JPH07176233A - ジャンパ線v吊懸垂装置 - Google Patents

ジャンパ線v吊懸垂装置

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JPH07176233A
JPH07176233A JP5345243A JP34524393A JPH07176233A JP H07176233 A JPH07176233 A JP H07176233A JP 5345243 A JP5345243 A JP 5345243A JP 34524393 A JP34524393 A JP 34524393A JP H07176233 A JPH07176233 A JP H07176233A
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Japan
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case
shield ring
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jumper wire
auxiliary shield
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JP5345243A
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Katsuo Oribe
克雄 織部
Yasushi Oba
康司 大場
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Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャンパ線V吊懸垂装置のウエイト重量が増
加して、ウエイトケースが従来よりも下方へ拡大して
も、特に降雨時のコロナ発生を防止できるようにする。 【構成】 ケースの下部周囲を囲むように補助シールド
リングを設けるとともに、その補助シールドリングは、
ケースの下部の面よりも少し上方に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線鉄塔のジャンパ
線をV形がいし連装置で吊して支持するジャンパ線V吊
懸垂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種装置は、送電線鉄塔(以
下、鉄塔という)のアームにV形がいし連装置が取付け
られているとともに、そのV形がいし連装置の下端部に
は、ウエイト片を収容したケースが接続されている。
【0003】そして、そのケースには、ジャンパ線を支
持するためのクランプが設けられているとともに、ケー
ス上部には、シールドリングが設けられている(例え
ば、実公平4−27055号公報)。
【0004】したがって、上記従来装置においては、ウ
エイト片を収容したケースの重量により、V形がいし連
装置の弛みが効果的に防止されて、所定のV吊を形成す
るとともに、ジャンパ線に横風が作用してもジャンパ線
の横揺れを効果的に防止することができる。また、シー
ルドリングを設けているので、特に降雨時におけるコロ
ナ発生を効果的に防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置において、さらに強い横風に耐えるように、例え
ば、ウエイト片の総重量を500kgから1000kg
に増加すると、ウエイト片数が増えるためにケースが下
方へ拡大し、従来の大きさのシールドリングでは、コロ
ナ発生を防止できなくなるおそれがあった。すなわち、
シールドエリアが不足するおそれがあった。
【0006】本発明の実施例装置の説明で用いる図1を
用いてさらに説明すると、ウエイトWを増加させたため
に、ケースCが下方へ拡大すると、ケースCの下部部分
がシールドリングR0 のシールドエリア外となり、特に
降雨時のコロナ発生を効果的に防止することができなく
なるおそれがあった。
【0007】ところで、このような不都合を防止するた
めに、ケースCが下方へ拡大した分だけ、シールドリン
グR0 を大きくすることも考えられる。しかしながら、
シールドリングR0 と鉄塔Tとの絶縁間隔が所定値以下
となり、対地絶縁特性に悪影響を与えるという新たな問
題点が発生する。
【0008】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、従来のシー
ルドリングの大きさをそのままにして、ウエイトの重量
増加に伴ってケースが下方へ拡大されても、コロナシー
ルド特性を予定どおり確保することのできるジャンパ線
V吊懸垂装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記目的
を達成するために、鉄塔のアームに設けられたV形がい
し連装置の下端に、上部にシールドリングを有し、かつ
内側に所定重量のウエイトを収容したケースを吊し、そ
のケースにクランプを介してジャンパ線を取付けるジャ
ンパ線V吊懸垂装置において、前記ケースに、そのケー
スの下部周囲を囲むように補助シールドリングを設けた
ことを特徴としている。また、前記補助シールドリング
は、ケースの下部の面よりも少し上方に設けられている
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、補助シールドリングは、ケ
ース下部のコロナ発生を防止する。また、補助シールド
リングは、ケースが地面等の載置面に置かれても、その
載置面に接することがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本発明の一実施例装置の正面図、
図2はその下部部分の拡大正面図、図3は図2の側面図
である。
【0013】鉄塔TのアームAには、一対のがいし連を
