JP2596585Y2 - 耐張型ヨーク用絶縁カバー - Google Patents
耐張型ヨーク用絶縁カバーInfo
- Publication number
- JP2596585Y2 JP2596585Y2 JP1992072026U JP7202692U JP2596585Y2 JP 2596585 Y2 JP2596585 Y2 JP 2596585Y2 JP 1992072026 U JP1992072026 U JP 1992072026U JP 7202692 U JP7202692 U JP 7202692U JP 2596585 Y2 JP2596585 Y2 JP 2596585Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- tension
- insulating cover
- insulator
- cover
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】送電線路用耐張碍子装置において
その碍子金具間の電流短絡を防止する耐張型ヨーク(碍
子金具)用絶縁カバーに関する。
その碍子金具間の電流短絡を防止する耐張型ヨーク(碍
子金具)用絶縁カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来送電線路を支持物に引き留める形で
使用されている絶縁碍子装置は種々あり、碍子金具が用
いられているものには耐張碍子装置、懸垂碍子装置など
がある。これらの装置には強度上二連碍子なども用いら
れている。絶縁碍子装置は碍子と、碍子と支持物を連結
する碍子金具(以後支持物側ヨークと称す)と、碍子と
電線クランプを連結する碍子金具(以後送電線路側ヨー
クと称す)とからなっている。特に碍子を二連以上にす
る場合にはそれらと連結する金具が必要となる。これら
の碍子金具にはUボルト,Uクレビス等種々あり又直角
クレビス、平行クレビス、二連ヨーク、等各種のものが
ある。これら碍子金具を碍子と共に使用状況に応じ組合
せて使用している。
使用されている絶縁碍子装置は種々あり、碍子金具が用
いられているものには耐張碍子装置、懸垂碍子装置など
がある。これらの装置には強度上二連碍子なども用いら
れている。絶縁碍子装置は碍子と、碍子と支持物を連結
する碍子金具(以後支持物側ヨークと称す)と、碍子と
電線クランプを連結する碍子金具(以後送電線路側ヨー
クと称す)とからなっている。特に碍子を二連以上にす
る場合にはそれらと連結する金具が必要となる。これら
の碍子金具にはUボルト,Uクレビス等種々あり又直角
クレビス、平行クレビス、二連ヨーク、等各種のものが
ある。これら碍子金具を碍子と共に使用状況に応じ組合
せて使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これら絶縁碍子装置
は、例えば耐張碍子装置は鉄塔に送電線路を引き留める
ために使用されている。この耐張碍子装置上に鳥類が運
び込む営巣材の木の枝、針金等の伝導体が落下し、それ
らが碍子金具の支持物側ヨークと送電線路側ヨークに接
触することにより、電流の短絡を発生させ電気供給に支
障を来すなど事故の原因となる。特に耐張碍子装置はこ
の鳥類による事故発生率が高い。本考案はこのような問
題点を解消することを目的とするものである。
は、例えば耐張碍子装置は鉄塔に送電線路を引き留める
ために使用されている。この耐張碍子装置上に鳥類が運
び込む営巣材の木の枝、針金等の伝導体が落下し、それ
らが碍子金具の支持物側ヨークと送電線路側ヨークに接
触することにより、電流の短絡を発生させ電気供給に支
障を来すなど事故の原因となる。特に耐張碍子装置はこ
の鳥類による事故発生率が高い。本考案はこのような問
題点を解消することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この問題の解消手段とし
て提供する第一考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーはヨー
クの片面の形状にて略同一に形成されたカバー本体と、
上記カバー本体の縁部に設けられ、上記ヨークの片面に
取り付ける際に上記ヨークに係止して本体カバーを支持
する係止部と、を備えたことを特徴とする。第二考案の
耐張型ヨーク用絶縁カバーはその本体部の縁部に隆起部
を備えたことを特徴とする。
て提供する第一考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーはヨー
