JPH07259531A - 消音器 - Google Patents
消音器Info
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- JPH07259531A JPH07259531A JP5727694A JP5727694A JPH07259531A JP H07259531 A JPH07259531 A JP H07259531A JP 5727694 A JP5727694 A JP 5727694A JP 5727694 A JP5727694 A JP 5727694A JP H07259531 A JPH07259531 A JP H07259531A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、自動車の排気系に装着される消音
器に関し、詳しくは、その二重構造の筒状シェルの構造
に関し、消音器本体の剛性を高くし、筒状シェルから外
部へ伝搬される放射音等の異音を低くすることを目的と
する。 【構成】 アウタシェル6に凹状ビード部7が形成さ
れ、仕切板11,12にフランジ11A,12Aが形成
され、インナシェル5に、アウタシェル6の凹状ビード
部7の少なくとも一部及び仕切板11,12のフランジ
11A,12Aが接触され、アウタシェル6の凹状ビー
ド部7の少なくとも一部及びインナシェル5に仕切板1
1,12のフランジ11A,12Aが溶接接合されてい
る。
器に関し、詳しくは、その二重構造の筒状シェルの構造
に関し、消音器本体の剛性を高くし、筒状シェルから外
部へ伝搬される放射音等の異音を低くすることを目的と
する。 【構成】 アウタシェル6に凹状ビード部7が形成さ
れ、仕切板11,12にフランジ11A,12Aが形成
され、インナシェル5に、アウタシェル6の凹状ビード
部7の少なくとも一部及び仕切板11,12のフランジ
11A,12Aが接触され、アウタシェル6の凹状ビー
ド部7の少なくとも一部及びインナシェル5に仕切板1
1,12のフランジ11A,12Aが溶接接合されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の排気系に装着
される消音器に関し、詳しくは、インナシェルとアウタ
シェルからなる二重構造の筒状シェルに関する。
される消音器に関し、詳しくは、インナシェルとアウタ
シェルからなる二重構造の筒状シェルに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気系に消音器が装着される
が、軽量化の要請から消音器を構成する筒状シェル自体
も薄肉化が図られている。薄肉化の要請により、例え
ば、筒状シェル自体も板厚0.3mm程度の板材を2重
に巻き回して構成される。かかる構造の消音器では、そ
の板厚の薄い筒状シェル自体は通過する排気ガスの脈動
圧を受け、外部に放射音が伝搬されることになる。
が、軽量化の要請から消音器を構成する筒状シェル自体
も薄肉化が図られている。薄肉化の要請により、例え
ば、筒状シェル自体も板厚0.3mm程度の板材を2重
に巻き回して構成される。かかる構造の消音器では、そ
の板厚の薄い筒状シェル自体は通過する排気ガスの脈動
圧を受け、外部に放射音が伝搬されることになる。
【0003】かかる放射音を防ぐため、発明協会公開技
報(公開番号93−18993号)に示す消音器の筒状
シェルの構造が知られている(図6,図7)。図におい
て、符号101は消音器本体で、この消音器本体101
は筒状シェル102と、この筒状シェル102の両端を
閉塞する端板103,104とで構成されている。
報(公開番号93−18993号)に示す消音器の筒状
シェルの構造が知られている(図6,図7)。図におい
て、符号101は消音器本体で、この消音器本体101
は筒状シェル102と、この筒状シェル102の両端を
閉塞する端板103,104とで構成されている。
【0004】筒状シェル102はインナシェル105と
アウタシェル106とで構成されている。図示されては
いないが、一般には、インナシェル105の端部とアウ
タシェル106の端部を重ねて端板103,104とと
もにかしめて巻き締めすることにより該端板103,1
04が筒状シェル102の両端に固着される。
アウタシェル106とで構成されている。図示されては
いないが、一般には、インナシェル105の端部とアウ
タシェル106の端部を重ねて端板103,104とと
もにかしめて巻き締めすることにより該端板103,1
04が筒状シェル102の両端に固着される。
【0005】インナシェル105には、図7に示すよう
に、補強手段としてのビード105Aが形成される。そ
して、筒状シェル102内を分割する仕切板108は、
インナシェル105のビード105Aを切り欠いた断面
形状となっており、該筒状シェル102とは固着されて
いない。
に、補強手段としてのビード105Aが形成される。そ
して、筒状シェル102内を分割する仕切板108は、
インナシェル105のビード105Aを切り欠いた断面
形状となっており、該筒状シェル102とは固着されて
