JP2815317B2 - コロナリング - Google Patents

コロナリング

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JP2815317B2
JP2815317B2 JP6318595A JP31859594A JP2815317B2 JP 2815317 B2 JP2815317 B2 JP 2815317B2 JP 6318595 A JP6318595 A JP 6318595A JP 31859594 A JP31859594 A JP 31859594A JP 2815317 B2 JP2815317 B2 JP 2815317B2
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corona ring
corona
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正道 石原
敏之 中地
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NGK Insulators Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T19/00Devices providing for corona discharge
    • H01T19/02Corona rings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Insulators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、送電線用碍子装置や
相間スペーサ等に装着され、コロナ発生を抑止するため
に用いられるコロナリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 送電線を絶縁する碍子装置や各相の送
電線間の距離を一定に保って互いの接触を防止するため
に配置される相間スペーサ等においては、特に、電界の
集中する端部の電極金具付近におけるコロナの発生を防
止するためにコロナリングを装着することがある。
【0003】この様なコロナリングとして、金属製のパ
イプ材をベンダー等を用いてリング状に曲折形成したも
のがあるが、これでは一本一本に曲げ加工を要して生産
性が悪い。従って、前記コロナリングとして、鋳物製の
図7及び図8に示すようなものを採用している。すなわ
ち、コロナリング21を構成するコロナリング本体22
は、平面円環状をなしており、その一部が離間形成され
ている(離間されていないものもある)。肉盗み用の凹
部23は同コロナリング本体22の上面に形成されてお
り、コロナリング21の軽量化が図られている。同凹部
23が形成されることにより、コロナリング本体22
は、横断面円弧状をなす底壁部24と、同底壁部24の
内外側端縁部よりそれぞれ上方に延設される一対の側壁
部25とにより、横断面略U字状をなしている。
【0004】そして、前記コロナリング21はコロナリ
ング本体22の側壁部25から延設された取付部26を
介して、例えば、図示しない相間スペーサの上下両端
(課電側)に装着されている。なお、コロナリング21
は、相間スペーサの上端部においては凹部23が上方を
向くように(図7に示す状態)、下端部においては凹部
23が下方を向くように(図7に示す状態とは天地反
転)してそれぞれ装着されている。このように上下端に
それぞれ取着されたコロナリング21の凸曲面状をなす
底面を互いに対向させることにより、同コロナリング2
1自身からのコロナ放電を押さえるようになっている。
【0005】ところが、図7に示す状態で、上端側に装
着されたコロナリング21においては、凹部23が上方
を向いて開口されているため、降雨により同凹部23に
雨水が溜まる。この凹部23に溜まった雨水によりコロ
ナリング本体22に腐食が発生し易くなるので、従来
は、小径な水抜き孔27をコロナリング本体22の底壁
部24において3、4か所(図7においては4箇所)に
穿設し、溜まった雨水を排水するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、小径な水
抜き孔27を底壁部24において3、4か所程度設けた
だけでは、凹部23上方の開口量に対する同水抜き孔2
7のトータルの開口量の割合が低い。つまり、降雨量が
多いと、雨水の凹部23に対する流入量に、水抜き孔2
7による排水量が追いつかず、凹部23内に雨水が停留
される。従って、この凹部23内に停留された雨水が底
壁部24において散在された小径な水抜き孔27に集ま
って、同水抜き孔27から集中的に排水される。そし
て、同水抜き孔27から連なって滝状に流れ落ちる雨滴
