JPH10252445A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
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- JPH10252445A JPH10252445A JP9052877A JP5287797A JPH10252445A JP H10252445 A JPH10252445 A JP H10252445A JP 9052877 A JP9052877 A JP 9052877A JP 5287797 A JP5287797 A JP 5287797A JP H10252445 A JPH10252445 A JP H10252445A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion chamber
- pipe
- porous partition
- porous
- muffler
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/08—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
- F01N1/089—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling using two or more expansion chambers in series
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2490/00—Structure, disposition or shape of gas-chambers
- F01N2490/02—Two or more expansion chambers in series connected by means of tubes
- F01N2490/04—Two or more expansion chambers in series connected by means of tubes the gases flowing longitudinally from inlet to outlet only in one direction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】多孔隔壁を有するマフラーを小型化する。
【解決手段】マフラー内を第1膨張室7、第2膨張室
8、第3膨張室9、第4膨張室10に区画し、さらに、
第3膨張室9内を縦割りする第1多孔隔壁15を設けて
第5膨張室17を区画する。同様に、第1膨張室7内に
も第2多孔隔壁23を設け,第6膨張室25を区画す
る。第1多孔隔壁15及び第2多孔隔壁23には全体に
小孔16及び小孔24を設ける。排気管と連通する第1
導入管11を第5膨張室17内へ延ばして連通させつつ
第1多孔隔壁15を通して第3膨張室9内へ膨張させ、
第2連通管31から、第4膨張室10内の膨張を経て第
1テールパイプ32から大気へ排出する。同様に、第2
導入管20を第6膨張室25内へ膨張させつつ第2多孔
隔壁23から第1膨張室7で膨張させ、第1連通管30
を介して第2膨張室8で再膨張後、第2テールパイプ3
3から大気へ排出する。第1多孔隔壁15及び第2多孔
隔壁23はそれぞれ第1導入管11及び第2導入管20
の周囲をマフラーの中心方向へ凸に湾曲する曲面で囲ん
でいる。
8、第3膨張室9、第4膨張室10に区画し、さらに、
第3膨張室9内を縦割りする第1多孔隔壁15を設けて
第5膨張室17を区画する。同様に、第1膨張室7内に
も第2多孔隔壁23を設け,第6膨張室25を区画す
る。第1多孔隔壁15及び第2多孔隔壁23には全体に
小孔16及び小孔24を設ける。排気管と連通する第1
導入管11を第5膨張室17内へ延ばして連通させつつ
第1多孔隔壁15を通して第3膨張室9内へ膨張させ、
第2連通管31から、第4膨張室10内の膨張を経て第
1テールパイプ32から大気へ排出する。同様に、第2
導入管20を第6膨張室25内へ膨張させつつ第2多孔
隔壁23から第1膨張室7で膨張させ、第1連通管30
を介して第2膨張室8で再膨張後、第2テールパイプ3
3から大気へ排出する。第1多孔隔壁15及び第2多孔
隔壁23はそれぞれ第1導入管11及び第2導入管20
の周囲をマフラーの中心方向へ凸に湾曲する曲面で囲ん
