JPH0218268Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218268Y2 JPH0218268Y2 JP1984130262U JP13026284U JPH0218268Y2 JP H0218268 Y2 JPH0218268 Y2 JP H0218268Y2 JP 1984130262 U JP1984130262 U JP 1984130262U JP 13026284 U JP13026284 U JP 13026284U JP H0218268 Y2 JPH0218268 Y2 JP H0218268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion chamber
- exhaust
- muffler
- expansion
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 6
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は内燃機関、特に汎用単筒内燃機関に多
用される排気消音器に関する。
用される排気消音器に関する。
〔従来の技術〕
汎用単筒内燃機関に使用される排気消音器（以
下マフラという）の従前の１例を第３図及び第４
図に示す。
下マフラという）の従前の１例を第３図及び第４
図に示す。
図において、１は機関の排気出口に接続される
排気入口管、２はマフラ本体、６及び７は該マフ
ラ本体２内に形成された第１及び第２膨張室、３
は該第１，第２膨張室６，７を仕切る仕切板、４
は該第１，第２膨張室６，７を連通する導管、５
は排気出口管である。
排気入口管、２はマフラ本体、６及び７は該マフ
ラ本体２内に形成された第１及び第２膨張室、３
は該第１，第２膨張室６，７を仕切る仕切板、４
は該第１，第２膨張室６，７を連通する導管、５
は排気出口管である。
上記マフラにおいて、機関からの排ガスは排気
入口管１からこれに穿設された小孔１ａを経て第
１膨張室６に流入して膨張した後導管４を通つて
第２膨張室７に流入し再度膨張して消音せしめら
れて排気出口管５より外部に排出される。
入口管１からこれに穿設された小孔１ａを経て第
１膨張室６に流入して膨張した後導管４を通つて
第２膨張室７に流入し再度膨張して消音せしめら
れて排気出口管５より外部に排出される。
一般に小形汎用内燃機関は単気筒であり、これ
の排ガスは強い脈動成分を含んでいる上、マフラ
本体２そのものは比較的薄い鋼板で構成されてい
る。このため排ガスは排気入口管１から第１膨張
室６に流入した後も強い脈動成分をしており、マ
フラ本体２を加振する。この排ガスの排気原音の
持つ音圧がマフラ本体２を加振し、これがびびり
音として外部に伝播されるとともに、マフラ本体
２の鋼板を透過して外部に到達する。かかる２つ
の排気音がマフラ全体音（これに排気出口管５よ
り排ガスと共に放散される出口音を加えたもの）
に占める割合は比較的大きい。かかるマフラ全体
音を低減するためには、マフラ本体２の板厚を増
す手段やマフラ本体２の周囲に制振材を巻きつけ
る手段が有効であるが、前者はマフラの重量が増
し、後者は高温に耐え得る適当な材料がないとい
う問題点がある。
の排ガスは強い脈動成分を含んでいる上、マフラ
本体２そのものは比較的薄い鋼板で構成されてい
る。このため排ガスは排気入口管１から第１膨張
室６に流入した後も強い脈動成分をしており、マ
フラ本体２を加振する。この排ガスの排気原音の
持つ音圧がマフラ本体２を加振し、これがびびり
音として外部に伝播されるとともに、マフラ本体
２の鋼板を透過して外部に到達する。かかる２つ
の排気音がマフラ全体音（これに排気出口管５よ
り排ガスと共に放散される出口音を加えたもの）
に占める割合は比較的大きい。かかるマフラ全体
音を低減するためには、マフラ本体２の板厚を増
す手段やマフラ本体２の周囲に制振材を巻きつけ
る手段が有効であるが、前者はマフラの重量が増
し、後者は高温に耐え得る適当な材料がないとい
う問題点がある。
本考案は上記に鑑みなされたもので、簡単かつ
低コストの構造で以つて消音効果の高いマフラを
提供することを目的とする。
低コストの構造で以つて消音効果の高いマフラを
提供することを目的とする。
本考案は上記問題点を解決するため、第２膨張
室となる密閉空間を形成するマフラ本体内に同マ
フラ本体とは別体の内筒により周囲を前記第２膨
張室により包囲された第１膨張室となる密閉空間
を形成して独立した第１膨張室及び第２膨張室を
設け、同第１膨張室及び第２膨張室を第１膨張室
の一端面に設けた排気通路で連通すると共に、前
記第１膨張室及び第２膨張室に対して、一端が第
１膨張室及び第２膨張室を周方向に貫通して前記
マフラ本体の内壁に当接固定されると共に第１膨
張室内に開口する多数の小孔を有する排気入口管
と、一端が第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に
貫通しその端部を排気通路を介して第１膨張室と
連通する第２膨張室の反排気通路側に開口した排
気出口管とを設け、前記排気入口及び排気出口管
によりマフラ本体内に第１膨張室を形成する内筒
を支持してなることを特徴としている。
室となる密閉空間を形成するマフラ本体内に同マ
フラ本体とは別体の内筒により周囲を前記第２膨
張室により包囲された第１膨張室となる密閉空間
を形成して独立した第１膨張室及び第２膨張室を
設け、同第１膨張室及び第２膨張室を第１膨張室
の一端面に設けた排気通路で連通すると共に、前
記第１膨張室及び第２膨張室に対して、一端が第
１膨張室及び第２膨張室を周方向に貫通して前記
マフラ本体の内壁に当接固定されると共に第１膨
張室内に開口する多数の小孔を有する排気入口管
と、一端が第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に
貫通しその端部を排気通路を介して第１膨張室と
連通する第２膨張室の反排気通路側に開口した排
気出口管とを設け、前記排気入口及び排気出口管
によりマフラ本体内に第１膨張室を形成する内筒
を支持してなることを特徴としている。
これにより、大きな脈動成分を持つた機関から
の排ガスは、マフラ本体の外壁から独立して該本
体の内部に設けられた第１膨張室にて最初の膨張
がなされることとなり、この膨張による加振音へ
の伝達量が低減されると共に、第１膨張室で膨張
した排ガスは、次いで第２膨張室に入つて再膨張
した後、第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に貫
通する長い排気出管を経て外部へ排出される。
の排ガスは、マフラ本体の外壁から独立して該本
体の内部に設けられた第１膨張室にて最初の膨張
がなされることとなり、この膨張による加振音へ
の伝達量が低減されると共に、第１膨張室で膨張
した排ガスは、次いで第２膨張室に入つて再膨張
した後、第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に貫
通する長い排気出管を経て外部へ排出される。
以下第１図及び第２図を参照して本考案の１実
施例につき説明すると、同図は本考案を汎用単筒
内燃機関のマフラに適用した１例を示し、図にお
いて１は機関の排気出口（図示せず）に接続され
る排気入口管、２は筒状のマフラ本体、５は排気
出口管、６は上記マフラ本体２とは別個の内筒８
で区画形成された第１膨張室、７は第２膨張室で
ある。
施例につき説明すると、同図は本考案を汎用単筒
内燃機関のマフラに適用した１例を示し、図にお
いて１は機関の排気出口（図示せず）に接続され
る排気入口管、２は筒状のマフラ本体、５は排気
出口管、６は上記マフラ本体２とは別個の内筒８
で区画形成された第１膨張室、７は第２膨張室で
ある。
上記第１膨張室６には排気入口管１が貫通せし
められ、該入口管１内の排ガスはこれに設けた多
数の小孔１ａを経て第１膨張室６内に流入するよ
うになつている。
められ、該入口管１内の排ガスはこれに設けた多
数の小孔１ａを経て第１膨張室６内に流入するよ
うになつている。
上記第２膨張室７は、上記マフラ本体２の内壁
と上記第１膨張室６の内筒８との間に区画形成さ
れ、該第１膨張室６とはこれの外板に穿設した多
数の排気通路９を介して連通されている。即ち、
上記第１膨張室６は、マフラ本体２とは独立して
形成されることとなる。また、上記第２膨張室７
には排気出口管５が接続されている。尚第１膨張
室６と第２膨張室７とを連通する排気通路９は、
図のように排気出口管５の第２膨張室７への開口
端７ａとは反対側に設けて、第２膨張室７内にお
ける排ガス流通路の長さを長くするのが効果的で
ある。
と上記第１膨張室６の内筒８との間に区画形成さ
れ、該第１膨張室６とはこれの外板に穿設した多
数の排気通路９を介して連通されている。即ち、
上記第１膨張室６は、マフラ本体２とは独立して
形成されることとなる。また、上記第２膨張室７
には排気出口管５が接続されている。尚第１膨張
室６と第２膨張室７とを連通する排気通路９は、
図のように排気出口管５の第２膨張室７への開口
端７ａとは反対側に設けて、第２膨張室７内にお
ける排ガス流通路の長さを長くするのが効果的で
ある。
上記構成を具えたマフラにおいて、機関からの
排ガスは排気入口管１の小孔１ａを経て第１膨張
室６内に流入し、ここで急激に膨張して圧力脈動
が低減せしめられる。この際において、第１膨張
室６の内筒８をマフラ本体２から分離した構成に
なつているので、第１膨張室６内の排ガスの高脈
動成分の音圧が直接マフラ本体２を加振すること
はない。尚、第１膨張室６の内筒８は排気入口管
１及び排気出口管５に固定されているが、両者共
比較的剛性が高いので、該外板８の振動によりマ
フラ本体２が加振されることはない。
排ガスは排気入口管１の小孔１ａを経て第１膨張
室６内に流入し、ここで急激に膨張して圧力脈動
が低減せしめられる。この際において、第１膨張
室６の内筒８をマフラ本体２から分離した構成に
なつているので、第１膨張室６内の排ガスの高脈
動成分の音圧が直接マフラ本体２を加振すること
はない。尚、第１膨張室６の内筒８は排気入口管
１及び排気出口管５に固定されているが、両者共
比較的剛性が高いので、該外板８の振動によりマ
フラ本体２が加振されることはない。
上記第１膨張室６内の排ガスは内筒８の排気通
路９を通つて第２膨張室７に流入し再度膨張して
音圧が低減せしめられた後排気出口管５を経て外
部に排出される。
路９を通つて第２膨張室７に流入し再度膨張して
音圧が低減せしめられた後排気出口管５を経て外
部に排出される。
上記のように本考案のものは、排ガスの持つ高
脈動成分が第１膨張室の外板を加振しても、該第
１膨張室がマフラ本体とは構造的に分離されてい
るので、該高脈動成分が直接マフラ本体を加振す
ることはない。また、第２膨張室内の排ガス脈動
は、既に十分減衰されているので、これがマフラ
本体を加振する力にはならないと共に、排気出口
管を第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に貫通す
るよう設けているため、排気出口管を長くするこ
とができ、良好な消音効果が得られる。また、マ
フラの構造は従来のものに較べて複雑化せず、製
造コストも高騰することはない。
脈動成分が第１膨張室の外板を加振しても、該第
１膨張室がマフラ本体とは構造的に分離されてい
るので、該高脈動成分が直接マフラ本体を加振す
ることはない。また、第２膨張室内の排ガス脈動
は、既に十分減衰されているので、これがマフラ
本体を加振する力にはならないと共に、排気出口
管を第１膨張室及び第２膨張室を軸方向に貫通す
るよう設けているため、排気出口管を長くするこ
とができ、良好な消音効果が得られる。また、マ
フラの構造は従来のものに較べて複雑化せず、製
造コストも高騰することはない。
よつて、本考案によれば、比較的簡単な構造か
つ低廉な製造コストで以つて高い消音効果を有す
るマフラを提供することができる。
つ低廉な製造コストで以つて高い消音効果を有す
るマフラを提供することができる。
第１図及び第２図は本考案の１実施例を示し、
第１図はその縦断面図、第２図は第１図の−
断面図である。第３図及び第４図は従来の汎用内
燃機関用排気消音器の１例を示し、第３図はその
縦断面図、第４図は第３図の−断面図であ
る。 １……排気入口管、２……マフラ本体、５……
排気出口管、６……第１膨張室、７……第２膨張
室、８……内筒。
第１図はその縦断面図、第２図は第１図の−
断面図である。第３図及び第４図は従来の汎用内
燃機関用排気消音器の１例を示し、第３図はその
縦断面図、第４図は第３図の−断面図であ
る。 １……排気入口管、２……マフラ本体、５……
排気出口管、６……第１膨張室、７……第２膨張
室、８……内筒。
Claims (1)
- 第２膨張室となる密閉空間を形成するマフラ本
体内に同マフラ本体とは別体の内筒により周囲を
前記第２膨張室により包囲された第１膨張室とな
る密閉空間を形成して独立した第１膨張室及び第
２膨張室を設け、同第１膨張室及び第２膨張室を
第１膨張室の一端面に設けた排気通路で連通する
と共に、前記第１膨張室及び第２膨張室に対し
て、一端が第１膨張室及び第２膨張室を周方向に
貫通して前記マフラ本体の内壁に当接固定される
と共に第１膨張室内に開口する多数の小孔を有す
る排気入口管と、一端が第１膨張室及び第２膨張
室を軸方向に貫通しその端部を排気通路を介して
第１膨張室と連通する第２膨張室の反排気通路側
に開口した排気出口管とを設け、前記排気入口管
及び排気出口管によりマフラ本体内に第１膨張室
を形成する内筒を支持してなることを特徴とする
排気消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13026284U JPS6143919U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13026284U JPS6143919U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6143919U JPS6143919U (ja) | 1986-03-22 |
| JPH0218268Y2 true JPH0218268Y2 (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=30688878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13026284U Granted JPS6143919U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6143919U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5088285B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2012-12-05 | 日立工機株式会社 | エンジン用マフラおよびそれを備えたエンジン工具 |
| JP5831186B2 (ja) * | 2011-12-07 | 2015-12-09 | スズキ株式会社 | 内燃機関の消音器および自動二輪車 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5648892Y2 (ja) * | 1976-06-18 | 1981-11-14 | ||
| JPS52170939U (ja) * | 1976-06-18 | 1977-12-26 | ||
| JPS57142115U (ja) * | 1981-03-03 | 1982-09-06 |
-
1984
- 1984-08-28 JP JP13026284U patent/JPS6143919U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6143919U (ja) | 1986-03-22 |
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