いない。
【0006】かかる構造により、筒状シェル102の振
動が緩和され、放射音を防いでいる。
動が緩和され、放射音を防いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
消音器にあっては、筒状シェル102のインナシェル1
05とアウタシェル106の両端部は、端板103,1
04で支持されているが、仕切板108は筒状シェル1
02に固着されていないので、排気ガスの脈動圧で、筒
状シェル102の中央部が振動し易い状態となってい
る。
消音器にあっては、筒状シェル102のインナシェル1
05とアウタシェル106の両端部は、端板103,1
04で支持されているが、仕切板108は筒状シェル1
02に固着されていないので、排気ガスの脈動圧で、筒
状シェル102の中央部が振動し易い状態となってい
る。
【0008】従って、エンジンからの排気ガスの脈動圧
で筒状シェル102が、その両端を支持点として中央部
が外側に拡がるように振動し易く、筒状シェル102か
ら外部へ伝搬する放射音等の異音が高いという問題があ
った。
で筒状シェル102が、その両端を支持点として中央部
が外側に拡がるように振動し易く、筒状シェル102か
ら外部へ伝搬する放射音等の異音が高いという問題があ
った。
【0009】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、消音器本体の剛性を高く
し、筒状シェルから外部へ伝搬される放射音等の異音を
低くすることができる消音器を提供することである。
なされたもので、その目的は、消音器本体の剛性を高く
し、筒状シェルから外部へ伝搬される放射音等の異音を
低くすることができる消音器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インナシェルとアウタシェルからなる筒状シェルと、イ
ンナシェルの端部とアウタシェルの端部とともに巻き締
められた状態で該筒状シェルの両端部をそれぞれ閉塞す
る端板とで構成された消音器本体と、消音器本体の内部
を分割する仕切板とを有してなる消音器において、アウ
タシェルに凹状ビード部が形成され、仕切板にフランジ
が形成され、インナシェルに、アウタシェルの凹状ビー
ド部の少なくとも一部及び仕切板のフランジが接触さ
れ、アウタシェルの凹状ビード部の少なくとも一部及び
インナシェルに仕切板のフランジが溶接接合されている
ことを特徴とする。
インナシェルとアウタシェルからなる筒状シェルと、イ
ンナシェルの端部とアウタシェルの端部とともに巻き締
められた状態で該筒状シェルの両端部をそれぞれ閉塞す
る端板とで構成された消音器本体と、消音器本体の内部
を分割する仕切板とを有してなる消音器において、アウ
タシェルに凹状ビード部が形成され、仕切板にフランジ
が形成され、インナシェルに、アウタシェルの凹状ビー
ド部の少なくとも一部及び仕切板のフランジが接触さ
れ、アウタシェルの凹状ビード部の少なくとも一部及び
インナシェルに仕切板のフランジが溶接接合されている
ことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の消
音器において、凹状ビード部は、格子状に形成されてい
ることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっていることを特徴とする。
音器において、凹状ビード部は、格子状に形成されてい
ることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっていることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の消
音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿って直線
状に形成されていることを特徴とする。
音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿って直線
状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、インナシェル
の外側に所定の空間を介してアウタシェルを配置し、ア
ウタシェルに凹状ビード部を形成しているので、筒状シ
ェルの剛性が向上する。
の外側に所定の空間を介してアウタシェルを配置し、ア
ウタシェルに凹状ビード部を形成しているので、筒状シ
ェルの剛性が向上する。
【0014】その上、アウタシェルの凹状ビード部の少
なくとも一部,インナシェルに仕切板のフランジが溶接
接合されているので、筒状シェルに仕切板が一体化され
る。従って、消音器本体の、仕切板を一体化した筒状シ
ェルの剛性がより向上する。
なくとも一部,インナシェルに仕切板のフランジが溶接
接合されているので、筒状シェルに仕切板が一体化され
る。従って、消音器本体の、仕切板を一体化した筒状シ
ェルの剛性がより向上する。
【0015】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、格子状に形成
