JPH0445388Y2 - - Google Patents

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JPH0445388Y2
JPH0445388Y2 JP1357188U JP1357188U JPH0445388Y2 JP H0445388 Y2 JPH0445388 Y2 JP H0445388Y2 JP 1357188 U JP1357188 U JP 1357188U JP 1357188 U JP1357188 U JP 1357188U JP H0445388 Y2 JPH0445388 Y2 JP H0445388Y2
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pipe
conductor
pipe conductor
jumper
terminal
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、架空送電線用のパイプ式ジヤンパ装
置に係り、特にそのコロナ特性の改善に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来のパイプ式ジヤンパ装置の構造を図−3に
示す。すなわちパイプ式ジヤンパ装置は、耐張碍
子連12,12により鉄塔13に引き留められた
多導体送電線11,11を相互に接続するもの
で、剛性のあるパイプ導体14と、その両端に接
続された可撓性のあるジヤンパ線15,15とを
備えている。ジヤンパ線15,15の下端側は端
子16,16によりパイプ導体14の端部外周に
接続されており、上端側は引留クランプ(図示せ
ず)により多導体送電線11,11に接続されて
いる。またパイプ導体14は、その両端を吊下げ
装置17により碍子連12,12先端のヨーク1
8に吊下げられている。
このようなパイプ式ジヤンパ装置では、左右の
碍子連12,12の傾斜角が大きく異なると、パ
イプ導体14も図示のように傾くことになる。こ
のような取付け状態で、パイプ導体14に雨が当
たると、付着した雨水がパイプ導体14を伝わつ
て下方に流れ、複数本のジヤンパ線15のうちの
外側のジヤンパ線15の最下点に集中して、水滴
19となつて落下することになる。
このような現象はパイプ導体がほぼ水平に配置
されている場合でも起こり得る。
〔課題〕
パイプ式ジヤンパ装置における外側のジヤンパ
線の最下点は、ジヤンパ線表面の電位傾度が高い
部分であるので、この部分から水滴が集中的に落
下すると、大きなコロナ雑音が発生し、周囲に悪
影響を及ぼす。
〔課題の解決手段とその作用〕
本考案は、上記のような従来技術の課題を解決
するパイプ式ジヤンパ装置を提供するものであ
る。
この目的を達成するため本考案は、剛性のある
パイプ導体と、その両端に接続された可撓性のあ
るジヤンパ線とを備えたパイプ式ジヤンパ装置に
おいて、上記パイプ導体とジヤンパ線を接続する
端子の近傍の、パイプ導体の少なくとも下面側
に、上記端子より高さの低い水切り突起を設けた
ことを特徴とする。
パイプ導体とジヤンパ線を接続する端子はパイ
プ導体の端部周面から突出しており、その近傍の
パイプ導体の周面は電位傾度の低い領域となつて
いる。したがつてこの部分に端子より高さの低い
水切り突起を形成し、そこから水滴を集中的に落
下させるようにすれば、コロナの発生を大幅に低
減できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図−1および図−2を
参照して詳細に説明する。
図−1および図−2において、図−3と同一部
分には同一符合が付してある。このパイプ式ジヤ
ンパ装置の特徴は、パイプ導体14とジヤンパ線
15を接続する端子16の近くの、パイプ導体1
4の外周に環状の水切り突起20を設けたことで
ある。この水切り突起20の(パイプ導体14周
面からの)高さは端子16の高さより低くしてあ
る。水切り突起20は傾斜したパイプ導体14の
低い方の端部側に設けられることは勿論である。
このようにすればパイプ導体14の傾斜に沿つ
て流れてきた雨水は、水切り突起20を乗り越え
ることができないので、その下部より水滴19と
なつて落下する。しかも水切り突起20を設けた
部分は、端子16の影響で電位傾度が低くなつて
いるので、そこから多量の水滴が落下してもコロ
ナが発生するおそれは殆どない。
なおパイプ導体に付着した雨水は、パイプ導体
の下面に沿つて流れるので、水切り突起はパイプ
導体の下面側に設けておけば、その目的を達成で
きる。また水切り突起からの水滴の離脱を速くす
るには、水切り突起の断面形状を山形にして、表
面張力による水滴の膨らみを小さくするのがよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、パイプ導
体に付着した雨水が電位傾度の低い所から落下す
るようになるので、パイプ式ジヤンパ装置のコロ
ナ発生度合が格段に低くなり、周辺へのコロナ雑
音の影響を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
図−1は本考案の一実施例に係るパイプ式ジヤ
ンパ装置の正面図、図−2は同装置の要部を示す
斜視図、図−3は従来のパイプ式ジヤンパ装置の
正面図である。 14……パイプ導体、15……ジヤンパ線、1
6……端子、20……水切り突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 剛性のあるパイプ導体と、その両端に接続され
    た可撓性のあるジヤンパ線とを備えたパイプ式ジ
    ヤンパ装置において、上記パイプ導体とジヤンパ
    線を接続する端子の近傍の、パイプ導体の少なく
    とも下面側に、上記端子より高さの低い水切り突
    起を設けたことを特徴とするパイプ式ジヤンパ装
    置。
JP1357188U 1988-02-05 1988-02-05 Expired JPH0445388Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01120733U JPH01120733U (ja) 1989-08-16
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