JPH0681627A - エンジン用排気消音器 - Google Patents
エンジン用排気消音器Info
- Publication number
- JPH0681627A JPH0681627A JP23546392A JP23546392A JPH0681627A JP H0681627 A JPH0681627 A JP H0681627A JP 23546392 A JP23546392 A JP 23546392A JP 23546392 A JP23546392 A JP 23546392A JP H0681627 A JPH0681627 A JP H0681627A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner pipe
- pipe
- exhaust
- engine
- exhaust gas
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気消音器の限られた長さの範囲内で消音性
能を向上させる。 【構成】 インナパイプ２と、このインナパイプ２を囲
繞してそれとの間に消音室を画成するアウタパイプ３と
からなり、インナパイプ２に多数の通孔７を穿設した排
気消音器において、角形パイプを適当角度捩じってイン
ナパイプ２を構成し、このインナパイプ２内で排ガスが
旋回流を生じるようにした。
能を向上させる。 【構成】 インナパイプ２と、このインナパイプ２を囲
繞してそれとの間に消音室を画成するアウタパイプ３と
からなり、インナパイプ２に多数の通孔７を穿設した排
気消音器において、角形パイプを適当角度捩じってイン
ナパイプ２を構成し、このインナパイプ２内で排ガスが
旋回流を生じるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、自動二輪車等
に用いられるエンジン用排気消音器、特に、エンジンの
排気管に連なるインナパイプと、このインナパイプを囲
繞してそれとの間に消音室を画成するアウタパイプとか
らなり、インナパイプには、その内部を消音室に連通す
る多数の通孔を穿設したものゝ改良に関する。
に用いられるエンジン用排気消音器、特に、エンジンの
排気管に連なるインナパイプと、このインナパイプを囲
繞してそれとの間に消音室を画成するアウタパイプとか
らなり、インナパイプには、その内部を消音室に連通す
る多数の通孔を穿設したものゝ改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の排気消音器では、インナ
パイプが円筒形をなしており、消音効果を高めるには、
排気消音器を可及的に長く形成している。
パイプが円筒形をなしており、消音効果を高めるには、
排気消音器を可及的に長く形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気消
音器の全長を長くしようとしても、排気消音器の設置ス
ペース等の関係から自ずから限界があり、したがって所
望の消音効果を得ることが困難な場合がある。
音器の全長を長くしようとしても、排気消音器の設置ス
ペース等の関係から自ずから限界があり、したがって所
望の消音効果を得ることが困難な場合がある。
【０００４】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、限られた全長の範囲で消音効果を高めることがで
きる前記排気消音器を提供することを目的とする。
ので、限られた全長の範囲で消音効果を高めることがで
きる前記排気消音器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、凹面を内方へ向けた複数条の溝状壁を周
方向に連ねてインナパイプを構成すると共に、各溝状壁
を螺旋状に形成したことを特徴とする。
に、本発明は、凹面を内方へ向けた複数条の溝状壁を周
方向に連ねてインナパイプを構成すると共に、各溝状壁
を螺旋状に形成したことを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
明する。
【０００７】先ず、図１ないし図４に示す本発明の第１
実施例より説明する。図１において、１は自動車のエン
ジン用消音器を示し、それはインナパイプ２と、このイ
ンナパイプ２を囲繞すると共に、両端がインナパイプ２
の両端外周に気密に溶接されるアウタパイプ３と、イン
ナパイプ２の両端部に嵌合して溶接される一対のエンド
パイプ４，５から構成され、これらエンドパイプ４，５
にエンジンの排気管（図示せず）の上流側及び下流側が
それぞれ接続される。
実施例より説明する。図１において、１は自動車のエン
ジン用消音器を示し、それはインナパイプ２と、このイ
ンナパイプ２を囲繞すると共に、両端がインナパイプ２
の両端外周に気密に溶接されるアウタパイプ３と、イン
ナパイプ２の両端部に嵌合して溶接される一対のエンド
パイプ４，５から構成され、これらエンドパイプ４，５
にエンジンの排気管（図示せず）の上流側及び下流側が
それぞれ接続される。
【０００８】図２ないし図４に示すように、インナパイ
プ２は、両端部を除いて、凹面を内方へ向けた断面Ｖ字
状の４条の溝状壁６，６‥を周方向に連ねて構成される
と共に、各溝状壁６は同一方向に捩じれた螺旋状に形成
される。このような構造のインナパイプ２は、角形パイ
プを適当角度捩じることにより成形される。このインナ
パイプ２の周壁には多数の通孔７，７…が穿設される。
プ２は、両端部を除いて、凹面を内方へ向けた断面Ｖ字
状の４条の溝状壁６，６‥を周方向に連ねて構成される
と共に、各溝状壁６は同一方向に捩じれた螺旋状に形成
される。このような構造のインナパイプ２は、角形パイ
プを適当角度捩じることにより成形される。このインナ
パイプ２の周壁には多数の通孔７，７…が穿設される。
【０００９】またアウタパイプ３は全長に亘り円筒状を
なしていてインナパイプ２との間に消音室８を画成し、
この消音室８は前記通孔７，７…を介してインナパイプ