されているので、筒状シェルの種々の方向からの剛性が
確保される。
記載の消音器において、凹状ビード部は、格子状に形成
されているので、筒状シェルの種々の方向からの剛性が
確保される。
【0016】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっているので、曲げ応力に対しての
剛性が確保される。
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっているので、曲げ応力に対しての
剛性が確保される。
【0017】請求項4記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿
って直線状に形成されているので、捩じり応力に対して
の剛性が確保される。
記載の消音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿
って直線状に形成されているので、捩じり応力に対して
の剛性が確保される。
【0018】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1ないし図3は本発明の実施例に係わる消音
器を示す。
明する。図1ないし図3は本発明の実施例に係わる消音
器を示す。
【0019】図において、符号1は消音器本体で、この
消音器本体1は筒状シェル2と、この筒状シェル2の両
端を閉塞する端板3,4とで構成されている。筒状シェ
ル2はインナシェル5とアウタシェル6とで構成され、
インナシェル5の外側にアウタシェル6が配置されてい
る。
消音器本体1は筒状シェル2と、この筒状シェル2の両
端を閉塞する端板3,4とで構成されている。筒状シェ
ル2はインナシェル5とアウタシェル6とで構成され、
インナシェル5の外側にアウタシェル6が配置されてい
る。
【0020】インナシェル5の端部5Aとアウタシェル
6の端部6Aとを重ねて端板3,4とともにかしめて巻
き締めすることにより該端板3,4が筒状シェル2に固
着される。図3には端板3と筒状シェル2の巻締部分M
が示されているが、端板4と筒状シェル2の巻締部分
は、巻締部分Mと同様の構造となっている。
6の端部6Aとを重ねて端板3,4とともにかしめて巻
き締めすることにより該端板3,4が筒状シェル2に固
着される。図3には端板3と筒状シェル2の巻締部分M
が示されているが、端板4と筒状シェル2の巻締部分
は、巻締部分Mと同様の構造となっている。
【0021】そして、アウタシェル6には凹状ビード部
7が形成されている。凹状ビード部7は、格子状に形成
され、円周方向に形成された複数の断面円形状の環状ビ
ード8と、環状ビード8に直交して軸線方向に沿って形
成された複数の直線ビード9とから構成されている。従
って、インナシェル5とアウタシェル6の間には、環状
ビード8と直線ビード9の間に位置して複数個の略矩形
形状のブロック空間10が格子状に形成される。
7が形成されている。凹状ビード部7は、格子状に形成
され、円周方向に形成された複数の断面円形状の環状ビ
ード8と、環状ビード8に直交して軸線方向に沿って形
成された複数の直線ビード9とから構成されている。従
って、インナシェル5とアウタシェル6の間には、環状
ビード8と直線ビード9の間に位置して複数個の略矩形
形状のブロック空間10が格子状に形成される。
【0022】消音器本体1の内部は仕切板11,12で
分割され、第1消音室13,第2消音室14,及び第3
消音室15が形成されている。インナシェル5,アウタ
シェル6の凹状ビード部7の環状ビード8の左から2列
目の部分7A及び仕切板11,12のフランジ11A,
12Aを溶接接合することにより、アウタシェル6の凹
状ビード部7の一部,インナシェル5に仕切板11,1
2のフランジ11A,12Aが固着される。これによ
り、筒状シェル2と仕切板11,12が一体化され、筒
状シェル2の中央部分が仕切板11,12で支持され
る。なお、上記の溶接接合の手段として、抵抗溶接また
は炭酸ガスアーク溶接等を用いた栓溶接がある。栓溶接
とは、2以上の金属板材にそれぞれ孔を穿設し、この孔
に炭酸ガスアーク溶接等を施し、孔をビードで埋めるこ
とにより、2以上の金属板材を溶着するものである。
分割され、第1消音室13,第2消音室14,及び第3
消音室15が形成されている。インナシェル5,アウタ
シェル6の凹状ビード部7の環状ビード8の左から2列
目の部分7A及び仕切板11,12のフランジ11A,
12Aを溶接接合することにより、アウタシェル6の凹
状ビード部7の一部,インナシェル5に仕切板11,1
2のフランジ11A,12Aが固着される。これによ
り、筒状シェル2と仕切板11,12が一体化され、筒
状シェル2の中央部分が仕切板11,12で支持され
る。なお、上記の溶接接合の手段として、抵抗溶接また
は炭酸ガスアーク溶接等を用いた栓溶接がある。栓溶接
とは、2以上の金属板材にそれぞれ孔を穿設し、この孔
に炭酸ガスアーク溶接等を施し、孔をビードで埋めるこ