でいる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関のマフ
ラー内に多孔隔壁を設けた消音装置に関する。
ラー内に多孔隔壁を設けた消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭56−83622号には、マフラ
ー内を複数の隔壁で仕切ることにより、長さ方向へ複数
の膨張室を形成し、各膨張室間を連通管で連通するとと
もに、排気管に連なる導入管の出口近傍に多孔隔壁を設
けた消音装置が示されている。
ー内を複数の隔壁で仕切ることにより、長さ方向へ複数
の膨張室を形成し、各膨張室間を連通管で連通するとと
もに、排気管に連なる導入管の出口近傍に多孔隔壁を設
けた消音装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導入管の出
口と多孔隔壁との間の距離がある程度確保できないと排
気効率に影響がでるが、前記多孔隔壁は導入管の軸線と
直角に配設されているため、導入管の出口を一定距離以
上多孔隔壁へ接近させることができず、その結果、マフ
ラー全体が大型化してしまいがちである。
口と多孔隔壁との間の距離がある程度確保できないと排
気効率に影響がでるが、前記多孔隔壁は導入管の軸線と
直角に配設されているため、導入管の出口を一定距離以
上多孔隔壁へ接近させることができず、その結果、マフ
ラー全体が大型化してしまいがちである。
【0004】また、導入管と連通管がオーバーラップす
る場合には、導入管と連通管の間に多孔隔壁を配設する
ため、多孔隔壁を屈曲させなければならず、その結果、
多孔隔壁の形状が複雑化してしまう。
る場合には、導入管と連通管の間に多孔隔壁を配設する
ため、多孔隔壁を屈曲させなければならず、その結果、
多孔隔壁の形状が複雑化してしまう。
【0005】さらに、多孔隔壁に近接又は貫通する導入
管や連通管が複数ある場合、多孔隔壁上で各管の延長上
位置は小孔の形成を避けなければならないので、導入管
や連通管の数が多くなる程、多孔隔壁に形成される小孔
を形成できる範囲が制限され、小孔の開口面積が少なく
なってしまう。
管や連通管が複数ある場合、多孔隔壁上で各管の延長上
位置は小孔の形成を避けなければならないので、導入管
や連通管の数が多くなる程、多孔隔壁に形成される小孔
を形成できる範囲が制限され、小孔の開口面積が少なく
なってしまう。
【0006】しかし、上記各問題点を同時に解決しよう
とすれば、マフラー内の構造が複雑化し、多孔隔壁並び
に導入管、連通管及び隔壁に関するレイアウトの自由度
が著しく制限されることになる。
とすれば、マフラー内の構造が複雑化し、多孔隔壁並び
に導入管、連通管及び隔壁に関するレイアウトの自由度
が著しく制限されることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る消音装置は、内燃機関の排気管に連なる
マフラーを備え、このマフラー内を隔壁で仕切ることに
より複数の膨張室を設け、この膨張室間を連通管で連通
するとともに、排気管に連続する導入管の出口近傍に多
孔隔壁を配した消音装置において、前記多孔隔壁を導入
管と略平行に前記膨張室内へ設けたことを特徴とする。
本願発明に係る消音装置は、内燃機関の排気管に連なる
マフラーを備え、このマフラー内を隔壁で仕切ることに
より複数の膨張室を設け、この膨張室間を連通管で連通
するとともに、排気管に連続する導入管の出口近傍に多
孔隔壁を配した消音装置において、前記多孔隔壁を導入
管と略平行に前記膨張室内へ設けたことを特徴とする。
【0008】このとき、前記多孔隔壁を前記導入管の外
周部周囲を囲むように設けることができる。
周部周囲を囲むように設けることができる。
【0009】さらにこの場合、前記多孔隔壁をマフラー
の中心側へ向かって凸に湾曲させることもできる。
の中心側へ向かって凸に湾曲させることもできる。
【0010】
【発明の効果】多孔隔壁を導入管と平行に膨張室内へ設
けたので、マフラーの横断方向において、多孔隔壁によ
り膨張室内をさらに複数の小室に区画することになる
(以下、この区画形式を縦割り、多孔隔壁の配設形式を
縦置きという)。
けたので、マフラーの横断方向において、多孔隔壁によ
り膨張室内をさらに複数の小室に区画することになる
(以下、この区画形式を縦割り、多孔隔壁の配設形式を
縦置きという)。
【0011】このため、導入管の軸線延長方向におい