２内と連通する。さらにアウタパイプ３には、インナパ
イプ２に嵌合する複数の環状ビード９，９…が軸方向等
間隔を置いて外側方から凹入形成される。而して、これ
ら環状ビード９，９…により消音室８は複数の小室８
ａ，８ａ…に区画されると共に、各環状ビード９とイン
ナパイプ２との間に形成される三日月状の絞り部８ｂを
介して小室８ａ，８ａ…が相互に連通される。
なしていてインナパイプ２との間に消音室８を画成し、
この消音室８は前記通孔７，７…を介してインナパイプ
２内と連通する。さらにアウタパイプ３には、インナパ
イプ２に嵌合する複数の環状ビード９，９…が軸方向等
間隔を置いて外側方から凹入形成される。而して、これ
ら環状ビード９，９…により消音室８は複数の小室８
ａ，８ａ…に区画されると共に、各環状ビード９とイン
ナパイプ２との間に形成される三日月状の絞り部８ｂを
介して小室８ａ，８ａ…が相互に連通される。
【００１０】次にこの実施例の作用について説明する。
【００１１】図１に矢印で示すように、エンジンの排ガ
スが一方のエンドパイプ４からインナパイプ２に流入す
ると、該パイプ２を構成する４条の溝状壁６，６‥が螺
旋を描いているので、各溝状壁６の螺旋状凹面に誘導さ
れて排ガスは高速の旋回流を生じながら他方のエンドパ
イプ５に向って流れる。その結果、排ガスがインナパイ
プを直線状に流れる従来のものに比し、インナパイプ２
における排ガスの滞留時間が長くなり、しかもその旋回
流により生じる遠心力により排ガスはインナパイプ２の
内面に押しつけられるため、高圧のガスは通孔７，７…
を通して消音室８の各小室８ａへ効果的に流出し、膨脹
して減衰される。
スが一方のエンドパイプ４からインナパイプ２に流入す
ると、該パイプ２を構成する４条の溝状壁６，６‥が螺
旋を描いているので、各溝状壁６の螺旋状凹面に誘導さ
れて排ガスは高速の旋回流を生じながら他方のエンドパ
イプ５に向って流れる。その結果、排ガスがインナパイ
プを直線状に流れる従来のものに比し、インナパイプ２
における排ガスの滞留時間が長くなり、しかもその旋回
流により生じる遠心力により排ガスはインナパイプ２の
内面に押しつけられるため、高圧のガスは通孔７，７…
を通して消音室８の各小室８ａへ効果的に流出し、膨脹
して減衰される。
【００１２】そして更に消音室８の各小室８ａへ出た排
ガスは、絞り部８ｂを通って下流側の小室８ａへと順次
移りながら膨脹を繰返して更に減衰される。かくして、
排気消音器１の限られた長さの範囲内で排ガスはそのエ
ネルギを効果的に減衰され、即ち消音される。そして消
音室８で減圧した排ガスは下流側の小室８ａから通孔７
を経て再びインナパイプ２に戻り、インナパイプ２内の
排ガスの旋回流に伴われて他方のエンドパイプ５から排
気管の下流側へと流出する。
ガスは、絞り部８ｂを通って下流側の小室８ａへと順次
移りながら膨脹を繰返して更に減衰される。かくして、
排気消音器１の限られた長さの範囲内で排ガスはそのエ
ネルギを効果的に減衰され、即ち消音される。そして消
音室８で減圧した排ガスは下流側の小室８ａから通孔７
を経て再びインナパイプ２に戻り、インナパイプ２内の
排ガスの旋回流に伴われて他方のエンドパイプ５から排
気管の下流側へと流出する。
【００１３】図５及び図６は本発明の第２実施例を示す
もので、インナパイプ２において、螺旋状に延びる３条
の溝状壁６‥を断面半円形に形成した点を除けば前実施
例と同様の構成であり、図中、前実施例と対応する部分
にはそれと同一の符号を付す。
もので、インナパイプ２において、螺旋状に延びる３条
の溝状壁６‥を断面半円形に形成した点を除けば前実施
例と同様の構成であり、図中、前実施例と対応する部分
にはそれと同一の符号を付す。
【００１４】この実施例によれば、上記実施例と同様の
作用効果が得られる上、半円形断面の溝状壁６の採用に
より、該溝状壁６の有効流路断面積を比較的大きく設定
することが可能となって排気抵抗の減少にも寄与し得
る。
作用効果が得られる上、半円形断面の溝状壁６の採用に
より、該溝状壁６の有効流路断面積を比較的大きく設定
することが可能となって排気抵抗の減少にも寄与し得
る。
【００１５】尚、本発明は、特許請求の範囲に記載され
た要旨を逸脱することなく、種々の設計変更が可能であ
り、例えば消音室８にはスチールウール、グラスウール
等の吸音材を充填することもできる。またインナパイプ
２の溝状壁６の条数は問わない。
た要旨を逸脱することなく、種々の設計変更が可能であ
り、例えば消音室８にはスチールウール、グラスウール
等の吸音材を充填することもできる。またインナパイプ
２の溝状壁６の条数は問わない。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、凹面を内
方へ向けた複数条の溝状壁を周方向に連ねてインナパイ
プを構成すると共に、各溝状壁を螺旋状に形成したの
で、インナパイプを流れる排ガスは、旋回流を生じるこ
とによりインナパイプでの滞留時間が長くなり、しかも
旋回流に伴い生じる遠心力の作用で高圧の排ガスを消音
室へ効果的に流出させることができ、その結果、排気消
音器の限られた長さの範囲内で消音効果を高めることが
でき、排気消音器の性能向上とコンパクト化に寄与し得
る。
方へ向けた複数条の溝状壁を周方向に連ねてインナパイ
プを構成すると共に、各溝状壁を螺旋状に形成したの
で、インナパイプを流れる排ガスは、旋回流を生じるこ
とによりインナパイプでの滞留時間が長くなり、しかも
旋回流に伴い生じる遠心力の作用で高圧の排ガスを消音
室へ効果的に流出させることができ、その結果、排気消
音器の限られた長さの範囲内で消音効果を高めることが
でき、排気消音器の性能向上とコンパクト化に寄与し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例の要部を縦断した側面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】図１の３−３線断面図
