上を図るこ
とができる。
非晶質合金薄帯が複数枚積層されてその一辺部に継目部
分を有するとともに、この一辺部と隣合う辺部にコイル
装着部を有するようにほぼ矩形状に形成された巻鉄心
と、前記巻鉄心の内周にこれに沿うように設けられた二
分割形の内周側支持板と、前記巻鉄心のコイル装着部に
装着されたコイルと、前記巻鉄心の左、右外側にその巻
鉄心を挟持するように配設された左、右側支持板と、前
記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状態
において、その巻鉄心の下辺部の形状に沿う支持凹部を
有し、その支持凹部に前記巻鉄心を載置支持する支持台
とを具備する構成に特徴を有する。
側支持板と左および右側支持板とにより変形が防止さ
れ、継目部分は、請求項1と同様に、支持台に載置支持
された巻鉄心の自重により閉状態に拘束される。従っ
て、この請求項2によっても、巻鉄心の外周に締付力を
加える締付バンドは不要になり、請求項1と同様の効果
が得られる。
非晶質合金薄帯が複数枚積層されてその一辺部に継目部
分を有するとともに、この一辺部と隣合う辺部にコイル
装着部を有するようにほぼ矩形状に形成された巻鉄心
と、前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二
分割形の内周側支持板と、前記巻鉄心の外周にこれに沿
うように配設された二分割形の外周側支持板と、前記巻
鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、前記巻鉄心
の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状態におい
て、前記外周側支持板の下辺部に沿うように配置され、
両端部が前記コイルの内部を通して導出されて上部構造
物に吊下げられる吊下バンドとを具備してなる。
項1と同様に、内周側支持板と外周側支持板とにより変
形が防止され、継目部分は、吊下バンドが外周側支持板
の下辺部すなわち巻鉄心の下辺部になじむようになって
巻鉄心の自重により閉状態に拘束される。従って、この
請求項3によっても、巻鉄心の外周に締付力を加える締
付バンドは不要になり、請求項1と同様の効果が得られ
る。
非晶質合金薄帯が複数枚積層されてその一辺部に継目部
分を有するとともに、この一辺部と隣合う辺部にコイル
装着部を有するようにほぼ矩形状に形成された巻鉄心
と、前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二
分割形の内周側支持板と、前記巻鉄心の外周にこれに沿
うように配設された二分割形の外周側支持板と、前記巻
鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、前記巻鉄心
の継目部分を有する一辺部が上辺部となる状態におい
て、その巻鉄心の継目部分を内周側支持板および外周側
支持板を介して上部構造物との間に締付ける締付手段と
を具備する構成に特徴を有する。
項1と同様に、内周側支持板と外周側支持板とにより変
形が防止され、継目部分は、締付手段による締付力によ
り閉状態に拘束される。従って、この請求項4によって
も、巻鉄心の外周に締付力を加える締付バンドは不要に
なり、請求項1と同様の効果が得られる。
非晶質合金薄帯が複数枚積層されてその一辺部に継目部
分を有するとともに、この一辺部と隣合う辺部にコイル
装着部を有するようにほぼ矩形状に形成された巻鉄心
と、前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二
分割形の内周側支持板と、前記巻鉄心の外周にこれに沿
うように配設された二分割形の外周側支持板と、前記巻
鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、前記巻鉄心
の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状態におい
て、その巻鉄心の継目部分を内周側支持板および外周側
支持板を介して下部構造物との間に締付ける締付手段
と、前記巻鉄心の上辺部を内周側支持板を介して上部構
造物側に引張る引張手段とを具備する構成に特徴を有す
る。
項1と同様に、内周側支持板と外周側支持板とにより変
形が防止され、継目部分は、締付手段による締付力によ
り閉状態に拘束され、しかも、引張手段の引張力により
巻鉄心の変形が一層防止される。従って、この請求項5
によっても、巻鉄心の外周に締付力を加える締付バンド
は不要になって、請求項1と同様の効果が得られ、特
に、巻鉄心の変形を確実に防止できるという利点があ
る。
いて、図1および図2を参照しながら説明する。まず、
図1において、巻鉄心10は、焼鈍後の非晶質合金薄帯
たるアモルファス合金薄帯が例えばワンターンカット方
式により複数枚積層されてほぼ矩形状に形成されたもの
で、一辺部(継鉄部)10aに継目部分11を有し、こ
の一辺部10aと隣合う二辺部がコイル装着部(脚部)
10b、10bとされている。
内周に沿うようにして二分割の内周側支持体たる上部内
周側支持体12aおよび下部内周側支持体12bが配設
