JPH06280553A - 消音器 - Google Patents
消音器Info
- Publication number
- JPH06280553A JPH06280553A JP7347293A JP7347293A JPH06280553A JP H06280553 A JPH06280553 A JP H06280553A JP 7347293 A JP7347293 A JP 7347293A JP 7347293 A JP7347293 A JP 7347293A JP H06280553 A JPH06280553 A JP H06280553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion chamber
- pipe
- expansion
- shell body
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多膨張室構造を簡単にして、スペース効率や
生産性を損うことなく、消音器の消音効果を向上する。 【構成】 分割シェル2,3を接着固定してなるシェル
本体1内には、第1膨張室5、第2膨張室6及び第3膨
張室7が一体的且つ平行に独立して形成されている。そ
して、第1膨張室5にはジョイントパイプ4aを介して
前記フロントパイプ4を接続し、第1膨張室5と第2膨
張室6との間はパイプ16及びジョイントパイプ16
a,16bを介して、第2膨張室6と第3膨張室7との
間にパイプ17及びジョイントパイプ17a,17bを
介してそれぞれ連結し、第3膨張室7にはジョイントパ
イプ18aを介してテールパイプ18を接続している。
生産性を損うことなく、消音器の消音効果を向上する。 【構成】 分割シェル2,3を接着固定してなるシェル
本体1内には、第1膨張室5、第2膨張室6及び第3膨
張室7が一体的且つ平行に独立して形成されている。そ
して、第1膨張室5にはジョイントパイプ4aを介して
前記フロントパイプ4を接続し、第1膨張室5と第2膨
張室6との間はパイプ16及びジョイントパイプ16
a,16bを介して、第2膨張室6と第3膨張室7との
間にパイプ17及びジョイントパイプ17a,17bを
介してそれぞれ連結し、第3膨張室7にはジョイントパ
イプ18aを介してテールパイプ18を接続している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関からの排気ガス
を複数回膨張を繰り返して消音する消音器に関する。
を複数回膨張を繰り返して消音する消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジン等から排出される排気
ガスのエネルギーを1回の膨張によって放出せしめると
消音器が大型化する。そこで特開昭63−239306
号公報に開示されるように、消音器本体内を隔壁にて2
つの室に分割し、本体及び隔壁に入口管、連通管及び出
口管を取り付けることで、前記2つの室を膨張室として
排気ガスを2段階で膨張せしめ、排気ガスの圧力変動を
滑らかに行わせるようにした消音器が知られている。
ガスのエネルギーを1回の膨張によって放出せしめると
消音器が大型化する。そこで特開昭63−239306
号公報に開示されるように、消音器本体内を隔壁にて2
つの室に分割し、本体及び隔壁に入口管、連通管及び出
口管を取り付けることで、前記2つの室を膨張室として
排気ガスを2段階で膨張せしめ、排気ガスの圧力変動を
滑らかに行わせるようにした消音器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の多室構造の消音器にあっては、2つの膨張室が
隔壁を介して隣り合っているため、一方の膨張室の振動
及び熱が他方の膨張室に伝わり、その結果共振が生じた
り消音効果が十分に得られない。
た従来の多室構造の消音器にあっては、2つの膨張室が
隔壁を介して隣り合っているため、一方の膨張室の振動
及び熱が他方の膨張室に伝わり、その結果共振が生じた
り消音効果が十分に得られない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明に係る消音器は、複数の分割シェルを接合して
1つのシェル本体を形成し、このシェル本体内に複数の
膨張室を独立して画成するとともにこれら複数の膨張室
を外部に露出するパイプにて直列に接続した。
め本発明に係る消音器は、複数の分割シェルを接合して
1つのシェル本体を形成し、このシェル本体内に複数の
膨張室を独立して画成するとともにこれら複数の膨張室
を外部に露出するパイプにて直列に接続した。
【0005】
【作用】複数の分割シェルを接合する際に、膨張室とな
る部分に円筒状のパンチングメタルの外周にグラスウー
ル等の吸音材を外嵌したものをセットし、この状態で複
数の分割シェルを接合して吸音材を装填した膨張室を形
成し、これら膨張室に排気ガスが流れるパイプを挿入す
る。
る部分に円筒状のパンチングメタルの外周にグラスウー
ル等の吸音材を外嵌したものをセットし、この状態で複
数の分割シェルを接合して吸音材を装填した膨張室を形
成し、これら膨張室に排気ガスが流れるパイプを挿入す
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る消音器の断面
図、図2は図1のA−A線側断面図、図3は同消音器の
要部分解斜視図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係る消音器の断面
図、図2は図1のA−A線側断面図、図3は同消音器の
要部分解斜視図である。
【0007】消音器は外側が略板状をなすシェル本体1
にて構成され、このシェル本体1は樹脂製の2つの分割
シェル2,3を接着固定してなる。そして、シェル本体
1内には、フロントパイプ4を介して内燃機関からの排
気ガスが流入する円筒形状の第1膨張室5と、この第1
膨張室5とシェル本体1の巾方向に平行な第2膨張室6
及び第1膨張室5と第2膨張室6との間で且つこれらと