群が電界集中を招く突起をなして、コロナ放電を発生す
るおそれがあった。従って、このコロナ放電に伴う雑音
がテレビ、ラジオ等の電波障害を引き起こし、さらに
は、コロナ放電の閃光が近隣住民に不安を与える等の諸
問題を生じる可能性があった。
【0007】また、前記のように散在された水抜き孔2
7では、凹部23内に溜まった雨水を完全に排水するこ
とができず、コロナリング本体22の腐食が発生し易か
った。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、降雨時
においても、コロナ放電の抑制という本来の役目を果た
すことができる構造を有するコロナリングを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに請求項1の発明では、環状をなす底壁部と、同底壁
部の内端縁及び外端縁に沿ってそれぞれ設けられた内側
壁部及び外側壁部とからなり、外周面が曲面状をなすコ
ロナリング本体と、前記底壁部において、コロナリング
本体の延びる方向に沿って貫設され、底壁部の大部分を
占める長孔形状の排水孔とを備えたコロナリングであ
る。
【0010】請求項2の発明では、前記コロナリング本
体は、その環状の一部が離間されることにより開口部が
形成されている。 請求項3の発明では、前記開口部にお
いて、外側壁部の両開口端は内側に腕曲され、内側壁部
の両開口端は外側に腕曲されることで、コロナリング本
体の両開口端は凸曲面にて対向されている。請求項4の
発明では、前記コロナリング本体には、同コロナリング
本体を送電線碍子装置や相間スペーサ等に取り付けるた
めの取付部が設けられており、同取付部は、コロナリン
グ本体の中心側に配置されている。請求項5の発明で
は、前記排水孔は、底壁部において複数箇所に設けられ
ている。請求項6の発明では、コロナリング本体が、環
状をなす底壁部と、同底壁部の外端縁に設けられた外側
壁部のみにより構成され、同外側壁部の外周面が曲面状
をなすコロナリングである。請求項7の発明では、前記
コロナリング本体の横断面形状は四半円弧状である。請
求項8の発明では、前記コロナリング本体は、その環状
の一部が離間されることにより開口部が形成されてい
る。請求項9の発明では、前記開口部において、外側壁
部の両開口端が内側に腕曲されることで、コロナリング
本体の両開口端は凸曲面にて対向されている。
【0011】
【作用】 上記構成の請求項1の発明においては、底壁
部、内側壁部及び外側壁部によって囲まれて、凹部が形
成されている。そして、本コロナリングは、例えば、相
間スペーサの上端部において同凹部が上方に開口される
ようにして装着される。同コロナリングを装着すること
により、相間スペーサの端部の電界が緩和され、コロナ
の発生が抑制される。
【0012】ここで、前記凹部は上方に開口されてお
り、降雨時には同凹部によって雨水が受けられる。しか
し、排水孔は、底壁部の大部分を占めるようにして形成
された長孔形状をなし、凹部で受けられた雨水は、同凹
部内において停留することなく同排水孔を介して排水さ
れる。従って、従来のように、凹部内に停留された雨水
が、局部的に形成された小径な水抜き孔から集中的に流
れ落ちることを抑制できる。その結果、コロナ発生の好
適条件である雨水による突起の形成を抑制して、同突起
に起因したコロナ放電の発生を抑えられる。
【0013】請求項2及び8の発明においてコロナリン
グ本体は開口部を有しており、例えば、送電線間に相間
スペーサが装着された状態においても、同開口部介する
ことによって本コロナリングの着脱が可能である。
【0014】請求項3及び9の発明においては、コロナ
リング本体の両開口端が凸曲面にて対向されており、同
開口端間におけるコロナの発生が抑制される。請求項4
の発明において前記コロナリング本体は、取付部を介し
て送電線碍子装置や相間スペーサ等に取り付けられる。
請求項5の発明において前記排水孔は、複数箇所に設け
られている。従って、各排水孔間にする底壁部の残存部
分が補強部をなして、同排水孔を形成することによるコ
ロナリングの強度低下を抑えられる。請求項6及び7の
発明においてコロナリング本体は、環状をなす底壁部
と、同底壁部の外端縁に設けられた外側壁部のみにより
構成されている。つまり、雨水が停留される凹部が存在
しないため、この停留される雨水によるコロナ発生に起
因した諸問題の危惧がなくなる。
【0015】
【第1実施例】 以下、請求項1及び2の発明を具体化
した第1実施例を図面に従って説明する。先ず、本実施
例のコロナリング1が装着される相間スペーサ11につ
いて説明する。図3に示すように、相間スペーサ11は
中心にFRP(繊維強化樹脂)よりなる絶縁棒12を有
している。絶縁被覆13はゴム製であり、絶縁棒12の
外周にモールドされ、その表面には沿面距離を稼ぐ複数