クの片面の形状にて略同一に形成されたカバー本体と、
上記カバー本体の縁部に設けられ、上記ヨークの片面に
取り付ける際に上記ヨークに係止して本体カバーを支持
する係止部と、を備えたことを特徴とする。第二考案の
耐張型ヨーク用絶縁カバーはその本体部の縁部に隆起部
を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】この第一考案の耐張型ヨーク(支持物側ヨー
ク)用絶縁カバーは、木の枝とか針金等の電気伝導体が
耐張型ヨークと送電線側ヨークに渡りひっかかってもこ
のカバーにより絶縁され耐張型ヨークに直接接触しない
ので、耐張碍子装置の支持物と送電線路間の電流短絡を
防止する。また第二考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーは
絶縁カバー本体部の二縁部に隆起部を備えたことを特徴
としている。この隆起部は、その絶縁カバーと碍子の送
電線側ヨークとに接触している上記のような電気伝導体
が風などにより動いて、裸出した耐張型ヨークの部分に
絶縁カバーから外れ接触しないように阻止する作用をな
す。
ク)用絶縁カバーは、木の枝とか針金等の電気伝導体が
耐張型ヨークと送電線側ヨークに渡りひっかかってもこ
のカバーにより絶縁され耐張型ヨークに直接接触しない
ので、耐張碍子装置の支持物と送電線路間の電流短絡を
防止する。また第二考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーは
絶縁カバー本体部の二縁部に隆起部を備えたことを特徴
としている。この隆起部は、その絶縁カバーと碍子の送
電線側ヨークとに接触している上記のような電気伝導体
が風などにより動いて、裸出した耐張型ヨークの部分に
絶縁カバーから外れ接触しないように阻止する作用をな
す。
【0006】
【実施例】二連耐張碍子装置の耐張型ヨークには懸垂碍
子用ヨーク、長幹碍子用ヨーク等がある。これら耐張型
ヨークは略偏平な五角形の板状をなす。この耐張型ヨー
ク用絶縁カバーについての実施例を図面にて説明する。
実施例、1図1は二連耐張碍子装置の懸垂ヨーク用絶縁
カバー1を示す。図2はその正面図、図3は図2の平面
図、図4はその底面図、図5はその左側面図を示す。ま
た図6は図2のX−X断面図、図7は図2のY−Y断面
図を示す。図8は本実施例の絶縁カバー1が取り付けら
れた状態を示す。
子用ヨーク、長幹碍子用ヨーク等がある。これら耐張型
ヨークは略偏平な五角形の板状をなす。この耐張型ヨー
ク用絶縁カバーについての実施例を図面にて説明する。
実施例、1図1は二連耐張碍子装置の懸垂ヨーク用絶縁
カバー1を示す。図2はその正面図、図3は図2の平面
図、図4はその底面図、図5はその左側面図を示す。ま
た図6は図2のX−X断面図、図7は図2のY−Y断面
図を示す。図8は本実施例の絶縁カバー1が取り付けら
れた状態を示す。
【0007】この絶縁カバー1は本体部3と係止部5と
を有し、本体部3は懸垂ヨーク11に設けられた取付金
具13、14やアークホーン12等の表面の形状に応じ
て形成され盛り上がり部4をなしている。また懸垂ヨー
ク11の二縁端部11e、11fには絶縁碍子15を連
結しているので、本体部3はその二縁端部11e,11
fをカバーしていない。よって電気伝導体が本体部3に
接触していて、本体部3から外れ懸垂ヨーク11の上記
二縁端部11e,11fの裸出した部分に接触しないよ
うにするための隆起部7を有する。係止部5は図2に二
点鎖線にて示す懸垂ヨーク11の二縁端部11e,11
fの側面を除く四縁端部11a,11b,11c,11
dの側面に沿って、懸垂ヨーク11の側面幅のa面,b
面,c面,d面,を形成している。さらにその各面の縁
部は懸垂ヨーク11の裏面内側に向かって懸垂ヨーク1
1を抱持する形で懸垂ヨーク11に嵌合する凸面帯9を
なす。また盛り上がり部4は先端部に円形の操作棒用穴
10を有する。
を有し、本体部3は懸垂ヨーク11に設けられた取付金
具13、14やアークホーン12等の表面の形状に応じ
て形成され盛り上がり部4をなしている。また懸垂ヨー
ク11の二縁端部11e、11fには絶縁碍子15を連
結しているので、本体部3はその二縁端部11e,11
fをカバーしていない。よって電気伝導体が本体部3に
接触していて、本体部3から外れ懸垂ヨーク11の上記
二縁端部11e,11fの裸出した部分に接触しないよ
うにするための隆起部7を有する。係止部5は図2に二
点鎖線にて示す懸垂ヨーク11の二縁端部11e,11
