JPS591390Y2 - 架空送電線の横振れ防止型ジヤンパ装置 - Google Patents
架空送電線の横振れ防止型ジヤンパ装置Info
- Publication number
- JPS591390Y2 JPS591390Y2 JP1980073115U JP7311580U JPS591390Y2 JP S591390 Y2 JPS591390 Y2 JP S591390Y2 JP 1980073115 U JP1980073115 U JP 1980073115U JP 7311580 U JP7311580 U JP 7311580U JP S591390 Y2 JPS591390 Y2 JP S591390Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transmission
- jumper
- transmission line
- fixed
- rigid arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は架空送電線の横振れ防止型ジャンパ装置に関
するものである。
するものである。
従来、架空送電線のジャンパ装置としては、耐張鉄塔を
中心とした左右両側の送電線本線を全長が可撓撚線から
なるジャンパ導体やその可撓撚線の中間部を剛性部材に
添設保持させてなるジャンパ導体や中間部を良導電金属
剛性体とすると共にその両側部分を可撓撚線としてなる
ジャンパ導体等により相互に電気的に接続し、かつその
ジャンパ導体の左右各個の途中部分を剛性腕杆の下端部
に連結固定すると共に、剛性腕杆の上端部を本線長手方
向と交叉すると面内で揺動することのないように耐張碍
子連と送電線本線との間にあるヨーク等の支持金具に連
結固定してなる型式のものが知られており、そしてこの
型式のジャンパ装置によれば、前記剛性腕杆により、鉄
塔アームおよびジャンパ導体間の垂直絶縁間隔を所定の
値に規定するようジャンパ導体全体の形態を安定化させ
ることができ、また剛性腕杆は補強体としての働きも有
するのでジャンパ導体の横振れを防止することができる
ものであるが、しかしこの場合、上記剛性腕杆の上端部
はヨーク等の支持金具に対して、本線長手方向と交叉す
る面内では揺動できないように連結されているので、横
方向風圧などの外力による曲げモーメントが常時作用す
る剛性腕杆の上端部での応力集中が甚だしく、そのため
ついにはその上端部での材質疲労により剛性腕杆が破断
して重大な事故が生じる恐れがあった。
中心とした左右両側の送電線本線を全長が可撓撚線から
なるジャンパ導体やその可撓撚線の中間部を剛性部材に
添設保持させてなるジャンパ導体や中間部を良導電金属
剛性体とすると共にその両側部分を可撓撚線としてなる
ジャンパ導体等により相互に電気的に接続し、かつその
ジャンパ導体の左右各個の途中部分を剛性腕杆の下端部
に連結固定すると共に、剛性腕杆の上端部を本線長手方
向と交叉すると面内で揺動することのないように耐張碍
子連と送電線本線との間にあるヨーク等の支持金具に連
結固定してなる型式のものが知られており、そしてこの
型式のジャンパ装置によれば、前記剛性腕杆により、鉄
塔アームおよびジャンパ導体間の垂直絶縁間隔を所定の
値に規定するようジャンパ導体全体の形態を安定化させ
ることができ、また剛性腕杆は補強体としての働きも有
するのでジャンパ導体の横振れを防止することができる
ものであるが、しかしこの場合、上記剛性腕杆の上端部
はヨーク等の支持金具に対して、本線長手方向と交叉す
る面内では揺動できないように連結されているので、横
方向風圧などの外力による曲げモーメントが常時作用す
る剛性腕杆の上端部での応力集中が甚だしく、そのため
ついにはその上端部での材質疲労により剛性腕杆が破断
して重大な事故が生じる恐れがあった。
この考案は、前述の問題を有利に解決した架空送電線の
横振れ防止型ジャンパ装置を提供することを目的とする
もので゛ある。
横振れ防止型ジャンパ装置を提供することを目的とする
もので゛ある。
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を示すもの
であって、送電線本体2の端部が引留クランプ9に圧着
固定され、またその引留クランプ9がヨーク等の支持金
具6および耐張碍子連5を介して鉄塔アーム10に固定
されて前記送電線本線2が鉄塔1に対して耐張支持され
、さらに全長が可撓撚線11からなるジャンパ導体3の
端部に圧着されているソケット12が引留クランプ9に
固定され、かくして鉄塔1を中心とした左右両側の送電
線本線2がジャンパ導体3を介して互いに電気的に接続
されている。
であって、送電線本体2の端部が引留クランプ9に圧着
固定され、またその引留クランプ9がヨーク等の支持金
具6および耐張碍子連5を介して鉄塔アーム10に固定
されて前記送電線本線2が鉄塔1に対して耐張支持され
、さらに全長が可撓撚線11からなるジャンパ導体3の
端部に圧着されているソケット12が引留クランプ9に
固定され、かくして鉄塔1を中心とした左右両側の送電
線本線2がジャンパ導体3を介して互いに電気的に接続
されている。
前記ジャンパ導体3の左右各側の途中部分には、鋼等の