平行な第3膨張室7とが一体的にそれぞれ独立して形成
されている。
にて構成され、このシェル本体1は樹脂製の2つの分割
シェル2,3を接着固定してなる。そして、シェル本体
1内には、フロントパイプ4を介して内燃機関からの排
気ガスが流入する円筒形状の第1膨張室5と、この第1
膨張室5とシェル本体1の巾方向に平行な第2膨張室6
及び第1膨張室5と第2膨張室6との間で且つこれらと
平行な第3膨張室7とが一体的にそれぞれ独立して形成
されている。
【0008】第1,第2,第3膨張室5,6,7の内周
面にはそれぞれ円筒状のグラスウール10を密着させ、
このグラスウール10の両端部にはそれぞれカラー状の
グラスウール11,11を設け、更にグラスウール10
の内面は排気ガス流によって飛散することを防止するた
めに多数のパンチング穴12aを形成した円筒状のパン
チングメタル12をバインダで被覆している。また、第
1,第2,第3膨張室5,6,7は両端部にそれぞれキ
ャップ13を接着して密閉している。
面にはそれぞれ円筒状のグラスウール10を密着させ、
このグラスウール10の両端部にはそれぞれカラー状の
グラスウール11,11を設け、更にグラスウール10
の内面は排気ガス流によって飛散することを防止するた
めに多数のパンチング穴12aを形成した円筒状のパン
チングメタル12をバインダで被覆している。また、第
1,第2,第3膨張室5,6,7は両端部にそれぞれキ
ャップ13を接着して密閉している。
【0009】そして、第1膨張室5にはジョイントパイ
プ4aを介して前記フロントパイプ4を接続し、第1膨
張室5と第2膨張室6との間はパイプ16及びジョイン
トパイプ16a,16bを介して、第2膨張室6と第3
膨張室7との間にパイプ17及びジョイントパイプ17
a,17bを介してそれぞれ連結し、第3膨張室7には
ジョイントパイプ18aを介してテールパイプ18を接
続している。
プ4aを介して前記フロントパイプ4を接続し、第1膨
張室5と第2膨張室6との間はパイプ16及びジョイン
トパイプ16a,16bを介して、第2膨張室6と第3
膨張室7との間にパイプ17及びジョイントパイプ17
a,17bを介してそれぞれ連結し、第3膨張室7には
ジョイントパイプ18aを介してテールパイプ18を接
続している。
【0010】以上のように構成したので、内燃機関から
の排気ガスはフロントパイプ4及びジョイントパイプ4
aを介して第1膨張室5に流入して膨張し、パンチング
メタル12のパンチング穴12aを介してグラスウール
10で吸音され、次いで第1膨張室5から流出した排気
ガスはパイプ16及びジョイントパイプ16a,16b
を介して第2膨張室6に流入して同様にして吸音され、
この第2膨張室6から流出した排気ガスはパイプ17及
びジョイントパイプ17a,17bを介して第3膨張室
7に流入して同様にして吸音された後、テールパイプ1
8から外部に排出される。
の排気ガスはフロントパイプ4及びジョイントパイプ4
aを介して第1膨張室5に流入して膨張し、パンチング
メタル12のパンチング穴12aを介してグラスウール
10で吸音され、次いで第1膨張室5から流出した排気
ガスはパイプ16及びジョイントパイプ16a,16b
を介して第2膨張室6に流入して同様にして吸音され、
この第2膨張室6から流出した排気ガスはパイプ17及
びジョイントパイプ17a,17bを介して第3膨張室
7に流入して同様にして吸音された後、テールパイプ1
8から外部に排出される。
【0011】このようにして3段の独立した膨張室を設
けることによって消音効果が向上するとともに、それぞ
れの膨張室をシェル本体の巾方向に平行即ち排気ガスの
流出方向に対して略直交する方向に各膨張室を一体形成
することによって、特に樹脂シェルを用いた場合にシェ
ル成形の複雑さ及び消音器内部の温度上昇のために困難
であった多膨張室構造が簡単になる。また、各膨張室を
外部パイプで連結することによって排気ガス温度を下げ
ることができ、特に耐熱性が低い樹脂シェルを用いた場
合に効果的である。
けることによって消音効果が向上するとともに、それぞ
れの膨張室をシェル本体の巾方向に平行即ち排気ガスの
流出方向に対して略直交する方向に各膨張室を一体形成
することによって、特に樹脂シェルを用いた場合にシェ
ル成形の複雑さ及び消音器内部の温度上昇のために困難
であった多膨張室構造が簡単になる。また、各膨張室を
外部パイプで連結することによって排気ガス温度を下げ
ることができ、特に耐熱性が低い樹脂シェルを用いた場
合に効果的である。
【0012】尚、上記実施例ではシェルを樹脂成形した
例について説明しているが、樹脂に限らないことは勿論
であり、また膨張室も3つに限らず、例えば2室や4室
といった構成にすることもできる。更に、膨張室の径及
び長さを変化させてチューニングを図ることもできる。
例について説明しているが、樹脂に限らないことは勿論
であり、また膨張室も3つに限らず、例えば2室や4室
といった構成にすることもできる。更に、膨張室の径及
び長さを変化させてチューニングを図ることもできる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る消音
器は、複数の膨張室が夫々独立しており互いに干渉する
ことがなく、且つ各膨張室をつなぐパイプは外部に露出
しているので、排気ガスの圧力を段階的にスムーズに低
下せしめることができ、しかも排気ガスの温度をも効果
的に下げることができ、樹脂材料を用いてシェルを構成
することもできる。また、本発明に係る消音器は、従来
の多膨張室構造の消音器の構造がボックス状とならざる
を得ないのに比べ、その形状に自由度が高く、設置スペ
ースの面でも有利である。
器は、複数の膨張室が夫々独立しており互いに干渉する
ことがなく、且つ各膨張室をつなぐパイプは外部に露出
しているので、排気ガスの圧力を段階的にスムーズに低
下せしめることができ、しかも排気ガスの温度をも効果
的に下げることができ、樹脂材料を用いてシェルを構成
することもできる。また、本発明に係る消音器は、従来
の多膨張室構造の消音器の構造がボックス状とならざる