とにより、2以上の金属板材を溶着するものである。
【0023】また、図中、符号16,17は排気導入
管,排気導出管を示す。しかして、本実施例において
は、インナシェル5の外側にアウタシェル6を配置し、
アウタシェル6に凹状ビード部7を形成しているので、
筒状シェルの剛性が向上する。
管,排気導出管を示す。しかして、本実施例において
は、インナシェル5の外側にアウタシェル6を配置し、
アウタシェル6に凹状ビード部7を形成しているので、
筒状シェルの剛性が向上する。
【0024】その上、アウタシェル6の凹状ビード部7
の環状ビード8の2列目の部分8A,インナシェル5に
仕切板11,12のフランジ11A,12Aが固着され
ているので、筒状シェル2に仕切板11,12が一体化
され、筒状シェル2は端部2点支持を含む4点支持とな
る。従って、消音器本体1の、仕切板11,12を一体
化した筒状シェル2の剛性がより向上する。
の環状ビード8の2列目の部分8A,インナシェル5に
仕切板11,12のフランジ11A,12Aが固着され
ているので、筒状シェル2に仕切板11,12が一体化
され、筒状シェル2は端部2点支持を含む4点支持とな
る。従って、消音器本体1の、仕切板11,12を一体
化した筒状シェル2の剛性がより向上する。
【0025】また、凹状ビード部7は、格子状に形成さ
れているので、筒状シェル2の種々の方向からの剛性が
確保される。以上の如き構成によれば、インナシェル5
の外側にアウタシェル6が配置され、アウタシェル6に
凹状ビード部7を形成しているので、筒状シェル2の剛
性を向上させ、筒状シェル2から外部への放射音を低減
させることができる。
れているので、筒状シェル2の種々の方向からの剛性が
確保される。以上の如き構成によれば、インナシェル5
の外側にアウタシェル6が配置され、アウタシェル6に
凹状ビード部7を形成しているので、筒状シェル2の剛
性を向上させ、筒状シェル2から外部への放射音を低減
させることができる。
【0026】その上、アウタシェル6の凹状ビード部
7,インナシェル5に仕切板11,12のフランジ11
A,12Aが固着されているので、筒状シェル2に仕切
板11,12が一体化される。従って、筒状シェル2が
3点支持以上(従来は2点支持)になり、消音器本体1
の仕切板11,12が一体化された筒状シェル2の剛性
をより向上させ、筒状シェル2から外部への放射音の低
減効果を顕著にできる。
7,インナシェル5に仕切板11,12のフランジ11
A,12Aが固着されているので、筒状シェル2に仕切
板11,12が一体化される。従って、筒状シェル2が
3点支持以上(従来は2点支持)になり、消音器本体1
の仕切板11,12が一体化された筒状シェル2の剛性
をより向上させ、筒状シェル2から外部への放射音の低
減効果を顕著にできる。
【0027】また、凹状ビード部7は、格子状に形成さ
れているので、筒状シェル2の種々の方向からの剛性を
確保できる。さらに、従来は筒状シェルを補強するの
に、インナシェルの側に補強を施しているが、本実施例
では、アウタシェル6の側に凹状ビード部7を施してい
るので、排気ガスの空気抵抗を少なくできる。
れているので、筒状シェル2の種々の方向からの剛性を
確保できる。さらに、従来は筒状シェルを補強するの
に、インナシェルの側に補強を施しているが、本実施例
では、アウタシェル6の側に凹状ビード部7を施してい
るので、排気ガスの空気抵抗を少なくできる。
【0028】そして、消音器本体1の内部の断面積が増
加するため、消音効果がアップする。なお、本実施例に
おいては、凹状ビード部7の環状ビード8の数は複数に
なっているが、環状ビード8,直線ビード9の数を1個
にすることもできる。
加するため、消音効果がアップする。なお、本実施例に
おいては、凹状ビード部7の環状ビード8の数は複数に
なっているが、環状ビード8,直線ビード9の数を1個
にすることもできる。
【0029】また、本実施例においては、凹状ビード部
は、格子状に形成されているが、図4に示すように、凹
状ビード部21を、円周方向に沿って断面円形状にする
ことができ、曲げ応力に対しての剛性を確保できる。
は、格子状に形成されているが、図4に示すように、凹
状ビード部21を、円周方向に沿って断面円形状にする
ことができ、曲げ応力に対しての剛性を確保できる。
【0030】さらに、本実施例においては、凹状ビード
部は、格子状に形成されているが、図5に示すように、
凹状ビード部22を、軸線方向に沿って直線状に形成す
ることができ、捩じり応力に対しての剛性を確保でき
る。
部は、格子状に形成されているが、図5に示すように、
凹状ビード部22を、軸線方向に沿って直線状に形成す
ることができ、捩じり応力に対しての剛性を確保でき
る。
【0031】そして、本実施例においては、仕切板の数
は2個になっているが、1個でも良く、また、3個以上
にすることもできる。仕切板の数が多くなるに従って、
消音器本体の、仕切板を一体化した筒状シェルの剛性を
向上させることができる。
は2個になっているが、1個でも良く、また、3個以上
にすることもできる。仕切板の数が多くなるに従って、