金属材料からなる剛性腕杆4の下端部が取付金具13を
介して連結固定され、またその剛性腕杆4の上端部は、
自身の長手方向と直交すると共に平面から見て線路方向
に延長する枢軸7によって送電線本線2の長手方向と交
叉する面内で揺動自在となるように支持金具6の下面に
連結され、さらに線路方向から見た上記剛性腕杆4の両
側近傍には、第2図に示すように、上端部が吊り金具1
4を介して支持金具6の下面に固定され、かつ下端部が
留め金具15を介して取付金具13に固定されている高
抗張力金属撚線等の金属線材製テンションメンバー8A
、8Bが緊張状態に添設されている。
金属材料からなる剛性腕杆4の下端部が取付金具13を
介して連結固定され、またその剛性腕杆4の上端部は、
自身の長手方向と直交すると共に平面から見て線路方向
に延長する枢軸7によって送電線本線2の長手方向と交
叉する面内で揺動自在となるように支持金具6の下面に
連結され、さらに線路方向から見た上記剛性腕杆4の両
側近傍には、第2図に示すように、上端部が吊り金具1
4を介して支持金具6の下面に固定され、かつ下端部が
留め金具15を介して取付金具13に固定されている高
抗張力金属撚線等の金属線材製テンションメンバー8A
、8Bが緊張状態に添設されている。
第3図はこの考案の第2実施例を示すものであって、全
長が可撓撚線11からなるジャンパ導体3の中間部が、
鉄塔アーム10および耐張碍子連5の下方においてほぼ
水平に延長する剛性部材16に沿って平行に配置される
と共に、それら両者が長平方向に間隔を置いて配置され
た多数の連結具17により相互に固定されて剛性ジャン
パ部18が構成され、かつその剛性ジャンパ部18の端
部付近に剛性腕杆4の下端部が取付金具13を介して連
結固定されているが、その他の構成は第1実施例と同様
で゛ある。
長が可撓撚線11からなるジャンパ導体3の中間部が、
鉄塔アーム10および耐張碍子連5の下方においてほぼ
水平に延長する剛性部材16に沿って平行に配置される
と共に、それら両者が長平方向に間隔を置いて配置され
た多数の連結具17により相互に固定されて剛性ジャン
パ部18が構成され、かつその剛性ジャンパ部18の端
部付近に剛性腕杆4の下端部が取付金具13を介して連
結固定されているが、その他の構成は第1実施例と同様
で゛ある。
第4図はこの考案の第3実施例を示すものであって、鉄
塔アーム10および耐張碍子連5の下方においてほぼ水
平に延長するアルミパイプ、アルミ棒またはアルミチャ
ンネル等からなる良導電金属剛性杆19およびその両側
に直列に接続されている可撓撚線11によりジャンパ導
体3が構成され、かつ前記良導電金属剛性杆19の端部
付近に剛性腕杆4の下端部が取付金具13を介して連結
固定されているが、その他の構成は第1実施例と同様で
ある。
塔アーム10および耐張碍子連5の下方においてほぼ水
平に延長するアルミパイプ、アルミ棒またはアルミチャ
ンネル等からなる良導電金属剛性杆19およびその両側
に直列に接続されている可撓撚線11によりジャンパ導
体3が構成され、かつ前記良導電金属剛性杆19の端部
付近に剛性腕杆4の下端部が取付金具13を介して連結
固定されているが、その他の構成は第1実施例と同様で
ある。
この考案によれば、ジャンパ導体3の左右各側の途中部
分を送電線本線2および耐張碍子連5の間にある支持金
具6に対して剛性腕杆4により連結固定しているので、
鉄塔アーム10とジャンパ導体3間の垂直絶縁間隔Hを
所定の値に規定するようジャンパ導体3全体の形態を安
定化させることができると共に、特に剛性腕杆4の上端
部が耐張碍子連5と送電線本線2との間にある支持金具
6に、送電線本線2の長手方向と交叉する面内で揺動自
在に連結されているので、線路方向と直角な横方向風圧
が作用しても、最早剛性腕杆4の上端部に応力集中が生
じることはなく、そのため横方向風圧の繰返し作用によ
る剛性腕杆4の上端部での破断の恐れを確実に防止する
ことができ、かつ線路方向からみて剛性腕杆4の両側付
近には、実質的に上端部が支持金具6に、また下端部が
ジャンパ導体3に固定されている金属線材製テンション
メンバー8A、8Bが緊張状態に添設されているので、
横方向風圧が作用しても剛性腕杆4が、したがってジャ
ンパ導体3が横振れすることもなく、さらに横方向風圧
に基づく繰返し引張力を受けて疲労したテンションメン
バー8A、8Bを単に張り換え交替するだけの簡単な作
業を行なうだけで、所期の効果を長期間にわたって奏し
得る等の効果が得られる。
分を送電線本線2および耐張碍子連5の間にある支持金
具6に対して剛性腕杆4により連結固定しているので、
鉄塔アーム10とジャンパ導体3間の垂直絶縁間隔Hを
所定の値に規定するようジャンパ導体3全体の形態を安
定化させることができると共に、特に剛性腕杆4の上端
部が耐張碍子連5と送電線本線2との間にある支持金具
6に、送電線本線2の長手方向と交叉する面内で揺動自
在に連結されているので、線路方向と直角な横方向風圧
が作用しても、最早剛性腕杆4の上端部に応力集中が生
じることはなく、そのため横方向風圧の繰返し作用によ
る剛性腕杆4の上端部での破断の恐れを確実に防止する
ことができ、かつ線路方向からみて剛性腕杆4の両側付