の絶縁ひだ13aが一体に形成されている。送電線把持
金具14は絶縁棒12の上下両端部にそれぞれ圧着固定
されている。そして、コロナリング1はこの把持金具1
4の外周にそれぞれ装着されている。前記相間スペーサ
11は上方及び下方の送電線(図示しない)間にこの送
電線把持金具14を介して装着されている。
【0016】前記コロナリング1について説明する。図
1〜図3に示すように、コロナリング本体2はアルミニ
ウム又はアルミニウム合金を材料とする鋳物であり、上
面円環状をなすように形成されている。そして、同コロ
ナリング本体2は、その一部が離間されて開口3が形成
され、全体として上面C字状をなしている。同開口3を
形成することにより、送電線間に相間スペーサ11が装
着された状態においてもコロナリング1を脱着可能とし
ている。
【0017】凹部4はコロナリング本体2の上面に形成
されており、同コロナリング本体2の延びる方向に沿っ
て、その一方の開口端(開口端とは開口3近傍に位置す
る各部材の端部を指す)2aから他方の開口端2bまで
延設されている(後述する取付部8の基部が位置する部
分は除く)。同凹部4は肉盗みの目的で形成されてお
り、コロナリング1はこれにより軽量化が図られると供
に、コロナリング本体2の肉厚が略均一となっている。
【0018】そして、前記のように凹部4が形成される
ことにより、コロナリング本体2は底壁部5と同底壁部
5の内外側端縁に延設された内外側壁部6、7とが形成
されている。底壁部5と同底壁部5から内外側壁部6、
7にかけて連続する外周面は曲面に形成されている。内
外側壁部6、7の開口端は腕曲されて、対向する外内側
壁部7、6の開口端に連続されている。この連続された
両側壁部6、7の開口端及びそれらに底面側から連続す
る底壁部5の開口端により、コロナリング本体2の開口
端2a(2b)は他方の開口端2b(2a)に凸曲面で
対向するようになっている。
【0019】取付部8はコロナリング本体2の外側壁部
7から凹部4を横切るようにして、同コロナリング本体
2の中心部方向に向かって一体に延設されている。取付
部8はその先端部に挟持部8aを有しており、同挟持部
8aはその中央部に挟持凹部8bが形成されている。別
体の挟持板9は同じくその中央部に挟持凹部9aが形成
されており、同挟持板9は前記挟持部8aに対して両挟
持凹部8b,9aが対向するようにしてボルト止めされ
ている。
【0020】そして、本実施例のコロナリング1におい
ては、底壁部5に排水孔10が貫通形成されている。す
なわち、一つの排水孔10は底壁部5において一方の開
口端2a付近から取付部8の基端部付近まで延設されて
いる。他方の排水孔10は他方の開口端2b付近から同
様にして延設されている。このように、底壁部5におい
て合計二箇所に、コロナリング本体2の延びる方向に沿
って腕曲した長孔形状の排水孔10が形成されている。
図2に示すように、底壁部5は、同排水孔10が形成さ
れることにより、略四半円弧状の内側及び外側底壁部5
b,5aが残るだけで、図7及び図8に示す従来技術と
比較して大幅に底壁部5の構成が削除されていることが
わかる。
【0021】図3に示すように、前記構成のコロナリン
グ1は、相間スペーサ11の上下端の把持金具14を取
付部8の挟持凹部8b、9a間に挿入配置し、ボルトを
締めつけることにより装着されている。同コロナリング
1は上端の把持金具14においては、その凹部4が上方
(図面において上側)に開口されるようにして装着され
ている。また、下端の把持金具14には、上端の把持金
具14に装着されたコロナリング1と同様な構成のコロ
ナリング1が図1に示す状態から天地反転した状態で装
着されている。そして、相間スペーサ11の上下端に装
着されたコロナリング1は、同相間スペーサ11の両端
部付近の電界を緩和して、コロナ放電の発生を抑止する
ようになっている。
【0022】図1及び図2に示すように、前記相間スペ
ーサ11の上端側に装着されたコロナリング1において
は、凹部4が上方に向かって開口されている。従って、
降雨時には、同凹部4に雨水が受けられることになる。
しかし、本実施例のコロナリング1においては、底壁部
5の大部分を占めるようにして排水孔10が形成されて
いる。つまり、従来の小径な水抜き孔27と比較して排
水能力が高くなっている。従って、この大きく開口され
た排水孔10により、例えば、排水孔10の開口縁部に
僅かに残る外側及び内側の底壁部5a,5bに受けられ
た雨水や側壁部6、7に付着され下方に伝った雨水等
は、同凹部4内において停留されることなくその下方に
それぞれ排水される。また、従来の小径な水抜き孔27
では殆ど考えられなかったが、一部の雨滴においては、
凹部4の開口を通過され、側壁面に触れずに同凹部4の
内空間及び排水孔10を介して下方に直接落下されるも