fの側面を除く四縁端部11a,11b,11c,11
dの側面に沿って、懸垂ヨーク11の側面幅のa面,b
面,c面,d面,を形成している。さらにその各面の縁
部は懸垂ヨーク11の裏面内側に向かって懸垂ヨーク1
1を抱持する形で懸垂ヨーク11に嵌合する凸面帯9を
なす。また盛り上がり部4は先端部に円形の操作棒用穴
10を有する。
【0008】上記凸面帯9によって絶縁カバー1は懸垂
ヨーク11にワンタッチにて着脱できるから、この絶縁
カバー1の操作用穴10にて活線操作棒とかロボットと
かマジックハンドなどで挾持し、無停電にて取り付け作
業をすることが出来る。実施例、2図9は二連耐張碍子
装置の耐張ヨーク(支持物側ヨーク)用絶縁カバー21
を示す。
ヨーク11にワンタッチにて着脱できるから、この絶縁
カバー1の操作用穴10にて活線操作棒とかロボットと
かマジックハンドなどで挾持し、無停電にて取り付け作
業をすることが出来る。実施例、2図9は二連耐張碍子
装置の耐張ヨーク(支持物側ヨーク)用絶縁カバー21
を示す。
【0009】前記実施例1と同様この耐張ヨーク用絶縁
カバー21の本体部23は耐張ヨーク31の片面の形状
に応じて形成され盛り上がり部24をなしている。この
盛り上がり部24はその先端部に活線操作棒用穴30を
有する。また本体部23の両縁端部に隆起部27を有す
る。この本体部23はその縁端部が実施例1の懸垂ヨー
ク用絶縁カバー1と同様係止部25を形成しその縁部に
凸面帯27を有する。
カバー21の本体部23は耐張ヨーク31の片面の形状
に応じて形成され盛り上がり部24をなしている。この
盛り上がり部24はその先端部に活線操作棒用穴30を
有する。また本体部23の両縁端部に隆起部27を有す
る。この本体部23はその縁端部が実施例1の懸垂ヨー
ク用絶縁カバー1と同様係止部25を形成しその縁部に
凸面帯27を有する。
【0010】図10は二連耐張碍子装置の耐張ヨーク3
1に耐張ヨーク用絶縁カバー21を装着した説明図であ
る。図10で見るように二連耐張碍子装置は鉄塔33の
先端に係止され、送電線路39を送電線側ヨーク35に
連接されたクランプ37によって引き留めている。
1に耐張ヨーク用絶縁カバー21を装着した説明図であ
る。図10で見るように二連耐張碍子装置は鉄塔33の
先端に係止され、送電線路39を送電線側ヨーク35に
連接されたクランプ37によって引き留めている。
【0011】この耐張ヨーク31に装着された絶縁カバ
ー21はその耐張ヨーク31上に鳥類の運ぶ営巣材等の
電気伝導体が落下しても直接耐張ヨーク31に触れない
ようにカバーし、電流の短絡事故を防止する。また隆起
部27はこの絶縁カバー21上に落下し接触している電
気伝導体が動いて絶縁カバー21から外れないようにそ
の電気伝導体を阻止する。また前記実施例1と同様絶縁
カバー21は無停電の取付作業が出来る。
ー21はその耐張ヨーク31上に鳥類の運ぶ営巣材等の
電気伝導体が落下しても直接耐張ヨーク31に触れない
ようにカバーし、電流の短絡事故を防止する。また隆起
部27はこの絶縁カバー21上に落下し接触している電
気伝導体が動いて絶縁カバー21から外れないようにそ
の電気伝導体を阻止する。また前記実施例1と同様絶縁
カバー21は無停電の取付作業が出来る。
【0012】上記耐張型ヨーク用絶縁カバーの素材は絶
縁性、耐候性、であり強靱であるのが良い。
縁性、耐候性、であり強靱であるのが良い。
【0013】
【考案の効果】この第一考案の耐張型ヨーク用絶縁カバ
ーは、木の枝とか針金等の電気伝導体が耐張型ヨークと
送電線側ヨークとに渡りひっかかることがあっても、こ
のカバーにより耐張型ヨークに直接接触することを阻止
し、耐張碍子装置の支持物と送電線路間の電流短絡を防
止する。また第二考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーの隆
起部は上記のような電気伝導体などがその絶縁カバーと
碍子の送電線側ヨークとに渡り接触していて、例えば風
などにより動いて絶縁カバーから外れたりしないように
阻止する。よって耐張型ヨークの裸出している部分に接
触し、電気供給に支障をきたす事故を未然に防止する効
果がある。
ーは、木の枝とか針金等の電気伝導体が耐張型ヨークと
送電線側ヨークとに渡りひっかかることがあっても、こ
のカバーにより耐張型ヨークに直接接触することを阻止
し、耐張碍子装置の支持物と送電線路間の電流短絡を防
止する。また第二考案の耐張型ヨーク用絶縁カバーの隆
起部は上記のような電気伝導体などがその絶縁カバーと
碍子の送電線側ヨークとに渡り接触していて、例えば風