近には、実質的に上端部が支持金具6に、また下端部が
ジャンパ導体3に固定されている金属線材製テンション
メンバー8A、8Bが緊張状態に添設されているので、
横方向風圧が作用しても剛性腕杆4が、したがってジャ
ンパ導体3が横振れすることもなく、さらに横方向風圧
に基づく繰返し引張力を受けて疲労したテンションメン
バー8A、8Bを単に張り換え交替するだけの簡単な作
業を行なうだけで、所期の効果を長期間にわたって奏し
得る等の効果が得られる。
第1図はこの考案の第1実施例を示す側面図、第2図は
第1図のA−A線矢視図、第3図および第4図はそれぞ
れこの考案の第2実施例および第3実施例を示す側面図
である。 図において、1は耐張鉄塔、2は送電線本線、3はジャ
ンパ導体、4は剛性腕杆、5は耐張碍子連、6は支持金
具、7は枢軸、8は金属線材製テンションメンバー、9
は引留クランプ、10は鉄塔アーム、11は可撓撚線、
12はソケット、13は取付金具、14は吊り金具、1
5は留め金具、16は剛性部材、17は連結具、18は
剛性ジャンパ部、19は良導電金属性杆である。
第1図のA−A線矢視図、第3図および第4図はそれぞ
れこの考案の第2実施例および第3実施例を示す側面図
である。 図において、1は耐張鉄塔、2は送電線本線、3はジャ
ンパ導体、4は剛性腕杆、5は耐張碍子連、6は支持金
具、7は枢軸、8は金属線材製テンションメンバー、9
は引留クランプ、10は鉄塔アーム、11は可撓撚線、
12はソケット、13は取付金具、14は吊り金具、1
5は留め金具、16は剛性部材、17は連結具、18は
剛性ジャンパ部、19は良導電金属性杆である。
Claims (1)
- 耐張鉄塔1を中心とした左右両側の送電線本線2を相互
に電気的に接続しているジャンパ導体3の左右各側の途
中部分に剛性腕杆4の下端部が固定され、その剛性腕杆
4の上端部が耐張碍子連5と送電線本線2との間にある
支持金具6に、送電線本線2の長平方向と交叉する面内
で揺動自在に連結され、かつ線路方向からみた上記剛性
腕杆4の両側付近に、実質的に上端部が支持金具6に下
端部がジャンパ導体3にそれぞれ固定されている金属線
材製テンションメンバー8A、8Bが緊張状態に添設さ
れていることを特徴とする架空送電線の横振れ防止型ジ
ャンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980073115U JPS591390Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 架空送電線の横振れ防止型ジヤンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980073115U JPS591390Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 架空送電線の横振れ防止型ジヤンパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56174915U JPS56174915U (ja) | 1981-12-24 |
JPS591390Y2 true JPS591390Y2 (ja) | 1984-01-14 |
Family
ID=29436036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980073115U Expired JPS591390Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 架空送電線の横振れ防止型ジヤンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591390Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2905027B2 (ja) * | 1993-03-23 | 1999-06-14 | 日本碍子株式会社 | ジャンパ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369480A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Control circuit of discharge lamp lighting device |
-
1980
- 1980-05-29 JP JP1980073115U patent/JPS591390Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369480A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Control circuit of discharge lamp lighting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56174915U (ja) | 1981-12-24 |
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