され、外周には、その外周に沿うようにして二分割の外
周側支持体たる上部外周側支持体13aおよび下部外周
側支持体13bが配設されている。この場合、上部内周
側支持体12a、下部内周側支持体12bおよび上部外
周側支持体13a、下部外周側支持体13bは、巻鉄心
10の形状になじみ易い軟質金属板、例えばアルミ板或
いは珪素鋼板、若しくは、極薄非磁性金属板、例えばス
テンレス板などによって形成されている。巻鉄心10の
コイル装着部10b、10bには、樹脂モールドされた
コイル14、14が嵌込み装着されている。以上によ
り、変圧器本体15が構成されている。
一辺部10aが下辺部となる状態で変圧器タンクの底板
16上の支持台17に載置支持されている。ここで、支
持台17は、3個の絶縁材製のこま17a、17bおよ
び17cからなり、その上面には、全体として、下部外
周側支持板13bの下辺部の形状に沿う弧状の支持凹部
17dが形成されている。したがって、巻鉄心10を下
部外周側支持板13bを介して支持台17の支持凹部1
7dに載置支持させたときには、巻鉄心10の一辺部
(下辺部)10aは下部外周側支持板13bを介して支
持凹部17dになじむようになる。
て手順について図2を参照して説明する。図2(a)に
示すほぼ矩形状の巻鉄心10は開放治具にセットされ、
図2(b)に示すように、一辺部10aの各半部がコイ
ル装着部10b、10bと一直線状になるように継目部
分11が開かれる。さらに、図2(c)に示すように、
巻鉄心10の内周上半部および外周上半部に、それぞれ
上部内周側支持板12aおよび上部外周側支持板13a
が嵌込み配置されてテープにより固定される。
18上にコイル14、14がセットされ、図2(e)に
示すように、巻鉄心10の一辺部10aの各半部および
これらに続くコイル装着部10b、10bがコイル1
4、14に挿入される。その後、図2(f)に示すよう
に、巻鉄心10の内周下半部に下部内周側支持板12b
が挿入されてテープにより固定される。そして、巻鉄心
10は閉塞治具にセットされて、図2(g)に示すよう
に、一辺部10aが復元するように継目部分11が閉じ
られ、巻鉄心10の外周下半部に下部外周側支持板13
bが嵌込み配置されてテープにより固定される。
の内周に、これに沿うようにして上部内周側支持板12
aおよび下部内周側支持板12bを配設し、巻鉄心10
の外周に、これに沿うようにして上部外周側支持板13
aおよび下部外周側支持板13bを配設するようにした
ので、これらの上部内周側支持板12a、下部内周側支
持板12bおよび上部外周側支持板13a、下部外周側
支持板13bにより巻鉄心10の変形を防止することが
できる。そして、巻鉄心10を、その一辺部10aが下
辺部となる状態で下部外周側支持板13bを介して支持
台17に載置支持させるようにしたので、巻鉄心10の
自重により継目部分11を閉状態に拘束することができ
る。
締付力を加える締付バンドを用いる必要はないので、締
付バンドの締付力過剰に起因する、巻鉄心10の特性の
悪化はなく、また、非晶質合金薄帯たるアモルファス合
金薄帯の破損もなく、さらには、締付バンドの締付力の
管理も不要で、作業性の向上を図ることができる。
と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分
について説明する。この第2の実施例では、上部外周側
支持板13aおよび下部外周側支持板13bは設けられ
ておらず、代わりに、巻鉄心10の左側のコイル装着部
10bの外側とコイル14の内周との隙間に左側支持板
19が打込まれ、巻鉄心10の右側のコイル装着部10
bの外側とコイル14の内周との隙間に右側支持板20
が打込まれて、これらの左側支持板19および右側支持
板20により巻鉄心10を挟持するようにしたものであ
り、以て、変圧器本体21が構成されている。
で、3個の絶縁材製のこま22a、22bおよび22c
からなり、その上面には、全体として、巻鉄心10の一
辺部(下辺部)10aの形状に沿う弧状の支持凹部22
dが形成されている。従って、巻鉄心10を支持台22
の支持凹部22dに載置支持させたときには、巻鉄心1
0の一辺部(下辺部)10aは支持凹部22dになじむ
ようになる。
は、上部内周側支持板12a、下部内周側支持板12b
と左側支持板19、右側支持板20とにより変形が防止
され、継目部分11は、第1の実施例と同様に、支持台
22に載置支持された巻鉄心10の自重により閉状態に
拘束される。従って、この第2の実施例によっても、巻
鉄心の外周に締付力を加える締付バンドは不要になり、
第1の実施例と同様の効果が得られる。
と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分
について説明する。この第3の実施例では、支持台17
は設けられておらず、代わりに鋼板製の吊下バンド23
が用いられる。この吊下バンド23は、下部外周側支持
板13bの下辺部に沿うように配置されて、その両端部
は、コイル14、14の内部を通して上方に導出されて
いる。そして、吊下バンド23の両端部には、フック2
4、24が取付けられるようになっており、フック2
4、24は、変圧器タンク内の上部構造物25に設けら