て、導入管の出口と所定以上の距離を保って多孔隔壁を
配設する必要がなくなり、それだけマフラー全体を短く
して小型化できる。
て、導入管の出口と所定以上の距離を保って多孔隔壁を
配設する必要がなくなり、それだけマフラー全体を短く
して小型化できる。
【0012】また、多孔隔壁を導入管と平行に配設する
だけなので、多孔隔壁の形状を簡単にでき、例え導入管
と連通管がオーバーラップする場合であっても、多孔隔
壁を複雑形状にする必要がない。
だけなので、多孔隔壁の形状を簡単にでき、例え導入管
と連通管がオーバーラップする場合であっても、多孔隔
壁を複雑形状にする必要がない。
【0013】しかも、多孔隔壁を導入管や連通管が貫通
したり、これらの延長上に多孔隔壁が位置することがな
いので、多孔隔壁の略全体に小孔を形成することがで
き、小孔全体による開口面積を十分に確保できる。
したり、これらの延長上に多孔隔壁が位置することがな
いので、多孔隔壁の略全体に小孔を形成することがで
き、小孔全体による開口面積を十分に確保できる。
【0014】したがって、前記各問題点を同時に解決で
きるにもかかわらず、マフラー内の構造が簡単化し、多
孔隔壁並びに導入管、連通管及び隔壁に関するレイアウ
トの制限が少なくなるので、マフラー内部構造における
構成部品のレイアウトに関する自由度も高まる。
きるにもかかわらず、マフラー内の構造が簡単化し、多
孔隔壁並びに導入管、連通管及び隔壁に関するレイアウ
トの制限が少なくなるので、マフラー内部構造における
構成部品のレイアウトに関する自由度も高まる。
【0015】さらに、導入管を囲むように多孔隔壁を設
ければ、多孔隔壁を比較的小さくできる。しかも、導入
管や連通管等が複数近傍に存在して配設スペースに制約
がある場合でも比較的容易に配設できる。
ければ、多孔隔壁を比較的小さくできる。しかも、導入
管や連通管等が複数近傍に存在して配設スペースに制約
がある場合でも比較的容易に配設できる。
【0016】そのうえ、多孔隔壁をマフラーの中心方向
へ凸の湾曲形状にすれば、多孔隔壁をさらに小さくで
き、多孔隔壁で囲まれる空間を可及的に小さくできる。
しかも、湾曲させることにより、狭いスペースにおける
配設がさらに容易になるとともに、剛性が高まるので防
振性も向上する。
へ凸の湾曲形状にすれば、多孔隔壁をさらに小さくで
き、多孔隔壁で囲まれる空間を可及的に小さくできる。
しかも、湾曲させることにより、狭いスペースにおける
配設がさらに容易になるとともに、剛性が高まるので防
振性も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は自動2輪車用マフラーの長
さ方向に沿った縦割り断面図で示す模式図であり、図2
はその具体的製品の同様断面図、図3は図2の3−3線
拡大断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は
図2の5−5線拡大断面図、図6は多孔隔壁の展開図で
ある。
さ方向に沿った縦割り断面図で示す模式図であり、図2
はその具体的製品の同様断面図、図3は図2の3−3線
拡大断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は
図2の5−5線拡大断面図、図6は多孔隔壁の展開図で
ある。
【0018】これらの図において、マフラーは円筒状の
ケース1と、その前端に設けられたフロントキャップ2
と、後端に設けられたエンドキャップ3を備え、内部
は、隔壁4、5及び6により上流側から下流側に向かっ
て第1膨張室7、第2膨張室8、第3膨張室9及び第4
膨張室10が順に形成されている。
ケース1と、その前端に設けられたフロントキャップ2
と、後端に設けられたエンドキャップ3を備え、内部
は、隔壁4、5及び6により上流側から下流側に向かっ
て第1膨張室7、第2膨張室8、第3膨張室9及び第4
膨張室10が順に形成されている。
【0019】図示しない排気管に接続する第1導入管1
1がフロントキャップ2、隔壁4及び隔壁5を貫き、隔
壁5より下流側部分である端部12が第3膨張室9内へ
入り、その出口部13が第3膨張室9内へ開放されてい
る。
1がフロントキャップ2、隔壁4及び隔壁5を貫き、隔
壁5より下流側部分である端部12が第3膨張室9内へ
入り、その出口部13が第3膨張室9内へ開放されてい
る。
【0020】第1導入管11の端部12は、周壁部に多
数の小孔14が形成され、さらにこの端部12と略平行