【図４】インナパイプの斜視図
【図５】本発明の第２実施例を示す、図４と同様の斜視
図
図
【図６】図５の６−６線断面図
１ 排気消音器 ２ インナパイプ ３ アウタパイプ ６ 溝状壁 ７ 通孔 ８ 消音室
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンの排気管に連なるインナパイプ
（２）と、このインナパイプ（２）を囲繞してそれとの
間に消音室（８）を画成するアウタパイプ（３）とから
なり、インナパイプ（２）には、その内部を消音室
（８）に連通する多数の通孔（７）を穿設したエンジン
用排気消音器において、 凹面を内方へ向けた複数条の溝状壁（６）を周方向に連
ねてインナパイプ（２）を構成すると共に、各溝状壁
（６）を螺旋状に形成したことを特徴とする、エンジン
用排気消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23546392A JPH0681627A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エンジン用排気消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23546392A JPH0681627A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エンジン用排気消音器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681627A true JPH0681627A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16986469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23546392A Pending JPH0681627A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | エンジン用排気消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681627A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4928000A (en) * | 1986-10-20 | 1990-05-22 | David Eglise | Method and apparatus for communication for a data-storing token |
| JPH09177539A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-08 | Kazuhiko Ida | マフラー |
| US6799423B2 (en) * | 2002-01-24 | 2004-10-05 | David L. Piekarski | Adjustable exhaust system for internal combustion engine |
| US7364011B2 (en) * | 2002-04-05 | 2008-04-29 | Martin Hirschorn | Attenuating power booster |
| CN103671281A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-03-26 | 曹莹莹 | 一种鼓风机出口管道式消声器 |
| JP2018128180A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 株式会社デンソー | 冷媒配管および冷凍サイクル装置 |
| CN108970401A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-11 | 四川省顺洁清洁汽车设备制造有限公司 | 在机动车尾气环保检测过程中对废气进行净化处理的装置 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23546392A patent/JPH0681627A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4928000A (en) * | 1986-10-20 | 1990-05-22 | David Eglise | Method and apparatus for communication for a data-storing token |
| JPH09177539A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-08 | Kazuhiko Ida | マフラー |
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| JP2018128180A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 株式会社デンソー | 冷媒配管および冷凍サイクル装置 |
| CN110249189A (zh) * | 2017-02-07 | 2019-09-17 | 株式会社电装 | 制冷剂配管和制冷循环装置 |
| CN108970401A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-11 | 四川省顺洁清洁汽车设备制造有限公司 | 在机动车尾气环保检测过程中对废气进行净化处理的装置 |
| CN108970401B (zh) * | 2018-09-11 | 2024-05-03 | 四川省顺洁清洁汽车设备制造有限公司 | 在机动车尾气环保检测过程中对废气进行净化处理的装置 |
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