JP2008182151A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通電により磁束5を発生するコイル2と、コイル2の内側及び外周に充填され磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有するリアクトル1。コイル2は、該コイル2の外径をD、コイルの軸方向長さをLとしたとき、D/L>1となるように螺旋状に導体線20を巻回してなる。ケース4は、コイル2の軸方向の少なくとも一方に開口面41を有している。
【選択図】図1
Description
また、コイル92に急激に大電流(スリップ電流)が流れた場合、電流を抑制することができず磁気飽和してしまうおそれがある。
上記コイルは、該コイルの外径をD、上記コイルの軸方向長さをLとしたとき、D/L>1となるように螺旋状に導体線を巻回してなり、
上記ケースは、上記コイルの軸方向の少なくとも一方に開口面を有することを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
上記ケースは、上記コイルの軸方向の少なくとも一方に開口面を有する。そのため、振動の伝播を抑制することができるリアクトルを得ることができる。
すなわち、コイルの軸方向に磁束が変化することとなるため、コアが特にコイルの軸方向に振動する。ここで、本発明においては、かかるコアの振動が伝わりやすい方向であるコイルの軸方向の少なくとも一方に開口面を有する。該開口面においては、ケースにコアの振動が直接伝わることがない。すなわち、開口面により、コアからケースへの振動の伝播を抑制することができる。
その結果、振動の伝播を抑制することができるリアクトルを得ることができる。
その結果、振動の発生を抑制することができるリアクトルを得ることができる。
その結果、スリップ電流による磁気飽和を防ぐことができる。
上記磁性粉末としては、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等がある。また、上記樹脂として、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いることができる。
上記ケースは、例えば、アルミニウムからなるものを用いることができる。
この場合には、上記突出部を設けた底面部の剛性を増大させることができる。それゆえ、コアの振動に伴う底面部の振動を抑制することができる。その結果、振動の発生、伝播を充分に抑制することができるリアクトルを得ることができる。
また、上記突出部を設けることにより、コイル及びコアの発熱を、突出部を通じて放熱することができ、リアクトルの放熱効率を向上させることができる。
本発明の実施例に係るリアクトルにつき、図1を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、図1に示すごとく、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2の内側及び外周に充填され磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有する。
なお、上記コイル2の軸方向とは、導体線20の巻き方向に略直交する方向をいう。
上記ケース4は、コイル2の軸方向の一方にのみ開口面41を有する。また、ケース4は、例えば、アルミニウムからなるものを用いることができる。
上記コア3を構成する磁性粉末混合樹脂は、磁性粉末を混入させてなる樹脂からなる。該樹脂として、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いることができる。また、上記磁性粉末として、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等を用いることができる。
ケース4は、図1に示すごとく、コイル2の軸方向の一方に開口面41を有する。そのため、振動の伝播を抑制することができるリアクトル1を得ることができる。
すなわち、コイル2の軸方向に磁束が変化することとなるため、コア3が特にコイル2の軸方向に振動する。ここで、本例においては、かかるコア3の振動が伝わりやすい方向であるコイル2の軸方向の一方に開口面41を有する。該開口面41においては、ケース4に振動が直接伝わることがない。すなわち、開口面41により、コア3からケース4への振動の伝播を抑制することができる。
その結果、振動の伝播を抑制することができるリアクトル1を得ることができる。
その結果、振動の発生を抑制することができるリアクトル1を得ることができる。
その結果、スリップ電流による磁気飽和を防ぐことができる。
本例は、図2に示すごとく、開口面41の反対側に底面部42を有しており、該底面部42の内側面420からケース4の内方に向かって突出する突出部421を有するリアクトル1の例である。
また、突出部421を設けることにより、コイル2及びコア3の発熱を、突出部421を通じて放熱することができ、リアクトル1の放熱効率を向上させることができる。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
2 コイル
20 導体線
3 コア
4 ケース
41 開口面
5 磁束
Claims (2)
- 通電により磁束を発生するコイルと、該コイルの内側及び外周に充填され磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなるコアと、上記コイル及び上記コアを内側に収容するケースとを有するリアクトルであって、
上記コイルは、該コイルの外径をD、上記コイルの軸方向長さをLとしたとき、D/L>1となるように螺旋状に導体線を巻回してなり、
上記ケースは、上記コイルの軸方向の少なくとも一方に開口面を有することを特徴とするリアクトル。 - 請求項1において、上記ケースは、上記コイルの軸方向の一方にのみ開口面を有しているとともに、該開口面の反対側に底面部を有しており、該底面部の内側面から上記ケースの内方に向かって突出する突出部を有することを特徴とするリアクトル。
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