を得ないのに比べ、その形状に自由度が高く、設置スペ
ースの面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る消音器の断面図
【図2】図1のA−A線側断面図
【図3】同消音器の要部分解斜視図
1…シェル本体、2,3…シェル、4…フロントパイ
プ、5…第1膨張室、6…第2膨張室、7…第3膨張
室、10,11…グラスウール、12…パンチングメタ
ルバインダ、16,17…パイプ、4a,16a,16
b,17a,17b,18a…ジョイントパイプ、18
…テールパイプ。
プ、5…第1膨張室、6…第2膨張室、7…第3膨張
室、10,11…グラスウール、12…パンチングメタ
ルバインダ、16,17…パイプ、4a,16a,16
b,17a,17b,18a…ジョイントパイプ、18
…テールパイプ。
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関からの排気ガスを連続的に複数
回膨張せしめて外部に放出するようにした消音器におい
て、この消音器は複数の分割シェルを接合して1つのシ
ェル本体が形成され、このシェル本体内には複数の膨張
室が独立して画成され、これら複数の膨張室を外部に露
出するパイプにて直列に接続してなる消音器。 - 【請求項2】 前記シェル本体は板状をなし、また各膨
張室はシェル本体の巾方向に平行に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347293A JPH06280553A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347293A JPH06280553A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 消音器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280553A true JPH06280553A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13519256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7347293A Withdrawn JPH06280553A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06280553A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057491A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Unix Co Ltd | 消音器 |
WO2008026569A1 (en) * | 2006-08-30 | 2008-03-06 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration system |
CN100412329C (zh) * | 2006-09-12 | 2008-08-20 | 无锡开普动力有限公司 | V型双缸发动机的消音器 |
JP2010043580A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Honda Motor Co Ltd | 汎用エンジンの排気マフラ |
WO2011030458A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 本田技研工業株式会社 | 汎用エンジンの排気マフラ |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP7347293A patent/JPH06280553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057491A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Unix Co Ltd | 消音器 |
WO2008026569A1 (en) * | 2006-08-30 | 2008-03-06 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration system |
AU2007289779B2 (en) * | 2006-08-30 | 2010-11-11 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration system |
CN100412329C (zh) * | 2006-09-12 | 2008-08-20 | 无锡开普动力有限公司 | V型双缸发动机的消音器 |
JP2010043580A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Honda Motor Co Ltd | 汎用エンジンの排気マフラ |
WO2011030458A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 本田技研工業株式会社 | 汎用エンジンの排気マフラ |
US20120210704A1 (en) * | 2009-09-14 | 2012-08-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Exhaust muffler for general-purpose engine |
US8844276B2 (en) | 2009-09-14 | 2014-09-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Exhaust muffler for general-purpose engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |