JP2635718B2 - 架空送電線路 - Google Patents

架空送電線路

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JP2635718B2 JP63243656A JP24365688A JP2635718B2 JP 2635718 B2 JP2635718 B2 JP 2635718B2 JP 63243656 A JP63243656 A JP 63243656A JP 24365688 A JP24365688 A JP 24365688A JP 2635718 B2 JP2635718 B2 JP 2635718B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、隣接する架空送電線間を相間スペーサで連
結した架空送電線路に関するものである。
[従来技術] 送電線路においては、捻回を伴うギャロッピング振
動、或いは相間スペーサ間のサブスパン振動,微風振
動,着氷雪によるスリートジャンプ等により引き起こさ
れる架空線相互の接触即ち短絡を防止する必要がある。
このような短絡防止のための相間スペーサとして従来
は、次のようないずれかのタイプのものを用いていた。
(イ)ステーションポスト硝子等の絶縁物を複数個フラ
ンジ接続していずれの方向にも曲らない構造のもの。
(ロ)両送電線を含む面の方向には曲り易くそれ以外の
方向には曲り難い構造のもの。
(ハ)両送電線を含む面に対して直角方向には曲り易く
それ以外の方向には曲り難い構造のもの。
(ニ)いずれの方向にも曲り易い構造のもの。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、各タイプの相間スペーサで連結した架
空送電線路では、次のような問題点がある。
(イ)のタイプの相間スペーサで架空送電線間を連結
した架空送電線路では、曲げに対する強度上から太い絶
縁物を用いているので、重量が大となり、取付け工事が
困難となり、且つ架空送電線への荷重が増えてしまう。
(ロ)のタイプの相間スペーサで架空送電線を連結し
た架空送電線路では、両送電線を含む面の方向の風荷重
が加わったとき相間が接近してしまう。
(ハ)のタイプの相間スペーサで架空送電線を連結し
た架空送電線路では、両送電線を含む面に対し直角方向
の風荷重が加わったとき相間が接近してしまう。
(ニ)のタイプの相間スペーサで架空送電線を連結し
た架空送電線路では、全方向の風荷重に対して相間が接
近してしまう。
本発明の目的は、相間の接近を防止できる架空送電線
路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の構成を説明する
と、本発明の架空送電線路は、同一径間内で隣接する架
空送電線が第1タイプの相間スペーサと第2タイプの相
間スペーサとでそれぞれ連結され、前記第1タイプの相
間スペーサと前記第2タイプの相間スペーサは一方向に
のみ曲がる少なくとも1つの連結部をそれぞれ備え、前
記第1タイプの相間スペーサの前記連結部の曲がり方向
は前記隣接する架空送電線を含む面の方向に設定され、
前記第2タイプの相間スペーサの前記連結部の曲がり方
向は前記隣接する架空送電線を含む面に対して直角方向
に設定されていることを特徴とする。
[作用] このような第1タイプの相間スペーサと第2タイプの
相間スペーサで架空送電線間を連結すると、第1タイプ
の相間スペーサが線路方向に対して直交する方向の風に
対して架空送電線を一定間隔に保ち、第2タイプの相間
スペーサが線路方向の風に対して架空送電線を一定間隔
に保ち、即ち全方向の風荷重に対して第1タイプ,第2
タイプの相間スペーサが架空送電線を一定間隔に保つ。
従って、架空送電線の異常振動を防止でき、全方向の風
荷重に対して常に一定間隔の相間を保たせることが可能
になる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は各相の架空送電線1がそれぞれ単導体の場
合に本発明を適用した例を示したものである。図示のよ
うに、同一径間に架設された架空送電線1間は、線路方
向に隣接する第1タイプの相間スペーサ2と第2タイプ
の相間スペーサ3とにより連結されている。これら相間
スペーサ2,3は、同一径間に少なくとも1対設けられて
いる。なお、これら相間スペーサ2,3は、例えば径間が
狭いような場合には隣接させず、離して設けてもよい。
第1タイプの相間スペーサ2は、整列配置された複数の
硝子等よりなる絶縁物4が連結部5で連結され、且つそ
の両端には別の連結部5を介して電線把持金具6がそれ
ぞれ連結された構造となっている。特に、各連結部5は
両架空送電線1を含む面に平行な方向に板面を向けた連
結板材7が絶縁物4間及び絶縁物4と電線把持金具6間
に介在され、該連結板材7が連結ピン8でその両側の絶
縁物4又は電線把持金具6に連結された構造となってい
る。このような連結部5は、連結板材7の向きから、両
架空送電線1を含む面の方向には曲がり易くそれ以外の
方向には曲がり難い、換言すれば両架空送電線1を含む