れた吊具26、26に引掛け支持されるようになってい
る。したがって、変圧器本体15は、吊下バンド23に
より上部構造物25に吊下げ支持されるものである。
10は、第1の実施例と同様に、上部内周側支持板12
a、下部内周側支持板12bおよび上部外周側支持板1
3a、下部外周側支持板13bにより変形が防止され、
継目部分11は、吊下バンド23が下部外周側支持板1
3bの下辺部すなわち巻鉄心10の一辺部(下辺部)1
0aになじむようになって巻鉄心10の自重により閉状
態に拘束される。したがって、この第3の実施例によっ
ても、巻鉄心の外周に締付力を加える締付バンドは不要
になり、第1の実施例と同様の効果が得られる。
あり、図1と同一部分には同一符号を付して示し、以下
異なる部分について説明する。この第4の実施例では、
上部構造物25にボルト27、27が設けられ、両端部
に取付片部28a、28aを有する締付手段たる締付具
28が用いられるもので、変圧器本体15を巻鉄心10
の一辺部10aが上辺部となるように図1とは上下逆の
状態にして、内周側支持体12bの継目部分11と対応
する部位に締付具28が宛われ、取付片部28a、28
aにボルト27、27が相対的に挿通された上で、その
ボルト27、27にナット29、29が螺合され、以
て、巻鉄心10の一辺部(上辺部)10aの継目部分1
1が内周側支持板12bおよび外周側支持板13bを介
して上部構造物25に締付けられている。
10は、第1の実施例と同様に、内周側支持板12a、
12bおよび外周側支持板13a、13bにより変形が
防止され、継目部分11は、締付具28により上部構造
物25に締付けられて閉状態に拘束される。したがっ
て、この第4の実施例によっても、巻鉄心の外周に締付
力を加える締付バンドは不要になり、第1の実施例と同
様の効果が得られる。
あり、図1と同一部分には同一符号を付して示し、以下
異なる部分について説明する。この第5の実施例では、
変圧器タンク内の下部構造物30にボルト31、31が
設けられ、両端部に取付片部32a、32aを有する締
付手段たる締付具32が用いられるもので、下部内周側
支持体12bの継目部分11と対応する部位に締付具3
2が宛われ、取付片部32a、32aにボルト31、3
1が相対的に挿通された上で、そのボルト31、31に
ナット33、33が螺合され、以て、巻鉄心10の一辺
部(下辺部)10aの継目部分11が下部内周側支持板
12bおよび下部外周側支持板13bを介して下部構造
物30に締付けられている。
25にボルト34、34が設けられ、両端部に取付片部
35a、35aを有する引張手段たる引張具35が用い
られるもので、上部内周側支持体12aの中央部位に引
張具35が宛われ、取付片部35a、35aにボルト3
4、34が相対的に挿通された上で、そのボルト34、
34にナット36、36が螺合され、以て、巻鉄心10
の他辺部(上辺部〜継鉄部)10cが上部内周側支持板
12aを介して上部構造物25側に引張られている。
は、第1の実施例と同様に、上部内周側支持板12a、
下部内周側支持板12bおよび上部外周側支持板13
a、下部外周側支持板13bにより変形が防止され、継
目部分11は、締付具32により下部構造物30に締付
けられて閉状態に拘束され、さらに、巻鉄心10の他辺
部(上辺部)10cが引張具35により上部内周側支持
板12aを介して上部構造物25側に引張られているの
で、巻鉄心10の変形が一層防止される。したがって、
この第5の実施例によっても、巻鉄心の外周に締付力を
加える締付バンドは不要になって、第1の実施例と同様
の効果が得られ、特に、巻鉄心10の変形を確実に防止
することができるという利点がある。
例に限定されるものではなく、つぎのような変形、拡張
が可能である。第3の実施例(図4)に示す吊下手段た
るフック24、吊具26の代わりにその他の一般的な吊
下手段を用いるようにしてもよい。第4の実施例(図5
および図6)に示す締付具28の代わりにその他の一般
的な締付手段を用いるようにしてもよい。第5の実施例
(図7および図8)に示す締付具32についても同様で
ある。第5の実施例(図7および図8)に示す引張具3
5の代わりにその他の一般的な引張手段を用いるように
してもよい。
巻鉄心変圧器によれば、巻鉄心の外周に締付力を加える
締付バンドを用いずに、焼鈍後の非晶質合金薄帯で形成
されて巻鉄心の変形を防止しかつ継目部分を閉状態に拘
束する構成としたので、締付バンドの締付力過剰に起因
する、巻鉄心の特性の悪化を防止できるとともに、非晶
質合金薄帯の破損を防止でき、しかも、締付力の管理が
不要で、作業性の向上を図ることができる。
う辺部、11は継目部分、12aおよび12bは内周側
支持板、13aおよび13bは外周側支持板、14はコ
イル、15は変圧器本体、17は支持台、17cは支持
凹部、19は左側支持板、20は右側支持板、21は変
圧器本体、22は支持台、23は吊下バンド、25は上
部構造物、28は締付具(締付手段)、30は下部構造
物、32は締付具(締付手段)、35は引張具(引張手
段)を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺
部と隣合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形