に第1多孔隔壁15が配設され、第3膨張室9内に第1
導入管11を囲む第5膨張室17が区画されている。
数の小孔14が形成され、さらにこの端部12と略平行
に第1多孔隔壁15が配設され、第3膨張室9内に第1
導入管11を囲む第5膨張室17が区画されている。
【0021】第1多孔隔壁15は、前後の隔壁5と6間
を連結して配設され、その面全体に多数の小孔16が形
成されるとともに、第1導入管11の軸線方向における
両端を隔壁5と隔壁6へ連結されている。
を連結して配設され、その面全体に多数の小孔16が形
成されるとともに、第1導入管11の軸線方向における
両端を隔壁5と隔壁6へ連結されている。
【0022】また、第1膨張室7内には、フロントキャ
ップ2を貫通して別の排気管に接続する第2導入管20
が設けられ、その出口21は隔壁4の上流側に位置し、
周壁には多数の小孔22が形成されている。
ップ2を貫通して別の排気管に接続する第2導入管20
が設けられ、その出口21は隔壁4の上流側に位置し、
周壁には多数の小孔22が形成されている。
【0023】この第2導入管20と略平行する第2多孔
隔壁23が第1膨張室7内へ配設され、全面に小孔24
が形成されるとともに、両端をフロントキャップ2と隔
壁4へ連結することにより、第1膨張室7内に第2導入
管20を囲む第6膨張室25を区画されている。
隔壁23が第1膨張室7内へ配設され、全面に小孔24
が形成されるとともに、両端をフロントキャップ2と隔
壁4へ連結することにより、第1膨張室7内に第2導入
管20を囲む第6膨張室25を区画されている。
【0024】第1膨張室7と第2膨張室8は隔壁4を貫
通する第1連通管30で連通され、第3膨張室9と第4
膨張室10は隔壁6を貫通する第2連通管31で連通さ
れている。
通する第1連通管30で連通され、第3膨張室9と第4
膨張室10は隔壁6を貫通する第2連通管31で連通さ
れている。
【0025】さらに、第4膨張室10と大気がエンドキ
ャップ3を貫通する第1テールパイプ32で連通され、
同様に、第2膨張室8と大気が隔壁5、隔壁6及びエン
ドキャップ3を貫通する第2テールパイプ33で連通さ
れている。
ャップ3を貫通する第1テールパイプ32で連通され、
同様に、第2膨張室8と大気が隔壁5、隔壁6及びエン
ドキャップ3を貫通する第2テールパイプ33で連通さ
れている。
【0026】また、第1テールパイプ32及び第2テー
ルパイプ33の各第4膨張室10内部分周囲には、消音
部材34、35がそれぞれ取付けられている。
ルパイプ33の各第4膨張室10内部分周囲には、消音
部材34、35がそれぞれ取付けられている。
【0027】図2に明らかなように、第1テールパイプ
32の上流側端部にはキャップ36で閉塞され、その近
傍の周壁部に小孔37が形成されている。また、消音部
材34で覆われた部分にも小孔38が形成されている。
32の上流側端部にはキャップ36で閉塞され、その近
傍の周壁部に小孔37が形成されている。また、消音部
材34で覆われた部分にも小孔38が形成されている。
【0028】さらに、第2テールパイプ33の第2膨張
室8内に臨む上流側端部もキャップ40で閉塞され、そ
の近傍の周壁部に小孔41が形成され、消音部材35で
覆われた部分にも小孔42が形成されている。
室8内に臨む上流側端部もキャップ40で閉塞され、そ
の近傍の周壁部に小孔41が形成され、消音部材35で
覆われた部分にも小孔42が形成されている。
【0029】図3に明らかなように、第2多孔隔壁23
は第2導入管20を囲んで、ケース1の中心側へ凸に湾
曲する略かまぼこ状をなし、フロントキャップ2及び隔
壁4へ当接部で溶接されている(図4参照)。
は第2導入管20を囲んで、ケース1の中心側へ凸に湾
曲する略かまぼこ状をなし、フロントキャップ2及び隔
壁4へ当接部で溶接されている(図4参照)。
【0030】図4に明らかなように、第1連通管30は
第1導入管11とブラケット45で連結されている。
第1導入管11とブラケット45で連結されている。
【0031】図5に明らかなように、第1多孔隔壁15
も第2多孔隔壁23と同形状であり、両端を隔壁6及び
隔壁5へ当接部で溶接されている。
も第2多孔隔壁23と同形状であり、両端を隔壁6及び
隔壁5へ当接部で溶接されている。
【0032】図6に明らかなように、第2多孔隔壁23
は平板状素材から小孔24のパンチングと同時に平板中
間部材46としてブランクされ、その後湾曲形状にプレ