所定の間隔を保って形成された周知のV形がいし連装置
Bが取付けられていて、そのV形がいし連装置Bの下端
部には、内側に多数のウエイト片W′,W′…を積層し
て形成されたウエイトWを収容したケースCの上部が接
続されている。
【0014】したがって、V形がいし連装置Bは、ウエ
イトWにより、弛みが効果的に防止されて、所定のV形
を形成することができる。
【0015】ケースCの上部には、従来装置と同様に、
ケースCの上部周囲及びV形がいし連装置Bの下部を囲
むようにシールドリングR0 が設けられている。そし
て、このシールドリングR0 は、鉄塔Tとの間に、所定
の絶縁間隔L1 有していて、所定の絶縁特性が得られる
ように構成されている。
【0016】ケースCは、従来装置よりもウエイトWの
重量が増加した分だけ、例えば、従来装置のウエイト重
量500kgが1000kgに増加したとき、200〜
250mm程度下方へ拡大して形成される。
【0017】補助シールドリングRは、図4に示される
ように、パイプ材をリング状に溶接して形成され、ケー
スCの下部の面よりも少し上にケース1を囲むように取
付片1,1…を介して取付けられている。そして、その
補助シールドリングRの大きさは、上部のシールドリン
グR0 よりも小さく、従って、補助シールドリングRと
鉄塔Tとの絶縁間隔L2 は、上部のシールドリングR0
と鉄塔Tとの絶縁間隔L1 よりも大きく形成されてい
る。したがって、補助シールドリングRと鉄塔Tとの間
隔は、所定の絶縁が確保される。
【0018】図中、2,2…は、ケースCの側面に設け
られたクランプであって、図示しないジャンパ線が取付
けられるように構成されている。なお、図示の例では、
クランプCが4個設けられていて、4本のジャンパ線が
取付けられるように構成されている。
【0019】上記構成の本実施例装置においては、ケー
スCが下方に伸びても補助シールドリングRを有してい
るので、降雨時のコロナ発生を効果的に防止することが
できる。
【0020】また、補助シールドリングRは、ケースC
の下部の面よりも少し上方に位置しているので、ケース
Cが地面におかれたときでも、補助シールドリングRに
荷重がかからず、変形を防止することができる。すなわ
ち、ケースC・クランプ2・ウエイトW・補助シールド
リングRは、予め一体に組み立てられて、製造箇所より
建設施工現場まで輸送されるとともに、施工現場の資材
置場に保管される。そのとき、補助シールドリングR
は、ケースCの下部の面より少し上方に設けられておる
ので、他の物体、特に地面と接触する機会がなく、変形
を防止することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るジャンパ線V吊懸垂装置
は、そのケースの下部周囲を囲むように補助シールドリ
ングを設けたので、ケース下部のコロナシールド特性を
改善し、特に降雨時のコロナ発生を効果的に防止するこ
とができる。したがって、ウエイトを増加することによ
る横風対策と相まって、対地絶縁特性が従来と遜色ない
ジャンパ線V吊懸垂装置とすることができる。
【0022】また、補助シールドリングを、ケースの下
部の面よりもすこし上方に設けたときは、例えば、ケー
スが地面等の載置面に置かれても、補助シールドリング
はその載置面に接触せず、補助シールドリングの変形を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の正面図である。
【図2】ケース下部の拡大図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】補助シールドリングの平面図である。
【符号の説明】
T 送電線鉄塔(鉄塔) A アーム B V形がいし連装置 C ケース W ウエイト R0 シールドリング R 補助シールドリング 1 取付片 2 クランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線鉄塔のアームに設けられたV形が
    いし連装置の下端に、上部にシールドリングを有し、か
    つ内側に所定重量のウエイトを収容したケースを吊し、
    そのケースにクランプを介してジャンパ線を取付けるジ
    ャンパ線V吊懸垂装置において、 前記ケースに、そのケースの下部周囲を囲むように補助
    シールドリングを設けたことを特徴とするジャンパ線V
    吊懸垂装置。
  2. 【請求項2】 補助シールドリングは、ケースの下部の
    面よりも少し上方に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のジャンパ線V吊懸垂装置。
JP34524393A 1993-12-20 1993-12-20 ジャンパ線v吊懸垂装置 Expired - Fee Related JP3362939B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103953216A (zh) * 2014-03-24 2014-07-30 朱晓鹏 一种使用v形组合串直线塔的双回路输电线路
CN105469910A (zh) * 2015-12-30 2016-04-06 中国电力工程顾问集团西南电力设计院有限公司 一种750kV线路十字联板悬垂串
CN109347038A (zh) * 2018-10-31 2019-02-15 国网河南省电力公司濮阳供电公司 高压导线跳线防风偏悬重锤装置
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CN112448350A (zh) * 2020-11-24 2021-03-05 国网河南省电力公司经济技术研究院 一种防跳线风偏的钻越塔

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