状に形成された巻鉄心と、 前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二分割
形の内周側支持板と、 前記巻鉄心の外周にこれに沿うように配設された二分割
形の外周側支持板と、 前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、 前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状
態において、前記外周側支持板の下辺部の形状に沿う支
持凹部を有し、この支持凹部に外周側支持板を介して巻
鉄心を載置支持する支持台とを具備してなる巻鉄心変圧
器。 - 【請求項2】 焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺
部と隣合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形
状に形成された巻鉄心と、 前記巻鉄心の内周にこれに沿うように設けられた二分割
形の内周側支持板と、 前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、 前記巻鉄心の左、右外側にその巻鉄心を挟持するように
配設された左、右側支持板と、 前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状
態において、その巻鉄心の下辺部の形状に沿う支持凹部
を有し、その支持凹部に前記巻鉄心を載置支持する支持
台とを具備してなる巻鉄心変圧器。 - 【請求項3】 焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺
部と隣合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形
状に形成された巻鉄心と、 前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二分割
形の内周側支持板と、 前記巻鉄心の外周にこれに沿うように配設された二分割
形の外周側支持板と、 前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、 前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状
態において、前記外周側支持板の下辺部に沿うように配
置され、両端部が前記コイルの内部を通して導出されて
上部構造物に吊下げられる吊下バンドとを具備してなる
巻鉄心変圧器。 - 【請求項4】 焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺
部と隣合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形
状に形成された巻鉄心と、 前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二分割
形の内周側支持板と、 前記巻鉄心の外周にこれに沿うように配設された二分割
形の外周側支持板と、 前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、 前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が上辺部となる状
態において、その巻鉄心の継目部分を内周側支持板およ
び外周側支持板を介して上部構造物との間に締付ける締
付手段とを具備してなる巻鉄心変圧器。 - 【請求項5】 焼鈍後の非晶質合金薄帯が複数枚積層さ
れてその一辺部に継目部分を有するとともに、この一辺
部と隣合う辺部にコイル装着部を有するようにほぼ矩形
状に形成された巻鉄心と、 前記巻鉄心の内周にこれに沿うように配設された二分割
形の内周側支持板と、 前記巻鉄心の外周にこれに沿うように配設された二分割
形の外周側支持板と、 前記巻鉄心のコイル装着部に装着されたコイルと、 前記巻鉄心の継目部分を有する一辺部が下辺部となる状
態において、その巻鉄心の継目部分を内周側支持板およ
び外周側支持板を介して下部構造物との間に締付ける締
付手段と、 前記巻鉄心の上辺部を内周側支持板を介して上部構造物
側に引張る引張手段とを具備してなる巻鉄心変圧器。
Priority Applications (1)
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JP23273899A JP3868676B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 巻鉄心変圧器 |
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JP23273899A JP3868676B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 巻鉄心変圧器 |
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