ス成形されて第2多孔隔壁23となる。
は平板状素材から小孔24のパンチングと同時に平板中
間部材46としてブランクされ、その後湾曲形状にプレ
ス成形されて第2多孔隔壁23となる。
【0033】このとき、フロントキャップ2と当接する
側の端部中央部には切り欠き47が形成され、溶接時に
フロントキャップ2との間に間隙を形成するようになっ
ている。なお、第1多孔隔壁15も同様にして形成され
る。
側の端部中央部には切り欠き47が形成され、溶接時に
フロントキャップ2との間に間隙を形成するようになっ
ている。なお、第1多孔隔壁15も同様にして形成され
る。
【0034】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
において、第1導入管11の排気ガスは、矢示するよう
に、出口部13及び端部12の小孔14から第5膨張室
17内へ膨張しつつ、第1多孔隔壁15の小孔16から
第3膨張室9内へさらに膨張する。
において、第1導入管11の排気ガスは、矢示するよう
に、出口部13及び端部12の小孔14から第5膨張室
17内へ膨張しつつ、第1多孔隔壁15の小孔16から
第3膨張室9内へさらに膨張する。
【0035】その後、第3膨張室9から第2連通管31
へ入り、再び第4膨張室10内で膨張してから、第1テ
ールパイプ32を通って大気中へ排出される。
へ入り、再び第4膨張室10内で膨張してから、第1テ
ールパイプ32を通って大気中へ排出される。
【0036】同様に、第2導入管20内の排気ガスは、
出口21及び小孔22から第6膨張室25内へ膨張しつ
つ、第2多孔隔壁23の小孔24から第1膨張室7内へ
さらに膨張する。
出口21及び小孔22から第6膨張室25内へ膨張しつ
つ、第2多孔隔壁23の小孔24から第1膨張室7内へ
さらに膨張する。
【0037】その後、第1膨張室7から第1連通管30
を通って、再び第2膨張室8内で膨張してから、第2テ
ールパイプ33を通って大気中へ排出される。
を通って、再び第2膨張室8内で膨張してから、第2テ
ールパイプ33を通って大気中へ排出される。
【0038】このように、第1多孔隔壁15及び第2多
孔隔壁23を縦置きにすると、第1導入管11及び第2
導入管20の各延長上に、各導入管の出口から所定以上
の距離を保って多孔隔壁を配設する必要がなくなり、そ
れだけマフラー全体を短くして小型化できる。
孔隔壁23を縦置きにすると、第1導入管11及び第2
導入管20の各延長上に、各導入管の出口から所定以上
の距離を保って多孔隔壁を配設する必要がなくなり、そ
れだけマフラー全体を短くして小型化できる。
【0039】また、第1多孔隔壁15及び第2多孔隔壁
23を第1導入管11及び第2導入管20と平行に配設
するだけなので、多孔隔壁の形状を簡単にでき、例え導
入管と連通管がオーバーラップする場合であっても、多
孔隔壁を複雑形状にする必要がない。
23を第1導入管11及び第2導入管20と平行に配設
するだけなので、多孔隔壁の形状を簡単にでき、例え導
入管と連通管がオーバーラップする場合であっても、多
孔隔壁を複雑形状にする必要がない。
【0040】しかも、第1多孔隔壁15及び第2多孔隔
壁23を導入管や第1導入管11及び第2導入管20が
貫通したり、これらの延長上に第1多孔隔壁15及び第
2多孔隔壁23が位置することがないので、各多孔隔壁
の略全体に小孔16、24を形成することができ、小孔
全体による開口面積を十分に確保できる。
壁23を導入管や第1導入管11及び第2導入管20が
貫通したり、これらの延長上に第1多孔隔壁15及び第
2多孔隔壁23が位置することがないので、各多孔隔壁
の略全体に小孔16、24を形成することができ、小孔
全体による開口面積を十分に確保できる。
【0041】したがって、前記各問題点を同時に解決で
きるにもかかわらず、マフラー内の構造が簡単化し、各
多孔隔壁(15、23)並びに導入管(11、20)、
連通管(30、31)及び(隔壁4、5及び7)に関す
るレイアウトの制限が少なくなるので、マフラー内部構
造における構成部品のレイアウトに関する自由度も高ま
る。
きるにもかかわらず、マフラー内の構造が簡単化し、各
多孔隔壁(15、23)並びに導入管(11、20)、
連通管(30、31)及び(隔壁4、5及び7)に関す
るレイアウトの制限が少なくなるので、マフラー内部構
造における構成部品のレイアウトに関する自由度も高ま
る。
【0042】さらに、第1多孔隔壁15及び第2多孔隔
