JPH0145218Y2 - - Google Patents

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JPH0145218Y2
JPH0145218Y2 JP13506884U JP13506884U JPH0145218Y2 JP H0145218 Y2 JPH0145218 Y2 JP H0145218Y2 JP 13506884 U JP13506884 U JP 13506884U JP 13506884 U JP13506884 U JP 13506884U JP H0145218 Y2 JPH0145218 Y2 JP H0145218Y2
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jumper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、架空送電線のジヤンパ装置に係り、
特に、本線相互を電気的に接続するためのジヤン
パロツドに、コロナ放電特性改良用のダミーロツ
ドが並設されている形式のジヤンパ装置に関する
ものである。
第8図は、架空送電線のジヤンパ装置の従来例
を示すもので、鉄塔アーム1に支持されている耐
張碍子連2と本線3との間にある金具4に吊り材
5を取りつけ、この吊り材5により剛性を有する
ジヤンパロツド6を吊持し、このジヤンパロツド
6の両端を接続用導体7を介して本線3に電気的
に接続してなるものである。
このような構造のジヤンパ装置は、最近の百万
ボルト級送電線(以下UHV送電線という)のよ
うに、その耐張碍子連の長さが10数メートルにも
及ぶ大型のジヤンパ装置に適用した場合に、施工
性や成形性の面から有利なものと考えられる。
一方、UHV送電線におけるジヤンパ装置は、
乾燥時はもちろん特に雨天時におけるオーデイブ
ルノイズ(以下ANという)およびラジオ雑音
(以下RIという)の原因となるコロナ放電特性を
満足させることが必要であるが、しかし第8図例
の従来のジヤンパ装置の場合には、そのジヤンパ
ロツド6の部分において電位傾度が大となり、そ
のためANおよびRIの原因たるコロナ放電が発生
し易いものであつた。
かかる問題に対して、本出願人のもとで第9図
に示す如く、ジヤンパロツド6と平行にダミーロ
ツド8を同電位に配設して電位傾度を低下させ、
よつてコロナ抑制を図るようにしたジヤンパ装置
(実願昭58−135279)が提案された。このジヤン
パ装置によつてコロナ放電特性に関するかなりの
改善がなされたが、なおかつジヤンパロツド6と
接続用導体7との接続部分で複数本の接続用導体
7の端部が相互に密集することを起因して電位傾
度が大となり、そのため斯かる部分でのコロナ放
電特性上の問題が残るものであつた。
〔考案の目的〕
本考案はジヤンパロツド部分では勿論のことジ
ヤンパロツドと接続用導体との接続部付近でのコ
ロナ発生をも抑制し、よつて完全なコロナ抑制型
のジヤンパ装置を得ることを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
本考案では上記問題を解決するために、ジヤン
パロツドよりも長いダミーロツドをその両端が前
記接続用導体の下部位置に至るようにジヤンパロ
ツドに同電位に並列に接続し、かつジヤンパロツ
ドと複数本の接続用導体とを接続する接続装置を
ジヤンパロツドの端部に固定した接続基体と、そ
の接続基体に水平方向より下向きで、かつ、上方
のものほど接続基体の先端側にずれて位置する如
き放射状に設けられた接続用導体の接続端子部材
とで構成した。
〔作用〕
ダミーロツドの存在により、ジヤンパロツドの
電界が緩和されてジヤンパロツド部分の電位傾度
が低下し、コロナ放電特性が改善される。
また各接続用導体の端部がジヤンパロツドに対
して接続装置を介して上方のものほど接続装置先
端側にずれて位置する如き方射状に間隔を開けて
分散した状態で連結され、かつその分散した状態
の接続用導体の下部位置にまでダミーロツドが延
長されているので、ジヤンパロツドと接続用導体
との接続部付近における電位傾度が低減し、この
部分でのコロナ放電特性が著しく改善される。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第7図に従つ
て説明する。
第2図の如く、8本の素導体3a〜3hが正8
角形の各頂点位置に分散配置されて8導体送電線
を構成している本線3が、第1図のように鉄塔ア
ーム1に耐張碍子連2およびヨーク等の金具4を
介して耐張支持され、左右の金具4に取り付けら
れた吊り材5により、例えばアルミパイプ製の2
本のジヤンパロツド6が鉄塔アーム1の下方に水
平、かつ、互いに平行に吊持され前記本線3とジ
ヤンパロツド6とが複数本の接続用導体7を介し
て電気的に接続されている。
以上の構成は第8図に示した従来のものと基本
的には共通するが、本考案においては第1図、第
3図〜第4図に示す如く、導電性を有するダミー
ロツド8が金属製のスペーサ9によつてジヤンパ
ロツド6の下側にこれと並例に配設されている。
そして特にダミーロツド8は、その長さがジヤン
パロツド6よりも長く、両端が前記複数本の接続
用導体7の下部位置にまで至つており、また前記
の各接続用導体7は、ジヤンパロツド6の端部に
接続装置10を介して接続されている。なおここ
で、前記ダミーロツド8は、少なくとも外周面が
導電性を有するものであり、例えば金属管、ある
いは、導電性材料をコーテイングした合成樹脂管
等によつて形成することができる。
前記接続装置10は第4図〜第7図に示すよう
にジヤンパロツド6の端面に固定した基部11a
に鉛直面をなす板部11bを固定してなる接続基
体11と、その接続基体11の前記板部11bに
嵌合するU字状基部12aに筒状部12bを一体