消音器本体の、仕切板を一体化した筒状シェルの剛性を
向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明においては、インナシェルの外側にアウタシェルを配
置し、アウタシェルに凹状ビード部を形成しているの
で、筒状シェルの剛性を向上させ、筒状シェルから外部
への放射音を低減させることができる。
明においては、インナシェルの外側にアウタシェルを配
置し、アウタシェルに凹状ビード部を形成しているの
で、筒状シェルの剛性を向上させ、筒状シェルから外部
への放射音を低減させることができる。
【0033】その上、アウタシェルの凹状ビード部の少
なくとも一部,インナシェルに仕切板のフランジが溶接
接合されているので、筒状シェルに仕切板が一体化され
る。従って、筒状シェルが3点支持以上になり、消音器
本体の、仕切板で一体に支持された筒状シェルの剛性を
より向上させ、筒状シェルから外部への放射音の低減効
果を顕著にできる。
なくとも一部,インナシェルに仕切板のフランジが溶接
接合されているので、筒状シェルに仕切板が一体化され
る。従って、筒状シェルが3点支持以上になり、消音器
本体の、仕切板で一体に支持された筒状シェルの剛性を
より向上させ、筒状シェルから外部への放射音の低減効
果を顕著にできる。
【0034】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、格子状に形成
されているので、筒状シェルの種々の方向からの剛性を
確保できる。
記載の消音器において、凹状ビード部は、格子状に形成
されているので、筒状シェルの種々の方向からの剛性を
確保できる。
【0035】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっているので、曲げ応力に対しての
剛性を確保できる。
記載の消音器において、凹状ビード部は、円周方向に沿
って断面円形状となっているので、曲げ応力に対しての
剛性を確保できる。
【0036】請求項4記載の発明においては、請求項1
記載の消音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿
って直線状に形成されているので、捩じり応力に対して
の剛性を確保できる。
記載の消音器において、凹状ビード部は、軸線方向に沿
って直線状に形成されているので、捩じり応力に対して
の剛性を確保できる。
【図1】本発明の実施例に係わる消音器の側面図であ
る。
る。
【図2】図1のI−I断面矢視図である。
【図3】図1の端板と筒状シェルを示す縦拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】凹状ビード部の第1変形例を示す消音器の側面
図である。
図である。
【図5】凹状ビード部の第2変形例を示す消音器の側面
図である。
図である。
【図6】従来における消音器の側面図である。
【図7】同消音器の筒状シェルの断面を示す斜視図であ
る。
る。
1 消音器本体 2 筒状シェル 3 端板 4 端板 5 インナシェル 5A 端部 6 アウタシェル 6A 端部 7 凹状ビード部 8A 2列目の部分 11 仕切板 11A フランジ 12 仕切板 12A フランジ
Claims (4)
- 【請求項1】 インナシェル(5)とアウタシェル
(6)からなる筒状シェル(2)と、インナシェル
(5)の端部(5A)とアウタシェル(6)の端部(6
A)とともに巻き締められた状態で該筒状シェル(2)
の両端部をそれぞれ閉塞する端板(3,4)とで構成さ
れた消音器本体(1)と、 消音器本体(1)の内部を分割する仕切板(11,1
2)とを有してなる消音器において、 アウタシェル(6)に凹状ビード部(7)が形成され、 仕切板(11,12)にフランジ(11A,12A)が
形成され、 インナシェル(5)に、アウタシェル(6)の凹状ビー
ド部(7)の少なくとも一部及び仕切板(11,12)
のフランジ(11A,12A)が接触され、 アウタシェル(6)の凹状ビード部(7)の少なくとも
一部及びインナシェル(5)に仕切板(11,12)の
フランジ(11A,12A)が溶接接合されていること
を特徴とする消音器。 - 【請求項2】 凹状ビード部(7)は、格子状に形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の消音器。 - 【請求項3】 凹状ビード部(21)は、円周方向に沿
って断面円形状となっていることを特徴とする請求項1
記載の消音器。 - 【請求項4】 凹状ビード部(22)は、軸線方向に沿
って直線状に形成されていることを特徴とする請求項1
記載の消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 1994-03-28 JP JP5727694A patent/JPH07259531A/ja active Pending
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