面の方向にのみ曲がる構造になっている。従って、第1
タイプの相間スペーサ2としても、両架空送電線1を含
む面の方向には曲がり易くそれ以外の方向には曲がり難
い、換言すれば両架空送電線1を含む面の方向にのみ曲
がる構造になっている。電線把持金具6は架空送電線1
の外周に巻かれた電線保護線層9の外周から架空送電線
1を把持するようになっている。第2タイプの相間スペ
ーサ3は、第1タイプの相間スペーサ2と同一の構成要
素で構成され、連結板材7の向きが両架空送電線1を含
む面に対して直角方向に向けられている点で相違してい
る。このような向きの連結部材7をもつ連結部5は、両
架空送電線1を含む面に対して直角方向には曲り易くそ
れ以外の方向には曲り難い、換言すれば両架空送電線1
を含む面に対して直角方向にのみ曲がる構造になってい
る。従って、第2タイプの相間スペーサ3としても、両
架空送電線1を含む面の方向に対して直角方向には曲り
易く、それ以外の方向には曲り難い、換言すれば両架空
送電線1を含む面に対して直角方向にのみ曲がる構造に
なっている。
このように両架空送電線1を、第1タイプと第2タイ
プの相間スペーサ2,3で隣接して連結すると、第1タイ
プの相間スペーサ2が線路方向に対して直交する方向の
風に対して架空送電線1を一定間隔に保ち、第2タイプ
の相間スペーサ3が線路方向の風に対して架空送電線1
を一定間隔に保ち、即ち全方向の風荷重に対して第1タ
イプ,第2タイプの相間スペーサ2,3が架空送電線1を
一定間隔に保つ。従って、架空送電線1の異常振動を防
止できる。
なお、絶縁物4として碍子の他に、シリコンゴム、フ
ァインセラミックス、プラスチック等からなるものを使
用できる。
また、連結部5は少なくとも1箇所が前述した所定の
動きをする構造であれば、他の連結部は動きのない固定
連結部であってもよい。
また、相間スペーサ3としては、絶縁物4の他に、長
さ調整用部材を介在させた構造のものにも、同様の連結
部5を介在させることにより、使用できる。
第2図は各相の架空送電線1が2導体の場合に本発明
を適用した例を示したものである。この場合には、同相
の架空送電線1間は別のスペーサ10で連結され、異なる
相の一方の架空送電線1間が第1タイプの相間スペーサ
2で連結され、異なる相の他方の架空送電線1間が第2
タイプの相間スペーサ3で連結されている。
このようにしても同様の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る架空送電線路では、
同一径間内で隣接する架空送電線を第1タイプの相間ス
ペーサと第2タイプの相間スペーサとでそれぞれ連結
し、第1タイプの相間スペーサと第2タイプの相間スペ
ーサは一方向にのみ曲がる少なくとも1つの連結部をそ
れぞれ備え、第1タイプの相間スペーサの連結部の曲が
り方向を隣接する架空送電線を含む面の方向に設定し、
第2タイプの相間スペーサの連結部の曲がり方向を隣接
する架空送電線を含む面に対して直角方向に設定してい
るので、第1タイプの相間スペーサが線路方向に対して
直交する方向の風に対して架空送電線を一定間隔に保
ち、第2タイプの相間スペーサが線路方向の風に対して
架空送電線を一定間隔に保ち、即ち全方向の風荷重に対
して第1タイプ,第2タイプの相間スペーサが架空送電
線を一定間隔に保つことができ、このため全方向の風荷
重に対して常に一定間隔の相間を保たせることができ
て、架空送電線の異常振動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1,第2実施例の側面図及
び斜視図である。 1……架空送電線、2……第1タイプの相間スペーサ、
3……第2タイプの相間スペーサ、4……絶縁物、5…
…連結部、6……電線把持金具、7……連結板材、8…
…連結ピン、9……電線保護線層、10……スペーサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−74116(JP,A) 特開 平1−214209(JP,A) 実開 昭48−32890(JP,U) 実開 昭48−32891(JP,U) 実開 昭60−129835(JP,U) 実開 平2−41619(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一径間内で隣接する架空送電線が第1タ
    イプの相間スペーサと第2タイプの相間スペーサとでそ
    れぞれ連結され、 前記第1タイプの相間スペーサと前記第2タイプの相間
    スペーサは一方向にのみ曲がる少なくとも1つの連結部
    をそれぞれ備え、 前記第1タイプの相間スペーサの前記連結部の曲がり方
    向は前記隣接する架空送電線を含む面の方向に設定さ
    れ、 前記第2タイプの相間スペーサの前記連結部の曲がり方
    向は前記隣接する架空送電線を含む面に対して直角方向
    に設定されていることを特徴とする架空送電線路。
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