などにより動いて絶縁カバーから外れたりしないように
阻止する。よって耐張型ヨークの裸出している部分に接
触し、電気供給に支障をきたす事故を未然に防止する効
果がある。
【0014】またこの耐張型ヨーク用絶縁カバーは絶縁
性の高い素材からなり、かつヨークへの着脱が容易な構
造になっているから、活線操作棒、マジックハンド、ロ
ボット等を用いて、絶縁カバーを挾持し、無停電の取付
作業をすることができる。
性の高い素材からなり、かつヨークへの着脱が容易な構
造になっているから、活線操作棒、マジックハンド、ロ
ボット等を用いて、絶縁カバーを挾持し、無停電の取付
作業をすることができる。
【図1】 耐張型ヨーク(懸垂ヨーク)用絶縁カバー
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】 図1の本体部の正面図を示す。
【図3】 図2の平面図を示す。
【図4】 図2の底面図を示す。
【図5】 図2の左側面図を示す。
【図6】 図2のX−X断面図を示す。
【図7】 図2のY−Y断面図を示す。
【図8】 二連耐張碍子装置の懸垂ヨークに絶縁カバ
ーを取り付けた状態の外観図である。
ーを取り付けた状態の外観図である。
【図9】 耐張型ヨーク(耐張ヨーク)用絶縁カバー
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】 二連耐張碍子装置の耐張ヨークに絶縁カバ
ーを取り付けた状態の外観図である。
ーを取り付けた状態の外観図である。
1・・耐張型ヨーク(懸垂ヨーク)用絶縁カバー
3・・本体部 5・・係止部 7・・隆起部
9・・凸面帯 11・・懸垂ヨー
ク 21・・耐張型ヨーク(耐張ヨーク)用絶縁
カバー
3・・本体部 5・・係止部 7・・隆起部
9・・凸面帯 11・・懸垂ヨー
ク 21・・耐張型ヨーク(耐張ヨーク)用絶縁
カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/00 - 17/54 H02G 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】送電線路用耐張碍子装置のヨークの片面の
形状にて略同一に形成されたカバー本体と、 上記カバー本体の縁部に設けられ、上記ヨークの片面に
取り付ける際に上記ヨークに係止して本体カバーを支持
する係止部と、 を備えたことを特徴とする耐張型ヨーク用絶縁カバー。 - 【請求項2】請求項1の絶縁カバー本体部の縁部に隆起
部を備えたことを特徴とする耐張型ヨーク用絶縁カバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072026U JP2596585Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 耐張型ヨーク用絶縁カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072026U JP2596585Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 耐張型ヨーク用絶縁カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636151U JPH0636151U (ja) | 1994-05-13 |
JP2596585Y2 true JP2596585Y2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13477493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992072026U Expired - Lifetime JP2596585Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 耐張型ヨーク用絶縁カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596585Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP1992072026U patent/JP2596585Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636151U (ja) | 1994-05-13 |
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