壁23で各導入管(11、20)を囲んだので、第1多
孔隔壁15及び第2多孔隔壁23をそれぞれ比較的小さ
くできる。しかも、導入管や連通管等が複数近傍に存在
して配設スペースに制約がある場合でも比較的容易に配
設できる。
壁23で各導入管(11、20)を囲んだので、第1多
孔隔壁15及び第2多孔隔壁23をそれぞれ比較的小さ
くできる。しかも、導入管や連通管等が複数近傍に存在
して配設スペースに制約がある場合でも比較的容易に配
設できる。
【0043】そのうえ、第1多孔隔壁15及び第2多孔
隔壁23がそれぞれマフラーの中心方向へ凸の湾曲形状
にしたので、これらの多孔隔壁(15、23)をさらに
小さくでき、多孔隔壁(15、23)で囲まれる空間
(第5膨張室17及び第6膨張室25)を可及的に小さ
くできる。しかも、湾曲させることにより、狭いスペー
スにおける配設がさらに容易になるとともに、剛性が高
まるので防振性も向上する。
隔壁23がそれぞれマフラーの中心方向へ凸の湾曲形状
にしたので、これらの多孔隔壁(15、23)をさらに
小さくでき、多孔隔壁(15、23)で囲まれる空間
(第5膨張室17及び第6膨張室25)を可及的に小さ
くできる。しかも、湾曲させることにより、狭いスペー
スにおける配設がさらに容易になるとともに、剛性が高
まるので防振性も向上する。
【0044】図7は、別形態の模式図であり、この例で
は、第1膨張室7内へ突出する導入管50と、第1連通
管30のうち隔壁4より上流側部分51を長くオーバー
ラップしてある。
は、第1膨張室7内へ突出する導入管50と、第1連通
管30のうち隔壁4より上流側部分51を長くオーバー
ラップしてある。
【0045】なお、導入管50と上流側部分51の間に
は、前記第2多孔隔壁23と同様構造の多孔隔壁52が
設けられ、第1連通管30の上流側部分51又は導入管
50の周囲を囲み、多数の小孔53が設けられている。
は、前記第2多孔隔壁23と同様構造の多孔隔壁52が
設けられ、第1連通管30の上流側部分51又は導入管
50の周囲を囲み、多数の小孔53が設けられている。
【0046】このように、マフラーの極一般的な構成で
ある、一本の導入管50を有するものでも、導入管と連
通管が長くオーバーラップしている形式には、多孔隔壁
52の形状複雑化を回避できるので、本願発明を適用し
た場合の効果が顕著である。なお、前実施形態と共通部
分には同一符号を用いてある。
ある、一本の導入管50を有するものでも、導入管と連
通管が長くオーバーラップしている形式には、多孔隔壁
52の形状複雑化を回避できるので、本願発明を適用し
た場合の効果が顕著である。なお、前実施形態と共通部
分には同一符号を用いてある。
【図1】本願発明を説明するマフラーの縦割り断面模式
図
図
【図2】その具体的製品の同様断面図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】図2の5−5線拡大断面図
【図6】多孔隔壁の展開図
【図7】別実施形態の一部分に係る模式断面図
4,5,6:隔壁、7:第1膨張室、8:第2膨張室、
9:第3膨張室、10:第4膨張室、11:第1導入
管、15:第1多孔隔壁、16:小孔、17:第5膨張
室、20:第2導入管、22:小孔、23:第2多孔隔
壁、24:小孔、25:第6膨張室、30:第1連通
管、31:第2連通管、32:第1テールパイプ、3
3:第2テールパイプ
9:第3膨張室、10:第4膨張室、11:第1導入
管、15:第1多孔隔壁、16:小孔、17:第5膨張
室、20:第2導入管、22:小孔、23:第2多孔隔
壁、24:小孔、25:第6膨張室、30:第1連通
管、31:第2連通管、32:第1テールパイプ、3
3:第2テールパイプ
Claims (3)
- 【請求項1】内燃機関の排気管に連なるマフラーを備
え、このマフラー内を隔壁で仕切ることにより複数の膨
張室を設け、この膨張室間を連通管で連通するととも
に、排気管に連続する導入管の出口近傍に多孔隔壁を配
した消音装置において、前記多孔隔壁を導入管と略平行
に前記膨張室内へ設けたことを特徴とする消音装置。 - 【請求項2】前記多孔隔壁が前記導入管の外周部周囲を
囲んでいることを特徴とする請求項1記載の消音装置。 - 【請求項3】前記多孔隔壁がマフラーの中心側へ向かっ
て凸に湾曲していることを特徴とする請求項2記載の消
音装置。
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