に突設してなる接続端子部材12とで構成され、
前記板部11bに嵌合したU字状基部12aをボ
ルト13で結合して接続基体11と接続端子部材
12を一体とするものである。図示実施例の場合
接続端子部材12は、1つの接続装置10(接続
基体11)について4個設けられ、それぞれに接
続用導体7が挿入圧着固定されている。そして、
特に本考案においては、前記接続端子部材12が
水平方向より下向きで、かつ、上方のものほど接
続基体11の先端側にずれて位置する如き方射状
に分散されている。
なお、上記接続基体11は、図面上その板部1
1bが鉛直面をなすが、その向きは必らずしもこ
れに限定されるものではない。
また、前述の放射状とは、第6図の如く各接続
端子部材12の中心線が1点0に交わる一般的な
放射状のみでなく、第7図の如く、中心線が一致
しないものも含む。
また、図示の実施例ではジヤンパロツド6を2
本としているが、1本あるいは3本以上であつて
もよく、ダミーロツド8も1本に限らず必要に応
じて複数本とすることができる。この場合、ジヤ
ンパロツドとダミーロツドの相互位置関係は鉛直
方向の電位傾度が最小となる配置が好ましい。ま
たダミーロツドはジヤンパロツドの上側にあつて
もよい。さらにまた、本考案は図示実施例の8導
体送電線以外の多導体送電線にも適用できること
は言うまでもない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ジヤンパロツド6にダミーロ
ツド8を同電位に並列に配置しているので、ジヤ
ンパロツド部分における電位傾度が低下し、コロ
ナ放電特性が改善される。
そして特に、複数本の接続用導体7の端部が、
接続装置10に対して水平方向より下向きで、か
つ、上方のものほど接続装置10の先端側にずれ
て位置する如き放射状に分散されているので、各
接続用導体7は相互間に十分な間隔が保たれ、し
たがつてジヤンパロツド6との接続部近傍におけ
る電位傾度が低減されかつ前記ダミーロツド8が
接続装置10に接続された接続用導体7の下部位
置にまで延長されているので接続装置10の極く
近傍についても電位傾度の低減を図ることがで
き、したがつてこれらの結果ジヤンパ装置全体に
わたつてコロナ放電特性を改善したコロナ完全抑
止型のジヤンパ装置を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないしは第7図本考案の一実施例を示す
もので、第1図はジヤンパ装置全体の側面図、第
2図は第1図における−線拡大横断面図、第
3図は第1図における−線拡大横断面図、第
4図は第1図における要部の拡大側面図、第5図
は第4図におけるV矢視の平面図、第6図は放射
状の態様の説明図、第7図は放射状の他の態様の
説明図、第8図は従来のジヤンパ装置を示す側面
図、第9図は他の従来のジヤンパ装置を示す側面
図である。 1……鉄塔アーム、2……耐張碍子連、3……
本線、4……金具、5……吊り材、6……ジヤン
パロツド、7……接続用導体、8……ダミーロツ
ド、10……接続装置、11……接続基体、12
……接続端子部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐張碍子連2と複数本の素導体からなる本線3
    との間にある金具4に吊り材5が取りつけられ、
    その吊り材5により鉄塔アーム1の下方に配置さ
    れているジヤンパロツド6の両端付近が吊持され
    ているとともに、前記ジヤンパロツド6の両端が
    前記本線3に接続されている複数本の接続用導体
    7の他端部に接続装置10を介して電気的に接続
    されているジヤンパ装置において、前記ジヤンパ
    ロツド6よりも長く両端が前記接続用導体7の下
    部位置にまで至るダミーロツド8がジヤンパロツ
    ド6に同電位に並列に接続され、かつ前記接続装
    置10がジヤンパロツド6の端部に固定された接
    続基体11と、その接続基体11に水平方向より
    下向きとし、かつ、上方のものほど接続基体11
    の先端側にずれて位置する如き放射状に設けられ
    た接続用導体7の接続端子部材12とで構成され
    ていることを特徴とする架空送電線のジヤンパ装
    置。
JP13506884U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0145218Y2 (ja)

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JP13506884U JPH0145218Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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JP13506884U JPH0145218Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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Publication Number Publication Date
JPS6149522U JPS6149522U (ja) 1986-04-03
JPH0145218Y2 true JPH0145218Y2 (ja) 1989-12-27

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JP13506884U Expired JPH0145218Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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