のもある。
【0023】以上のように、本実施例においては、底壁
部5の大部分を占めるようにして排水孔10が形成され
ており、多量な降雨であっても凹部4に雨水が停留され
ることなく同排水孔10から排出できる。従って、停留
される雨水が滝状に流れ落ちることを抑えて、コロナ発
生の好適条件をなす雨水による突起発生を抑えられる。
よって、コロナ発生による雑音が目標雑音レベルまで達
する運転電圧を高くできる。つまり、これ以上電圧が高
くなると周囲に障害を与える雑音が発生されると想定さ
れる電圧を高くすることができ、電波障害を起こし難く
なる。また、コロナ発生電圧が高くなることにより、閃
光の発生も抑えられてる。以上のように、同コロナに起
因した諸問題を解決できる。
【0024】また、排水孔10は底壁部5において大き
く開口されているため、凹部4に受けられた雨水を完全
に排水することができる。従って、抜けきらない雨水に
よるコロナリング本体2の腐食の発生を防止できる。
【0025】さらに、前記のように排水孔10を形成し
たことにより、コロナリング1の軽量化に貢献できる。
なお、相間スペーサ11の下端側(図3において下側)
に装着されたコロナリング1は、本実施例の効果を奏す
る点から上端側に装着されたコロナリング1と同一の構
成とする必要はない(排水孔10を有しなくても良
い)。しかし、本実施例においては、同コロナリング1
の準備(同一の物を用意すれば良い)や取り付け易さ
(上端或いは下端のいずれに装着しても良く、装着ミス
のおそれがない)、或いは相間スペーサ11構成全体の
軽量化(下端のコロナリング1も軽量化を奏する排水孔
10が形成されている)等を考慮して、前記のように上
下端ともに同一構成のコロナリング1が装着されてい
る。
【0026】
【第2実施例】 以下、請求項3の発明を具体化した第
2実施例を図面に従って説明する。なお、上記第1実施
例と同一構成の部材には同じ番号を付してある。
【0027】図6に示すように、本実施例のコロナリン
グ15を構成するコロナリング本体16は、上記第1実
施例のコロナリング本体2と同様な四半円弧状の外側の
底壁部5a及び同底壁部5aの外側端縁から延びる外側
壁部7のみの構成を有している(図2において二点鎖線
から矢印方向のみの構成)。つまり、この外側の底壁部
5a及び同底壁部5aの外側端縁から延びる外側壁部7
は一部が離間された円環状をなす側壁体をなしている。
そして、外側壁部7の開口端は内側に腕曲され、それに
連続される外側底壁部5aとにより、コロナリング本体
16の開口端16a(16b)は他方の開口端16b
(16a)に対して凸曲面で対向されている。
【0028】本実施例においては、外側底壁部5aと外
側壁部7のみの構成により、上記第1実施例のように凹
部4が存在しない。従って、雨滴はこの外側底壁部5a
と外側壁部7に付着されたものがそのまま落ちる程度
で、コロナ発生の好適条件をなす雨水の突起が形成され
ることを防止できる。よって、本実施例によれば、降雨
時においてもコロナ発生の危惧はなくなる。
【0029】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様で実施できる。 (1)上記第1実施例において排水孔10は、取付部8
の基部を境に二箇所形成されていた。これを変更し、例
えば、図5に示すように前記二箇所の排水孔をさらに二
分割して合計四箇所に形成しても良い。さらに、これら
を分割して長孔形状の排水孔を多数形成しても良い。こ
のように、長孔形状の排水孔を多数箇所に分割して形成
することにより、各排水孔間に位置する底壁部の残存部
分が補強部をなして排水孔を形成することによるコロナ
リングの強度低下を抑えられる。また、前記排水孔10
のような長孔形状の排水孔と、従来のような真円形の排
水孔27との組み合わせでも良い。 (2)上記第1実施例においてコロナリング本体2は、
一部が離間された円環状をなしていたが、これを変更し
図4に示すように、開口3が閉じられた円環状をなすよ
うに構成すること。この場合、取付部8はコロナリング
本体2の内壁部6間に跨設され、その中央部にて挟持部
8aが形成されている。このように開口3を閉じる構成
とすることにより、コロナリング本体2の開口端部2
a,2b間でのコロナ発生を防止できる。なお、図5や
図6に示すコロナリング1、15においても、前記と同
様に開口3を閉じる構成としても良い。
【0030】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について記載する。コロナリング本体2は一部が
離間された円環状をなして、同離間部分に開口3が形成
され、同コロナリング本体2の開口端2aは他方の開口
端2bに対して凸曲面にて対向するように構成された請
求項1又は2に記載のコロナリング。
【0031】このようにすれば、開口端2a,2bにお
けるコロナ発生を抑止できる。また、開口3が形成され
ることにより本コロナリング1の装着が容易に行い得
る。
【0032】
【発明の効果】 上記構成の請求項1及び4の発明によ
れば、凹部に受けられた雨水を遅滞なく排出でき、降雨
時においてもコロナ発生を抑えて、同コロナ放電に起因
した諸問題を解決できる。
【0033】請求項2及び8の発明によれば、本コロナ
リングの送電線碍子装置や相間スペーサ等に対する装着
が容易となる。 請求項3及び9の発明によれば、開口部
に起因したコロナの発生を抑制することができる。請求
項5の発明によれば、同排水孔を形成することによるコ
ロナリングの強度低下を低く抑えることができる。請求
項6及び7の発明によれば、雨水が停留される危惧がな
く、降雨時において停留雨水に起因したコロナの発生を
抑えることができる。従って、同コロナ放電に起因した
諸問題の危惧がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のコロナリングの斜視図。
【図2】 コロナリングの横断面図。
【図3】 相間スペーサを一部破断して示す正面図。
【図4】 第1実施例の別例を示す図であって、コロナ
リングの斜視図。
【図5】 第1実施例の別例を示す図であって、コロナ
リングの斜視図。
【図6】 第2実施例のコロナリングの斜視図。
【図7】 従来のコロナリングを示す斜視図。
【図8】 コロナリングの横断面図。
【符号の説明】
1…コロナリング、2…コロナリング本体、3…開口、
4…凹部、5…底壁部、6…内側壁部、7…外側壁部、
10…排水孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−283066(JP,A) 特開 昭54−1852(JP,A) 実開 昭49−70498(JP,U) 実開 昭60−85032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01T 19/02 H01B 17/42 H01T 4/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状をなす底壁部と、同底壁部の内端縁
    及び外端縁に沿ってそれぞれ設けられた内側壁部及び外
    側壁部とからなり、外周面が曲面状をなすコロナリング
    本体と、 前記底壁部において、コロナリング本体の延びる方向に
    沿って貫設され、底壁部の大部分を占める長孔形状の排
    水孔とを備えたコロナリング。
  2. 【請求項2】 前記コロナリング本体は、その環状の一
    部が離間されることにより開口部が形成されている請求
    項1に記載のコロナリング。
  3. 【請求項3】 前記開口部において、外側壁部の両開口
    端は内側に腕曲され、内側壁部の両開口端は外側に腕曲
    されることで、コロナリング本体の両開口端は凸曲面に
    て対向されている請求項2に記載のコロナリング。
  4. 【請求項4】 前記コロナリング本体には、同コロナリ
    ング本体を送電線碍子装置や相間スペーサ等に取り付け
    るための取付部が設けられており、同取付部は、コロナ
    リング本体の中心側に配置されている請求項1〜3のい
    ずれかに記載のコロナリング。
  5. 【請求項5】 前記排水孔は、底壁部において複数箇所
    に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のコロ
    ナリング。
  6. 【請求項6】 コロナリング本体が、環状をなす底壁部
    と、同底壁部の外端縁に設けられた外側壁部のみにより
    構成され、同外側壁部の外周面が曲面状をなすコロナリ
    ング。
  7. 【請求項7】 前記コロナリング本体の横断面形状は四
    半円弧状である請求項6に記載のコロナリング。
  8. 【請求項8】 前記コロナリング本体は、その環状の一
    部が離間されることにより開口部が形成されている請求
    項6又は7に記載のコロナリング。
  9. 【請求項9】 前記開口部において、外側壁部の両開口
    端が内側に腕曲されることで、コロナリング本体の両開
    口端は凸曲面にて対向されている請求項8に記載のコロ
    ナリング。
JP6318595A 1994-12-21 1994-12-21 コロナリング Expired - Lifetime JP2815317B2 (ja)

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Cited By (1)

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